自分だけの水族館でヒーリング! セガトイズ「プライベートオーシャン」
「プライベートオーシャン」 |
発売 |
セガトイズ |
価格 |
14,490円 |
電源 |
ACアダプタ (同梱) |
発売日 |
発売中 |
|
パッケージ。キャッチコピーは「自宅で眺めるオーシャンリゾート」 |
これは“大人のためのトイ”だ。もし。あなたが会社や学校でストレスを感じていて、癒しを求めるのなら、このトイはきちんと応えてくれる。筆者は、すっかりハマっていて、今では寝る前のリラクゼーションには欠かせないアイテムになっている。
■ 筆者絶対のおすすめのアイテム。この内容で14,490円は安い!
「プライベートオーシャン」は、言うなればデスクトップの海。大型高解像度モノクロ液晶(320×240ドット)に、100匹以上の海洋生物が映し出される。海洋生物は基本的にはシルエットで描かれているが、3Dレンダリングされそのモーションは限りなくリアル。こんな商品だ。
初めのうちは、リアルな海洋生物たちの動きに、「うぉ~凄い!」と歓声が上がる。しかし、しばらくすると、「プレイベートオーシャン」が発するヒーリングの効果に、心が静かになっていくのを感じるだろう。
「プライベートオーシャン」の利用方法は、基本的には眺めているだけ。海底は6画面分、海上は1画面分あり、自動的に画面がスクロールして海底や海上の模様を映し出す。画面には常に海洋生物が映し出され、見ていて飽きることはない。マイワシやサンマの大群が目の前を横切ったかと思えば、マンタやイルカなどの珍しい海洋生物が姿を見せる。海底に目をやれば、タカアシガニが横歩きをしている……そんな感じだ。
画面の色調は海底らしく青色なのだが、内蔵されいるライトの演出によって、ときには陽が差したように明るくなったり、ときには緑色に変化したりと、幽玄な表情を見せる。
|
|
|
本体の大部分を占める大型液晶画面。海底や海上の様子がスッと目に飛び込んでくる |
部屋を暗くして撮影したところ。新設計のバックライトを搭載し、暗闇でもこんなに明るく映える |
本体の上部にあるボタン類も光る。時計やサウンドのボリューム調整に使う。中央にあるのが決定ボタンだ |
|
本体のサウンドバーを押すと、「ポーン」と反響音が海底に鳴り響き、マイワシやサンマなどの小魚が画面から逃げるように姿を消す |
同様にサウンドの演出も秀逸だ。海底では泡の「ポコポコポコ……」という音が常に流れていて、まるで海の中に潜っているよう。シュノーケルやダイビング経験のある方は、いっそうリアルに感じるはずだ。海上では押し寄せる波と風の音がささやくように鳴り響く。
海洋生物に干渉することも可能だ。本体のサウンドバーを押すと、反響音が鳴り、魚たちは画面の外へ逃げていく。逃げた魚たちはしばらくすると、また戻ってくる。ちょっとしたいたずら、といった風情だ。ただし、大きな海洋生物などは逃げることがない。「この魚は逃げるかな?」と感心を持ちながら試してみるのも一興だ。
「プライベートオーシャン」本体に、iPodなどのオーディオ機器を接続し、音楽を再生すると、本体に内蔵されたモノラルスピーカーを通じて音楽が鳴り響く。モノラルという規格に不満を抱く方もいるかと思うが、それは早計というもの。モノラル独自の丸くて、温かみのある音が、液晶画面に映し出される海洋の世界にマッチングしていて、実にハマるのだ。流す音楽は何でもいいが、クラシック音楽やアンビエントミュージック、映画のサウンドトラックなどがマッチングするだろう。
|
|
付属のオーディオケーブル。規格は35mm。いわゆるミニプラグだ |
iPod classicを接続したところ。iPod側で音楽を再生すれば、「プライベートオーシャン」本体背面にあるスピーカーから音が鳴る |
|
時計機能。小魚が集まってきて数字をつくる。中央の「:」をクラゲが演じているのがおもしろい |
時計の機能もある。「プライベートオーシャン」本体の決定ボタンを押すと、魚たちがわらわらと集まってきて、「20:30」などの数字を形作るのだ。この様子はユーモラスで、一見の価値ありだ。時間を設定すれば、アラームを鳴らすことも可能だ。アラームの音がカモメの鳴き声となっているのも、おもしろい。
このようにいくつかの機能はあるのだが、やはり主役は液晶画面に映し出される海底の様子と海洋生物だろう。くり返しになるが、海洋生物たちの動きは、実にリアル。種類も豊富で、時間に応じて登場する種類も変化する。そのため、「プライベートオーシャン」を眺めるたびに新発見があり、飽きるということがないのだ。
価格こそは14,490円と1万円を超えるが、筆者は「安い!」と断言できる。この素晴らしいデスクトップの海洋世界をできる限り多くの人に体験していただきたい。
最後に筆者が撮影した海洋生物たちの様子をご覧いただきたい。動きがブレているのは、その海洋生物の遊泳が速いためだ。ご容赦いただきたい。
|
|
|
チョウハン |
カラフトマス |
セミクジラ |
|
|
|
フウセンウナギ |
ジンベイザメ |
シャチ |
|
|
|
アオウミガメ |
クロマグロ |
バンドウイルカ |
|
|
|
マンタ |
ザトウクジラ |
タカアシガニ |
|
|
|
イッカク |
マンボウ |
ホオジロザメ |
|
|
ダイオウイカ |
タツノオトシゴ |
Copyright 2007 (C) SEGA TOYS
□セガトイズのホームページ
http://www.segatoys.co.jp/
□「プライベートオーシャン」のページ
http://www.segatoys.co.jp/private_ocean/
毎週、電子系のおもちゃを中心にオススメのおもちゃをご紹介しています。「このおもちゃ、気になるけど面白いかなぁ」といったものを徹底的に遊び倒し、その面白さをお伝えしていきます。取り上げて欲しいおもちゃなどがありましたらドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部) → game-watch@impress.co.jp ←
(2008年6月12日)
[Reported by 元宮秀介]
Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします
ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp
Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|