会場：Fairmont Miramar Hotel

「『MGS4』で自分が『MGS』シリーズの制作に直接関わるのはラスト」と改めて公言した小島秀夫監督。「E3のおかげで『MGS』は成長できた」とE3へのリスペクトも忘れなかった

　ＫＯＮＡＭＩのE3メディアブリーフィングは、11日（現地時間）のラストに開催された。その内容的には、小島監督の挨拶と、SCEAカンファレンスで上映された「METAL GEAR 4 GUNS OF THE PATRIOTS」のトレーラー実機デモ（実機動作のデモンストレーション映像）の再演、そして、「SILENT HILL V（仮）」の告知、その他タイトルの口頭での紹介で、トータル20分足らずと短時間で終了した。そのほかのラインナップに関してはスクリーンショット集をごらんいただきたい。

【SILENT HILL V（仮）】
「サイレントヒル」シリーズ最新作のロゴタイプが公開された。どうやらPS3とXbox 360での展開になるようだ

　本稿では、「MGS4」のトレーラー映像のスクリーンショットをごらんいただこう。このトレーラーでは2部構成になっており、まずスネークがとある街に潜入。それと同時に別部隊が街に突入する。しかし、突入先の広場と思われる場所で、何かが散布（?）され、兵士たちは嘔吐や頭痛といった異常をきたしてその場で崩れ落ちていく。さらに中には精神を錯乱したをきたし、同士討ちを始める兵士たち。そんな街を冷静に見つめるオセロットに、片膝をつきながらも銃口を向けるスネークだが……といったところが前半。兵士たちに混乱を引き起こしたのは新たなテクノロジによる細菌兵器なのか? 興味深い。

　後半は雷電とヴァンプの戦い。雷電は刀、ヴァンプはナイフをメインに、近距離戦闘に持ち込もうとする雷電のラッシュをかわしながら、ヴァンプのナイフが宙を舞う。両者ともに人間の動きを越えた動きを見せ、香港映画をほうふつとさせる華麗な剣さばきがインパクト大。メタルギア月光を一撃の下に葬り去る雷電とヴァンプの戦いは、とくに剣を地面に突きたてながら回転し、ヴァンプに迫る雷電のシーンや、力を込めて体から刺さったナイフを排出するヴァンプの表情などには鬼気迫るものがある。

【スクリーンショット】

(C) 1987 2007 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

□ＫＯＮＡＭＩのホームページ
http://www.konami.jp/
□小島プロダクションポータルサイト
http://www.konami.jp/kojima_pro/
□関連情報
【7月12日】KONAMI E3 2007 Conference 発表タイトルスクリーンショット集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070712/kmss.htm

(2007年7月14日)

[Reported by 佐伯憲司]