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会場:東京・品川インターシティホール
【モンスターハンターポータブル 2nd G】 価格:4,800円
CEROレーティング:C(15歳以上対象)
発表会は、ゲームのプレゼンテーション・プロモーションが行なわれる第1部と、「MHP2ndG」を実際に体験プレイできる第2部の2部構成で進められた。第1部には、「MHP2ndG」のプロデューサー 辻本良三氏、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンのプレジデント ショーン・レーデン氏、カプコンの常務執行役員 コンシューマエンターテインメント事業統括本部長兼CS事業統括 一井克彦氏が登壇。「MHP2nd」シリーズに対する胸の内を語ってくれた。
また「MHP2ndG」のプロモーションタレントに抜擢された、お笑い芸人の井上聡さん、西田幸治さん、川島明さんの3人がゲストとして登場。「MHP2ndG」にハマった理由やCM撮影現場の様子などを語り、会場を盛り上げた。ちなみに、なかやまきんに君もプロモーションタレントの1人なのだが、スケジュールの都合上会場には現われなかった。
辻本氏の挨拶に続き、ショーン・レーデン氏が登壇。「『MHP』シリーズは、携帯ゲーム機のビジネスを拡大するために必要不可欠なコンテンツです。なんといっても、アドホックプレイで家族や友達と気軽に遊べるのが魅力的だと思います」と述べ、「MHP」シリーズに対する期待の高さを伺わせた。 このあと、辻本氏が「MHP2ndG」の概要紹介を行なったのだが、ここでこれまでには明らかになっていない要素もいくつか公開された。今回明らかになったのは、集会所で受注可能な新クエスト「大連続狩猟クエスト」と、「オトモアイルー」関連の新要素となる「オトモ渡し」、「オトモ配信」の3つの要素の概要について。 「大連続狩猟クエスト」は、同じマップ内に連続して出現する大型モンスターをすべて狩猟することが目的となるクエスト。倒したモンスターから剥ぎ取れる素材を回復系のアイテムに交換することができるなど、これまでのクエストとは一味違った内容になっている。「クエストに持っていく武器やアイテムの選択が、これまで以上に重要になると思います」とは辻本氏の弁。 実際に、第2部で「大連続狩猟クエスト」をオトモアイルーと一緒にプレイしてみたところ、クエスト開始時に支給されるアイテムの中に効果範囲内にいる仲間の体力を回復する「回復笛」がラインナップされているなど、ソロプレイ時にはあまり見られなかったアイテムもいくつか確認できた。 「オトモ渡し」では、自分の育てたオトモアイルーのコピーを友人・知人に渡すことができ、「オトモ配信」は、設定をONにしておくと、ゲームをプレイしていないときでも、外出先ですれ違ったハンターに自動的にオトモアイルーを配信できる。
上記以外では、「G級クエスト」や「オトモアイルー」、「データの引継ぎ」や「初登場モンスター」の概要が紹介された。いずれも、弊誌で紹介したことのある内容なので、これらについては下記の「関連情報」からご確認いただきたい。
この3人をプロモーションタレントに起用した理由として辻本氏は、「プレイ時間などをお聞きしたときに、ユーザーに近い感覚で表現してもらえると感じたので、迷わずに決めました」と述べた。CMに起用された井上さんは「飛び跳ねましたね。(MHP2ndシリーズに)関われるんだという喜びでいっぱいでした」と起用が決まったときの気持ちを明かしてくれた。
TVCM映像は、「熱中編」や「引っ張る編」など、15秒バージョンの映像が合計で6パターン公開された。狩りに「こんがり肉」を持っていくのを忘れた西田さん(MHP2ndのプレイ時間349時間)に、「MHP2nd」をプレイしたことのない「なかやまきんに君」が「初歩的なミスですねぇ。よくそんなミスできましたねぇ」と文句を言うなど、いずれも、「モンスターハンター」シリーズをプレイしたことのある人なら、思わず笑ってしまう内容となっていた。TVCM映像の放映は、3月より始まる。
そして最後に「井上さんはいつも気を失ったように寝ているので、睡眠時間だけは気をつけてプレイしてください(川島さん)」、「いつもPSPを持ち歩いているので、街で見かけたら声をかけてください。ギルドカードを交換しましょう(西田さん)」、「1人で遊ぶのもおもしろいですけど、4人で集まってプレイすると、仲間って大事だなと思えるゲームです。ぜひ遊んでみてください(井上さん)」と、ファンに対するメッセージを送ってステージ上を後にした。 このほか第1部では、「MHP2ndG」のプロモーションムービーやオープニングムービーが上映された。いずれも、今回が初公開となる映像だったが、静止画や動画の撮影が禁じられていたため、辻本氏のコメントを交えつつ内容をお伝えする。 プロモーションムービーは、オープニングムービーの一部と、実際にプレイしている映像を組み合わせて制作されたもので、オトモアイルーと一緒に大型モンスターと戦っている場面が次々と映し出された。発売前に実機の映像を見る機会が少ないだけに、オトモアイルーと共にモンスターと戦うプレイ画面の多いこの内容は、ファンにとっては嬉しいところ。 オープニングムービーは、辻本氏が「ゲームプレイ中にはなかなか表現することができない部分をメインに構成しています」というように、ハンターの装備する武具を作成するシーンやマイハウスでのオトモアイルーとの生活風景などが収録されていた。「本作の世界観を打ち出した映像になってますので、僕も気に入っています」と、辻本氏は満足そうな表情を浮かべていた。 プロモーションムービー中で一点だけ気になったのが、狩猟笛で音色を奏でている場面で画面に「高周波発生」と表示されていたこと。正しい音色の組み合わせで狩猟笛を吹くと、演奏した音色に合わせて「攻撃力UP」や「風圧無効」といった効果を得られるのだが、「高周波発生」という効果は少なくとも「MHP2nd」では見たことがない。おそらく狩猟笛の新たな効果なのだろう。詳細については続報に期待したい。
■ オトモアイルーの予想外の活躍ぶりに大満足の第2部
実際にプレイするまでは「どれだけ活躍してくれるだろう」と不安に思っていたが、それも1体目の大型モンスターと戦っているうちにすっかり忘れてしまうほど、オトモアイルーは賢い。体力が減ってきて「ちょっとやばいな」と思っていたら「回復」してくれるし、余裕のあるときには爆弾を投げて攻撃をしてくれる。
今回は、通常のモンスターよりもはるかに強力な大型モンスターだけを相手に戦っていたので、オトモアイルーが1回もやられずに討伐することはできなかったが、モンスターにやられてしまったあとも、思いのほか早くハンターのもとに戻ってきてくれるのでそれほど気にならなかった。これまで、どこか寂しかったソロプレイも、オトモアイルーのおかげで充実した狩りを楽しめそうだ。
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□カプコンのホームページ (2008年2月8日) [Reported by 中野信二]
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