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会場:幕張メッセ
実際に動いている映像を見るには、筐体に流れているアドバタイズデモか、オープンメガシアターでのプレゼンテーションムービーを見るほかないわけだが、12日には、タレントのウエンツ瑛士さんを招いて、市村プロデューサーとの楽しい掛け合いで進行する「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」プレミアムステージがオープンメガシアターで行なわれた。その模様とあわせて、「DQMBR」の詳細に触れていこう。
■ コンボと勇者の剣が勝利の鍵?
1人でプレイする場合、基本的にこの2つのボタンと、その下にあるカードリーダーを使うだけでプレイできる。気になるのが筐体中央に鎮座する「勇者の剣」。これはこの筐体のアイキャッチ的効果も高いと思うのだが、この剣にもちゃんと役割がある。 ゲームの流れは、モンスターカードを3枚読み込ませることで自軍モンスターが画面に登場。赤か青のボタンで攻撃を選んで、あとはモンスターの戦いを見守るというターン制バトルシステムになっている。行動順は「DQ」本編同様、すばやさのパラメータに依存するようだ。バトルに2回勝利すれば、強力なボスキャラとの戦闘が待っている。 この行動決定をすばやく行なう、さらに、攻撃時に画面にボタンが表示されている最中に対応するボタンを押すことで、「ゆうき」が画面左下にある「オーブ」により多くたまる(基本的に行動が成功すればゆうきは蓄積される)。このオーブがゆうきで満ちあふれると、画面にメッセージが出るとおり、「スペシャルカード」を読み込ませることができるようになり、さらに「勇者の剣」が持ち上がってくる。 スペシャルカードには、強力なモンスターや「DQ」シリーズ歴代の勇者たちのカードが用意されており、彼らが画面に登場する。スペシャルカードを読み込ませた後、「勇者の剣」をぐっと押しこみ、敵を貫くと、強力な攻撃が繰り出されるというわけだ。スライムの人工衛星(?)からの衛星レーザー攻撃など、スケールの大きさもハンパない強力なものだ。 また、モンスター同士の「相性」が設定されており、相性のいい組み合わせで、画面表示上大きいほうのボタンを押して行動を決定すると、通常とは異なるいわゆる連携技=コンボ(究極奥義)を発動できる。ステージイベントでは、スライム、メタルスライム、ホイミスライムのチームでは、「スラ・ブレイク」というスライム究極奥義が見られた。かなりのダメージを与えられるので、「たかがスライムだらけのチーム」といっても侮れない。このような組み合わせを発見することがこのゲームの面白いところで、たとえレアなモンスターカードがなくても、戦略とコンボの組み合わせ次第では、戦いの幅はいろいろと広がりそうだ。
本作は協力プレイが可能。その場合、読み込ませられるモンスターは6体になり、敵も6体に増えるという。
■ 「DQ」ファンのウエンツさん、決勝戦で惜しくも敗れる さて、「プレミアムステージ」は、市村龍太郎プロデューサーが登壇し、ウエンツさんに本作の手ほどきをするという展開で行なわれた。 ウエンツさんは、最近ではDS「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー」をプレイしていたという「DQ」ファン。市村氏に「好きなモンスターはなんですか?」と聞かれ「キメラですかね。序盤での強敵ということで印象に残っています」という渋めのチョイスを披露した。 さて実際にプレイすることになったのだが、市村氏から、スライム、メタルスライム、ホイミスライムの3枚のカードを渡されてちょっと不安げだったウエンツさんは「(メタルスライムは)硬いから」と自分を励ましながらゲームスタート。
市村氏の的確なレクチャーを忠実に実行できたウエンツさんは、余裕でバトル1をクリア。決勝戦へとコマを進めた。ところが、次の対戦相手はギガンテス、ゴーレム、うごくせきぞうの見た目にも強力そうなトリオ。だが、コンボをレクチャーされたウエンツさんは、うまくタイミングを合わせてゆうきをオーブに溜め、さらにスペシャルカードで「キラーマシーン」を市村氏から借り受け、敵チームを撃破。ついにボスキャラ「魔性の道化師ドルマゲス」との対決となった。 ここでも基本に忠実に、コンボを狙ってダメージを奪うウエンツスライムチームだったが、ドルマゲスの攻撃にメタルスライムが足がすくんでしまい行動不能になったのが痛かった。スペシャルカードで「VIII」の主人公のカードを借り受けて状況の打開を図るも、まさに惜敗という結果でレクチャーは終了した。
戦い終えてウエンツさんは、「ボタンを叩くときに力を入れすぎて痛いほど」と興奮気味。「ちょっとの作戦の差で勝てるというのが一番うれしいですね。強いカードはもちろんですけれど、スライムで強いモンスターに勝つ、別な喜びがありますね」と戦略性に引かれたようだ。でも、「これが出回ったら、街中で勇者の剣が上がっていたら、関係ない人がプレイしても押し込んじゃいますよ」と、実は「勇者の剣」が大変お気に召したご様子(笑)。 本作は6月下旬から先行稼動を開始する。市村氏によれば、7月中には全国のアミューズメントセンターやショッピングセンターなどに出回るという。協力プレイもでき、2人でコンボを決めると「ダブルコンボ」になったりもするらしい。親子で一緒に、友達と一緒に遊べるAM機として、非常に期待がかかる1作だ。
「まずは帰ったらスライムの強さを友達に伝えたい」としめくくったウエンツさん。正式稼動後には、ひょっとしたらどこかでモンスターとも戦っているかも? (C)2007 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
□スクウェア・エニックスのホームページ (2007年5月12日) [Reported by 佐伯憲司]
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