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【連載第152回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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多彩なスタイルに対応するWii用ガンアタッチメント、
PSP用の充電スタンド、新作ポーチを試す |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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今回はWii用グッズ1製品と、PSP用グッズ3製品をレポート。まずは、Wii用のガンアタッチメントグッズから「ガングリップ」。こちらは、任天堂の「Wiiザッパー」と同じスタイルのガンアタッチメントだが、分離させてハンドガンスタイルにもできる。Wiiリモコンだけをガン用途に使うタイトルや、ヌンチャクを分離させて使いたいときなど、様々なスタイルに対応するアタッチメントだ。
PSP用グッズからは、HORIの「イージーポーチポータブル」、「インナーポーチポータブル」、アクラスの「チャージクレードル」を使ってみた。「イージーポーチポータブル」は、本体のみを収納する非常にシンプルなポーチ。スマートに本体だけを持ち運びたい人に向いたグッズとなっている。「インナーポーチポータブル」は以前にも紹介したが、今回新色が追加されたということで新たに取り上げた。「チャージクレードル」はPSP-2000用のスタンドグッズ。動画やワンセグ放送の視聴をしつつ充電可能なスタンドになっている。
● 基本となる「Wiiザッパー」風スタイルから、分離させてのハンドガンスタイルまで、多彩な使い方ができる
・「ガングリップ」
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基本となる「リモコンホルダー」と「ヌンチャクホルダー」を組み合わせた状態。「Wiiザッパー」と配置は同じだ |
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こちらは分離させたところ。Wiiリモコンを銃に見立て、ヌンチャクを移動操作などに使うタイトルに向いている |
Wiiリモコンとヌンチャクを装着できるガンアタッチメントグッズだ。ガンシューティングタイプのゲームプレイ時に、より雰囲気を盛り上げてくれるグッズだ。
ガンアタッチメントは任天堂より「Wiiザッパー」が純正品として発売されていることもあり、ソフトもこれを基準に制作されている。そのため、操作が「Wiiザッパー」に近いかどうかがひとつのポイントになる(キーコンフィグができるものはその限りではないが)。つまり、WiiリモコンのBボタンをトリガーとして操作できるか、Wiiリモコンを前方にヌンチャクをグリップ側に配置できるか、まずはこのあたりをチェックしてみた。
この「ガングリップ」はそれらを全てクリアしている。装着の配置も「Wiiザッパー」と同じで、Wiiリモコンを前、ヌンチャクを後ろにして、WiiリモコンのBボタンをトリガーとして操作できた。「ガングリップ」側のトリガーは少しバネによる反発があるが、かなり弱め。
特徴的なのは、前半分の「リモコンホルダー」と後ろ半分の「ヌンチャクホルダー」を分離できる作りになっていること。Wiiリモコン側とヌンチャク側を分離することで、Wiiリモコンのみを使うハンドガンスタイルも可能になっている。ヌンチャクを使わないタイトルや、ヌンチャクは移動操作などに使うタイトルでは、このハンドガンスタイルでのプレイが嬉しい。「Wiiザッパー」にはないメリットだ。
装着時には、まずWiiリモコンを「リモコンホルダー」にはめ込む。側面で抑えられる作りになっているが、落下したり飛び出さないように先端側は差し込む形になっている。ストラップは専用の通し穴などはないが、アタッチメントの隙間から外に出せた。その後、「ヌンチャクホルダー」の前側にあるフタを開け、「リモコンホルダー」と組み合わせる。このとき、ヌンチャクのケーブルが折りたたまれるように前方に引き出される格好となる。
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Wiiリモコンとヌンチャクを装着しているところ。分離合体可能なギミックがあるため少し複雑な作りになっているが、うまく組み合わさっていく作りと工夫はちょっと触っていて面白い。Wiiリモコンの取り外しにはストラップを使うので、Wiiを遊ぶ前提でもあることだが、ストラップの使用は必須だ |
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漠然とヌンチャクを「ヌンチャクホルダー」に装着してみると、ヌンチャクのケーブルが写真のように「リモコンホルダー」を持つ手に当たる。伸縮するホルダーの連結部を伸ばすと回避できた |
実際に使ってみると、ヌンチャクのケーブルは「リモコンホルダー」を持っている手に当たってしまうが、これを解消するために、「リモコンホルダー」と「ヌンチャクホルダー」の接続部分が伸縮する作りになっていた。ここを伸ばしてみたところ、ケーブルが当たらなくなった。
また、、ハンドガンスタイルに「リモコンホルダー」だけを使った場合、トリガーを引いたときに少しだけWiiリモコンが持ち上がってしまう。Wiiリモコンを抑えるパーツは「ヌンチャクホルダー」側にあるためだ。操作には支障がないので、気にしなければいいだけのことだが、装着してから最初にトリガーを引くときは気になる。
それから、これはWiiリモコンの脱着時に気になったことだが、「リモコンホルダー」に装着したWiiリモコンを外しづらい。前述のとおり、Wiiリモコンを外すときは、ストラップを頼りに、これを引くことで外す。さすがにストラップが切れるほど力を必要とはしないが、注意が必要だ。
ちょっとクセはあるが、自由なスタイルで使えるのが嬉しいアタッチメントだ。「Wiiザッパー」のようにプレイできるのはもちろん、分離もできるので、リロードやナイフ攻撃など、ヌンチャクを振る必要があるタイプのFPSタイトルにハンドガンスタイルがピッタリくるのはうれしい。想定される組み合わせ方や使い方のほぼ全てが可能なので、ガンアタッチメントグッズとしての中では使い勝手がいいのもありがたいグッズだろう。
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写真のように、ライフルスタイル、2丁拳銃的なスタイル、ハンドガンといったように多彩な使い方ができる。ゲームによって使い分けられるところが嬉しい |
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トリガーやボタン周りは写真のようになっている。ボタン周囲のクリアランスも必要十分で、使っていて不便は感じなかった。全体に良くできているグッズだ |
● 動画やワンセグ放送を視聴しながら充電できるシンプルな作りのスタンド
・「チャージクレードル」
PSP-2000用の充電可能なスタンドグッズだ。作りとしては非常にシンプルで、PSP本体を充電するACアダプタを背面側に接続して使用する。PSP-2000本体の充電用端子にあたる部分にスタンドのコネクタがあり、これを本体と接続することで、充電と固定を兼ねる。スタンド全体はプラスチック系の堅い素材で、重量は42g。
作りとしては、角度のついた台座に、背面を支える突起があるといった形状。正面にはLEDが搭載され、支えの側面にACアダプタを接続すると緑色に点灯する。台座の前側と背面支えの先端のみシルバーに塗装されている。
台座部分には、PSP本体の形状にあわせてくぼみがついていて、軽いガイドの役割を果たしている。くぼみには、リモコン付きイヤフォンのケーブルを引き出せるようにくりぬかれているので、外部スピーカーやヘッドフォンなどとの組み合わせも可能だ。
実際に使ってみると、背面の支え以外に本体とスタンドを固定する仕組みが少ないのが気になるだろうか。そのため、スタンドにPSP-2000を固定してもガタつくので、なにかの時に揺れたり落下したりすると、充電端子を損傷してしまわないか不安が出た。ただ、これは懸念であって、安定した場所に設置している限り、そうした心配はない。
取り外しは充電端子を接続させるという方式の割に、楽に行なえる。あまり力を入れずともスッと端子を外せる。底面のみ覆う作りのため、上部に接続するUSBユニットへの影響はもちろんない。そのほか各部へのアクセスにも影響していないので、そのまま操作ができた。UMDスロットもスタンドにセットしたまま開閉できる。
作りとしてシンプルな製品で、もう少し固定への配慮が欲しいと感じるところがあった。ただその分、取り外しなどが手軽で、気楽に扱える製品でもある。各部のアクセスや本体底面に接続するリモコン付きイヤフォンへの配慮もされており、構造のシンプルさの割に、1,000円を超える価格はちょっと高いな、と感じさせるが、それ以外は不満の少ないスタンドだ。
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傾斜のついた台座に支えがついているコンパクトな作りになっている。充電機能を持ち、底面に装着するリモコン付きイヤフォンを引き出せるなどツボを抑えた作りになっっている。固定方法の少なさには少し不安を感じたが、手軽に扱えるグッズだ |
● 余計なものが一切ない、本体をスマートに持ち歩きたい人に向いたシンプルポーチ
・「イージーポーチポータブル」
メーカー:HORI
価格:714円
カラーバリエーション:ブラック、シルバー
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外観には飾りやロゴなどがなく、PSP以外でも使えそうなシンプルなデザインになっている |
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唯一のポイントは写真のタブのみ。メーカーのデザインロゴではなくテキストになっているところも控えめだ |
PSP本体だけをスマートを収納するシンプルなポーチだ。カラーバリエーションはブラックとシルバーがあり、今回はシルバーを使ってみた。外観にはロゴなどの飾りはまったくなく、子供っぽさのないシンプルなデザイン。控えめのタブにHORIの製品であることを示す「HORI CO.,LTD」の文字があるだけだ。
ポーチの素材は主にナイロンが使われている。内部は柔らかな布地の素材が使われていて、しっかり本体を保護している。特徴的なのはポーチの厚み。内部にスポンジが仕込んであるようで、指で押すと沈むほど。シンプルさやスマートさと、安全面をバランスよくはかったところが感じられる。
ポーチの収納口は、落下防止のため巾着式になっていて、ヒモにはストッパーもついている。出し入れも特別よいということこそないが、シンプルで扱いやすい。ただ、このストッパーに対してヒモが太いようで、ストッパーを何度か使っているとヒモがほつれてきてしまったのは残念。
収納できるのはPSP本体のみで、内部にはPSP-2000なら少しの余裕ができるものの、ワンセグチューナーなどのUSBユニットなどは入れられない。リモコン付きイヤフォンは、リモコンやケーブルを外に引き出す形で収納できた。UMDディスクは入れられなくもないが、画面や本体に傷がつくことを考えるとオススメできない。
外見どおりの非常にシンプルなポーチで、通勤、通学などのお供に本体(と本体に入れたUMDディスク)だけ持ち運べれば充分という人にオススメのグッズだ。それでいて安全面への配慮はしっかりとされているのが老舗ゲームグッズメーカーならでは。価格もそれなりに安価という点と、スマートさがウリのグッズといえよう。
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PSP本体のみが収納できるスマートなポーチ。巾着タイプの収納口で使い勝手に不足はない。写真のようにリモコン付きイヤフォンを装着したままで収納できる |
● 新色「迷彩」と「迷彩グレー」が登場! PSPとUMDを収納できるコンパクトポーチ
・「インナーポーチポータブル」
メーカー:HORI
価格:819円
カラーバリエーション:新色 迷彩、迷彩グレー
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新たに迷彩カラーが2色追加された |
こちらは本連載の第131回で紹介した「インナーポーチポータブル」と同じもので、新色として新たに「迷彩」と「迷彩グレー」が追加された。製品としてはカラー以外に変化はないようなので、基本的には同じ内容になるので、より詳しく知りたい場合は第131回の内容も併せてご覧頂きたい。
まず外観だが、少しドット柄に近い迷彩模様だ。マス目模様の下地に少しナイロン地の光沢が感じられるカラーになっている。他のカラーバリエーションと違って、ファスナーからケースのフチの加工に至るまでカラーが変更されている。
こちらも「イージーポーチポータブル」ほどではないが、シンプルなポーチだ。PSP本体とUMDディスクを1枚収納可能で、開閉は外周を覆っているファスナーを使う。ダブルファスナーになっているため、外周をぐるりとまわす必要もなく、扱いやすい。
内部への配慮も行き届いている。内部のフチやファスナーの裏側もガードがついていて、中の本体には当たらないように工夫されている。ただし、本体を出し入れするときはガードがあるとは言っても、ファスナーに当たらないよう気をつけたい。ポーチはファスナーを全て開いても30度ほどした開かないため、注意が必要だ。
全体のコンパクトさが嬉しいポーチで、「イージーポーチポータブル」と比べて、UMDディスク1枚が収納できる、ファスナー式、カラーバリエーションが豊富といったところが選択のポイントだろう。できれば、ラインナップ的には、ワンセグチューナーなどUSBユニットも収納できる、もうひと回り大きいポーチの登場にも期待したいところだ。
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外観が全て新色にあわせた色になっている。「イージーポーチポータブル」よりもきっちり保護したい、UMDも持ち運びたい人に向いた無難なグッズだ |
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□ リンクスのホームページ
http://linxpro.jp/
□ HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
(2008年3月18日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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