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コナミ、PS2「ウイニングイレブン7 インターナショナル」
発売記念イベント「FOOTBALL JAM SESSION」を開催

2月18日 開催

【ワールドサッカーウイニングイレブン7 インターナショナル】
2月19日 発売予定

価格:6,980円 (プレミアムパッケージは12,980円)

 株式会社コナミは18日、プレイステーション 2用「ワールドサッカーウイニングイレブン7 インターナショナル」の発売を記念して「FOOTBALL JAM SESSION」を開催した。このイベントは、19日の発売よりひと足早く同タイトルがプレイできるとともに、スポーツキャスターの中西哲夫氏と、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏の通訳としてお馴染みになったフローラン・ダバディー氏によるトークショーに参加できるというもので、ゲームファンにもサッカーファンにも楽しみな内容。会場となった渋谷スペイン坂にあるレストランには、先着150名という入場整理券を求めてファンが開場を待つ行列をつくった。

 「ワールドサッカーウイニングイレブン7 インターナショナル」は、ウイニングイレブンシリーズの最新作。ヨーロッパを中心とする6カ国語に対応して、より臨場感あふれる解説でゲームが楽しめるようになったのが最大の特徴だ。対応する言語は、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語。また、2003~2004シーズンに対応し、ユベントス、フェイエノールトなどの著名クラブチームも実名になった。ほかにも、日本代表選手もシリーズ最大の45人が登場するなど、最新作にふさわしいチューンナップが施されている。

 トークショーが始まるまでのフリープレイの間、来場したユーザーとコナミのスタッフによる対戦も行なわれ、見事勝利を納めたユーザーには後ほどトークゲストの中西さんとダバディーさんのサインが入ったカレンダーカードがプレゼントされるという特典もあった。

渋谷スペイン坂にあるレストランで開催された「FOOTBALL JAM SESSION」。全部で9台の試遊台が店内に用意されていた ひと足はやく「ワールドサッカーウイニングイレブン7 インターナショナル」が楽しめるとあって、ウイイレファンが多数集まった コナミスタッフとの対戦に勝利すると、この日のふたりのゲストのサイン入りカレンダーカードとの引換券がもらえた


今回の解説のなかには、中西哲夫氏が「クロスバーの上!」と叫んで、ジョン・カビラ氏が「中西さん、それ僕の仕事ですよ」と切り返す裏ワードがあるとのこと
オフザボールの位置でファウルがあったのも見逃さず、すかさずリプレイして解説をはじめるフローラン・ダバディー氏。確かに、心底楽しそうにプレイをしている
 トークショーのゲストは、「ウイニングイレブン6」からジョン・カビラ氏とコンビを組んでゲーム解説を担当しているスポーツキャスターの中西哲夫氏と、元日本代表監督フィリップ・トルシエ氏の通訳を務めたフローラン・ダバディー氏。中西氏は元Jリーガーで、ダバディー氏の祖父はパリの伝統的なクラブチームのオーナーだったということで、揃ってサッカーとの関わりは子供の頃からとのこと。

 冒頭の話題は、現実の日本代表のゲーム事情から……。前作「ウイニングイレブン6」の発売日が2002年ワールドカップの合宿開始直後ということで買いに行くことができないため、コナミに頼み込んで早めに譲ってもらったという話や、日本代表のゲームでも、トルシエが右サイドに起用する明神を左サイドで使って合宿所で遊んでいてトルシエに見つかった話などをダバディー氏が披露。また、中西氏は現在2006年ワールドカップのアジア第1次予選のために帰国している中村俊輔選手に関して「(新作を)イタリアに持って帰りたいというから、今日中か明日の帰国までには届けなくちゃいけない(笑)」と紹介した。

 中西氏は6カ国語に対応した今作について「俊輔君も、これでイタリア語でチームメイトとプレイできる。これからもやりこむと思いますよ」とコメント。また、ロナウドが結構ウイニングイレブンが上手らしい……という噂についてダバディー氏は「一般的にはFWよりも守備的MFのほうが(ゲームは)うまい。今度確かめてみようと思います(笑)」といっていた。

 実況の録音作業について中西氏は「ウイイレ6のときは『中西むかつく』と言われたこともあったんですよ(笑)。だから今回はどうしようかと思いましたが……」と言いつつ、小さな子供からウイイレの実況の人として声をかけられることもあるそうで、本当に楽しんでこの仕事をやっているという。前作では130センテンスだった実況ワードも、DVD化された現在は10倍の1,300センテンスにも達している。喉の状態や他の仕事との関係上、週1回ずつ3時間のレコーディングを行ない、7週間にも及ぶ録音作業となったそうだ。

 実況録音の多くは、特に画面などは見ずに用意された原稿を読むというパターンになるそうで、スタジオでカビラ氏と一緒に“緑のランプがついたら喋る”のを繰り返すそうだ。そんなときの息抜きはきまって“ビルの1階にあるスタバのコーヒー”だそうで「スタバの店員さんなら、僕とカビラさんがちょくちょく来たら、(ウイイレの新作が)そろそろ出るな……と気がつくかも知れません」とのこと。

 もちろん、画面を見ながら喋ったフレーズをピックアップするという方法もあるという。最初に撮ると楽しくないので、作業を通じて思いついたものを最後にまとめて撮るというアドリブでは、今回、中西氏が「クロスバーの上!」と叫んで、カビラ氏が「中西さん、それ僕の仕事ですよ」と切り返す裏ワードがあるとのこと。なかなか聞くことができないそうなので、運良く聞けた人はラッキーかも知れない。こうした裏ワードはほかにもいくつかあるようだ。

 いっぽうダバディー氏は自他ともに認めるゲームオタクということで「サッカーゲームは世界中のものを全部やっています。でも、『ウイニングイレブン』シリーズは別格の出来」と評価する。徹夜でプレイしていることもたびたびあるそうだが、テレビ番組などで中西氏やカビラ氏と共演してもゲーム実況のほうがしっくりきて、実際の方に違和感があるというほどのはまりよう。コナミが主催した芸能人大会でも優勝したそうで「決勝が始まる前は、ワールドカップより緊張した(笑)」とのこと。ちなみに、このときの賞品は現在の日本代表監督であるジーコ氏のサイン入りポスターだったそうだ。

 そのダバディー氏、CPU相手のデモプレイに加えて、会場に訪れたウイニングイレブンユーザー3名との対戦プレイを行なったが、確かにうまい。しかもヘッドセットタイプのマイクを付けて、解説しながらプレイをしているのはすごい。CPU相手では、プレイを一時中断したリプレイのモードで、ボールがない位置でのファウルについてチェックを入れるなどマニアぶりを見せつけ、中西さんから「心底楽しんでいますね。本当に自宅で遊んでいるのと同じ」とつっこみをいれられていた。

 そのダバディー氏は、来場したユーザー3名と対戦。CPU相手も含め、4試合のうち3試合は“クロアチア”のナショナルチームを選択「汚いサッカー(笑)、泥臭いカウンターサッカーをするのが好き」なんだという。ダバディー氏に勝つか引き分けると、コナミグッズの入ったコナミセットが賞品としてもらえるのだが、引き分けでもダバディー氏の負けになるので「攻めのサッカーは苦手」というダバディー氏には難しいルールだった。

 この対戦でもダバディー氏は、フィールドのコンディションや時間帯の設定、観客数の設定など、対戦ごとにこと細かい調整をみせ、ゲームオタク&サッカーマニアぶりを披露。第1戦はセットプレーで先制されたものの、「トルシエに教わったフラット3(笑)」から前線にパスを送り、うまいパス回しと、ゴール前で冷静にスルーするという技術を見せ、引き分けに持ち込んだ。

 第2戦はPKエリア内でシミュレーション臭いダイブを見せたダバディー氏が、PKで先制。いわく「こういうプレイが理想なんですよ(笑)。(ゲームで)できるようになったのがうれしい」とのこと。それでも、ユーザーは「ウイニングイレブン4」からプレイしているという強者で、後半に追いつかれてまたもや引き分け。第3戦もループシュートで先制を許したが、今度は後半に華麗なパスワークでひとり余してゴール。いずれも引き分けに終わった。

 結果として賞品のコナミセットはすべてユーザーにプレゼントされたわけだが、スコア上はすべて引き分け。プレイ中も、オフサイドやボールを奪い合うシーンでは手をあげてアピールして見せたり、ポイントとなるシーンではすかさずリプレイモードにするなどのサービスも含め、かなりの実力を見せていた。

来場したユーザーの中から3名と対戦。“好きなチーム”のクロアチアを使ってプレイ。生で解説した中西氏も、思わずうなるほどのプレイを次々と披露 スコア上は3戦ともすべて1-1の引き分けに終わったため、用意されたコナミセットはすべてプレゼントされた アディダスとのコラボレートによる特製ジャージを同梱して発売される限定のプレミアムパッケージ(12,980円)も紹介された


□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□「ワールドサッカーウイニングイレブン7 インターナショナル」のページ
http://www.konamityo.com/we/
□「プレミアムパッケージ」ニュースリリース
http://www.konami.co.jp/press/2004/01/001/r.16.01.09.html

(2004年2月18日)

[Reported by 矢作晃]

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