「セガ プライベートショー 2008“SPRING”」開催 「ランボー」、「アスコットガーデン」など話題作を出展
5月16日 開催
株式会社セガは、今夏以降に稼動を予定しているアミューズメント施設向けタイトルを集めた、マスコミ、オペレータ向けの内覧会「セガ プライベートショー 2008“SPRING”」を開催した。
今回の内覧会では、映像出展タイトルの多さが目に付いた。3D対戦格闘「バーチャファイター5 R」や大型マスメダル機「ガリレオファクトリー」といった新作のほか、「セガネットワーク対戦麻雀MJ4」、「ネットワーク対戦クイズ アンサー×アンサー デラックス」、「ダービーオーナーズクラブ 2008 フィールザラッシュ」についてそれぞれバージョンアップの告知が行なわれた。
このうち「セガネットワーク対戦麻雀MJ4 Ver.B」は、操作性の向上がはかられたほか、新モード「雀荘モード」がオープン。プロ雀士が雀荘モードや三人打ちモードに参戦し、その様子をライブモニターで観戦することもできるという。店舗内イベントも強化され、既存ユーザーはもちろん麻雀ファンには見逃せない内容となっている。正式稼働日は未定。
■ 映像出展タイトル
【バーチャファイター5 R】 |
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ジャン紅條(Jean Kujo) 格闘スタイル:空手、国籍:フランス。伝統派の所作に近代的なフットワークを取り入れた独自のスタイルで戦う |
鷹嵐(Taka-Aarashi) 格闘スタイル:相撲、国籍:日本。相撲の極意を体現した多彩な投げと打撃。脅威の突進力を誇る |
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公開された新キャラクタは「ジャン紅條(Jean Kujo)」と「鷹嵐(Taka-Aarashi)」のふたり。ステージ外観やアイテムのカラーバリエーションが増えたほか、ベースとなるアイテムから派生する“エクストラアイテム”、側面ガード、そして壁を利用した新技などが見られた。また、従来の幻球盤を廃し、レアアイテムを求めて幻球を奪い合う新幻球システムを導入。新たな遊び方を提案する“弟子モード”は、プレーヤーの分身となるキャラクタ(弟子)を設定し、対戦して技を覚えさせ強く育てるというもの。弟子はプレーヤーの動きを覚え、教えを実戦で試しながら戦う。経験値を積んでレベルが上がると弟子の能力がアップ。アイテムで着飾ったり能力を強化させることも可能。弟子の戦場は、ノックアウトトライアルやVFターミナルの対戦モード。弟子の設定にはVF.NETへの加入が必須で、弟子はVF.TVを介して全国に配信される。正式稼働日は未定 |
【ネットワーク対戦クイズ アンサー×アンサー デラックス】 |
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1対1の熱い勝負が楽しめる対戦クイズゲーム。全国のプレーヤーと順位を競い合う「イベント大会モード」、どちらかが間違えるまで難易度が上がる一方の「順番インフレクイズ」、全国対戦のマッチングで優勝経験プレーヤーが集まると突如発生する「リーグチャンピオンシップ」など新要素満載。アンサー×アンサー.net加入者は全国対戦で“特定のターゲットを倒す”ミッションが発生するなど、モバイルとの連携機能も強化されている。6月稼動予定 |
【ダービーオーナーズクラブ 2008 フィールザラッシュ Ver1.1、Ver2.0】 |
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今夏に向けて2度のバージョンアップを実施。近日稼動予定のVer.1.1は、愛馬生産時に近親配合が可能になったほか、馬の成長、レースについて調整を実施。初心者、上級者ともに白熱したレースが楽しめるようになるという。今夏稼動予定のVer.2.0は、ネットワークデータ対戦イベント「ワールドレース」を実装。各種レース上位入賞を成し遂げたユーザーに“招待状”が送付され、参加したい人はその場で登録。後にターミナルで馬に詳細な作戦指示を与える。店舗予選、エリア大会の後、全国決勝の模様はメインモニターで上映される。店舗とエリアで1日、決勝で1日それぞれ使用されるため、ワールドレースは毎日開催。優勝者と設置店舗には期間限定の特別装飾が施される。優勝馬予想は全プレーヤーが参加可能。予想が的中した人にはご当地エサなどのプレミアアイテムが進呈される |
■ RAMBO(ランボー)
世界中で大ヒットを記録したアクション映画「ランボー」シリーズをモチーフにしたガンシューティング。「ランボー」、「ランボー 怒りの脱出」、「ランボー 怒りのアフガン」から、それぞれの内容を再現したステージが登場。62インチの大型リアプロジェクターと軽量マシンガンコントローラーの組み合わせで、ある意味“劇場を超えた”臨場感あふれるプレイが楽しめる。
遊び方は、マシンガンで画面内の敵を撃ち倒すのみ。死角からの不意打ちや弓と炸薬を詰めた矢による戦闘ヘリの撃墜など、映画の名シーンを再現する「アクションパート」も所々で顔を出し、プレーヤーを飽きさせない。アドバタイズ、ステージ冒頭、特定のアクションパートでは“映画の実写映像”がふんだんに挿入され、原作を観た人もそうでない人もさらにテンションが上がるという仕掛けだ。
ゲームが進むにつれて増加“怒りゲージ”は、マシンガンの側面にあるボタンを押すと即座に発動。発動中はゲージが減っていき、その間は連射速度と威力がアップ。ゲージMAX状態で発動すると、一定時間内無敵になる。細かいところでは、コンティニューすると怒りゲージが自動的にMAX状態でゲーム再開。このあたり“ランボー、復讐に燃える”といったところか。
このゲーム、どうやら、敵の出現から攻撃までのどのタイミングで射撃するかによって、3段階の評価が下されるようだ。最も評価が高いのは、「HEROIC」。これで怒りゲージの伸びに関わるようなので、注目したいシステムだ。
筆者が目を引かれたのは、内容もさることながら、その筐体デザイン。通常、ガンシューティングはコントローラーをセットしておくホルダーが用意されるものだが、本作は目の前にあるネットに「ポン」と放り出しておくだけ。「これってあまりにも乱暴……ラン……ハッ!!!」と担当氏を振り返ったところ「ふふふ、よく気づきましたね(ニヤニヤ)」といった顔つきをされ、思わず膝から崩れ落ちてしまった。悔しいが、これはもう正式稼働日を楽しみにせざるを得ない。9月稼動予定。
(C)SEGA AFIRST BLOODTM & (C) 1982 StudioCanal S.A.
FIRST BLOOD PART IITM & (C) 1985 StudioCanal S.A.
RAMBO IIITM & (C) 1988 StudioCanal S.A. All Rights Reserved.
Rambo(R) is a Registered Trademark owned by StudioCanal S.A.
■ アスコットガーデン
競馬メダルゲームの名作「アスコット」シリーズ最新作。約10年ぶりとなる本作は“特別指定席のゴンドラ席”をイメージしたという筐体デザインが印象的。大きくゆったり、それでいて清潔感のある雰囲気は眺めているだけで優雅な気分にさせてくれる。
サテライトは全部で12カ所。筐体中央のフィールドが回転するため、どこに座っていてもベストアングルを見逃すことはない。座席正面には大型のタッチパネルが設置され、画面右上にはレース中の馬の動きをCCDカメラで撮影した中継映像が表示される。画面左側には「スポーツ新聞風」、「競馬新聞風」など4誌の競馬新聞が表示され、レースごとに異なる見出し、記事、写真、予想で楽しませてくれる。各新聞の表面を指先でなぞると“赤ペン”でラインを引くことができ、木になる部分などをチェックしておける。赤字による書き込みは、レースごとに消去される。
馬券購入は、JRAでおなじみの8種類にくわえ、本作オリジナルの馬券2「3連単ライト」、「重賞」の2種類を追加。流し、ボックス、フォーメーション、単式馬券用マルチにも対応しており、コアな競馬ファンから初心者まで幅広く対応する。ちなみに、操作や用語などわからないことがあればサテライト左に設置された「HELPボタン」を押せば遊び方がすぐに確認できる。
3Dグラフィックで美しく描かれた競走馬もいいが、玩具のようにかわいらしい馬の模型が実際に走る姿は、別の意味でグッと惹き込まれるものがある。初心者向けの機能も充実しており、カップルから年配まで幅広いそうに触れていただきたい内容といえる。正式稼働日は未定。
■ モノポリー ザ メダル セカンド エディション
世界中のボードゲームファンから愛され続けている「モノポリー」を題材にしたマスメダルプッシャーゲームの最新バージョン。2005年に登場した初代「モノポリー ザ メダル」は赤を基調とした筐体デザインだったが、今回は“ゴールドメダル”をイメージした黄ベースのゴージャスな色調が採用されている。
目玉のひとつは、プレイ中のユーザー船員が参加するイベント「トレジャーレース」の追加。レースが始まると、まず最初に筐体中央にある巨ダリホイールが回転し“ゴール”になるマス目が指定される。あとは、他ユーザーよりも先に到達するようにメダルをシュートして液晶画面内にあるボード上のコマを動かしていく。先にゴールした人は、ゲーム展開が有利になる「トレジャープレート」がもらえる。
トレジャープレートは、オッズの上昇、ジャックポットのビッグモノポリーの刑務所から脱出できる釈放、無条件にホテルが建つ、ゴールドフィーバー発生など、凄まじい効果を持つ4種類が用意されている。ジャックポットゲームの強制終了を1度だけチャラにできる釈放を筆頭に、どれもこれも欲しくて仕方がないものばかり。大量メダル獲得のためにも、トレジャーレースは何がなんでもモノにしておきたいところだ。
メインとなるジャックポットゲーム以外にも、ビッグモノポリーの倍率アップが狙える「GOGOチャンス」、疾走する列車にメダルを当てる「特急王」、水面をまっすぐにそろえる「ウォーターフラット」、すべての電球を点灯させる「オールライト」など、ミニゲーム、ミニミニゲーム、イベントを多数追加。こまめなメダル獲得の機会があるのはうれしい限りで、じっくり楽しみたい人には最適のメダルゲームといえる。今夏稼動予定。
The MONOPOLY (R) trademark and its logo, the distinctive design of the game board, the four corner squares,the MR.MONOPOLY name character,as well as each of the distinctive elements of the board and the playing pieces are trademarks of Hasbro for its real estate trading game and gaming equipment. (C)2008 Licensed by Hasbro. All Rights Reserved. (C) SEGA,2008
■ その他の出展タイトル
【メルティブラッド アクトレスアゲイン】 | 【まもるクンは呪われてしまった!】】 |
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(C)TYPE-MOON/ECOLE,1999-2008 |
(C)2007 G.rev LTD. ALL RIGHTS RESEREVED. |
テクニカルなコンボの応酬と駆け引きが楽しめる2D対戦格闘。シナリオが一新されたほか、リーズバイフェ、ロアといった新キャラクタが参戦。シールドカウンター、投げぬけ、3タイプから選べるキャラクタ特性など新システムを追加。2008年稼動予定 |
任意スクロールタイプのアクションシューティング。以前の出展バージョンと異なり、中~大型の敵キャラクタが随所に配置されるなど、メリハリのある展開が楽しめるようになった。色合いも全体にカラフルになりキャッチーに進化した印象。今夏稼動予定 |
(C)SEGA
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□セガ アミューズメント情報のページ
http://am.sega.jp/
□「ランボー」のページ
http://rambo.sega.jp/
□「アスコットガーデン」のページ
http://ascot-garden.sega.jp/
□関連情報
【3月6日】セガ、「DOCターミナル」を導入したシリーズ最新作
AC「ダービーオーナーズクラブ 2008 feel the rush」稼動開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080306/doc.htm
【2月15日】「AOU2008 アミューズメント・エキスポ」セガブースレポート
~「バーチャファイター5R」、「アスコットガーデン」を映像出展~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080215/aou_sg.htm
【2007年11月9日】「セガ プライベートショー 2007"AUTUMN"」開催 「MJ4」、「三国志大戦3」など話題作を多数出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071109/sega.htm
(2008年5月16日)
[Reported by 豊臣和孝]
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