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スクウェア・エニックス、「EverQuest2 日本語版」の最新情報を公開 |
月額料金:未定
株式会社スクウェア・エニックスは、現在ローカライズ作業中のMMORPG「EverQuest2 日本語版(EQ2)」の最新情報を公開した。EQ2日本語版に関しては、現在ベータテスターの募集を受付中である。これは来年1月10日の締切となっているので、興味のある読者は募集要項を確認の上是非ともご応募頂きたい。
■ クラスツリーまで導入された緻密な生産システム
冒険時のフィールドにてアーティザンに必要な材料を収集できる。画面は斧を振りかざし、材木を伐採しているシーンだ |
アーティザン用のクラスツリーは、「ファイター」や「クレリック」等といった冒険者用とはまったく異なる体系である。そして、各クラスは武器、防具、裁縫、家具等といった分野にそれぞれ特化しており、一人のキャラクタだけで総てのジャンルを専攻できない。ゲームの中盤以降においては、優れたアーティザンによって作られた各種アイテムは、ダンジョンで得られるマジックアイテムと同等以上の価値を持つ。そのため比較的早い段階から、プレーヤー同士で必要なアイテムをお互いにやりとりしていくのだ。
そこには、ダンジョンでモンスターを倒したりする冒険とは別の形の、EQ2アーティザンならではの醍醐味があるだろう。本稿では、アーティザン用のクラスツリーと共に、それぞれの特色を簡潔に説明していこう。
「EverQuest 2」アーティザンクラスツリー
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アーティザン | クラフトマン | プロヴィジョナー ウッドワーカー カーペンター |
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アウトフィッター | アーマラー ウェポンスミス テイラー |
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スカラー | ジュエラー セイジ アルケミスト |
●クラフトマン(Craftsman)
クラフトマンは、家具調度や弓矢、杖など木製の武器類を造ることに長けたアーティザンである。それだけでなく、クラフトマンは王宮の食卓に並べられるような料理や、渇ききったオーガの喉を潤す酒をこしらえることでも知られている。
ウェポンスミスは、ソード、アックス、ダガー、ハンマーなど金属製の武器の作成に長じている。ウェポンスミスの鍛えた上等の武器を持たずに危険な場所へ冒険に出るのは自殺行為といっても過言ではないだろう。
テイラーは、ライトアーマーを装備する冒険者たちのために、革や布で上質の防具を作り出してくれる。また日常の衣服や儀式用の礼装を仕立てるのもテイラーが得意とするところである。
魔術や神秘の技に関する知識ならば誰にも負けないのがセイジである。彼らはその知識を駆使してコンバットアーツや呪文の極意を巻物に記し、冒険者たちのために供している。
アルケミストは様々な材料を調合し、魔法のポーションや危険な毒薬を生み出すものたちである。アルケミストによって調合された薬品は、戦闘においてはパーティの回復を助け、敵にはダメージを与えるのである。
アーティザンの専用ツール アーティザンのクラスによって、必要とする生産ツールは異なる。生産活動時はツール毎に独特なモーションが用意されており、見ているだけで楽しい |
■ 前作の面影を残しつつ大きな変貌を遂げた冒険用ゾーン
続いてはEQ2における主な冒険の舞台となる、屋外及びダンジョンのゾーンをいくつか紹介していこう。今回紹介する6つのゾーンの内、5つに関してはEQ1にも登場している。EQ1の経験者であれば、それぞれのゾーンで起こった当時のエピソードを幾つも思い出せるのではないだろうか。EQ2へと至る500年の歳月を経て、それぞれのゾーンがどのように生まれ変わったのかに注目してほしい。
【アントニカ】 | ||
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Good系の拠点であるQeynosに隣接した屋外ゾーン。Qeynosにて基本的な知識を身につけた冒険者は、いよいよこのゾーンから本格的なEQ2の冒険が始まる |
【コモンランド】 | ||
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一方のコモンランドは、Evil系の拠点であるFreeportに隣接したゾーンである。レベル帯はアントニカと同じだが、全体的に薄暗い景観が印象的だ |
【ブラックバロウ】 | ||
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Gnollの住まう天然洞窟。EQ1と同様Qeynos方面のキャラクタにとっては、パーティプレイの登竜門としての位置づけにあるダンジョンだ |
【ラニーアイ】 | ||
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こちらはGoblinが多数たむろするダンジョン。QeynosとFreeportを除いたEQ1の街はほぼ壊滅しているが、ダンジョンに関しては比較的原型を留めているようである |
【嘆きの洞窟(Wailing Caves)】 | ||
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本稿の中では唯一の、EQ2で初登場のダンジョンである。コモンランドの北部に入口があり、Evil系キャラクタにとっては最初に立ちふさがる難関となるだろう |
【カジック・シュール】 | ||
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EQ1に登場した邪神“カジック・シュール”を奉るための祭壇が、至るところに建てられている。EQ2では終盤に訪れることになる高難易度ゾーンである |
EverQuest is a registered trademark of Sony Computer Entertainment America Inc. in the United States and/or other countries. (C) 2004 Sony Computer Entertainment America Inc. All Rights Reserved.
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□「EverQuest II」のページ (和文)
http://www.playonline.com/eq2/
□Sony Online Entertainmentのホームページ
http://www.station.sony.com/
□「EverQuest II」の公式ページ (英文)
http://EverQuest 2.station.sony.com/
□関連情報
【12月10日】スクウェア・エニックス、「EverQuest2 日本語版」の最新画面を公開
日本語仕様の最新画面が続々公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041210/eq2jp.htm
【12月1日】「EverQuest 2」スターティングガイド・後編
いよいよQeynos・Freeportから冒険をスタート!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041201/eq2pre2.htm
【11月30日】「EverQuest 2」スターティングガイド・前編
序盤のゲーム展開を交えながら前作との相違点を解説
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041130/eq2pre1.htm
【11月5日】「EverQuest II」日本語版開発者インタビュー
英語版の発売日が急遽決定、日本語版の開発状況やいかに?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041105/eq2int2.htm
【6月21日】「EverQuest II」日本語版プロデューサーSage Sundi氏特別インタビュー
「単なるローカライズではなく、日本のユーザーに合わせたカルチャライズを目指す」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040621/eq2int.htm
(2004年12月24日)
[Reported by 川崎政一郎]
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