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会場:幕張メッセ9ホール~11ホール
お店や株を買って資産を増やし、一番早く目標資産に到達した人が勝利するすごろく風対戦ボードゲーム「いただきストリート」シリーズの最新作となる本作。スクウェア・エニックスと任天堂のコラボレーション作品として開発されており、「ドラゴンクエスト」シリーズと「スーパーマリオ」シリーズという2大ゲームタイトルのキャラクタが共演することで話題を呼んでいる。オリジナルキャラクタを作って、プレーヤーの分身としてゲームに参加させることもできる。発売日は6月21日で、価格は5,040円。 今回出展された試遊バージョンでは、「ドラゴンクエスト」シリーズからスライム、プリン(「ドラゴンクエストII」の王女)、クリフト、ヤンガス(少年)、「スーパーマリオ」シリーズからはマリオ、ピーチ、ヨッシー、キノピオの合計8キャラクタがゲームに登場。各キャラクタは、CPUとしてゲームに参加させる場合、それぞれの強さによってランク分けされており、高いランクのCPUキャラクタに勝利するとボーナスポイントのコインをより多く入手できるようだ。 試遊バージョンで選ぶことができたステージは、トロンデーン城(目標資産10,000G)、ヨッシーアイランド(目標資産12,000G)、幽霊船(目標資産13,000G)、マリオサーキット(目標資産18,000G)の4種類。各ステージの目標資産は、ゲーム開始時に任意の値に変更することもできた。 実際にプレイした感想としては、マリオとスライムが同じ盤上を動き回る姿が新鮮に感じた。キャラクタはすべてポリゴンで表現されているのだが、ゲーム中も絶えず動き、細かい表情も楽しめる。 資産をうまく活用してお金を増やしつつ、他のキャラクタの邪魔をして勝利を目指すという「いただきストリート」シリーズらしいゲームバランスは健在。「カジノ」マスでは、アミダ状の土管を選んでボーナスを手に入れるという「スーパーマリオ」シリーズらしいミニゲームも楽しめる。試遊ではすべてのミニゲームを体験できなかったが、他にもさまざまなものが用意されているようだ。 プレイ時には、ゲームの設定変更で進行速度やメッセージスピードを速くすることもできる。ボードゲームは一区切りつくまでに時間がかかる印象があるが、目標資産の変更と併せて活用すればちょっとした休憩時間や移動時間で遊ぶこともできるだろう。 また、ゲームに勝利して手に入れたコインを使ってオリジナルキャラクタ用のグラフィックパーツを購入することもできる。パーツはあたま、からだ、て、そのた、の4種類に分かれており、「ドラゴンクエスト」シリーズや「スーパーマリオ」シリーズのキャラクタを模したパーツなども用意されている。プレーヤーのコーディネートによって、マリオの帽子をかぶった勇者(手にはたいまつ)といったオリジナルキャラクタを作ることもできる。
試遊は1人用でCPUとの対戦となっていたが、「いただきストリートDS」はワイヤレス通信を使って最大4人まで同時対戦が可能。Wi-Fi通信にも対応しており、全国のプレーヤーとオンライン対戦も楽しめる。
(C)ARMOR PROJECT/SQUARE ENIX All Rights Reserved. (C)KOICHI SUGIYAMA DRAGON QUEST characters: (C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX SUPER MARIO characters: (C)2006 NINTENDO CHARACTER ILLUSTRATION: SHIRO AMANO
昨日、発売日が7月27日、価格が5,980円と発表されたばかりということもあり、会場で本作に関する新発表はなし。とはいっても、野村哲也氏がキャラクタデザインを担当し、「キングダムハーツ」チームが開発する本作だけに、ユーザーからの注目度も依然と高く、試遊待ちの列は待ち時間120分以上の行列となっていた。
「すばらしきこのせかい」は、実在の街並みを模した“シブヤ”という街を舞台に、超能力に目覚めた少年少女の戦いが描かれるアクションRPG。超能力のような力に突如目覚めた主人公・桜庭音操(ネク)は、同じように超能力を使えるようになった仲間たちと協力し、「死神」から出されるミッションに挑む。 本作は、“ノイズ”と呼ばれる敵との戦闘に独特なシステムを導入。「すばらしきこのせかい」の主人公・ネクはパートナーとなるキャラクタとともに行動し、戦闘時にはDSの下画面でネクを操作、上画面でパートナーを操作することとなる。ネクの操作はタッチパネルを使い、タッチペンで敵を突っついたり、斬るようにタッチすることで攻撃が発動する。 一方、パートナーの操作には十字キー(左手でタッチペンを使う場合はA・B・X・Yキー)を使用。キャラクタから見て敵がいる方向に十字キーを押すとコマンドが表示され、表示されたとおりに入力するとカードを引いて攻撃する。さらに、特定のカードを集めることで、ネクとパートナーの「連携必殺技」が使用可能になる。 昨年の東京ゲームショー2006、そして今年1月に開催された第25回次世代ワールドホビーフェアに出展された試遊台では使用できるパートナーは美崎四季(シキ)だけだったが、今回のSQUARE ENIX PARTY 2007では新バージョンとして桐生義弥(ヨシュア)というキャラクタも使用可能。十字キーを押してカードを引くという基本は変わらないが、伏せられたカードの絵柄を当てることで「連携必殺技」が使用できたシキと違い、ヨシュアは画面上部に表示される数字のハイ・アンド・ローを揃えることで「連携必殺技」が使えるようになる。 また、パートナーによってネクの攻撃の種類も変化。4種類の攻撃方法が用意されていたシキと比べ、ヨシュアをパートナーにした場合は5種類の攻撃が可能。攻撃方法の内容も、シキは炎や雷、物体移動といった魔法的な攻撃だったが、ヨシュアはショット攻撃や物理攻撃といった直接的なものが中心となっていた。 筆者ははじめのうちは目当ての数字がとっさにわからずに失敗を繰り返していたものの、戦闘を繰り返して慣れるうちに瞬時に押すボタンを判断できるようになり、試遊の後半には「連携必殺技」を出すことができるようになった。 上下画面の戦闘は同時に進行するため非常に忙しい印象を受けるが、操作自体は両方のキャラクタを同時に動かさなくても大丈夫なようだ。さらに、キャラクタは上下交互に緑色の光を身にまとうのだが、光の移動に合わせて操作するキャラクタを変更していくことでボーナスが発生する。この要素により、キャラクタを交互に動かすクセが自然と身に付いていた。 「すばらしきこのせかい」には、シキとヨシュアのほかにもパートナーとなるキャラクタが登場するとのこと。誰をパートナーにして戦うかによって、さまざまな戦闘が楽しめそうだ。 なお、SQUARE ENIX PARTY 2007で「すばらしきこのせかい」を試遊した人には、先着でコンポーザーの石本丈晴氏が作曲した「すばらしきこのせかい」の楽曲「Twister」と「Give me all your love」が収録されたスペシャルCDがプレゼントされる。さらに、「すばらしきこのせかい」と「クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-」を試遊し、クローズドメガシアターを観覧した人には特製CDケースと「ファイナルファンタジー」20周年記念作品「ディシディア ファイナルファンタジー」の限定CDがプレゼントされる。 また、5月12日には特設ステージで「すばらしきこのせかい」のスペシャルライブを実施。シンガーソングライターのJYONGRIさんによる、本作のテーマソング「Lullaby For You」が披露された。この曲は、本作のラストに流れる曲とのことで、しっとりとした印象のやさしいメロディの楽曲となっていた。
「Lullaby For You」を歌ったあと、JYONGRIさんは「ゲームというものの曲を作るのは初めてだったんですが、『すばらしきこのせかい』をひとつのドラマティックな物語ととらえて曲を作りました。この物語のラストにふさわしい曲に仕上がっていると思います。」とコメント。そして、会場に集まったユーザーに「皆さん、ぜひゲームを最後までプレイしてこの曲を聴いてください。そして、私の曲を気に入ってくれたらうれしいです」とメッセージを送った。
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TESTUYA NOMURA & GEN KOBAYASHI
□スクウェア・エニックスのホームページ (2007年5月12日) [Reported by 眞鍋航希]
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