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コナミ、リアル系プロ野球ゲームに新旋風
PS2「プロ野球スピリッツ2004」を3月25日に発売

3月25日 発売

価格:6,800円

 コナミ株式会社は、プレイステーション 2用リアルプロ野球ゲーム「プロ野球スピリッツ2004」を3月25日に発売する。価格は6,800円。

 野球ゲームを楽しむための基本的な仕組みとして大事なのは、「投球」と「打撃」のシステムが一番のポイントではないだろうか。「プロ野球スピリッツ2004」では「投球」、「打撃」のシステムを進化させ、従来のリアル系野球ゲームでは得ることができなかった、戦術的な駆け引きをよりいっそう楽しむことができる。当然のことではあるが、選手の動きやグラフィックなどはリアルに再現されている。

 また、解説には打撃解説として田尾安志氏、秋山幸二氏。投手解説として牛島和彦氏、宮本和知氏。実況には山口富士夫氏を起用。豪華布陣の解説がゲームをよりいっそう盛り上げてくれる。

 では早速、「プロ野球スピリッツ2004」ならではの「投球」、「打撃」システムを紹介したい。

 「投球」は「ダイレクト投球システム」を採用。これは、画面上に表示されているキャッチャーの部分を見て投球のタイミングを計るというもの。このタイミングによりコントロールと球威が決定する。

画面上方に表示されているキャッチャーに注目。投球のタイミングがうまく合えばワクは小さくなるが、失敗するとワクが大きくなり打たれやすい「甘い球」となってしまう。タイミングが非常に重要となってくる


 もうひとつ、投球システムとして「投球着弾点」と呼ばれるシステムがある。「投球着弾点」とは、投球コースをボールの形をしたアイコンで表示したもの。投球のタイミングによってアイコンの大きさに変化が表われる。球威のある球ならアイコンは小さく、甘い球なら大きくなるといった感じでアイコンの大きさが変化する。これによりバッターの視点から「投球着弾点」を見ると、アイコンの大きさによって球の打ちやすさが決まるといっていいだろう。

画面をよくみるとボールが2つある。手前に表示されているアイコンが「投球着弾点」 2枚の画像(中央と右側)を見比べてもらえばわかるが、「投球着弾点」の大きさに違いがあるのがわかるだろうか。右側の画像は「投球着弾点」が大きいのでバッターに見破られやすく、打たれやすい


 「打撃」システムは、“ミートゾーン”と“凡打ゾーン”の2つゾーンをミックスして、打撃に厚みを加えた形となっている。ミートゾーンで打てばヒットになりやすい打撃となり、凡打ゾーンで打つと文字通り凡打で終わってしまう可能性が高い。

バッターの手前に表示されている、青いバットの形をしたものが凡打ゾーン。凡打ゾーン内にあるオレンジ色のゾーンがミートゾーン 凡打ゾーンは全選手ほぼ同じ大きさであると言っていいだろう(見た感じでは若干程度の差があるぐらい)。だが、ミートゾーンは選手によって大きさが異なる。この差は、実際のプロ野球のデータが反映されているところだろう



 本作には「対戦」、「ペナント」、「ルーキー」、「VPショップ」、「ホームラン競争」、「アレンジ」、「ユーティリティ」、「トレーニング」、「遊び方」の9つのモードが用意されている。このモードの豊富さも本作の魅力のひとつであるといっていだろう。

 「対戦」

 文字通りに、好きなチームを選んで友達やCOMと試合を行なうことができるほか、COM同士の試合観戦もできる。試合前にオーダーなどの変更を自由に行なうことができたり、DH制の解除や球速レベルの設定なども行なうことができる。

好きな球場を選ぶこともできる。たんに試合をこなすだけでなく、打率や配球などの試合結果も確認することできる細かさ


 「ペナント」

 12球団の中から好きなチームを選び、2004年度のペナントレースを戦い抜くモードであるが、“真剣ペナント”と“レギュラーペナント”の2種類のモードで遊ぶことができる。

 真剣ペナントは自分でプレイするモードで、レース中にはイベントなども発生するという。イベントで得ることのできる「監督コマンド」を使用することで、トレードや途中入団などを行なうことができるほか、選手激励や「覚醒選手」発掘なども行なえる。

 「レギュラーペナント」は、自分で作ったチームでペナントレースを戦い抜くことができるほか、日程の早送りなど細かい設定を自分の手で決めることが可能。

画像は“真剣ペナント”。選手としてのはプレイはもちろんだが、同時に監督となって選手のコンディションの管理やトレードも行なうといったプレイスタイルは、従来の野球ゲームにはなかったのではないだろうか


 「ルーキー」

 オリジナル選手の育成を行なうためのモード。育成のために用意されている舞台は「自主トレ」、「キャンプ」、「オープン戦」の3つ。平均プレイ時間は1時間程度なので、理想の選手ができるまで何度でもプレイすることができるというお手軽さ。

顔や体形など、かなりのパーツが用意されているのでお好みの選手を作成することもできるだろう。また、バッティングフォームも用意されている。作成した選手は「ペナント」などのモードでも活躍させることも可能


 「VPショップ」

 「VPショップ」の「VP」とは“ビクトリーポイント”の略。他のモードで遊ぶことによりVPが貯まる。貯まったVPは、「VPショップ」で買い物に使用することができる。

選手のユニフォームや球場などを購入することができる。また、選手の能力を引き出す「覚醒能力」といったゲームの展開を左右するようなものもある


 「ホームラン競争」

 ホームランを何本打てるかを競い合うモード。従来の野球ゲームにも当たり前のように用意されているモードであるが、本作では「VP」を賭けることができるので、「VP」を増やしたい場合は積極的にこのモードで遊ぶといいだろう。

右の画面を見てみると、2コンボと表示されている。どうやら連続でホームランを打つことで、得られるVPも増えていくようだ


 「アレンジ」

 オリジナルチームを作るためのモード。「ルーキー」で作成した選手や同社が発売している人気野球ゲーム「パワプロ10」、「パワプロ10超決定版2003メモリアル」のサクセス選手データを移植させ、自分だけのオリジナルチームを作り上げることができる。オーダーやチーム方針、背番号の設定を変更することも可能。

設定できる項目は非常に多い。面倒な作業でもあるが、細かい設定を行なうことで理想に近いオリジナルチームを作り出すことが可能となる


 「ユーティリティ」

「パワプロ10」、「パワプロ10超決定版2003メモリアル」からサクセス選手の移植を行なうためのモード。また、「通常能力」や「覚醒能力」といった選手データを観覧することもできる。データのセーブやロード、サウンド設定を行なうものこのモード。

本作に登場する選手は528選手。全ての選手データを把握できるのは、プロ野球ファンのみならずプレーヤーにとってもうれしいの一言ではないだろうか


 「トレーニング」、「遊び方」

 「トレーニング」は「投球」、「打撃」、「守備」の3つを練習するモード。「遊び方」は、アドバイスつきのムービーで操作方法をレッスンしてくる。本作の新システムを理解し、より楽しく遊ぶためにはこの2つのモードは基礎であり重要なモードであるといえるだろう。

練習をすることで腕は確実に上達するので、自分の弱点を練習で克服することが勝利への第一歩となる


(C)2004 Konami Computer Entertainment Studios
(社)日本野球機構公認 / NPB BIS プロ野球公式記録使用 / フランチャイズ12球場公認

□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□製品情報
http://www.konamistudio.com/prospi2004/
□関連情報
【2月26日】コナミ、「Get Ride! アムドライバー」でTVアニメ参入 GBAソフトも開発中
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040226/amd.htm
【2月20日】コナミ、難事件を推理で解決!! GBA「探偵学園Q 究極トリックに挑め!」を3月4日に発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040220/tantei.htm
【2月18日】コナミ、PS2「ウイニングイレブン7 インターナショナル」 発売記念イベント「FOOTBALL JAM SESSION」を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040218/win.htm

(2004年3月6日)

[Reported by 志賀康紀]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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