「新世紀東京国際アニメフェア21」開幕
DC「機動戦士ガンダム 連邦 VS. ジオン&DX」がプレイアブルで出展

2月15日~17日まで開催 (15、16日の12時まではビジネスデー)

入場料:1,000円 (中高生 500円、小学生以下無料)

 新旧のアニメ関連の情報を集めた展示会「新世紀東京国際アニメフェア21」が15日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は17日までだが、16日の12時まではビジネスデーとなっており、一般ユーザーは基本的にはいることはできない。入場料は大人が1,000円、中高校生は50円、そして小学生以下は無料となっている。

 主催は新世紀東京国際アニメフェア21実行委員会だが、実行委員長が石原慎太郎都知事であることからもわかるとおり、東京都が中心となって開催したショウである。このため他の展示会同様ビジネスデーが設置されており、ユーザーサイドに向けたものと言うよりは、国内外に向け産業として紹介し商談の場となっている印象が強い。ビジネスデーなので当然といえば当然だが、各社ブースの雰囲気もゲームショウやキャラクターショウに比べるとストイックで、お祭りっぽさが少なく感じた。各社ともブースの小間が小さく (ジブリでさえも3小間程度) 、こういったことが影響しているのかもしれない。

 ブロッコリーなども出展し、グッズなどの販売も行なってはいるが、アニメファンが本当に好きな部分とショウそのものが微妙にずれている感は否めない。あくまでもショウの目的が違うと言うことを認識した上で、見たいものにポイントを絞って見に行くのであれば楽しめるだろう。特に昔のアニメなどが展示されているコーナーもあるので、30歳台のファンにとっては懐かしさいっぱいだろう。

 そんな中、ゲーム各社も少なからず出展している。最も注目なのはガンダム関連で固めたバンダイであり、4月の発売が予定されているドリームキャスト版「機動戦士ガンダム 連邦 VS. ジオン&DX」が注目だろう。

■ バンダイブースはガンダム関連がメイン
  DC「機動戦士ガンダム 連邦 VS. ジオン&DX」がプレイアブルで出展

 「新世紀東京国際アニメフェア21」において最も大きなブースを構えているのがバンダイなのだが、そのブースはまさにガンダム一色と言っていい。ゲームからおもちゃまで最新のグッズ関連を展示しており、逆にアニメーションに関する展示は少ないと感じるほど。

 そんななか最も注目なのは、今回のショウがはじめての展示と思われるドリームキャスト版「機動戦士ガンダム 連邦 VS. ジオン&DX」だろう。4月11日発売予定と言うことでプレイアブル版が出展されている。「機動戦士ガンダム 連邦 VS. ジオン&DX」は2枚組となり、「機動戦士ガンダム 連邦 VS. ジオン」が1枚に収録され、もう一枚に「機動戦士ガンダム 連邦 VS. ジオンDX」が収録されているようだ。もちろん通信対戦が可能だが、異なるバージョンとの対戦や、プレイステーション 2版との通信対戦は不可能となっている。会場で見た感じではなかなか良くできており、完全移植と言っても遜色ない感じだった。

 試遊台のそばではムービーが流されており、そこには「機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記」のムービーも流されていた。アニメパートの新作が40分もあることや簡単な仕様が公開されている。17日の15時からはブースにおいて「ジーク・ジオン」の演説シーンの公開録音が開催されるので、ファンは行くしかないだろう。

 このほか、2足歩行するザクのラジコン「TECH ROID R/C MS-06F ZAKU II」や、十数センチという小さいモデルながら充電すると2足歩行する「MICRO-BOTS」なども展示されている。

ドリームキャスト版「機動戦士ガンダム 連邦 VS. ジオン&DX」が3台設置されていた。もちろんプレイアブル。アーケード版も連邦2台ジオン公国2台でプレイ可 ワンダースワンもずらり7台の試遊台で「SDガンダム オペレーション U.C.」などを遊ぶことができる まもなく第1回予約分が届けられる予定の「TECH ROID R/C MS-06F ZAKU II (量産型)」、「TECH ROID R/C MS-06S ZAKU II (シャア専用)」。一定時間毎に実演もあり
ガチャガチャと派手なアクションで闘ってくれる「MegaHouse Interactive Action Figure」。各17,800円が高いと考えるか、安いと感じるか…… こちらは十数センチのモデル「MICRO-BOTS」。充電すると2足歩行することがカワイイ 携帯型の小さいゲーム機「SDガンダム Gジェネレーションポケット」。“0079”と“オペレーションメテオ”の2種類を用意



■ ジブリブースではタイトー「ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国」を体験可能

 ジブリブースでは初夏に公開を予定している映画「ギブリーズ episode2」や「猫の恩返し」を出展。ブースの入り口には「ギブリーズ episode2」とタイアップしているタイトーのPS2用ソフト「ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国」の試遊台が設置してあり遊ぶことができる。ギブリーズのキャラクタはすでに収録済みのバージョンで、このキャラクタを見ることができるほか、自分で新たなキャラクタを作ることもできる。

 また、通路側に展示されているプラズマディスプレイでは最新のムービーが流されている。所々ゲームの映像が流れるほか、淡いパステル調の色彩を使ったアニメパートは必見の美しさだ。

ジブリブースの入り口に「ラクガキ王国」の試遊台がセットされている ジブリが製作中の映画「ギブリーズ epsode 2」とタイアップしており、登場キャラクタがゲーム内にも登場する ブースの表に設置されているプラズマディスプレイでも映像が流されている



■ コナミ、「メタルギア ソリッド2」や「ときめきメモリアル」などを展示

 コナミは中心にディスプレイを設置し、その周りを取り囲むように最新ゲームなどを説明するボードを展示。グッズを販売する「こなみるく」も出展している。コナミブースでとにかく注目なのが「ときめきメモリアル」シリーズの等身大フィギュアがズラリと並んでいるところだろう。これだけ並ぶと圧巻である。

ブース内には各ゲームの解説などが展示されている。メインのディスプレイのそばには「メタルギア ソリッド2」が展示されている。また、そばには発売中のフィギュアも飾られている コナミブースで最も目を引くのが「ときめきメモリアル」シリーズの等身大フィギュアがズラリと並んでいるところ。壮観としか言いようがない



■ ナムコはストイックにアニメを上映

 ナムコブースではディスプレイが1台設置してあるだけのストイックなブースとなっている。この1台のディスプレイで繰り返しCGアニメーション「ゼビウス」や「テイルズ オブ エターニア THE ANIMATION」などのムービーを流している。

□「新世紀東京国際アニメフェア21」のホームページ
http://www.taf.metro.tokyo.jp/top.html
□関連情報
【2月4日】タイトー、新世紀東京国際アニメフェア21「スタジオジブリ」ブースでPS2「ラクガキ王国」を出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020204/taito.htm
【2月12日】「新世紀東京国際アニメフェア21」15日に開催
ナムコ、コナミなどゲームメーカーも出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020212/anime.htm

(2002年2月15日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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