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会場:マイクロソフト代田橋オフィス
■ 体験版経験済みの猛者達が集結!! 落ち着いた環境でゆっくりフリープレイ
正午過ぎに開始された体験会は4時間弱に及び、その前半では24台の対戦台を使ったフリープレイが実施された。Xbox 360で6月5日に公開された体験版を相当やり込んだと見られるプレーヤーも多く、対戦の内容は最初からハイレベルだった。製品版に含まれる多くのマップは体験版のものより広大さが増しているものも多く、ゲームでサポートされている12対12人の規模にほどよくマッチしている。 フリープレイでは石油精製所、軍事基地、農場など、4種類ほどのゲームフィールドを体験することができた。特に農場のマップでは広大な平地が広がる場所が多く、攻撃側・防御側それぞれの基地に配備されている戦車、装甲車、ヘリを使った壮絶な撃ち合いが展開された。マップの幅が広いため、歩兵として戦場の脇をコソコソと進み、誰にも気づかれないうちに「金塊」を奪取してしまうようなスニーキングプレイも楽しい。 プレーヤーの評判も上々で、「製品版が欲しくなった~!」という声もそこかしこから聞こえてきた。会場に集まったのプレーヤーは、あらかじめ「バッドカンパニー」の情報を事前にしっかりと把握し、体験版でしっかりとプレイしてきた人々が中心であっただけに、好評の声は製品版が期待通りの出来であったことを如実に表しているようだ。
■ スコアランキング大会でちょっぴり見えた、製品版マップでの戦いのコツ
試合は、本作の「部隊」システムを利用して各4人単位のチームを編成して対決。エレクトロニックアーツのスタッフチームと筆者を含むメディアチームも参加させていただき、部隊単位の総合スコアを競う真剣勝負が展開された。勝敗は部隊員全員のスコア総計で決まるため、互いに声かけをしながらプレイする集団もある。さながら即席のクラン戦といった緊張感だ。 参加者を入れ替えて前後2回戦で行なわれた対決の1回戦、圧倒的なハイスコアを記録したのは防御側を担当したチームだ。彼らによると、ゲームに登場するクラスの中でも「工兵」が強いらしい。敵部隊の搭乗兵器を簡単に処理することができる上に、メイン装備のショットガンは、「金塊」の防衛で頻発する近距離戦闘で一撃必殺の攻撃力を持つからだ。4人1組のチーム単位で競ったため全体的に連携が意識されたこともあり、ロケットランチャーで搭乗兵器を破壊すれば一気に4人を撃破できることもあって、ハイスコア達成に効果的だったようだ。 同じマップで行なわれた第2回戦では別の方法で筆者も少々の活躍をすることができた。防衛側チームに参加した筆者は地の利を生かし、攻撃チームが丘を越えてくるゲーム序盤では、防衛陣地に据え置かれている機関銃を操作した。これが圧倒的に強く、敵を2発程度で倒せる攻撃力の上、遠距離でも正確だ。開始5分ほどで20人以上を倒したところでスコアは単独トップ。ここで「空気を読む」ことにして「金塊」の防衛に徹し、スコアの伸びはゆるやかになったものの防衛チームは勝利。個人スコアとしてはトップを飾って終えることができた。 製品版をプレイするときには、「工兵」への対策と、据え置き型の銃座への警戒の2点がトッププレーヤーの条件となりそうだ。攻撃側・防衛側に分かれてプレイする非対称なゲーム性のため、一見防衛側が有利に見えるシーンが多いものの、実際のオンラインプレイでこのバランスが再現されるか、見てみたい。 こうして、今回の「バトルフィールド:バッドカンパニー」体験会は、製品版発売日への強い期待を参加者に与える形で円満に終了した。各参加者の声を聞き、本作がXbox 360における対戦型FPSの決定版になりそうな印象を強くした次第だ。8月28日にはプレイステーション 3版も登場するので、国内でのFPS人気に火をつける存在になるかもしれない。まずはLIVEでのオンラインプレイを味わえる日を楽しみに待ちたいところだ。
□エレクトロニック・アーツのホームページ (2008年6月23日) [Reported by 佐藤カフジ]
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