【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

SCEJ、「PLAYSTATION AWARDS 2007」を発表
プラチナプライズは「MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd」

7月17日 発表

冒頭に挨拶した平井一夫代表取締役社長兼グループCEO。「原点に立ち返る」を合言葉に面白さを追求していくと強くアピールした
  株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの国内ビジネスを担当するソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン (SCEJ) は、2006年度に発売されたタイトルの中から販売本数によって各賞を贈呈する「PLAYSTATION AWARDS 2007」を発表した。

 発表に先立ち、今回、代表取締役社長兼グループCEOに就任後、日本での大きな舞台はほぼ初めてとなる平井一夫氏が登壇。直前に行なわれた「PLAYSTATION PREMIERE 2007」の話題についてかい摘んで説明した後、平井氏の就任にあたっての挨拶ともいえる言葉を聞くことができた。

 平井氏は「私も含めて会社も原点に戻る」と語り始めた。この意味は、「コンピュータエンタテインメントは社名にも入っています。プレイステーション 3や2,PSPで様々なことができますが、まず最初に大事なのはユーザーの皆様にゲームのコンテンツを本当に楽しんでもらうことです。豊かなゲームのコンテンツのライブラリを提供させていただいて、その中で各ユーザーの皆さんに合ったコンテンツをとことん楽しんでいただくということが、プラットフォームフォルダとしての使命であるとおもいます」と力強く語った。

 平井氏はさらに「プレイステーションの歴史は、ここにいるソフトメーカーの皆さん、コンテンツクリエイターの方々と共に歩んでここまでこられたビジネスでもありますし、プラットフォームでもあります。そういった意味では今後ますます“原点に返る”という精神で、今まで以上にソフトクリエイターやメーカーの皆様と対話の場を持ち、いま感じていることや問題を率直にぶつけていただき、それを元にした新たなプラットフォームの戦略を考えていこうと思います」と会場のソフトメーカー、クリエイターに対してアピールした。


 「PLAYSTATION AWARDS」では、累計出荷枚数によって受賞作を表彰している。昨年は「ファイナルファンタジーXII」が発売され、ダブルプラチナミリオンを受賞しているほか、「ワールドサッカーウイニングイレブン9」、「ワールドサッカーウイニングイレブン10」、そして「キングダム ハーツII」が100万本を突破しプラチナプライズを受賞している。

 今年の受賞作は、正直に言ってしまうとプラチナプライズが1タイトル、累計出荷枚数が50万枚以上を記録したタイトルに贈られるゴールドプライズが5タイトルと例年に比べると少々寂しい結果となった。これがプラットフォームの切替時期だからなのかどうかは判断に悩むところだが、一方ミリオンを記録しプラチナプライズを受賞したタイトルが「MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd」でPSP用タイトルであったという点では、PSPというプラットフォームとしては福音となるだろう。

 また、「龍が如く」がPlayStationR2 the Bestと「龍が如く 2」でダブルでゴールドプライズを受賞している点も見逃せない。コンテンツパワーというか、その作品の魅力の重要性を再度思い知らされた形だ。

 「MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd」でプラチナプライズを受賞したカプコンには盾や賞金が贈られたほか、書道家の武田双雲氏の書がプレゼントされた。贈られた書に書かれた漢字は「掴」。この漢字を選んだ理由について武田氏は「ゲームを漢字一文字で表わして欲しいと言われたときに、なんてことを言うんだと思った。皆さんの想いの詰まった作品というかアートを1文字で表わすのは難しい。結果、『MONSTER HUNTER』については、僕なりに“掴む”にしました。手で国を掴んでいるという意味があるかどうかはわからないですが、男としてゲームをやっているときもそうなんですが、ゲームの中の世界もそうなんですが、何かやるだけでなく自分から掴みに行く、人間より強そうなモンスターを掴みに行く。この“掴む”というのは人間の本質なのではないか」という理由からこの書がプレゼントされた。

 最後に受賞の感想を聞かれたカプコンの辻本氏は「漢字一文字ということで言えば“狩”だと思っていたが、我々の想像の遙か上を行く“掴”ということで、こういった書を頂けて嬉しい。『MONSTER HUNTER』シリーズは3周年を迎えます。多くの人に支えられてミリオンを達成でき嬉しい」とコメントした。

PlayStation Award 2007
【プラチナプライズ】
タイトル メーカー 発売日
MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd カプコン 2007年2月22日

表彰式に出席した「MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd」関係者 挨拶を行なった辻本氏。「『MONSTER HUNTER』シリーズは3周年を迎えます。多くの人に支えられミリオンを達成できた」と挨拶
書道家の武田双雲氏が「MONSTER HUNTER」を一言で現わす漢字として選んだのが「掴」。この作品がカプコンにプレゼントされた


PlayStation Award 2005
【ゴールドプライズ】
タイトル メーカー 発売日
無双OROCHI コーエー 2007年3月21日
龍が如く PlayStationR2 the Best セガ 2006年10月26日
龍が如く2 セガ 2006年12月7日
みんなのテニス ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン 2006年9月14日
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
連合 vs. Z.A.F.T. II PLUS
バンダイナムコゲームス 2006年12月7日

龍が如く PlayStationR2 the Best
龍が如く2

セガ
みんなのテニス
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン
機動戦士ガンダム
SEED DESTINY
連合 vs. Z.A.F.T. II PLUS

バンダイナムコゲームス
無双OROCHI
コーエー


 以前PSPが発売された次の年の「PlayStation Award」でも発売された後の期間が短かったこともあり特別な賞が設定されたが、今年はプレイステーション 3が発売されてから期間が短いと言うこともあり、プレイステーション 3のタイトルに対して「スペシャルプライズ」が文字通り特別に設置された。

 受賞したタイトルは、販売本数30万本以上を記録した「ガンダム無双」、そしてPLAYSTATION Networkで最もダウンロード販売数が多かったタイトル「鉄拳5 DARK RESURRECTION」、追加アイテムが人気で最もたくさんの販売アイテム数を記録した「まいにちいっしょ」がそれぞれ表彰された。

PlayStation Award 2007
【スペシャルプライズ】
タイトル メーカー 発売日
ガンダム無双 バンダイナムコゲームス 2007年3月1日
鉄拳5 DARK RESURRECTION バンダイナムコゲームス 2006年12月27日
まいにちいっしょ ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン 2006年11月11日

ガンダム無双
バンダイナムコゲームス
鉄拳5
DARK RESURRECTION

バンダイナムコゲームス
まいにちいっしょ
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン



【PlayStation Awardの風景】
「PLAYSTATION AWARDS 2007」の冒頭に、平井氏、竹野氏、佐伯氏の3名で鏡開きが行なわれた。「PS」のロゴの入ったマスはお土産に 受賞関係者として生トロもパーティに出席!! 表彰式の合間には様々なパフォーマンスが行なわれた


□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ
http://www.scei.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/070717b.pdf
□関連情報
【2006年7月21日】SCEJ、「PlayStation Awards 2006」受賞タイトルを発表
PS2「ファイナルファンタジーXII」がダブルプラチナプライズ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060726/psa.htm
【2005年7月21日】SCEJ、「PlayStation Awards 2005」を発表
トリプルプラチナプライズは「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050721/psawards.htm
【2004年7月12日】「PlayStation Awards 2004」授賞式が開催
10周年、1億台のプレイステーション出荷とあわせ華やかな催し
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040713/psawa.htm

(2007年7月17日)

[Reported by 船津稔]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.