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会場:東京・港区インターシティホール
この日会場には、辻本氏、一瀬氏、小嶋氏、藤岡氏の4人の解説陣に加え、「モンスターハンターポータブル 2nd G」のプロモーションタレントとしてTVCMなどで活躍中のお笑い芸人井上聡さん、西田幸治さん、川島明さんの3人がスペシャルゲストとして登場。井上さん、西田さん、川島さんの3人は、本イベントのオープニングでビデオメッセージによって出演していたため来場者全員が完全に意表をつかれ、3人が姿を見せた瞬間に会場内は「おおおっ」という驚きの声に包まれた。
「最速ハンター日本一決定戦」決勝大会はまず、最後の代表チームを決める当日予選から幕を開けた。
「ババコンガ討伐演習」は、メインステージでオープニングイベントが実施されているときに並行して進められた。その結果、最終代表決定戦に進出したのは、1分40秒03という驚異的なタイムを記録して1位通過した「狩人生活」をはじめとした16チームとなった。1位のタイムは、大阪地区大会で記録されたこれまでの最速タイムよりも6秒以上速い。 「ナルガクルガ討伐」では、参戦する16チームを8チームずつ2組にわけてタイムアタックを実施。解説を担当した一瀬氏と小嶋氏が、ステージ上のスクリーンに映し出される映像を見ながら4チーム分の使用武器などを紹介している間にクリアするチームが現われるほど、レベルの高い争いが繰り広げられた。
そんな中、見事決勝大会へとコマを進めたのは、「ティガソックス」、「天地狂乱」、「時の番人」の3チームとなった。地区大会での「ナルガクルガ討伐」のプレイムービーがWeb上で公開されており、それをもとに攻略法が研究されているとはいえ、3チームすべてが3分台のタイムを残したことに、解説を担当した小嶋氏は「速いですなぁ」と驚嘆していた。
■ 「最速ハンター日本一決定戦」決勝大会 優勝は大阪地区代表「もうゲネポ」チーム 当日枠での参加チームも決まり、いよいよ「最速ハンター日本一決定戦」の決勝大会が開始。決勝大会では、1回戦が「ティガレックス討伐」、準決勝が「大連続狩猟」、決勝が「激昂したラージャン討伐」でタイムアタックが行なわれる。決勝大会に参加する16チームを、各地区大会での決勝のクリアタイム順に紹介する。
1回戦の「ティガレックス討伐」では、ハンマー×2の組み合わせでチャレンジするチームが多く目に付いた。攻略法としては藤岡氏が「圧倒的な攻撃力を誇るティガレックスの攻撃をいかに無駄のない動きで回避し、その隙をついて頭部を攻撃していくことができるかがポイントとなりそう」と述べていた。 少しでも気を緩めると、怒ったティガレックスの猛攻にあって一瞬にして瀕死の状況に追い込まれてしまうという緊張感に打ち勝ち、見事準決勝への切符を手にしたのは、福岡地区代表「タレメ」、名古屋地区代表「Effort Cristal」、大阪地区代表「もうゲネポ」、東京地区代表「かりんちゅ」の4チームとなった。
準決勝のクエストは、ババコンガ亜種、ショウグンギザミ亜種、ナルガクルガの3体のモンスターの討伐に挑む「大連続狩猟」。このクエストには、「もうゲネポ」がハンマー×2、「かりんちゅ」がハンマー、大剣、「Effort Cristal」がハンマー×2、「タレメ」がハンマー×2という組み合わせで、それぞれ挑戦した。 準決勝に進出した4チームの、各モンスターに対する基本的な攻略法は同じ。動きが素早く攻撃力も高いババコンガ亜種に対しては、ほかの2匹と比べると慎重に立ち回り、隙をついて横(斜め前)から頭部や肩口などを攻撃していた。 ショウグンギザミ亜種とナルガクルガについては、攻略パターンが構築されていた。ショウグンギザミ亜種では、1人(ハンマーを持っているほう)が頭部を、もう1人が脚を徹底的に攻撃し、「ひるみ」と「ダウン」によってショウグンギザミ亜種の動きを止める方法がとられていた。 一方ナルガクルガでは、ナルガクルガが闘技場に降りてくる前に、着地地点にあらかじめ「シビレ罠」と「爆弾」を設置。さらに、シビレ罠を抜けた後にナルガクルガが移動すると思われる場所に「落とし穴」を仕掛けて準備完了。あとは、罠にかかったナルガクルガの頭部を2人でひたすら攻撃しまくって、「ひるみ」を誘発させることに専念していた。罠にハマっているナルガクルガの頭部を殴るときの位置取りも、互いの攻撃がパートナーに当たらないよう計算されていた。
参加した4チームすべてが、同じようなパターンを構築し(特にナルガクルガの攻略法は素晴らしいの一言)、開発陣・観客を魅了するレベルの高い争いが繰り広げられた準決勝戦を制したのは、「Effort Cristal」と「もうゲネポ」の2チーム。この2チームの「大連続狩猟」のクリアタイムは、「Effort Cristal」が8分29秒23で、「もうゲネポ」が8分29秒93だった。その差はなんと、0.7秒! このタイム差が、似たようなパターンでモンスターを討伐していたことの証明と言えるだろう。
「最速ハンター日本一決定戦」決勝大会の決勝戦の舞台となる「激昂したラージャン討伐」では、常に怒り状態のラージャンの討伐に挑む。怒り状態のラージャンは、通常時のラージャンよりもスピード、攻撃力が大幅に上昇している。 決戦に向けて各チームが選択した装備品は、「Effort Cristal」が双剣×2、「もうゲネポ」が太刀×2という、これまでとはまったく異なる構成になった。 ラージャンが常に激しく動き回るモンスターだからなのか、それとも研究があまり進んでいなかったのかは定かではないが、ラージャン討伐では、両チームともこれまでのようにパターンにハメて立ち回るのではなく、ラージャンが隙の大きい攻撃を繰り出してきた際に、横に回って攻撃していた。もちろん罠を使用することができるうちは、罠にハメて頭部を集中攻撃する戦法をとっていた。 準決勝までとは一転して、真っ向勝負が展開されたラージャン討伐。怒り状態のため常に暴れまわるラージャンを相手に、さすがに何度か力尽きるシーンも見られた。しかし、ギリギリのところで攻撃をかわしたり、わずかな隙も見逃さずに攻撃を当てる技術はさすがに高い。これまでの、特定のパターンを使って美しくモンスターを狩猟する立ち回りとは違った、正攻法によるプレイにも、観客たちは魅了されていた。
ステージ上のモニターを見ている限りでは、どちらが優勢に戦いを進めているのか判断がつかないほど拮抗した戦いが展開されていたが、基本的に大きな隙をあまり作らないラージャン討伐では、少ないチャンスでいかに大きなダメージを与えられるかがポイントとなるようで、最終的には武器の攻撃力で上回る太刀を使った「もうゲネポ」がわずかに早くラージャン討伐を達成した。
■ 上記以外のステージイベント・コンテンツ
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□カプコンのホームページ (2008年5月26日) [Reported by 中野信二]
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