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E3 Media & Business Summit 2008 現地レポート

スクウェア・エニックス ブースレポート
Xbox 360「インフィニット アンディスカバリー」、DS「クロノ・トリガー」を体験

7月16~18日(現地時間) 開催

会場:Los Angels Convention Center

 Microsoftのカンファレンスで、欧米向けにXbox 360版「FINAL FANTASY XIII」を提供すると発表して会場を沸かせたスクウェア・エニックス。同社は今回、ミーティングルームをオープンにして新作タイトルの紹介を行なった。

 さすがに「FINAL FANTASY XIII」のプレイアブルデモは用意されていなかったが、北米で展開予定の数タイトルの試遊台が置かれていた。今回は、日本でも発売前のタイトルとなる、Xbox 360用「インフィニット アンディスカバリー」と、先日発表されたばかりのニンテンドーDS用「クロノ・トリガー」の2本をプレイした。

左はミーティングルーム内、右はSHOWCASE PAVILIONのコーナー。どちらも自由に出入りできた



■ Xbox 360「インフィニット アンディスカバリー」

アニメとリアルの間を行くような、特徴的な陰影表現をしている
 トライエースとスクウェア・エニックスが手がけるXbox 360専用RPG。アクション要素の強いRPGを得意とするトライエースの作品ということもあってか、E3では主に戦闘パートを体験できる形で試遊台が置かれていた。

 戦闘では基本的に、プレーヤーは主人公を操作する。パーティーの仲間は自動的についてきて、敵が接近すると攻撃を始める。主人公は剣を抜いて構えると、近くの敵を自動でターゲットするので、後はボタンを押せば攻撃する。攻撃ボタンはAとBがあり、Aを連打していると通常攻撃をし、AAABなど途中でBボタンを押すことで、強力な技が発生する。出せる技はBボタンを押すタイミングによって変化する。

 3D空間での戦闘なので、敵の死角にもぐりこんでから攻撃したり、遠距離攻撃をよけることも可能。また味方と連携して攻撃を連続で当てるとコンボ数が表示される。空中に打ち上げる技の後にさらに攻撃を仕掛ければ、格闘ゲームのように空中コンボ数もカウントされる。ライフ的には倒した敵も、オーバーキルの状態でさらに攻撃をしかけてコンボ数を稼げる。スタッフによると、これによって得られる経験値にボーナスが付くという。

 パーティは最大4人の構成で、メンバーは入れ替え可能。場所によっては、2つのパーティを同時に出せる場所もあり、別パーティのメンバーはライフゲージなどは見えないものの、主人公と行動を共にする。1匹のモンスターを相手に8人が集中攻撃することもあり、派手な攻撃が重なると、一瞬画面が真っ白になるほど。その間もコンボ数は爆発的に増えていくので、単純に戦闘しているだけでも爽快感があって楽しめる。

 ただこれは敵にしても同じで、強力な範囲攻撃を仕掛けられると、一気に全滅というパターンもあった。リアルタイムに進行するアクションRPGだけに、低レベルクリアを目指す硬派なプレーヤーにも、歯ごたえのある作品となりそうだ。

 映像面では、ややアニメ調の陰影表現を取り入れているが、セル画そのものといった雰囲気ではない。装備品などは繊細なラインで描かれており、アニメとリアルの間を行くようなビジュアルになっている。また全体的に光の表現が美しく、明るく透明感のある、ファンタジックな映像にまとめられている。

 北米では9月2日に59.99ドルで、日本では9月11日に8,190円で発売予定。スクリーンショットはこちらの記事に掲載しているので、あわせてご覧いただきたい。



■ DS「クロノ・トリガー」

 1995年にスーパーファミコン用として発売されたRPGの移植版。スクウェアとエニックスの合併話など誰も夢にも思っていない頃、スクウェアの「ファイナルファンタジー」の生みの親である坂口博信氏と、エニックスの「ドラゴンクエスト」を手がける堀井雄二氏、鳥山明氏が開発に携わったということで、大きな話題を呼んだ。ボリューム的にも、当時としては最大級の大作である。

 内容的にはリメイクではなく移植という印象で、グラフィックスや音楽は、スーパーファミコン版を忠実に再現している。バトルのルールについても、敵と味方の位置関係が影響するアクティブタイムバトル方式という形で変更はない。

 大きな変更点は2つで、1つはインターフェイス周り。ゲームは基本的に上画面で進行し、下画面はステータスやコマンド入力などのインターフェイスとして使われる。これはタッチスクリーンで操作が可能になったということより、戦闘中にも上画面がウインドウでごちゃつかないので、見やすくなったことがメリットといえる。

 もう1つはオープニングムービーの追加。厳密にはプレイステーション版で追加されたもので、スーパーファミコン版では、ゲーム中のシーンを集めた構成にテーマソングをかぶせていたが、DS版ではテーマソングを若干アレンジし、アニメーションによるムービーを追加している。

 日本では2008年冬、北米では2008年ホリデーシーズンに発売予定としている。

【スクリーンショット】
グラフィックスはスーパーファミコン版を忠実に再現した形。インターフェイス周りでDSならではのアレンジが加えられている


[インフィニット アンディスカバリー] (C)2008 SQUARE ENIX CO.,LTD./Microsoft Corporation. All Rights Reserved. Developed by tri-Ace Inc.
[クロノ・トリガー] (C)1995,1999,2008 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
Characters:(C)1995,1999 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. (C)1995,1999 バードスタジオ/集英社

□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.com/jp/
□関連情報
【7月15日】スクウェア・エニックス、「FF XIII」のQ&Aセッション開催
日本では従来どおりPS3版のみ展開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080715/sqex.htm
【7月15日】E3 2008、Microsoftメディアブリーフィング最新タイトル一挙紹介!!
ハードコアからカジュアル、ファミリーまで網羅する圧倒的布陣
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080715/ms.htm

(2008年7月19日)

[Reported by 石田賀津男]



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