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【連載第154回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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「モンスターハンターポータブル 2nd G」グッズ特集!!
グリップからポーチ&カバー、アクセサリーセットを試す |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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PSPの大ヒットタイトル「モンスターハンターポータブル」シリーズの最新作、「モンスターハンターポータブル 2nd G」が発売され、1週間たらずでミリオンセラーとなった。ということで、今週は「モンスターハンター」に役立ちそうなグッズを一挙に集めてみた。本体に装着するグリップグッズ「MONSTER HUNTING GRIP」、「モンスターハンターポータブル 2nd G ハンターレザーカバー」や「マフモフポーチ」、そして「モンスターハンターポータブル 2nd G アクセサリーセット」など盛りだくさんだ。
また、直接的にモンスターハンター関連というわけではないが、PSPの操作性をアップさせるグッズから、「CYBER・エキスパンドグリップ(PSP2000専用)」や「エクストラパッドP2」を試してみた。プレイに役立つグッズとして、そちらも注目いただきたい。
● 使う側の身になった、グリップアダプタの現状の決定版!?
・「MONSTER HUNTING GRIP」
メーカー:MSY
価格:1,890円
カプコンライセンス商品
カプコンのライセンス商品としてリリースされたMSYのPSP-2000専用グリップアダプタ「MONSTER HUNTING GRIP」は、独特の形状と質感、そして使い勝手を重視したという実用的なグッズに仕上がっている。
各所をチェックしてみよう。表面をラバーコーティングし、「モンスターハンターポータブル 2nd G(2nd G)」のイメージをあしらった独特のダークグリーンに、オトモアイルーや紋章が印刷されている。サラサラしつつもグリップ感覚が失われない、ラバーコーティングらしいさわり心地だ。手に汗をかいても滑って落とすこともなさそうだ。
全体のフォルムに関しては、他社のグリップアダプタが基本的に左右伸縮式の形状を採用するなか、「MONSTER HUNTING GRIP」は固定形状となっている点が独特だ。グリップをひねってもプラスチックパーツらしくゆがむが、ガタつくことはない。中央には大きく穴が開けられており、UMDスロットの蓋を開けても干渉しない。また、グリップ部はPS2のDUALSHOCKのようにこぶ状に突き出しているのではなく、付け根に向かってえぐれるような独特の形状をしている。
PSP-2000は、グリップ上部にある2カ所の爪に引っ掛けつつ、中央下部にある固定パーツに滑り込ませるようにしてセットし、固定パーツ背面にあるネジを締めることで確実にロックされる。ネジはかなりのシャフト長になっているため、緩めれば楽にPSPをセットすることができ、固定パーツがPSPに当たる面にはゴムがセットされており、PSPを傷つけることのないよう配慮されている。
しっかりネジを締めると、PSPはかなりガッシリ固定される。ここで動いてしまうと、PSPにあたる部分で擦り傷などができてしまう可能性もあるので、非常に安心できる。ラバーコーティングとPSP-2000にあわせた彫りこみが行なわれているパーツの精度の高さがうかがえる。ちなみに、先日発売された大容量バッテリーを装着し、カバーをつけない状態でセットしてみたが、一応セットはできるものの、バッテリーがPSP-2000より突出している部分があるため、完全に固定はできなかった。また、本体下方向への余裕はあるものの、爪の部分が収まりきらないので、シリコンジャケットの類や、フロントカバーの類をつけたまま、このグリップに固定することはできなかった。
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グリップとしては独自の形状がまず見た目を引く。表面はラバー塗装が施されている |
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本体を固定するパーツにはゴムが張られており、傷に対する配慮もうかがえる。中央にはUMDスロットの蓋をクリアするための開口部があり、その背面にはスタンドが隠されている。引き出せば動画視聴などに使えるだろう |
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PSP-2000をセットしたら、ネジで固定する。固定後もUMDスロットは自由に開け閉めできる。ちなみにPSP用の大容量バッテリーをセットしたPSP-2000を装着してみたが、一応固定できるものの、やはりバッテリー部の突起のおかげでまっすぐ固定できないので、オススメできない |
さて、「2nd G」を実際にプレイしてみる。「2nd G」は、方向キーもアナログパッドもL/Rボタンも使用するため、特に左手の指のポジショニングに悩むタイトルではある。何人かにリサーチしてみたが、右写真のようなポジショニングでプレイする人が多かった。同じポジショニングで少しプレイしてみたが、グリップ装着時/未装着時で、左手人差し指、親指の疲労度に明らかに違いがあった。
グリップを使うときのアドバイスとしては、右手の小指と薬指を中心に、右グリップをしっかり握り、左手はPSPに添えてボタンを押す、という感覚でプレイすると比較的楽にプレイできる。熱中してくると、アナログパッドを滑らせる親指などに力が入るが、適度な厚みがあるため、未装着時よりは明らかに楽にプレイできた。また、グリップだけを持ってみるとわかるが、非常に軽量。PSP-2000のメリットを失うことなく、安定したプレイができた。寝転がってプレイしても、右手をしっかり握りこむことで、それほどふらつくことなくプレイできる。
方向キーとアナログパッドを同時使用しないゲームの場合も当然のように遊びやすい。しっかりグリップを握りこむことで得られる安定感は、本体だけのプレイ時より確実に向上している。
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方向キーとアナログパッドとLボタンを操作することになる左手をどうポジショニングするかがカギになるだろう。写真のように置いた場合、PSP-2000だけよりは確実に楽にプレイできた |
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電源スイッチのスライドだけはやはりやりにくい |
「MONSTER HUNTING GRIP」は、装着時にもUSB端子周り、音声/映像出力端子が完全に露出しているため、別売のワンセグチューナーやイヤフォン、リモコンなどが接続できる。グリップを装着したまま動画コンテンツを見たいときは、背面にあるスタンドを引き出せば、そのまま立てかけて置くことができる(角度調節はできない)。1点注意したいのが、ワンセグチューナーはPSP-2000をグリップにセットする前に装着しておくこと。グリップに装着した後には、ワンセグチューナーの後部の張り出しがグリップに干渉してしまい、USB端子にセットすることができない。
また、電源スイッチは周囲をえぐるような形状になっており、アクセスはできるものの、ちょっと指が太い人には触りにくくなってしまう。特に電源ON/スリープ時に上にスライドさせるときはやりにくさを感じる。ほかには、メモリースティック DUOスロットは完全にふさがってしまうので、メモリースティック DUOを頻繁に差し替える人は注意が必要だろう。
グリップを収納するポーチがついていることも魅力的なポイントだ。ポーチ自体はシンプルで、PSP-2000をセットしたままでも楽に収納でき、紐を締めて飛び出しを防ぐ形状になっている。ポーチ表面はクリーナーとしても使える素材なのもうれしい。
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ワンセグチューナーをセットしたPSP-2000をグリップに装着することもできるが、チューナーを後からセットすることはできない。付属のポーチはシンプルながらも余裕があり、クリーナーとしても使える優れもの |
一通りチェックしてみたが、PSP用グリップアダプタに求められている機能はほとんどフォローされているうえ、細かいところにもいろんな気配りがなされている点はオススメできる。あとは価格と相談だが、価格は少々高めなものの、なかなかコストパフォーマンスの高い製品ではなかろうか。最後に、ブリスターパッケージは開けにくいので、今後の製品ではご一考いただきたい。
● 大容量バッテリーを装着できるカバー機能が魅力
・「CYBER・エキスパンドグリップ(PSP2000専用)」
サイバーガジェットのPSP-2000用グリップアダプタは、旧来の競合製品同様、左右のパーツが分割された形状で作られており、未使用時には縮めてコンパクトにできる。分割してあるパーツのつながりはそこそこ安定していて、目立つガタつきはないものの、ひねってみるとやはり華奢に感じられるのはいたしかたのないところだろう。
早速外観からチェックしてみよう。プラスチックのオーソドックスな作りで、軽めの梨地処理された表面、そして上下4つの爪によって本体を固定するところも既発売の製品と非常に近いものを感じる。バッテリーなどは内蔵されていないので、とても軽量だ。ただ、グリップ部は比較的小さめながら、厚みがある。これは、UMDスロットの蓋を回避するために、その距離を稼ぐためと思われる。左右のグリップ部を接続するパーツが正面から見ると斜めに整形されており、「MONSTER HUNTING GRIP」と比べると、1cmほどグリップ部が厚い。
固定方法は前述のとおり、左右にパーツを広げ、上下の4つの爪にひっかけるようにしてPSPの突起(中央に薄く飛び出ているパーツ)を固定する。上の爪を支点にして、下の2つの爪を指で押し広げるようにしつつ、PSP-2000を滑り込ませるような格好だ。1度はめ込んでしまえばなかなかしっかり固定されるが、爪の周囲にはバリがあり、傷対策はほとんどなされていないのが残念。取り出すときはセットするときと逆の手順で、下の爪を広げながらPSP-2000を引き上げるようにする。爪の先がPSP-2000に当たらないように気を使うのが面倒ではある。
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PSPのグリップアダプタとしては一般的な形状ながら、UMDスロットを回避するための傾斜によってグリップ部が少々厚めに設計されている |
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大容量バッテリーとPSP-2000用カバーをセットした状態ではさすがに固定できなかった |
さて、このグリップの最大の特徴は、PSP-2000用でありながら、PSP-1000用に発売された大容量バッテリーを装着するためのくぼみが設けられていること。3月にPSP-2000用のカバーつき大容量バッテリーがソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたが、カバーの色が全種類分あるわけではないので、気になる人もいるだろう。
くぼみがついているので、グリップにバッテリーをセットしてから装着するかと思ったのだが、実際はPSP-2000に大容量バッテリーをセットしてから、グリップにセットしても問題はなかった。バッテリーが突出する部分をしっかりフォローしてあるので、装着時にガタつくこともなく、安定して装着できた。
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この製品の最大の特徴といえる大容量バッテリーのサポート。PSP-1000使用時にバッテリーを購入した人にはありがたい |
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グリップ部の厚みのために、操作感覚が少々窮屈に感じられた |
実際に「2nd G」をプレイしてみる。「MONSTER HUNTING GRIP」同様に右のグリップを小指と人差し指で握りこむようにしてプレイしてみたところ、安定感はばっちり。ただし、グリップ部分の厚みがあるので、左手が少々苦しい感じになった。グリップを握る左手小指、薬指と、Lボタンを押す中指まではいいが、方向キーに乗せた人差し指がちょっと窮屈な感じ。指の短い人はプレイしにくいかもしれない。方向キーとアナログパッドを同時に使わないタイトルなら、人差し指でLボタンを押し、親指で方向キー/アナログパッドを操作すればいいので、こうした苦しさは感じられないのだが。
セットしたPSP-2000の周囲はごくわずかにカバーされているに過ぎないので、端子類のアクセスは非常に良好だ。USB端子、音声/映像出力端子、電源スイッチはもとより、メモリースティック DUOスロットも開いており、容易にアクセスできる。ワンセグチューナーは着脱ともにスムーズに行なえた。UMDの交換も蓋を全開にしてもグリップに当たることはないので安心だ。
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USB端子をはじめ、各端子へのアクセスは非常に良好。非装着時と変わらぬアクセス性を誇る。取り外し時にUMDスロットの蓋に爪が引っかかってしまうことがあるのが気になるところか |
以上いろいろチェックしてみたが、「CYBER・エキスパンドグリップ」は、従来のグリップアダプタの路線を纏め上げた製品ということができるだろう。また、PSP-1000の使用時に大容量バッテリーを購入した人は、この製品を併用すれば、新たに大容量バッテリー(+カバー)を購入せずとも転用が利く。このあたりをメリットと考える方に向いたグリップアダプタといえるだろう。
● 高品質レザーに焼印風の「モンハン」デザインがあしらわれたレザーカバー
・「モンスターハンターポータブル 2nd G ハンターレザーカバー」
メーカー:エクサー
価格:2,980円
カプコンライセンス商品
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高品質なレザーに焼印風の「モンハン」デザインが活きているレザーカバー |
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前面と背面をはさみこむタイプのカバー |
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こちらはパッケージのちょっとした遊び心。ゲーム中のアイテム風に素材や収納量を説明している |
高品質なイタリアPUレザーに、「モンスターハンター」の雰囲気たっぷりな焼印風の彫り込み印刷が施されたPSP-2000用のレザーカバー。レザーで表面と背面を挟み込むタイプのカバーで、本体との装着にはポリウレタン製粘着シートを使用する。PSP-2000の背面とカバーを粘着シートで接着する方式だ。
レザーは両面とも堅さがあり、保護性能は高い。手触りはサラサラとして心地よく、色合いは「モンスターハンター」の雰囲気がばっちり出ていて、それでいて決して安っぽくはない。外見の印象はとてもいい。カバーの止め口はマグネットタイプのホックボタンになっている。
フタの裏面にはポケットが備えられており、紙のメモやメモリースティック DUOなら入れておける。厚みのないスリットタイプのポケットなので、UMDディスクぐらいの厚みの物になると厳しい。背面側の裏には、ポリウレタン製粘着シートを貼り付けるためのPEVAという素材が縫いつけられている。
ポリウレタン製粘着シートはPSP-2000のUMDスロットカバーと横幅がほぼ同サイズになっている。まず先にPSP-2000側に粘着シートを貼り付けてから、カバーと接着するのが扱いやすかった。貼り付け後は、カバーごと開くようにしてUMDスロットを開閉できる。
装着後は背面が覆われるためカバーごとPSPを持つようになる。カバーの6mm程度の厚みが加わってくるが、背面のレザーカバーによって滑り止めの効果も増している。前述のように手触りもよく、使い心地がいい。カバーのつなぎ目は2箇所曲がるようになっているので、PSP-2000は背面以外は全て露出する。L/Rボタンの操作やUSBユニットの使用も制限されない。
形状と仕組み上は致し方ないところだが、このタイプのカバーは使用中はフタと止め口が垂れ下がる格好になる。フタは背面にまわるのであまり気にならないが、手前に伸びる止め口は気になるかもしれない。その場合は、背面にまわしたフタと止め口を輪っかのように止めるのがいい。この状態だと安定感には欠けるもののスタンドのようにカバーを使える。
質のいいレザーの感触、そして、大きく彫り込まれた焼印風の飾りなど、「モンスターハンター」関連グッズとして主張は強いが、安っぽさをあまり感じさせないところが嬉しい。使い勝手としては過不足もなく無難で、操作へのマイナス要因がないところがポイント。側面は空いている箇所が多いが、保護グッズとしても実用的だ。
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ポリウレタン製粘着シートで背面を接着する。写真のように、粘着シートは本体のUMDスロットと同じ幅になっているので、ここにあわせて設置する。カバーごと引くことでスロットを開閉可能だ |
● 全面フェイクファーの、フワフワとした感触が気持ちいい本体収納ポーチ
・「モンスターハンターポータブル 2nd G マフモフポーチ」
メーカー:エクサー
価格:1,980円
カプコンライセンス商品
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フワフワとしたフェイクファーがあしらわれてたポーチ |
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ビーズのついた革紐やライン状に入ったモンハン柄のデザインなど、外観がとても凝っている |
「モンスターハンターポータブル 2nd G ハンターレザーカバー」と同時に発売されたエクサーのPSP用ポーチだ。外観からもわかるように「モンスターハンター」の作中に登場する毛皮素材がモチーフになっている。レザーカバーとは違い余裕のあるポーチタイプのため、こちらはPSP-1000/2000兼用となっている。収納できるのは本体のみ。
全面的にフェイクファー素材で覆われていて、触り心地はフワフワと気持ちいい。中央の縦ラインには、ゲーム中に見られる柄が使われている。フタはボタンで止めるタイプで、ビーズのついた革紐をボタンにまわして、よりしっかりと止められる。ただこのボタンは、メタリックに感じられる部分はメッキ塗装になっているようで、今回試しているうちに少しはげて下の黒い色が出てきてしまった。
使い心地としては、ボタンの付け外しが最初のうちは少し扱いづらいと感じた。だが、何度か開閉して使い込んでいくうちにボタン用の切り込みがこなれてきたのか、多少は使いやすくなった。ポーチの裏地にはレーヨンが使われている。こちらも使用当初は滑りが悪く、本体を収納しようとしてもつっかえてしまうところがあった。だが、やはり使い込むうちにこなれてスムーズになった。少しの期間使い込むことでなじむ、という要素が多いポーチだ。
このポーチは、先に紹介した「モンスターハンターポータブル 2nd G ハンターレザーカバー」と組み合わせて使用することもできる。レザーカバーによって厚みの増したPSP-2000も入れられるよう、収納スペースにはだいぶ余裕がある。そのため、逆に何も装着していないPSP-2000だとスカスカした印象を受けるところだ。そのぶん他のシリコンラバーグッズなどと併用することもできるが、素材のレーヨンとの滑り具合など、相性があるだろう。
今回試している期間にこのポーチを2個比べてみたのだが、フタの形状が双方で大きく異なっていた。一方は形の綺麗な円形なのだが、もう一方は少しゆがんでいた。たまたま悪い個体が当たってしまった可能性はもちろんあるが、選別が少し甘いのでは、という可能性も否定できない。
「モンスターハンター」を感じさせる外観に凝られたポーチで、フワフワとしたフェイクファーの感触、ビーズをあしらった革紐などかわいらしい外観、男女共に購買意欲をそそられるグッズだ。ただ、実用面ではボタンで着脱するフタは取扱いに手間取ってしまったのが気になった。ボタン穴を指で広げてクセをつけるなどして、より長い期間使い込むと扱いやすくなるように思う。あと、これは致し方ないことだがモチーフからして冬仕様のため、これからの時期には少し暑苦しく感じられるようになっていくだろうか。
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PSP-1000/2000兼用で、かつ、レザーカバーとの併用も可能。そのため、収納スペースには余裕がある。下段中央の写真は、別に2個購入した同ポーチだが、フタが残念なことにだいぶゆがんでいた。下段右は、レザーカバーにもあった、ちょっとした遊び心のきいている製品説明 |
● 「モンハン」仕様のお得なアクセサリーパック。本体収納ポーチはオリジナルの凝った一品
・「モンスターハンターポータブル 2nd G アクセサリーセット」
メーカー:HORI
価格:2,919円
カプコンライセンス商品
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本体収納ポーチ、ヘッドフォン、フェイスカバーがセットになったお得なアクセサリーセット。いずれもモンハン仕様だ |
「モンスターハンター」をモチーフにした飾りがついたグッズ3点をセットにしたアクセサリーパックだ。PSP-1000/2000兼用の、「本体収納ポーチ」、「フェイスカバー」、「ヘッドフォン」がセットになっている。
このうちフェイスカバーは、連載第143回で紹介した「フェイスカバーポータブル2」と。ヘッドフォンは連載第113回で紹介している「ヘッドフォン DS Lite」と同等の製品になっている。どちらもブラックを基本にしたカラーリングになっていて、フェイスカバーにはロゴとレリーフ、そして柄が。ヘッドフォンにはロゴと、「モンスターハンターポータブル2nd G」から登場する「オトモアイルー」のシルエットが描かれている。
フェイスカバーとヘッドフォンはどちらも使い勝手としては以前に紹介した同等品と同じだ。フェイスカバーはUSB端子側のねじ穴に装着し、0度、90度、180度に開閉できる。フタとして、プレイ中は日差し避けのようの用途にも使える。ヘッドフォンはセパレートの耳かけタイプで、耳かけは90度ほどに開く。コネクタはL字型だ。詳しい特徴や使い勝手は各リンク先を参照いただきたい。
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3種類のうち、ヘッドフォンとフェイスカバーは単体発売されている製品のモンハン仕様バージョンとなっている。カラー以外は単体版の製品と同じだ |
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本体収納ポーチは完全オリジナルグッズ。モンハンをイメージさせる飾りが満載だ |
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内部は仕切りで別けられ、2ポケットになっている。片方に本体を、もう片方に周辺機器などを入れておける |
残るポーチだが、これは完全なオリジナル品になっている。厚手の革のような素材が使われていて、麻のような素材でできた紐で外周が縫われている。中央にはアイルーの手形を焼印風にあしらわれている。収納口は留めヒモを留め具にかけて閉じる形式で、留め具は黒い石風の素材が使われている。さらに、収納口に通されているヒモには小さなリングが2個付けられていて、とても凝ったデザインになっている。
内部はうってかわって実用的で、全体に柔らかな布地が使われている。中央に仕切りがあって、収納が2つに分けられている。一方にPSP本体を、もう一方にはUMDやヘッドフォンなどを収納できる。ポーチ全体のサイズはとても大きくて、雑多にはなるが、本体のほか多くのグッズをまとめて入れておける。
使い勝手としては、留め具とヒモの扱いが慣れないうちは少々煩わしいものの、出し入れはスムーズだ。ただ、ポーチ全体が大きくて収納の底も深いため、PSP本体はまだしもその他の細かな物は手をつっこまないと取り出せない。また、収納口は完全に閉じられるわけではないので、あまり小さな物などは口が逆さまになると落ちてしまう。例えばメモリースティック DUOやUMDディスクなら、別売りのケースグッズを併用するのがよさそうだ。
ポーチ内部には、フェイスカバーを付けたPSP-2000と他の薄でのグッズやヘッドフォン等を一緒に入れておけるぐらいの余裕があるが、PSP-1000とフェイスカバーを組み合わせた場合だと、そこは少し厳しくなった。取扱説明書でもPSP-1000を収納する場合は、無理にその他のものを入れないようにとされていた。とはいっても、イヤフォン程度なら問題ないだろう。
3つのグッズをセットにしたお得なアクセサリーパックだが、特にポーチは特筆ものの出来映えだ。凝ったデザインは作りがよく、興味をそそられる方も多いだろう。見た目だけでなく内部素材の保護への配慮や、ポケットを仕切っている作りなど、扱いやすい工夫がされている。しいて言うと、雑多に使える分、ポーチのサイズがかなり大きいところが好みが分かれるところだろうか。単体発売も期待したくなるような、よくできたグッズだ。
● PSP-2000の方向キーとアナログパッドにアタッチメントを装着! 操作性を向上させる
・「エクストラパッドP2」
メーカー:ゲームテック
価格:580円
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
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方向キーとアナログパッドに装着するアタッチメントが各種セットになっている |
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方向キーのアタッチメントは粘着テープで、アナログパッドアタッチメントはパッドに上からかぶせてはめ込んで装着する |
こちらは「モンスターハンター」とは直接の関係はないのだが、同日に発売されたPSP-2000用グッズ。PSP-2000の方向キーとアナログパッドにアタッチメントをつけて操作性を向上させるという製品だ。セットには、高さや形状が異なる方向キーアタッチメント2種類、アナログパッドアタッチメントは5種類が同梱されている。カラーバリエーションはブラックとホワイトが用意されており、今回はホワイトを使用した。
装着方法は、方向キーアタッチメントは4点の粘着テープで、アナログパッドアタッチメントはアナログパッドの上に被せるだけと簡単だ。方向キーアタッチメントは十字型のものと、四角い形で真ん中がくぼんでいるものが用意されている。アナログパッドアタッチメントは、中央がくぼんでいるタイプが3種類、本体のアナログパッドと形状が近い粒状の突起がついたものが1種、円状の突起がついたものが1種となっており、円状のタイプは同じアタッチメントが2個入っている。こちらのグッズは公式サイトで各アタッチメントの高さや直径、形状が詳しく紹介されているので、そちらもあわせてご覧頂きたい。
さっそく装着してみる。方向キーのアタッチメントは、粘着テープで上から貼り付けるだけなので、不安もなく簡単に扱える。外すときには軽く引っ張りながら剥がすだけであまり苦労なくできた。予備の粘着テープが付属しているので、何度か付け替えたりもできる。
続いてはアナログパッド。装着時には上から押し込むようにしてはめ込むだけなのだが、これがなかなか怖い作業だ。力を入れすぎて本体のアナログパッドを破損してしまわないよう気をつけたい。また、外すときには力を入れて引き外すことになるが、こちらは装着時よりもさらに不安の感のある作業となる。アタッチメントはきっちりとはまるため、そこそこに力を入れないと外れない。こちらも本体を破損しないよう、細心の注意をはらってもらいたい。
装着後の使用感はかなりいい。方向キーは厚みがアタッチメントのぶん増すが、操作性は格段によくなった。また、アナログパッドはアタッチメントのぶん高さが増すとともに大きくなるので、指で捉えやすくなる。アタッチメントの形状も本体にはない中央がくぼんだタイプがあるので、これを使うとより指の収まりがいい。同形状で高さが異なるものが用意されているため、方向キーのアタッチメントと高さを揃える組み合わせや、方向キーにはなにもつけずにアナログパッドにだけアタッチメントを付ける組み合わせなどができた。
アタッチメントを装着しての操作で、指が当たってしまったりといった操作面へのマイナスを感じることもなく、とても快適だ。方向キーのアタッチメントでは斜め方向の入力や円状に操作するときなどが飛躍的にやりやすくなる。
唯一気になったのはアナログパッドのアタッチメントで、種類によっては、アナログパッド周りのくぼみにアタッチメントが引っかかってしまう感触があったこと。これはたぶんグッズの個体差と思うが、パッドに被せる部分が下まではみ出てしまったためだ。もしこの症状が出る個体だった場合は、少しアタッチメントの底面を削るなど工夫すると良さそうだ。
着脱には不安があるものの、操作性の向上にはかなり大きな効果を得られるグッズだ。「モンスターハンターポータブル 2nd G」をはじめとするアクションゲーム、そのほかシューティングなど、様々なゲームをより快適にプレイできるようになる。カラーが2色のみなのが少々寂しいが、価格もお手頃で効果は大きい。
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写真のように、高さを合わせたり、用途や好みで組み合わせができる。どちらも指を捉える面積が増し、操作性は飛躍的によくなった。ただ、着脱の際には破損しないよう注意してほしい |
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□ MSYのホームページ
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□ サイバーガジェットのホームページ
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□ エクサーのホームページ
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□ HORIのホームページ
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□ ゲームテックのホームページ
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(2008年4月2日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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