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「Xbox Championship Vol.3 ~Halo~」
東京地区予選には有力選手が続々登場!

12月14日 開催

会場:秋葉原 アソビットシティ 1階

開始直前の会場前。ただでさえ人通りの多い秋葉原だけに、まさに黒山の人だかりといった様子
 マイクロソフト株式会社が11月29日から開催している、Xbox用「Halo」の全国大会「Xbox Championship Vol.3 ~Halo~」。全国7店舗で行なわれる地区予選の最後となる東京地区大会が、12月14日に、秋葉原アソビットシティで開催された。

 予選には個人戦に約170人、チーム戦に約30チームが参加するという大盛況ぶり。個人戦の後に団体戦が行なわれたため、両方に出場する選手も多かったが、それでもアソビットシティ1階の会場は参加者と観戦者で大混雑。アソビットシティの関係者も、「まさかここまで集まるとは……」と言葉を漏らすほどだった。

 個人戦は、Xboxを4台接続し、最大16人での対戦を行なった。マップは全試合で「Hang 'em High」を使用。ルールは「Slayer」で、誰かが15KILLした時点で試合終了。終了時点でKILL数の多かった8人が次の対戦に進める。これを繰り返し、決勝大会に出場する上位10人を決定した。

 試合は「自分以外は全て敵」という状況なだけに、四方八方から攻撃が飛び交い、銃撃の音が鳴り止まない激しい闘いとなった。主に敵へ突撃していくタイプと、なるべく安全なところでスナイプするスタイルが見られたが、KILL数のみを競うルールのため、DEATH数を気にせず突っ込むプレーヤーが有利に試合を進めることが多かった。また、武器を拾いに行く時間もなければ、終止敵に狙われていて余裕もないため、初期武器だけで突撃する方がKILL数には繋がっているようだった。再出現ポイントも勝負を大きく左右し、銃撃が行なわれている近くに出現できれば有利だが、大きく離れた場所に出た場合は接近に時間がかかり、不利になる様子が見られた。

 また、これはレギュレーションの問題なのだが、16人が埋まらない試合では、画面を3分割して対戦が行なわれていた。このため、横長の広い画面で戦うプレーヤーと、その半分の大きさの画面で戦うプレーヤーが発生し、やや公平さを欠くように思われた。

 そんな中、安定して高順位をキープしているプレーヤーは、やはり命中率の高さが光っていた。乱戦の中、素早く敵に狙いをつけ、射撃を的確に命中させることが何より重要であることは間違いない。

激戦区は死屍累々。秒単位で戦場が発生し、他に移っていくという展開 やられている間にスコアを確認し、作戦を変更することも必要 DEATH数の数はスコアに影響しない。勝者も意外とDEATHが多かった


 試合が進むにつれ、有力選手の顔ぶれも目立ち始めた。昨年5月に行なわれた「HALO Championship in Japan」の優勝選手である小池さんや、「Xbox Championship Vol.1」でも優勝した大会常連の穂刈さんなど、全国大会での優勝候補も順調に勝ちあがった。試合も徐々に接戦が多くなり、声援も試合が進むにつれ大きくなった。

 個人戦最後となる試合は、店舗優勝を決める決勝戦。既に決勝大会への出場権を手にした上位8名で行なわれたが、店舗優勝賞品として5.1chサラウンド・システムが用意されているだけに、大会はギャラリーも含めていよいよヒートアップ。

 人数が8人とやや少なくなったためか、試合は比較的静かな立ち上がり。しかしひとたび銃撃戦が始まると、全員がそれを見逃さずに集まり、あっという間に死体の山。その中で頭ひとつ抜け出したのは、[ASE]YASUHIROさん。13KILLまで獲得し、もう一息で優勝というところで、「YASUHIRO優勝だ!」という友人の声援に気を取られたか、突如失速。そのスキを突いて、2位につけていたbuto-haさんが素早く15KILLを奪い取り、ゲームセット。

 優勝したbuto-haさんは、「優勝するつもりで練習してきました」と、決勝大会にも期待できるコメントを残してくれた。このほか、2位の[ASE]YASUHIROさんや、前評判の高かった小池さん、穂刈さんなど上位10名が、12月20日に東京 ヴェルファーレで行なわれる決勝大会への出場権を獲得している。

決勝戦の結果。DEATH数が揃っているところからも、激しい戦いだったことがうかがえる 優勝したbuto-haさん。強気な発言をしていても、やはり優勝は相当嬉しい様子 決勝大会出場の10名。仲のいい人もいるようで、決勝では「今のお前かよ!」などと言いつつ楽しんでいた


 個人戦の終了後、続けて団体戦が行なわれた。マップは「Battle Creek」、ルールは「Oddball」の2分間制。ドクロ型のボールを、チーム全員の累積で、先に2分間キープしたほうが勝利となる。1チームは3人で、3対3の直接勝負が行なわれた。

 チームメンバーとの意思疎通が重要となるこのルールでは、やはりチーム内での会話や、適切な指示、および情報提供の有無が明暗を分けた。敵がどこにいるか、ボールは誰がキープしているか、誰がどのような装備を持っているかなどを把握しつつ、各個撃破されないようにチーム一丸となった動きが取れているチームが有利に戦いを進めていた。

 試合は一方的な展開になることが多かったが、決勝大会への出場を決める対戦では、かなりの接戦が繰り広げられた。ただボールを守るのではなく、敵が来たらあえてボールを投げ捨て、銃で迎撃してから再度持ち直すテクニックなど、相当な練習を積んできたことをうかがわせるプレイも多数見られた。

 賞品のコードレスヘッドホンシステムをかけた店舗決勝戦は、ボールを巧みにパスしてつなぐ「殺し合いの祭典」チームが、「BOX606」チームの追撃を見事に振り切り、一方的な展開で勝利を収めた。個人戦と同じ会場で行なわれる決勝大会には、この2チームが出場する。

 意外なことに、決勝大会に出場する2チーム6人のなかで、個人戦でも決勝大会への出場権を得たのは、「殺し合いの祭典」チームのVF-1Sさんのみ。個人戦優勝のbuto-haさんを擁するチームが準決勝で敗退するなど、団体戦では個人のスキルよりもチームワークが大切であることが如実に現れる結果となった。

 団体戦では、残り時間が少なくなるとギャラリーからカウントダウンが聞かれるなど、決勝大会さながらの盛り上がりようだった。20日に行なわれる決勝大会では、さらに白熱した試合が行なわれることを期待したい。

持ったボールをどうキープするかが問題。立てこもるか、走って逃げるか 少人数戦ではアイテムも重要。先行してアイテムを取ってから合流などの作戦も取れる ボールを捨てて反撃。敵にボールを拾わせて撃ち殺すという作戦も見られた

決勝戦はワンサイドゲーム。「殺し合いの祭典」チームはやられたときのリカバリーが素早かった 「殺し合いの祭典」チーム(前)と「BOX606」チーム(後)。「BOX606」チームは結成3日の急造チームだとか


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HALOは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

□Xboxのホームページ
http://www.xbox.com/ja-JP/
□ニュースリリース
http://www.xbox.com/ja-JP/event/championship/halo/default.htm
□製品情報
http://www.xbox.com/ja-JP/games/halo/default.htm
□関連情報
【10月23日】マイクロソフト、Xbox「Halo」を使った全国大会
「Xbox Championship Vol.3」を開催。団体戦も実施予定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031023/xbox.htm
【9月28日】TGS2003ブースレポート ~Xbox編 Part3~ 「Xbox Championship Vol.2」決勝戦がXboxブースで開催 関西地区代表の田中雅人さんが見事優勝を勝ち取る
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030928/xbox.htm
【6月28日】「Xbox Championship Vol.1 ~ソウルキャリバーII~」
激戦を勝ち抜いたのは穂刈(正)氏
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030628/sc2.htm
【2002年5月27日】「HALO Championship in Japan」全国大会決勝大会。初代チャンピオン決定!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020527/halo.htm

(2003年12月15日)

[Reported by 石田賀津男]

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