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任天堂、2007年3月期の決算を発表
ニンテンドーDSは累計7,060万台、Wiiは2,445万台

4月24日 発表

来期は2,500万台とさらなる伸びを見込まれているWii
 任天堂株式会社は、2007年3月期の決算を発表した。

 2007年4月1日から今年3月31日までの連結業績は、売上高が1兆6,724億円で前年比73%増、営業利益は4,872億円で同115.6%増、経常利益は4,408億円で同52.6%増、純利益は2,573億円で同47%増と、いずれの数字も過去最高となっている。ちなみに、売上高の海外比率は80.6%となっており、日本での売上高は3,245億円。

 プラットフォーム別では、ニンテンドーDSは引き続き好調で、同期間で3,031万台を売り上げ、累計販売台数は7,060万台となった。DS用ソフトでは、「ポケットモンスター ダイヤモンド/パール」が、全世界で同期間で956万本(累計1,477万本)、海外で発売された「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」も前作と合わせて1,181万本(累計2,381万本)とさらに数字を伸ばしている。また、「マリオパーティDS」や「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」など、新たに発売したタイトルの売れ行きや、発売後も長く売れ続けているタイトルなどによって、ソフトウェアの売上も好調に推移し、累計ミリオンセラータイトル数が、前期末の30タイトルから57タイトルになったとしている。

 一方のWiiは全世界で1,861万台(累計2,445万台)の売上を記録。Wii用ソフトでは、「Wii Fit」の185万本をはじめ、「大乱闘スマッシュブラザーズ X」が国内161万本、北米324万本の計485万本を売り上げている。また、「スーパーマリオギャラクシー」、「マリオパーティ8」、「Wiiスポーツ」、「はじめてのWii」の売れ行きも好調で、ソフトウェアの売上全体も大幅に増加している。累計ミリオンセラータイトル数は、前期末の5タイトルから26タイトルになったとしている。

 今後の見通しについては、Wiiを「取り巻く人々と笑顔にするマシン」となることを目指し、従来のゲームジャンルに加えて、毎日の生活に関係した遊びの開発も行なうほか、「Wiiウェア」の充実も図り、欧米への展開も行なう予定という。DSについても、「所有者の生活を豊かにするマシン」として、「一家に一台」から「一人に一台」を究極の目標に展開するとしている。

 次期の業績については、DS本体の売上を2,800万台、Wii本体は2,500万台と予想し、売上高1兆8,000億円、営業利益5,300億円、経常利益5,500億円、当期純利益3,250億円を見込んでいる。

□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□決算短信
http://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2008/080424.pdf
□関連情報
【2007年10月25日】任天堂、2007年3月期中間決算を発表
ニンテンドーDSは全世界1,335万台、Wiiは733万台
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071025/ninten.htm
【2007年4月27日】任天堂株式会社、平成19年3月期決算説明会を開催
岩田聡社長、「ソフト3億本を販売するためにハードの販売を伸ばしていく」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070427/ninten.htm

(2008年4月24日)

[Reported by 滝沢修]



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