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バンダイナムコゲームス、Wii「ソウルキャリバー レジェンズ」
ファーストインプレッション&デモ映像公開

今冬 発売予定

価格:未定

 株式会社バンダイナムコゲームスが北米において6月12日に行なった「EDITOR'S DAY」、そして7月11日~13日に行なわれた「E3 Media and Business Summit」において、Wii「ソウルキャリバー レジェンズ」がお披露目された。そのバージョンを試遊できる機会に恵まれたので、ファーストインプレッションをお届けする。

 また、「E3 Media and Business Summit」の会場で上映されていたデモンストレーション映像も公開できる運びとなったので、こちらもあわせて掲載する。Wiiによる直感的操作を手に入れた「ソウルキャリバー」がどうなっているのか、その一端をこの映像で感じられる内容となっているので、ぜひダウンロードしてごらんいただきたい。

【ソウルキャリバー レジェンズ トレーラームービー】
※下の画像をクリックし、ダウンロードしてお楽しみください
[WMV9形式: 66.7MB 1分48秒] LZH圧縮



● ゲーム紹介

 本作は、「ソウルエッジ」と「ソウルキャリバー」の間のストーリーを体感できる「体感剣劇アクション」。Wiiリモコンとヌンチャクでプレイする3Dタイプのゲームとなる。多種多様な目的を持ったクエストを制覇しながら世界を邪悪な手から救うことがゲームの目的。これまでの「ソウルキャリバー」シリーズと異なるところは、今までのシリーズに登場しなかった巨大なキャラクタや新たな強敵、邪剣により生み出された怪物たちを打ち倒すことで武器を入手できること。武器によっては、新たなアクションや必殺技を使うことができるようになるという。

【STORY】
何かを奪われた時、自らの弱さを悟った時、人は力を求める。
《魔剣ソウルエッジ》救世主の聖杯とも賢者の石であるとも噂される剣。
《霊剣ソウルキャリバー》ソウルエッジを砕くべく作られた、もう1つの魔剣。
人が真に力を欲したとき、その影にはいつもこの2振りの剣があった……。

16世紀、この2振りの剣をめぐって歴史は動き出す。
明国、臨勝寺より盗み出された霊剣。
グラナダ近郊の海岸に出現した光の柱。光が生んだ異形の生物。
包囲される神聖ローマ帝国、ウィーン。

ソウルエッジは己を見出したジークフリートに契約を持ちかける。
「我を復活させよ、さすれば失った全てを取り戻す力を授けよう」と。
契約に応じ、ジークフリートが魔剣を引き抜いたそのとき……

この物語は、2振りの剣を追い求める戦士たちの物語である。
歴史に選ばれて人は戦士となり、歴史に刻まれて戦士は英雄となる。

【イメージイラスト】



【イスカ】
年齢:16歳。
通称イスカ。本名・出身地ともに不明。神聖ローマ皇帝の命を受け、ジークフリートと共に旅に出る。帝国の情報網を駆使し、ジークフリートらにソウルエッジの破片の情報を提供する
【ジークフリート】
年齢:16歳
出身:神聖ローマ帝国/オーバーゲッツェンベルグ
使用武器:ツヴァイハンダー
流派:我流
家族構成:母マーガレット
父フレデリック(死亡)
盗賊団「黒い風」のリーダーを務めていたジークフリート。彼はとある事件により、神聖ローマ帝国の騎士であった父親を失ってしまう。剣技と、やさしさを教えてくれた父親を失ったことはジークにとって抗し難い現実であった。父親が彼にかけた最後の言葉、“母さんを頼む”それだけがジークの耳にこだまする。“力さえあれば、父さんを失わずにすんだのに……”そしてジークは求めたのである、もう二度と大切なものを失わない、絶対的な力を。そのときジークはこんな噂を耳にする。“古い伝承にあるソウルエッジは実在するらしいぞ!”、“なんでも手に入れた者は全てを超越する絶対の力を手にいれられるってさ!”彼は「黒い風」の仲間を捨て、ソウルエッジを求めて旅に出る。彼がスペイン海岸に座礁する海賊船と思しき残骸にもぐりこんだのは、旅に出てちょうど一年が過ぎようとしていたときのことであった……
【御剣 平四郎】
年齢:22歳
出身:日本/備前
使用武器:日本刀
流派:天賦古砕流・改
家族構成:両親兄弟いずれも病死
ソウルエッジを求め、旅に出るも、その消息を見失ってしまった御剣。一旦帰国するものの、種子島に優る武器は依然見つからない。あまりの苛立ちから、種子島との御前試合を行ない、右肩を打ち抜かれてしまう。初めて決定的な敗北を経験した御剣は、種子島打倒のため、再びソウルエッジを求めて旅に出る
【タキ】
年齢:22歳
出身:日本/封魔の里
使用武器:忍者刀×2
流派:夢想抜刀流
家族構成:両親兄弟は病死
恩師・トキとは抜け忍となったときから敵対
キャプテン・セルバンテスを倒し、ソウルエッジの破片を手に入れたタキは、瀕死の重傷を負ったソフィーティアをギリシアに送り届けた後、封魔の里へと帰還する。しかし、封魔一族の首領トキはソウルエッジの破片を奪おうと、ゲキとマキの2人の刺客として送り込む。何も知らないタキは愛剣「滅鬼丸」にソウルエッジの破片を埋め込もうと試みるが、その隙をつかれてゲキとマキに破片を奪われてしまう。トキの差し向ける刺客から逃れ、大陸に渡ったタキの目の前に現われたのはイスカと名乗る美少年であった。イスカに導かれ、タキは神聖ローマ帝国仮面の皇帝と面会する。仮面の皇帝から、ソウルエッジの破片を取り戻すための全面的な支援をするとの申し出を受けたタキは、ゲキとマキから破片を取り戻すべく、故郷である日本へと戻っていった



● ファーストインプレッション

■ 「ソウル」シリーズを遊んでいれば自然と遊べるゲームシステム

 デモ映像の画面を見てもらえばおわかりの通り、本作は3人称の背後視点でプレイする。Wiiリモコンはヌンチャクスタイルで使用する。

 Wiiリモコンを縦に振れば「縦斬り」、横に振れば「横斬り」となる。ドリームキャスト版の「ソウルキャリバー」で「つりコン」でのプレイを試したことがある人であれば、あの感覚に当たらずとも遠からずといってもいいだろう。縦斬りは直線的に単体の敵を攻撃したい場合、横斬りは複数の敵をまとめて攻撃したいとき、もしくは移動する敵を狙うときにその効果を発揮する。今回ロックオンボタンも付いたので、特定の敵を狙いたいときはロックしてから攻撃するといい。

 「縦、縦、縦」などと連続で振れば、コンビネーションが繰り出されるところまで、今までのシリーズとなんら変わることのないレスポンスに仕上げられている。ただ、ディレイやホールド、スライドといった入力方法はWiiリモコンには合わないため、別の方法での入力となる。また、Wiiリモコンを前に突き出すことで「突き」の入力も可能だ。ガードはBボタンを押している間のみ可能。技に関しては、今までのシリーズで見たことのあるものから、そうでないものまで多数用意されるようだ。

 キャラクタの移動はヌンチャク側のアナログスティックで行ない、ステップはヌンチャクを軽く振ることで一歩分ステップする。ジャンプもBボタンで可能だ。ここまでくると、昨今の3Dアクションゲームとなんら遜色ない行動が可能なことはおわかりいただけるだろう。

Wiiリモコンの操作に直結して縦斬り、横斬りが出る 周囲の状況にあわせて攻撃を使い分けることが重要 キャラクタの特性を考えて戦えればさらに効率よく遊べる


必殺技の存在が今までのシリーズとは大きく異なるポイントとなろう
飛んでくる弓矢は斬ってもガードインパクトでも対処できる
 「ソウルキャリバー」らしいシステムとしては「ソウルチャージ」が挙げられる。ソウルチャージ中はほかの行動ができないが、一種の溜め状態となり、派手なエフェクトが付く。この最中にWiiリモコンを振ると強力な攻撃(必殺技)が出るのだが、これが今までのシリーズよりもさらに派手に、攻撃発動後も衝撃波のようなエフェクトが出ていた。

 この必殺技の存在が、今までのシリーズとは一味違うといえるポイントだろう。これが武器が変わることによってどのようにパワーアップしていくのかも楽しみだ。家庭用「ソウルキャリバー」シリーズで武器を交換できるものは過去にも存在したが、あくまで対戦を考慮に入れたバランス取りがされていた。今回も画面分割による対戦が可能ということだが、どんな武器がどんな効果を持って登場するのか楽しみだ。

 もう1つ、「ソウルキャリバー」らしいといえば、「ガードインパクト」がある。敵の攻撃のタイミングに合わせて、ガードボタンを押しながらヌンチャクを振ると、攻撃をガードしながらも、すぐに行動できるようになる。このガードインパクトは、ガードできる攻撃なら何にでも効果があるので、例えば飛んでくる弓矢などにも使える。

■ キャラクタによる違いもあり、さらにキャラクタチェンジによる遊びも

長い階段を上り下りするなど、高低差のある場所も
2人プレイではお互いに協力することも可能のようだ
 遊べたステージは「アモンの大神殿」。中世の石造りの建物の中を進むといったもので、敵としてはアサシンやボーンナイトのような雑兵から、リザードマン(当然左利きだ)などのちょっと強い兵士、アスタロスのような巨体キャラクタなどが複数登場。平坦で四角いステージだけでなく、途中には巨大な階段があり、巨大岩が転がってきたり、橋のようなところでは、遠くからの弓矢による攻撃などなどのトラップもある。邪教団「フィグル・セステムズ」に関係する建物だろうか?

 フロアの奥に待ち受けるのは、エジプトの王様の棺のようなボスだ。宙に浮いている合体時は2本のレーザーのような攻撃を移動しながらこちらに向けて発射する。このレーザーはガード不能になっていた。この間はこちらの攻撃を受け付けない。特定のタイミングで鎧のようなものが分離したときが攻撃のチャンスとなる。このタイプのキャラクタは、インフェルノなどを除くとシリーズに初めて登場することになる。非常に新鮮な感覚で遊べるだろう。

 今回、プレーヤーキャラクタとして使用できたのは、ジークフリートと御剣の2キャラ。この2人には、攻撃力と長いリーチが特徴のジーク、リーチはそこそこだが、スピードがある御剣とタイプの違いが設定されている。また、攻撃を食らったときに受けるダメージにも違いがあり、ジークは多少もろく、御剣は防御力に優れるといった違いもある。

 現在発表されているキャラクタはほかにタキやアイヴィーなどがいるが、このゲームオリジナルキャラクタとして「イスカ」が明らかになっている。これらのキャラクタがどういった能力を持つのか、非常に気になるところだ。仲間になるキャラクタはゲームの進行に応じて増えていくので、戦略を考えてタッグを組ませることもクリアへの近道になるかもしれない。

 キャラクタの交代は2つのボタンを同時押しにすることで行なわれる。このキャラクタチェンジは、攻撃をキャンセルすることができるため、コンボに使うことが可能になるようだ。また、ピンチのときはガードやガードインパクトから切り替えるのもありだろう。

 まだ完成までは時間があるということなので、今後作りこまれて最終的にはどういったゲームになるのかが非常に楽しみだが、現状の試遊版でも、すでに「ソウルキャリバー」らしさ、つまり、小気味いいアクションと、位置取りと直線的な攻撃をかわしての反撃といった要素はすでに盛り込まれている。今後は対戦剣劇ではあまりつながらなかったコンボの要素や、ボスキャラ、そしてステージの仕掛けなど、まだ未見の要素のでき上がりに期待しつつ、続報を待ちたいと思う。

リザードマンなどシリーズでおなじみといえる敵も登場 これはアスタロス? 巨大ボスなども出現する 戦いの部隊は欧州だけではないようだ


(C) NBGI

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□バンダイナムコゲームスチャンネルのページ
http://www.bngi-channel.jp/
□Project Soul オフィシャルページ
http://www.soularchive.jp/
□関連情報
【7月16日】「E3 Media & Business Summit」
出展規模縮小だが「Wii Fit」などプレイ可能
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070716/e3han_2.htm
【6月13日】NBGA、「EDITOR'S DAY」で今冬までの主力タイトルを一挙公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070613/nbga1.htm
【5月11日】バンダイナムコゲームス、Wii向けに
「ソウルキャリバー レジェンズ」を今冬投入!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070511/scl.htm

(2007年7月23日)

[Reported by 佐伯憲司]



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