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【連載第151回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

「WiiFit」と一緒に使いたいマットやラバーグッズ、
コントローラ収納スペースを加えるグッズを試す

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今回はWii用のグッズを4種類試してみた。家庭でのフィットネスを実現する「WiiFit」用のグッズから、バランスWiiボードと組み合わせるグッズからHORIの「Wii Fit Mat」、日本トラストテクノロジーの「シリコンFitカバー つぶつぶ ブルー for Wii Fit」を使ってみた。「Wii Fit Mat」は床への配慮と、運動スペースの保護に。「シリコンFitカバー つぶつぶ ブルー for Wii Fit」はバランスWiiボードを傷や汚れから保護するとともに、ラバーについたツブツブが足への刺激と足位置の確認に役立つというグッズだ。

 またそのほかにも、Wiiのコントローラやソフトを本体側に収納しておけるモリゲームズ 「Wii専用サイドスタンド」、WiiをブルーのイルミネーションでライトアップするHORI の「Wii USB イルミネーションスタンド ホワイト」を使ってみた。

【今週のおしながき】
Wii HORI 「Wii Fit Mat」
Wii 日本トラストテクノロジー 「シリコンFitカバー つぶつぶ ブルー for Wii Fit」
Wii モリゲームズ 「Wii専用サイドスタンド」
Wii HORI 「Wii USB イルミネーションスタンド ホワイト」



● バランスWiiボードとあわせて使いたい、床に敷く専用マット

「Wii Fit Mat」

    メーカー:HORI
    価格:3,444円
    任天堂ライセンス商品


芝生を思わせる明るい緑色のマット。「WiiFit」と「HORI」のロゴが前後にプリントされている
マット本体のほか、収納用のストラップが付属する
 「Wii Fit」に同梱の「バランスWiiボード」をより快適に使うためのグッズが「Wii Fit Mat」だ。簡単に言えば、バランスWiiボードの下に敷くマットで、室内での運動に使うヨガマットなどに近い製品だ。

 マットは全体がクッションのような感触で、少し沈み込むぐらいの柔らかさ。表面は凸凹加工されていて、素手で触ると少しペタペタとくっつく。素材はノンフタル酸PVC(PER)という、EU(欧州連合)の環境基準「EN71 Part3」および、米国のFDA(米国食品医薬局)の基準に適合している。マットの内部にはポリエステルメッシュが織り込まれ、“伸び”や“裂け”に強く、耐久性にも優れているということだ。

 パッケージから取り出してみると、丸く折りたたまれた「Wii Fit Mat」と収納用のストラップが入っていた。サイズは、広げたときが縦が約183cm、横が約61cm、厚みは約4mm。丸く折りたたんでいる状態では、高さが約61cm、円の直径は10.7cmとなった。この丸く折りたたんだときにマジックテープのついた収納用のストラップで固定できる。

 広げてみるとまず驚くのはその全長だ。183cmという大きさは成人男性が寝転がれるぐらいの余裕がある。WiiFitはバランスWiiボードの前後のスペースを使う運動も多く、そのスペースを全てカバーする作りだ。バランスWiiボードと接地面の間にはさむ程度の使い方なら、「Wii Fit Mat」を半分ほど広げるだけにするのもありかもしれない。

 ロール状に丸められているため、最初は端のあたりに丸くクセがついていた。裏返しにまき直してクセをとる。手や足で「Wii Fit Mat」をグッと押してみると、少し跡が残ってゆっくりと消える、いわゆる低反発タイプのマットで、運動の負担を軽減してくれそうだ。

収納時には丸めておけばいいが、広げると写真中央のようにかなり大きい。まずはこの使用スペースがあるかがポイントだろう。マットは柔らかく、写真右のように踏みしめると跡が残り、ゆっくりと消えていく

「WiiFit」の運動メニューには写真のような姿勢のものもある。運動スペースを全てカバーするサイズだ
 使用するのに特に向いているのは、フローリングの部屋で「WiiFit」を楽しんでいる方だろう。フローリングに直接バランスWiiボードを設置すると、足に保護素材が張ってあるものの、傷がつかないとは限らないし、床下にも振動が響く。このマットの素材なら、傷から保護する目的としては充分で、防音対策製品ではないが、何も敷いていないよりは防音効果が期待できる。

 フローリングの上では「Wii Fit Mat」の吸い付きもよく、滑り止めとしても有効。絨毯の上では、運動するうちに「Wii Fit Mat」がズレてしまうのが気になった。

 様々な運動メニューを試してみたが、なかでもバランスWiiボードを使わずにその場で走るジョギングは、床下への音や振動防止に役立ってくれた。マンション住まいの場合など、階下への影響を考えてなにかしらの対策をしたいところ。「Wii Fit Mat」は全長が長いため、横に広げれば「2人でジョギング」をする際にも2人分のスペースを保護できた。

 また、「筋トレ」の「腕立て&横バランス」や「身体水平保持」といった、足がつるつるすべるようなところでのトレーニング時には、フローリング床では得られないグリップ感があり、姿勢の保持もやりやすい。裸足でプレイするときはもちろん、ソックスなどを履いたままでも、筋トレーニングだけやりたい、といったときにもプレイしやすくなるだろう。

各種の運動メニューで試しているところ。特に写真右のジョギングは、バランスWiiボードを使わずにその場でランニングをするため、階下への影響が気になるところ。完全とは言えないが、マットが多少の防音対策になった

 簡潔に言えばただのマットではあるのだが、「WiiFit」の運動メニュー全てに活用できるサイズを確保した設計となっていた。逆にそのサイズの大きさが使用環境によってはネックになるのだが、そこは工夫するほかないだろう。

 できれば、あまった部分をまとめられるような機構があれば、フリースペースに合わせてこのマットを設置しやすかったのではないだろうか。当たり前のことだが、このマットを選択するには、設置スペースの問題をあらかじめ確認してからがいいだろう。



● ツブツブで足を刺激するとともに、足の位置確認にも役立つバランスWiiボード用ラバー

「シリコンFitカバー つぶつぶ ブルー for Wii Fit」

    メーカー:日本トラストテクノロジー
    価格:2,480円


 こちらは「WiiFit」のバランスWiiボードに装着する、シリコンラバーグッズだ。今回は「シリコンFitカバー つぶつぶ ブルー for Wii Fit」を使用しているが、色違いの製品で「シリコンFitカバー つぶつぶ ピンク」も販売されている。

 素材は全てシリコン製。サイズは縦が34cm、横は約51cm。シリコンカバーの厚さは約0.8mmとなっている。特徴として、足を置く場所に足形のツブツブ加工が施されており、ツボを刺激してくれるようになっている。

 さっそく準備してみると、バランスWiiボード自体がそこそこ大きく、重さも約3.5kgある製品がゆえに、装着に少し手間取った。表面から側面にかけてカバーを被せていき、4隅の足に紐状のラバーをひっかける。最後に底面のねじ穴4点に、カバーに設けられたポッチをはめこむことで固定する。バランスWiiボードに完全に密着するという装着感ではないが、構造的にカバー全体を底面側でひっぱるような状態になっているので、ズレなどは出ない。側面にある電源ボタンの部分は露出するように切り抜かれ、そのまま押せるし、ランプも確認できるようになっている。

表側と側面はしっかりとラバーに包まれる。前面の電源スイッチもしっかりとくり抜かれており、操作性には影響しない。写真右は右足部分のツブツブを撮ったもの。足のツボ位置にツブツブがびっしりとついている

 バランスWiiボードに乗ってみると、ツブツブの感触がしっかりと感じられた。ツブツブは1mm弱ほどの高さで、素材は柔らかいので、あまり刺激は強くない。目立つ起伏がなく、土踏まずの部分にも当たってこないので、ツボ押しの効果としては少し物足りないだろうか。ただ、運動して重心を左右前後に傾けたりすると、グッとツブツブに足裏を押し込むような状態になるので、弱めの刺激が丁度いいと思う。

 ツボ押しの効果よりも大きな魅力になっているのが、足を置く位置を感触で確かめられるところだ。「WiiFit」をプレイしているときは、基本的に画面を見ている。そのため、運動中にバランスWiiボードに乗る位置がずれてしまっていても、足元をいちいち確認するのは面倒だ。このツブツブがあれば、眼は正面に向けたままでも、足の感覚でおおよその位置がつかめる。細かなことではあるが、眼を正面と足下に交互に向けて位置を確認しつつ運動するというのは慣れないうちはやりづらい。ご年配の方ならなおさらだろう。そこが快適になるのはなかなか大きいポイントだ。

 簡単なラバー製品の一種ではあるが、ツブツブの加工によって足下を見なくても位置を確認できるのは、決定的とはいえないが、プレイに影響を及ぼす魅力的な効果となっていた。ただし、刺激はかなり控えめとはいっても、ツブツブの刺激が肌にあわない人などには、ちょっとクセのある一品になってしまうだろうか。そのあたりが選択のポイントになりそうだ。

背面の固定方法、「Wii Fit Mat」と組み合わせたところ、実際に使っているところの写真だ。素足でも痛くない程度に、ツブツブの刺激は弱いが、長時間運動していたり、重心がかかる運動ではそこそこに効いてくる。足下の位置がずれていないかを刺激で感じ取れるのもポイントだ



● Wii本体のすぐ側にコントローラを収納しておきたい! 収納スペースを作るスタンド

・「Wii専用サイドスタンド」

    メーカー:モリゲームズ
    購入価格:1,700円
    任天堂ライセンス商品


収納例。ゲームソフト3本とWiiリモコンを収納してみた
 Wiiに限らない話だが、ゲーム機のコントローラをどこに閉まっておくか。本体のそばに置くスペースがあればいいし、毎回しまう場所があればいいのだが、ファミコンのようにケーブルが直出しされているものはともかく、昔からこの問題はなかなか答えが出しづらい話だろう。Wiiは、Wiiリモコンに加え、ヌンチャクが同梱されている時点ですでに2つのコントローラがあり、さらに、クラシックコントローラなどなど、プレイするタイトルによって活用するコントローラの種類が3種類以上あるうえ、タイトルによって接続したりはずしたり、といったこともあるので、できれば本体との近くに綺麗に収納しておきたい。

 そこで「Wii専用サイドスタンド」だ。このグッズはWii本体の横にスタンド兼用の収納ボックスを設置し、そこにWiiリモコンなどのコントローラやゲームソフトをしまっておけるグッズだ。簡単にいえば箱型のスタンドになっている。

 スタンドの左側は、Wii本体を縦置きするスペース。Wii本体底面の通気口を塞がないように、スタンドにも同じ位置がメッシュ状になっていて、その底面は5mmほどの空洞になっている。熱の逃げ道も確保されていた。また、4つのゴム足をはめ込むくぼみもあり、横にはついたてもついている。簡単なものではあるが固定して、転倒を防止してくれるようになっている。

 右側はコントローラ類の収納スペース。前後に収納スペースが仕切られていて、前側はDVDサイズのゲームソフトケースがぴったり入る大きさになっている。このスペースにはゲームソフトがケースごと3本収納できた。収納の組み合わせは自由だが、Wiiリモコン2個とヌンチャク2個、Wiiリモコンとヌンチャクとクラシックコントローラを各1個ずつと収納できた。頻繁に使う1人~2人分のコントローラ類ならうまく収納できるという印象だ。

 簡単なグッズではあるが、コントローラを適した場所に収納しておきたいという、ちょっとした整理整頓心に届く製品だ。シンプルな作りで、本体への影響などの不安はほとんどない。通気に関してもしっかりとケアされていた。

各部の写真と収納例を撮ってみた。簡単な作りではあるが、Wii本体の通気口への配慮や、底面の空気の逃げ道はしっかりと確保されている。収納例は自由にできるが、だいたい1人~2人分のコントローラ類を収納できた



● Wiiをブルーにライトアップ! USB端子も前面に搭載する縦置き用スタンド

「Wii USB イルミネーションスタンド ホワイト」

    メーカー:HORI
    購入価格:2,079円
    カラーバリエーション:ホワイト、ブラック
    任天堂ライセンス商品


スタンドからは、Wii本体に接続するUSBケーブルが伸びている。青がイルミネーション用、白が前面端子へ延長するものだ
 Wiiを縦置きするスタンドに、ブルーのイルミネーションが加わったグッズだ。カラーバリエーションはホワイトとブラックがあり、今回はホワイトを使用した。電源はWii本体の背面にあるUSB端子を使用する。底面の通気口部分はそのまま四角くくり抜かれている。

 イルミネーションは、「WiiConnect24」に接続するように設定した待機状態ならば常に点灯する。両サイドのブルーの光は白いWii本体を照らしてくれる。なかなかに美しいが、イルミネーションをOFFにするスイッチがないのが残念。購入後にこのライトをまぶしい、切りたいと感じるときがくるかどうかがポイントだが、ここは好みの問題だろう。

 もう1つ、このスタンドはUSB端子を1つ、スタンド前面に装備しているのは大きなポイントだろう。スタンドの前面が開閉式のフタになっていて、開けるとUSB端子がある。このフタは取り外すこともできる。WiiのUSB機器を活用するシーンとしては、現在のところUSB給電での充電式バッテリーグッズなどを使うときに限られてくるが、背面に手を回したり、本体を持ち上げたりせずともUSB端子に手軽にアクセスできる。

 イルミネーションによるライトアップのデコレーションを追加しつつ、USB端子を前面にまわすというちょっとした機能も加えられたグッズ。室内を間接照明でライトアップしている方なら、照明グッズの1種としてWiiを加えてみるのもいいかもしれない。

「WiiConnect24」の待機状態なら常に光るが、そこは好みが分かれるところだろうか。写真下段はUSBケーブルと端子部分の写真。前面に1ポートを設置できる



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□ HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□ 日本トラストテクノロジーのホームページ
http://www.jtt.ne.jp/
□ モリゲームズのホームページ
http://www.moritoys.co.jp/

(2008年3月10日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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