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会場:幕張メッセ なお、以下の4タイトルは一般入場日の22、23日のみ公開となる。
DS「サバイバルキッズ 小さな島の大きな秘密!?(仮称)」
■ 新要素「スレッドリング」が判明! PS3「METAL GEAR SOLID 4: GUNS OF THE PATRIOTS」
「MGS4」をプレイしようと列に並んだ来場者は、48名ずつ暗室のブリーフィングルームに通される。ここで2人の兵士と外国人軍曹による「MGS4」操作方法、カムフラージュ方法のレクチャーがスタート。あまり詳細に書いてしまうとネタバレになってしまうので割愛するが、愛と裏切りが交錯するオペラが始まるとだけ言っておこう。待ち時間を楽しく、かつ操作方法を覚えられるという有意義な演出だ。
軍曹のレクチャーや小島監督の説明により判明した新要素が「スレッドリング」。「スレッドリング」とは、しゃがみやホフク体勢になった時にスネークの周囲に展開される輪のことで、敵兵がいる方向に輪の部分が乱れる。いわば敵の気配を察知するレーダーということになる。「スレッドリング」が赤くなると、敵にほぼ発見された状態を示すようになる。兵士が戦場の緊張感や空気を読む、ということを具現化したシステムになっている。
また、画面左上には体力バー(4ブロック)とその下に気力ゲージの実装が確認できた。気力は、「次々と人を殺す」、「臭い」、「暑い、寒い」といった状況で低下し、グラビア誌などを読み続けると回復する。これもまだ効力が定かではないが、スネークに何らかの影響を及ぼすことだけは間違いない。 軍曹に仕込まれたおかげで、スネーク操作は初心者でもよく理解できた。詳細を書くと、左スティックで移動、右スティックで視点変更、L1ボタンで武器を構え、R1ボタンで武器を使用する(武器を構えていないときはCQC)。このL1で構えてR1で発砲というのが操作では最大の変更点といえる。 ×ボタンは姿勢制御(スティックと同時押しでローリング、短く押すことでしゃがみ体勢、ホフク体勢に移行する。ホフク移動時の横転がりも×ボタンで行なう。○ボタンはメニューの決定とリロード。△ボタンは武器構え中の主観の切り替え、壁に近い状態で押すことでトグル(壁へ張り付く)、ホフク時に短く△を押すことで仰向けとうつぶせへ姿勢チェンジが可能。ホフク時の△ボタン長押しで死んだふりをすることができる。死んだふりの状態を続けることで、「身体の表面を床や壁のパターンと同化させる」オクトカムを発動させることが可能。オクトカム中はカムフラージュ率が大幅にアップする。 □ボタンはロックオン切り替え、R3ボタンでロックオン解除、肩越し視点の左右の切り替えが可能。L2は装備品メニューの呼び出し、R2は武器メニューの呼び出し、セレクトボタンで無線呼び出しが可能となる。 スネークを初めて動かした感想は、まるでトレーラー映像を操作しているような新鮮な驚きに尽きる。ボイスや基本動作はたしかにスネークなのだが、老いたるオールドスネークという姿、射撃方法の変更、視点の微調整といった様々なファクターが完全新作の新しい主人公を動かしているような気持ちにさせてくれる。 そんなスネークを操り進んでいくと、PMC(民間軍事請負企業)兵が別のPMC兵に射殺されるというシーンに出くわす。直後、女性の声で「この地域は~社が制圧しました。~社をご利用ください」という趣旨のセールストークが辺りにアナウンスされる。企業に管理された戦争の恐ろしさを実感した瞬間だ。 戦闘を回避しつつ進み、メタルギアMK.IIと合流することで、万能ゴーグルのソリッドアイとメタルギアMK.IIを入手できる。メタルギアMK.IIは装備品扱いの自走式小型遠隔起動端末で、その小柄さとステルス機能も備わっているためほとんど敵に気づかれない。強力な電磁ムチで敵兵をしびれさせることで、安全な進路を確保できた。
装備品のドラム缶も中々強力で、ゴロゴロと転がって敵兵を跳ねとばしていたところで20分は終了。ミッション達成は成らなかったが、「MGS4」の基本動作はほぼ楽しむことができた。プレイ後には「いいセンスだ(by オセロット)」などの名台詞がプリントされた扇子が配布される(全五種)。
(C)1987 2007 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
■ PS3「METAL GEAR ONLINE」(仮称)
ショーバージョンでは、プレイアブルの12台が出展され、6対6のチームデスマッチが体験できた。チームデスマッチのルールは復活無限のチケット争奪戦。赤・青両チームに99枚の共有チケットがあり、敵チームのメンバーを倒していくことでチケットを奪い、最終的にチケットの多いチームが勝利する。「MGS4」のブース同様、またも基本操作説明のブリーフィングタイムがスタート。
「MGO」の操作系統は「MGS4」のスネークの操作とほぼ同一。「MGO」の場合は△ボタンの長押しでチーム内感覚共有システム「SOPリンク」が使用可能となるが、スネークのように「オクトカム」は使用することができない。
操作系のインプレッションは「MGS4」とほぼ同じで、オートエイム機能の実装でロックオンが容易になり、メジャーな操作という感覚。今作から「MGO」を始めるという人にとっては対戦に馴染みやすい操作になったといえるだろう。
マップが「MGS3」の要塞マップであり、隠れる場所が多く広かった。また、ショーバージョンはボイスチャットに対応していなかったため、チーム内の意思疎通を取るのが非常に困難だった。ボイスチャットが無い状況のために「SOPリンク」を活用するのが必然なのだろうが……。小島監督はステージイベントにて「(MGOは)マップやアイテムの追加実装で、10年も20年も続けたい」と抱負を語っていた。ぜひその通りになってほしいものである。
(C)1987 2007 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
■ メタルギア関連ステージイベント「METAL GEAR 20th ANNIVERSARY」& 「METAL GEAR SOLID 4: GUNS OF THE PATRIOTS」
既出の記事で、スネークに敵対するBB部隊のモデルが実在の美女であることはお伝えした。どの美女がどのビーストを担当しているかは不明だったが、今回のイベントで一員「レイジング・レイブン」が女優の菊地由美さんであることが判明した。
“SOPの裏をかく、武器ロンダリング業者”DREBIN……藤原啓治
今後のメインステージでも「メタルギア」シリーズにゆかりのあるゲストがステージイベントに登場するとのこと。興味のある方はKONAMIブースの前にあるイベントスケジュールをチェックしていただきたい。 ■ DS「TIME HOLLOW (タイムホロウ) 奪われた過去を求めて」
ただ、いつでもホロウペンが使えるわけではない。まず「フラッシュバック」と呼ばれる事件の情報を集める必要がある。ゲームショーバージョンでは、2人の女生徒と主人公である少年の時尾歩郎が会話をしている時にフラッシュバックが発生。女生徒2人がその場から消えてしまう。これは「過去が何物かに修正された」ことが起因し、フラッシュバックは修正に関連された場面が浮かび上がる。
ホロウペンでの過去修正は、タッチスクリーンで画面の怪しいと思われる場所にタッチペンで丸を描き、穴を開ける。あまり大きい円は描けず、意味のない穴を開けると画面上部のゲージが減少。ゲージがすべて無くなるとゲームオーバーとなってしまう。今回の場合は、「過去の穴に金の入った封筒を投げ込む」という行為で過去を修正。「喧嘩別れ」が無かったこととなった。過去に繋がる穴を見つけ、穴を多少スライドさせて「!マーク」を発見・タッチするだけで謎が解けるので難易度は低目に感じた。過去を修正してしまうと、その修正が新たな事件に引き金になることもある。こうしてタイムパラドックスが次々と交錯し、いかにも「過去に干渉している」と思わせる演出はお見事といえよう。
今作はブースでもパワープッシュされており、メインステージでは、「TIME HOLLOW (タイムホロウ) 奪われた過去を求めて」の制作発表会が行なわれた。発表会にはプロデューサーの猿田雅之氏、ディレクターの河野純子さん、そしてシナリオ監修の脚本家秦建日子(はたたけひこ)氏が登壇。穴を空ける操作の実演などを交え、ゲームの魅力を語った。
■ PS3/Xbox 360「ワールドサッカーウイニングイレブン 2008」
筆者が遊んだのはXbox 360版。会場でセレクトできたのはポルトガル、ブラジル、アルゼンチン、スペイン、フランス、トルコの6チーム。現在は難易度調整などの関係でこのチーム数とのことであり、もちろん最終的には全世界の有名チームが出揃うことになる。
選手のモーションとグラフィックのクオリティは飛躍的に向上、何より驚かされたのがボール。ボールのリアルな回転方向や物理演算に基づいてグラウンドを転がる姿は美しく、「本物のサッカーゲーム」をしているという気持ちにさせてくれた。
□CESAのホームページ http://www.cesa.or.jp/ □「東京ゲームショウ2007」のページ http://tgs.cesa.or.jp/ □コナミデジタルエンタテインメントのホームページ http://www.konami.co.jp/ □TGS 2007 KONAMI SPECIAL SITE http://www.konami.jp/tgs2007/ □「小島プロダクション」のページ http://www.konami.jp/kojima_pro/ □関連情報 【9月19日】KONAMI、「KONAMI MEDIA CONFERENCE 2007」を開催 PS3「MGO」は「MGS4」に同梱 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070919/konac.htm 【8月24日】KONAMI、「MGS4」のボスキャラクタ"BB部隊"を独「Games Convention」で初公開 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070824/mgs4.htm 【7月24日】KONAMI、「20th METAL GEAR ANNIVERSARY PARTY」を開催 「MGO βVERSION」など初披露 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070724/mgs.htm 【7月17日】SCEJ、「PLAYSTATION PREMIERE 2007」開催 平井氏、新型PSPをポケットから取り出しアピール。各メーカーの新作PS3ソフトがズラリ http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070717/pp1.htm 【7月14日】KONAMI、「E3 media briefing」を開催 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070714/e3_kon.htm 【2006年9月22日】「東京ゲームショウ2006」コナミブースレポート コナミ、TGSステージイベントで「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」の最新トレーラーを放映 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060922/kona.htm (2007年9月20日) [Reported by 福田柵太郎]
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