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カプコン、「モンスターハンターフェスタ'08」決勝大会開催
今回の最速ハンターは大阪地区代表の「もうゲネポ」チーム

5月25日 発売予定

会場:東京・港区インターシティホール

 株式会社カプコンは、4月26日の福岡大会を皮切りに、東京、北海道、大阪、名古屋の全国5都市で開催した「モンスターハンターフェスタ'08」の決勝大会を、5月25日に東京・港区「品川インターシティホール」で実施した。

イベントを盛り上げた開発陣。左から辻本氏、一瀬氏、小嶋氏、藤岡氏
いきなりの登場に観客も驚き。事前にスクリーンでビデオメッセージによる応援コメントが流されていただけに、余計に驚いたことだろう
 「モンスターハンターフェスタ'08」決勝大会では、各地区で行なわれてきたゲーム大会「最速ハンター日本一決定戦」の決勝戦をメインに、開発者によるトークショウやスペシャルゲストを招いてのチャレンジクエストなどがステージ上で展開。会場内ではこのほか、グッズ販売やクエスト配信、オトモアイルー・ハンターとの撮影会など、「モンスターハンターフェスタ」ではもはやお馴染みとなりつつあるコンテンツが実施されていた。

 この日会場には、辻本氏、一瀬氏、小嶋氏、藤岡氏の4人の解説陣に加え、「モンスターハンターポータブル 2nd G」のプロモーションタレントとしてTVCMなどで活躍中のお笑い芸人井上聡さん、西田幸治さん、川島明さんの3人がスペシャルゲストとして登場。井上さん、西田さん、川島さんの3人は、本イベントのオープニングでビデオメッセージによって出演していたため来場者全員が完全に意表をつかれ、3人が姿を見せた瞬間に会場内は「おおおっ」という驚きの声に包まれた。

■ 最後の3枠を賭けた当日最終予選会
 全チームが3分台のタイムを記録する驚異的な結果に

 「最速ハンター日本一決定戦」決勝大会はまず、最後の代表チームを決める当日予選から幕を開けた。

ステージ右手のスペースで当日予選が行なわれていた
 当日予選では、事前に募集された参加者たちが、地区大会と同様に「ババコンガ討伐演習」と「ナルガクルガ討伐」でタイムアタックを行なう。まず最初に「ババコンガ討伐演習」で上位16チームを選出。この16チームが最終代表決定戦の「ナルガクルガ討伐」に挑み、そこで上位3位に入賞したチームが決勝大会へとコマを進める。

 「ババコンガ討伐演習」は、メインステージでオープニングイベントが実施されているときに並行して進められた。その結果、最終代表決定戦に進出したのは、1分40秒03という驚異的なタイムを記録して1位通過した「狩人生活」をはじめとした16チームとなった。1位のタイムは、大阪地区大会で記録されたこれまでの最速タイムよりも6秒以上速い。

 「ナルガクルガ討伐」では、参戦する16チームを8チームずつ2組にわけてタイムアタックを実施。解説を担当した一瀬氏と小嶋氏が、ステージ上のスクリーンに映し出される映像を見ながら4チーム分の使用武器などを紹介している間にクリアするチームが現われるほど、レベルの高い争いが繰り広げられた。

 そんな中、見事決勝大会へとコマを進めたのは、「ティガソックス」、「天地狂乱」、「時の番人」の3チームとなった。地区大会での「ナルガクルガ討伐」のプレイムービーがWeb上で公開されており、それをもとに攻略法が研究されているとはいえ、3チームすべてが3分台のタイムを残したことに、解説を担当した小嶋氏は「速いですなぁ」と驚嘆していた。

当日予選を勝ち抜いた上位16チーム 当日予選組みの代表となった3チーム。いずれも3分台のタイムを記録し、場内を大いに沸かせた

■ 「最速ハンター日本一決定戦」決勝大会
 優勝は大阪地区代表「もうゲネポ」チーム

 当日枠での参加チームも決まり、いよいよ「最速ハンター日本一決定戦」の決勝大会が開始。決勝大会では、1回戦が「ティガレックス討伐」、準決勝が「大連続狩猟」、決勝が「激昂したラージャン討伐」でタイムアタックが行なわれる。決勝大会に参加する16チームを、各地区大会での決勝のクリアタイム順に紹介する。

    【決勝大会参加チーム】

  • 1位:ティガソックス     3分10秒03(当日予選代表)
  • 2位:Effort Cristal     3分18秒73(名古屋地区代表)
  • 3位:蒼き影         3分36秒43(大阪地区代表)
  • 4位:もうゲネポ       3分38秒36(大阪地区代表)
  • 5位:天地狂乱        3分46秒66(当日予選代表)
  • 6位:時の番人        3分49秒10(当日予選代表)
  • 7位:SMART BRAIN      4分02秒83(東京地区代表)
  • 8位:ポポノタン's      4分14秒36(大阪地区代表)
  • 9位:狩魂T         4分18秒73(名古屋地区代表)
  • 10位:タレメ        4分19秒60(福岡地区代表)
  • 11位:かりんちゅ      4分30秒20(東京地区代表)
  • 12位:中井         4分30秒96(札幌地区代表)
  • 13位:漆黒の狩人      4分47秒56(名古屋地区代表)
  • 14位:機械仕掛けのネコ軍団 4分51秒50(東京地区代表)
  • 15位:マクロコスモス    5分31秒86(福岡地区代表)
  • 16位:YASYA         6分30秒20(札幌地区代表)

 決勝大会は、1回戦での上位4チームが準決勝へ、準決勝での上位2チームが決勝に進出するという流れで進行。1回のみのチャレンジで、力尽きた回数の合計が1回戦では6回、準決勝・決勝では9回に達した時点でクエスト失敗となり記録は残らない。

 1回戦の「ティガレックス討伐」では、ハンマー×2の組み合わせでチャレンジするチームが多く目に付いた。攻略法としては藤岡氏が「圧倒的な攻撃力を誇るティガレックスの攻撃をいかに無駄のない動きで回避し、その隙をついて頭部を攻撃していくことができるかがポイントとなりそう」と述べていた。

 少しでも気を緩めると、怒ったティガレックスの猛攻にあって一瞬にして瀕死の状況に追い込まれてしまうという緊張感に打ち勝ち、見事準決勝への切符を手にしたのは、福岡地区代表「タレメ」、名古屋地区代表「Effort Cristal」、大阪地区代表「もうゲネポ」、東京地区代表「かりんちゅ」の4チームとなった。

ティガレックスの攻撃後などの隙を見逃さずに、頭部を的確に攻撃できたチームが勝ち残った 準決勝進出を決めた4チームのうち、2チームが3分を切るタイムを記録。チーム「タレメ」にいたっては、あと少しで1分台という驚異的なタイムを叩き出した

 準決勝のクエストは、ババコンガ亜種、ショウグンギザミ亜種、ナルガクルガの3体のモンスターの討伐に挑む「大連続狩猟」。このクエストには、「もうゲネポ」がハンマー×2、「かりんちゅ」がハンマー、大剣、「Effort Cristal」がハンマー×2、「タレメ」がハンマー×2という組み合わせで、それぞれ挑戦した。

 準決勝に進出した4チームの、各モンスターに対する基本的な攻略法は同じ。動きが素早く攻撃力も高いババコンガ亜種に対しては、ほかの2匹と比べると慎重に立ち回り、隙をついて横(斜め前)から頭部や肩口などを攻撃していた。

 ショウグンギザミ亜種とナルガクルガについては、攻略パターンが構築されていた。ショウグンギザミ亜種では、1人(ハンマーを持っているほう)が頭部を、もう1人が脚を徹底的に攻撃し、「ひるみ」と「ダウン」によってショウグンギザミ亜種の動きを止める方法がとられていた。

 一方ナルガクルガでは、ナルガクルガが闘技場に降りてくる前に、着地地点にあらかじめ「シビレ罠」と「爆弾」を設置。さらに、シビレ罠を抜けた後にナルガクルガが移動すると思われる場所に「落とし穴」を仕掛けて準備完了。あとは、罠にかかったナルガクルガの頭部を2人でひたすら攻撃しまくって、「ひるみ」を誘発させることに専念していた。罠にハマっているナルガクルガの頭部を殴るときの位置取りも、互いの攻撃がパートナーに当たらないよう計算されていた。

 参加した4チームすべてが、同じようなパターンを構築し(特にナルガクルガの攻略法は素晴らしいの一言)、開発陣・観客を魅了するレベルの高い争いが繰り広げられた準決勝戦を制したのは、「Effort Cristal」と「もうゲネポ」の2チーム。この2チームの「大連続狩猟」のクリアタイムは、「Effort Cristal」が8分29秒23で、「もうゲネポ」が8分29秒93だった。その差はなんと、0.7秒! このタイム差が、似たようなパターンでモンスターを討伐していたことの証明と言えるだろう。

ババコンガ亜種をいかに早く倒すかがポイントとなっていたように思える ナルガクルガの攻略パターンでもっとも驚いたのは、シビレ罠から抜けたナルガクルガが横っ飛びして移動した先に落とし穴が設置されていたこと 1位と2位のタイム差はわずかに0.7秒。両チームとも同じようなやり方で、ショウグンギザミ亜種とナルガクルガを討伐していた

 「最速ハンター日本一決定戦」決勝大会の決勝戦の舞台となる「激昂したラージャン討伐」では、常に怒り状態のラージャンの討伐に挑む。怒り状態のラージャンは、通常時のラージャンよりもスピード、攻撃力が大幅に上昇している。

 決戦に向けて各チームが選択した装備品は、「Effort Cristal」が双剣×2、「もうゲネポ」が太刀×2という、これまでとはまったく異なる構成になった。

 ラージャンが常に激しく動き回るモンスターだからなのか、それとも研究があまり進んでいなかったのかは定かではないが、ラージャン討伐では、両チームともこれまでのようにパターンにハメて立ち回るのではなく、ラージャンが隙の大きい攻撃を繰り出してきた際に、横に回って攻撃していた。もちろん罠を使用することができるうちは、罠にハメて頭部を集中攻撃する戦法をとっていた。

 準決勝までとは一転して、真っ向勝負が展開されたラージャン討伐。怒り状態のため常に暴れまわるラージャンを相手に、さすがに何度か力尽きるシーンも見られた。しかし、ギリギリのところで攻撃をかわしたり、わずかな隙も見逃さずに攻撃を当てる技術はさすがに高い。これまでの、特定のパターンを使って美しくモンスターを狩猟する立ち回りとは違った、正攻法によるプレイにも、観客たちは魅了されていた。

 ステージ上のモニターを見ている限りでは、どちらが優勢に戦いを進めているのか判断がつかないほど拮抗した戦いが展開されていたが、基本的に大きな隙をあまり作らないラージャン討伐では、少ないチャンスでいかに大きなダメージを与えられるかがポイントとなるようで、最終的には武器の攻撃力で上回る太刀を使った「もうゲネポ」がわずかに早くラージャン討伐を達成した。

動きが素早い上に、1回の攻撃でこちらの体力の3分の2以上を削る攻撃力を有する。ハラハラする展開に、開発陣も足元のモニターに釘付け


■ 上記以外のステージイベント・コンテンツ

【イラストコンテスト】【チャレンジクエスト】【ライブステージ】
イラストコンテストの結果も発表された。最優秀賞に輝いた作品には「特製オトモアイルー トロフィー」が贈呈された スペシャルゲストとして登場した井上さん、西田さん、川島さんの3人と、プロデューサー辻本氏の4人でナルガクルガ2頭の討伐に挑戦。いつもはお笑いキャラに徹している辻本氏も、今日はさすがに真面目にプレイすると思いきや、やはり川島さんを撃ちまくるなどいつも以上にハッスルしていた 「モンスターハンター2(ドス)」でお馴染みの「歌姫」(Ikuko)によるライブステージが、最速ハンター日本一決定戦のオープニング・エンディングで披露された
【グッズ販売】【モンスターハンターミュージアム】【クエスト配信】
今回もグッズ販売コーナーは大盛況。開場と同時に人が集まってきた イラストコンテストの応募作品を展示するコーナーも設けられていた 会場内で先行配信されたクエスト「ハンターズフェスタ」


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□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「モンスターハンターポータブル 2nd G」のページ
http://www.capcom.co.jp/monsterhunter/P2ndG/
□「モンスターハンターフェスタ'08」のページ
http://www.capcom.co.jp/monsterhunter/topic_festa08.html
□関連情報
【5月2日】カプコン、「モンスターハンターフェスタ'08」
全国決勝大会の観戦者・当日予選参加者を募集ほか
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080502/mhf.htm
【4月30日】カプコン、「モンスターハンターフェスタ'08」東京大会開催
「SMART BRAIN」など上位3チームが全国決勝大会へ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080430/mhf.htm
【3月31日】カプコン、「モンスターハンターフェスタ'08」追加情報
本選クエストの発表やTCG公式大会情報など
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080331/mhfes.htm
【3月14日】カプコン、イベント「モンスターハンターフェスタ'08」
4月26日の福岡大会を皮切りに全国5都市で順次開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080314/mhfes.htm
【2007年6月11日】カプコン、「モンスターハンターフェスタ」決勝大会を開催
日本一の座に輝いたのは福岡地区代表「Jast 25's」!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070611/mhf.htm

(2008年5月26日)

[Reported by 中野信二]



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