組み立て!飛行!空中バトル! 3拍子そろったロボットトイ! ウィズランド「空中戦記エアボッツ」
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「空中戦機エアボッツ ブラウストーム」 |
「空中戦機エアボッツ ベルデトルネードEX」 |
発売 |
ウィズランド |
価格 |
2,992円 |
価格 |
3,465円 |
電源 |
単3電池×4(別売) |
発売日 |
発売中 |
今回紹介する「空中戦機エアボッツ」は、コロコロ世代直撃の子供むけのToyなのだが、38歳の筆者も夢中になってしまった。これは面白い! ロボットのカスタマイズ、空中飛行、空中バトルと3拍子そろった楽しみがあり、どれも奥深く作られている。大人もハマる完成度なのだ。筆者は、いたく感激した。
【パーツ系のラインナップが揃っている】 |
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「バトルチューブ」
発売 ウィズランド
価格 399円
発売日 発売中
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「ボディ・アーム・レッグパーツセット シュバルストームタイプ」
発売 ウィズランド
価格 819円
発売日 発売中
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「ローターセット クリアーブラック」
発売 ウィズランド
価格 378円
発売日 発売中
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「ギアボックス・コネクタセット」
発売 ウィズランド
価格 1,260円
発売日 発売中
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■ 豊富なパーツ類でカスタマイズが可能!
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「ベルデトルネードEX」を組み立てたところ。「バトルチューブ」も取り付けて、いつでも飛べる状態だ |
「空中戦機エアボッツ」は、いくつかのパッケージや細かなパーツ類が発売されているので、これから始めようとする人は多少戸惑いを覚えるかもしれないが、実は簡単だ。
基本となるのは、「空中戦機エアボッツ ブラウストーム」か「空中戦機エアボッツ シェルバストーム」だ。これらのパッケージには、空中対戦バトルロボ「エアボッツ」とロボット交換用手足×2セット、コントローラ×1、保護用ゴーグルが収納されている。遊びに必要なものは、すべてそろっている。筆者は、「ブラウムストーム」を購入した。
その豪華版といえるのが、「空中戦機エアボッツ ベルデトルネードEX」か「空中戦機エアボッツ クリムゾントルネードEX」だ。名前の末尾に「EX(エクストラ)」がつけられたこのシリーズは、「エアボッツ」の彩色、造形がグレードアップし、高級感のある仕上がりになっている。また、別パーツとして発売されている「バトルチューブ」も同梱され、より初心者が遊びやすいように配慮がなされている。筆者は両者のうち、「空中戦機エアボッツ ベルデトルネードEX」を購入した。
各種パーツにも触れていこう。
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「バトルチューブ」。対戦相手のケーブルと自分のケーブルが絡み合うことを防ぎ、操作性も向上させている |
「バトルチューブ」は、「エアボッツ」で思い切りバトルを楽しむためには、必携ともいえるパーツ。「エアボッツ」本体とコントローラをつなぐケーブルをチューブで包み込むことによって、左右への移動が容易になり、また対戦相手のケーブルに絡みにくくなる。
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「空中戦機エアボッツ ボディ・アーム・レッグパーツセット シェバルストームタイプ」。ブラックのボディが格好よく、男の子の心をくすぐりそうだ |
「空中戦機エアボッツ ボディ・アーム・レッグパーツセット」は、その名の通り、「エアボッツ」のボディと腕と足のパーツがセットになっている。自分だけの「エアボッツ」を作りたいときに必要となるアイテムだ。カラーリングに応じて、「ブラウストームタイプ」と「シェバルストームタイプ」の2種類が用意されている。筆者は、両者のうち、「シェバルストームタイプ」を購入した。
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「空中戦機エアボッツ ローターセット クリアーブラック」。色別の性能差はなく、色の好みによって付け替える |
「空中戦機エアボッツ ローターセット」は、「エアボッツ」を飛行させるためのローター(プロペラ)のセット。「クリアーブラック」、「クリアーブルー」、「クリアーレッドカラー」の3種類があり、好みに応じて選べるようになっている。自分の「エアボッツ」のローターの色を変え、独自の仕様にカスタマイズするのに最適だ。
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「空中戦機エアボッツ ギアボックス・コネクタセット」。空中戦機エアボッツ ボディ・アーム・レッグパーツセット」には、ギアがないので、これと組み合わせる |
「空中戦機エアボッツ ギアボックス・コネクタセット」は、「エボッツ」を空中に飛行させるギアやコネクタがセットになっている。「空中戦機エアボッツ ボディ・アーム・レッグパーツセット」と組み合わせて使う。
■ 空中飛行に空中バトル! 空飛ぶロボットを操作する醍醐味を味わえる
さて、いよいよ「エアボッツ」を空中に飛ばしてみよう。筆者はまず、「空中戦機エアボッツ ベルデトルネードEX」を手にした。「バトルチューブ」の入った豪華版だ。パッケージから中身を取り出して、それぞれのパーツをひとつずつ確認した。「ギアボックス」が組み込まれたメインボディに、アームパーツとレッグパーツがそれぞれ2個ずつ用意されている。アームパーツとレッグパーツの組み合わせで、離着陸に応じた「ランディングモード」、飛行に適した「フライトモード」、1対1の空中バトルが楽しめる「バトルモード」に変更できる。
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「ベルデトルネードEX」。左からランディングモード、フライトモード、バトルモード。アームパーツとレッグパーツがモード別に変わっているのがおわかりだろうか |
アームパーツとレッグパーツをメインボディにはめ込んだら、今度は「バトルチューブ」の中にケーブルを組み込んでいった。この組み込みがなかなか大変で、時間がかかる。ケーブルが長いので仕方がない。
「バトルチューブ」にケーブルを組み込んだら、準備は完了だ。右手でコントローラを握り、左手で「バトルチューブ」のグリップをつまみ、いざ飛行へ! コントローラのスロットルレバーを親指で押し、オンの状態にすると……ローターが回転し、「エアボッツ」が飛翔した! 興奮したのもつかの間、「エアボッツ」は天井にぶち当たったり、筆者の背中へ回り込んだり、と四方八方へと飛んでいくではないか。もっと簡単に飛ぶと思ったのに……と少々がっかりしながら、試行錯誤していくと、次第にコツが飲み込めてきた。
筆者はコントロールレバーを最後まで押してフルパワーにしていたのだが、これがいけなかった。コントロールレバーは押し込まず、中くらいの押し具合がよい。こうすれば「エアボッツ」の飛行は安定し、「バトルチューブ」のグリップを左右に動かすことで、「エアボッツ」を右へ旋回させたり、左へ旋回させたりすることができるようになったのだ。当初がっかりしたのは、筆者の勇み足のせいだった。反省。
しかし、自在に飛ばせるとなると、俄然と面白くなってきた。目の前を10センチ超のロボットが飛んでいるのだ。めちゃくちゃ格好いいではないか。その様子を眺めているだけで目尻が下がる。何分でも何十分でも飛ばしていたいくらいだ。
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「空中戦機エアボッツ ブラウストーム」や「空中戦機エアボッツ ベルデトルネードEX」に付属のゴーグル。大人の顔にもフィットする大きさだ |
「エアボッツ」を飛行させる場合は、不意の事故でローターで目を傷めないように、ゴーグルをかける |
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空中静止する「エアボッツ」。左手で握っているグリップで左右への旋回を行なえる。筆者は眼鏡をかけているので、それをゴーグルの代用にしている |
「エアボッツ」は左右に取りつけられた2枚のローターで飛行する。その様子がよくわかるだろう |
飛行を十分に楽しんだら、今度は空中バトルがしたくなった。ライバル機となる「ブラウムストーム」を組み立てる。「ベルデトルネード」と「ブラウムストーム」ともどもアームパーツ、レッグパーツを取り替えて、バトルモードにチェンジさせる。
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「ブラウムストーム」。左からランディングモード、フライトモード、バトルモードだ |
空中バトルのルールは、こうだ。制限時間1分の間に、「エアボッツ」同士をぶつけあい、相手のパーツを弾き飛ばすのだ。アームパーツなら1ポイント、レッグパーツなら2ポイント獲得でき、最終的な得失点で勝敗を決する。
この空中バトルもめちゃくちゃ面白かった。バトルがスタートすると、プレーヤーはお互いに自分の「エアボッツ」を相手の「エアボッツ」にぶつけようと操作する。「エアボッツ」同士、すぐにぶつかることもあれば、なかなかぶつからないこともあり、そこにドラマが生まれる。「エアボッツ」同士がぶつかったときの迫力は満点だ。「バリバリバリ……」と、ローターが相手のメインボディにぶち当たる音が鳴り響き、お互いのアームパーツやレッグパーツを弾き飛ばそうとする。結果は……筆者の負け。編集者の操る「ブラウムストーム」によって、筆者の「ベルデトルネード」のアームパーツが弾き飛ばされてしまったのだ。アームパーツを欠いた「ベルデトルネード」はバランスを崩し、飛行が不安定になった。そこへ編集者の操る「ブラウムストーム」が追い討ちをかけ、今度はレッグパーツを取られてしまった。完敗だった。
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空中バトル。プレイヤーは互いに相手の「エアボッツ」に自分の「エアボッツ」を体当たりさせるように操作する |
2台の「エアボッツ」がぶつかりあうと、その衝撃やローターの回転によって、互いのパーツが弾き飛ぶ |
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付属のポートを利用して、ランディングに挑戦。テーブルが近づくに連れ、パワーをオフに近づけ、着地をめざす |
しかし、筆者の胸のうちは、スカッとした爽快感に満ちていた。こんなにも迫力とスピード感のある空中バトルを体験したことがなかったからだ。「エアボッツ」を開発したスタッフの遊び心に頭が下がる思いだ。
最後のチャレンジとして、飛行中の「エアボッツ」を地面に着陸させるランディングに挑戦してみた。さまざまな遊びの中で、これがいちばん難しかったかもしれない。「バトルチューブ」を操作して「エアボッツ」をテーブルの上に着地させようとも、レッグパーツとテーブルがなかなか平行にならず、繊細な操作を要求されるのだ。ヘリコプターの操縦と同じで、地表近くになると自身の風圧でバランスを取るのが難しくなるためだ。なんとか、「エアボッツ」を着地させたかと思いきや、今度はボディバランスの悪さによって、「コテッ」と倒れたり(笑)。
冒頭にも書いたが、本当に面白いToyだ。子供だけに遊ばせておくのは、もったいない。職場や学校に同好の士がいれば、いっしょに購入し、ぜひ白熱した空中バトルをプレイすることをお奨めする。
(C)WIZLAND 2007
□ウィズランドのホームページ
http://www.wizland.co.jp/
□「空中戦機 エアボッツ」のページ
http://www.airbots.net/
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(2008年6月5日)
[Reported by 元宮秀介]
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