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CRI・ミドルウェア、Wiiに最適化された動画再生システム
「シネマスタジオ for Wii」

9月14日 発売

価格:1,312,500円より

 株式会社CRI・ミドルウェアは、Wii向けの動画生成および再生システム「シネマスタジオ for Wii」の提供を、9月14日より開始した。価格は1タイトルあたり1,312,500円より。

Wiiの動画生成までの流れ比較。「シネマスタジオ」では1ステップでできる
 「シネマスタジオ for Wii」は、同社が10年以上に渡る動画技術の研究成果を生かし、Wiiに最適化した独自の動画コーデックを搭載した動画生成・再生システム。Motion-JPEGなどのWiiの一般的な動画方式に比べて、“より高画質”と“より手軽”を志向したシステムとなっている。

 ムービーデータの作成では、従来は元となる素材(連番BMPやAVIなど)を画像データ変換ソフトで中間データに変換し、マルチプレクスツールで音声をミックスして仕上げるといった2ステップで行なっていた作業が、「シネマスタジオ」では元素材から1ステップでムービーデータが生成できる。これにより、例えば完成したムービーデータに修正するといったときに、手間を大幅に削減できるという。

 また、Wiiのワイドテレビ出力にも対応。ピクセルアスペクト比を維持しつつ、最適な拡大縮小・クロップ(トリミング)を自動で行ない、ワイドテレビ出力に最適な動画データが生成できる。SD素材のワイトテレビへの出力は「スクイーズ方式」を採用している。

ワイドテレビへの出力はウィザードによる対話形式で行なう。従来は左右に黒い領域が残ったりしてしまったが、「シネマスタジオ」ではピクセルアスペクト比を崩さずに画面いっぱいに表示

マルチリンガル機能の概念図。動画データ1つに対し、字幕と音声は任意に切り替えられる
 複数言語対応やローカライズに役立つ「マルチリンガル機能」を搭載。「シネマスタジオ」の動画は、動画部分と音声・字幕部分のデータを別個に持っているため、言語数分の動画データを用意する必要がなく、データ容量の削減に役立つという。また、ローカライズも音声と字幕データの差し替えだけで言語の変更が可能で、作業期間とコストが節約できる。

 ほかにも、「シームレス連結再生」、「シームレスループ再生」、「α(アルファ)ムービー」、「シンプルAPI」、「動画再生中のデータロード」、「PC用プレビューア」など、開発に便利な機能が多数用意されている。

 なお、同社ではフル機能を試用できるキットを無償で提供している。詳しくは同社へお問い合わせいただきたい。

□CRI・ミドルウェアのホームページ
http://www.cri-mw.co.jp/
□「シネマスタジオ for Wii」のページ
http://www.cri-mw.co.jp/products/cinesta/top.htm
□ニュースリリース
http://www.cri-mw.co.jp/newsrelease/release/2007-09-14/2007-09-14_j.htm
□関連情報
【9月5日】CRI・ミドルウェア、フルHD画質に対応した
ビデオキャプチャサービスを開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070905/hvc.htm
【8月8日】CRI・ミドルウェア、「ファイルマジック」を提供開始
コスト削減につながるファイル圧縮・展開システム
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070808/fm.htm

(2007年9月14日)

[Reported by 滝沢修]



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