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【SQUARE ENIX PARTY 2007 特別号】
まったりマイペースで「ファイナルファンタジーXI」の魅力をレポート

ファイナルファンタジーXI連載
~ヴァナ・ディール“近東”見聞録~

「ファイナルファンタジーXI」ブース 5th Anniversary レポート
おめでとう5周年! 5年の軌跡、そして次なる一歩を見せた豪華ファンイベント

 SQUARE ENIX PARTY 2007会場の一角はお祭りの舞台となった。正式サービス5周年を記念した「ファイナルファンタジーXI」ブースだ。ステージ上では、イベント用バトルフィールド戦に挑戦できる「幕張フレンドパーティ」や、開発・運営陣による「5th Anniversary トークセッション」、さらに水田 直志氏、谷岡 久美氏、植松 伸夫氏による「♪トーク&コンサート」などなど、多彩かつ豪華なイベントを終日行なった。

 また、ステージ反対側のスペースでは、「サラヒム・センチネル幕張支社」を展開。これは来場者を傭兵に見立ててブース内で声を掛け合ってパーティを組み、スタッフが扮するNPCの出すクエストに参加するというもの。さらにブース外壁にはこれまでの「FF XI」の足跡を綴るアートや、応募作品のファンアートが飾られている。全ての来場者参加可能イベントは、宝のコインという5周年記念コイン獲得に繋がっていて、ガチャガチャ風のランダムディールをコインで回すと、カプセルに入っている賞品がもらえるという趣向になっている。

 そして、ブースの頭上、天井近くには、当日発表された最新拡張パック「アルタナの神兵」のロゴがさりげなくライトアップされていた。頭上ゆえに当初気がついていない人も多かったようだが、ふと見上げると、あっと驚くという仕掛けだ。

 本稿では、この「ファイナルファンタジーXI」ブース、5th Anniversaryの模様をお伝えしよう。なお、最新拡張パック「アルタナの神兵」、そして「5th Anniversary トークセッション」については2日分をまとめて別記事でお伝えする。


これでもかと開催してブースを盛り上げるステージイベント
「幕張フレンドパーティ」、「チョコボレース アルタナ記念杯」など

この凄まじい人だかり。連続的にステージイベントが開催されるため、終日この盛り上がりを維持していた
 まずはステージイベントから紹介していこう。ステージイベントの前半では、これまでのイベント用に用意された特別ゲームが楽しめる「幕張フレンドパーティ」、来場者参加のクイズ大会「クイズ! なるほど! ザ・ヴァナオネアZ」、来場者がレースの勝ち馬ならぬ勝ちチョコボを予想して投票する「チョコボレース アルタナ記念杯」といった、来場者参加イベントを開催した。

 「幕張フレンドパーティ」は、ステージ上に設置された高スペックPCで、イベント用バトルフィールド戦などの毎回異なるテーマのゲームに挑む。12日では、午前中に「Boss Battle Bash」を、午後には「タルタルマラソン2007」、「チョコボラリー2007」、特別アサルト「雲霞の如し」に会場から選ばれた来場者が挑戦した。

 「Boss Battle Bash」はヒーローズコンバット、ヒロインズコンバットをはじめ、6種類のバトルフィールド戦のいずれかを選び挑戦するもの。この日は初回の参加パーティが「アークエンジェル」で勝利したことを皮切りに、アークエンジェルを選択するパーティが続いた。もちろん、ランダムディールから賞品を獲得するための「宝のコイン」をもらえる。

 中でも盛り上がったのは午後に実施された「タルタルマラソン2007」と「チョコボラリー2007」だ。特に「タルタルマラソン2007」は、総勢12名の参加者がみなレベル1のタルタルを操作してオークの徘徊するゲルスバ野営陣を駆け抜ける。タルタルが並ぶ姿に女性の来場者からは「かわいいー!」と声が挙がる。所持しているサイレントオイルなどのアイテムを駆使して進むも、タイミングなどが悪くオークに追いかけられてしまった時には、男女を問わず笑いと共に「あぁ~やられちゃうよ」という声をため息混じりにこぼしていた。

 「チョコボラリー2007」はチョコボに乗ってユタンガ大森林、ヨアトル大森林を抜けてゴールのウガレピ寺院を目指すというテーマ。ユタンガ、ヨアトルの両大森林は誰しも一度は迷い、道を間違えたことがあるだろう。明暗がはっきり分かれたこのレースイベントでは、道をしっかりと覚えていたトップグループが僅差のデッドヒートを展開。上位3名がゴールした後、2位の参加者は「1位の参加者の後ろをずっとついていったら運が良かった(笑)」と語り、場内に笑いを誘っていた。

上段は、「タルタルマラソン2007」の模様。下段は「チョコボラリー2007」、さらに下段右は特別アサルト「雲霞の如し」より

来場者から本選出場者を選出する予選クイズの模様。難問珍問の連続で会場がざわめいた
 「クイズ! なるほど! ザ・ヴァナオネアZ」は、本連載のTGS特別号で紹介した「クイズなるほど! ザ・ヴァナオネア」がパワーアップしたクイズイベント。「FF XI」に関する難問、珍問に挑む。今回はまずステージ前に詰めかけた来場者を相手に、予選を実施。上に挙げた手でグーチョキパーを作り、3択問題に解答した。

 誰でもステージ上で行なわれる本選に進むチャンスがあると知り、俄然盛り上がる場内。だが、出題された第1問「バストゥークの裏道を教えてくれるクエスト『センスを磨くのにゃ』を受けられるミスラの名前は?」という難問に、一気にどよめきに変わった。その後も「タロンギ大峡谷でチョコボをNPCがいる場所の座標は次のどれでしょう?」や、「競売所の白魔法の入札で、名前でソートして、上から20番目に表示される魔法の名前は?」など難問続き。そこかしこから3択の答えを相談するもどれが答えがわからないといった雰囲気のヒソヒソ会話が聞こえてくる。考えているうちに夢中になり、答えに一喜一憂する。

 そんな難問に答えたツワモノが本選へと進出。本選でも、SEの音だけで唱えている魔法を正確にあてるなど、珍問難問ぞろい。動画を使ったひっかけ問題などもあったが、最終的に優勝した参加者はひっかけを見事回避しつつ驚きの早さで解答。場内をどよめかせた。

 優勝者に贈られた賞品の中でもひときわ目を引いたのが、「FF XI」5周年記念の非売品ピンバッジフルセット。これは、各種イベント参加でもらえる「宝のコイン」を使って回すガチャガチャ風マシン「ランダムディール」での大当たりのひとつだそうだ。筆者も試しにランダムディールに挑戦してみると、個別のピンバッジひとつが入ったカプセルが出てきた。もちろんこれもオリジナルの非売品。今後別のイベント等で入手できるかは定かではないが、5周年記念品だけに今回だけのものと考えていいだろう。

上段は「クイズ! なるほど! ザ・ヴァナオネアZ」本選の模様。下段は左が、記念品の中でも豪華なピンバッジフルセット、中央は「宝のコイン」、右は「ランダムディール」

 お昼ごろに行なわれたのが「チョコボレース アルタナ記念杯」。これは実装されて間もないチョコボレースを使ったステージイベントで、来場者全員がレースに勝つチョコボ予想で参加できる。ブースでは、現実の競馬新聞ライクな「勝鳥(号外)」というシャレのきいた投票用紙を配布している。これには第1レース、第2レースの予想も書かれているばかりでなく、奇跡の石という怪しげな商品を宣伝するウソ広告も載っているという凝りようだ。単体でも十分に面白い。

 「チョコボレース アルタナ記念杯」では、チョコボ育成、レースを手がける藤戸洋司氏もステージに登場。「アルタナ記念杯」で現在のゲーム内にはない雨模様のレースをここで初披露していることや、次回アップデートに向けてチョコボの新色を導入したいと考えている節など、育成やレースの新情報も雑談の中で話していた。

 このレースでは、予想が2レースともに的中すると「宝のコイン」をもらえるということもあって、レースの行方を見守る来場者はさながら競馬に賭けた人のように真剣に見守っていた。特に2レース目は雨模様のレースでぬかるみに足を取られるなど、レース模様を変化させる要素がふんだんに見られた。

 それにしても、今から考えるとこの「チョコボレース アルタナ記念杯」という名称。女神アルタナの名はゲーム内の要素としては既存のものだけに、当初は深く考えていなかった。だが、この日に行なわれた新拡張パック「アルタナの神兵」の発表を記念するものと考えると納得がいく。こんなところにとんでもない新情報の符号を隠していたとは。その遊び心に「やられたー」という思いだ。

「チョコボレース アルタナ記念杯」より。来場者全員が気軽に勝ちチョコボ予想に参加できるあたりが面白い。後に実装予定というギャンブル要素のリアル版といったところだろうか。写真右の中心にいるのはチョコボ育成、レースを手がける藤戸洋司氏


優勝はなんと、冒険者ならお馴染みのアレ!?
田中プロデューサーを囲んだコスプレコンテスト

インパクト抜群で会場の人気をさらったLand Worm。入場時にLの字が折れてしまったのはご愛嬌
 ステージイベントの中でも今までにない試みとなったのがこの「コスプレコンテスト」だろう。これまでにも各種ゲームイベントなどで「FF XI」関連のコスプレを楽しむ姿は多く見られてきた。ほどなくしてスクウェア・エニックス側でもスタッフの一部にミスラのコスプレを入れて盛り上げるなど見られたが、一般参加のコスプレをここまで取り上げたのは初めてだ。正直なところ筆者としては、少々の不安を感じたところはあった。

 だが、ステージイベントがはじまった途端、そんな心配はまったく必要がなかったことを感じた。というのも、最初にステージに登場したのが、とてつもなく巨大なLand Wormだったからだ。場内はその予想外なビッグインパクトによって笑いの渦に引き込まれ、一挙に盛り上がった。もちろん、他の参加者も素晴らしいクオリティの衣装ばかりで、その道の面白さ、奥深さに感嘆するばかりだ。

 精巧に作られた白兵戦フレームのオートマトン(ただし、中身は人間のため巨大)。AF姿の青魔道士、ステージ上で徹底して姿勢を低くし続けたゴブリン、サポジョブが忍者のため短剣を二刀流しているシーフ、天蛇将ルガジーンや炎蛇将ガダラルなどなど、いずれもユニークさを兼ね備えた力作ぞろい。

 最終的には7人が選出。その中から来場者の拍手の大きさによって上位入賞者を決定することとなったが、もはや来場者の心はLand Wormに魅了されている状態に近く、Land Wormのコスプレをした方が優勝した。ちなみにLand Wormのコスプレは、前が見えないばかりか高さゆえに足元もおぼつかないようで、周囲に支えられて移動する姿も笑いを誘った。

 最後にはプロデューサーの田中弘道氏も壇上に登場。田中氏のサイン入りピンバッジフルセットを授与したほか、「みなさん、すごい出来が良くて。選ぶのに大変苦労しました。皆さん本当によくここまっで作ってくれて。ありがとうございます」と総評を語っていた。その後、最後の記念撮影タイムには田中氏をコスプレイヤー全員で囲むというユニークな締めとなった。

 なお、13日はコスプレコンテストが行なわれていた15時25分から16時は、公募して募ったオリジナルムービーコンテストとなる。こちらもどんな力作が見られるか楽しみだ。

非常にクオリティの高いコスチュームをまとう出場者。最後には田中プロデューサーを囲んで記念撮影というユニークな場面に


「FF XI」ファンならずとも必聴の豪華顔ぶれによるトーク&コンサート
初日は「Ronfaure」、「Awakening」、「Vana'diel March」をピアノ演奏

写真左から水田 直志氏、中央が谷岡 久美氏、右が植松 伸夫氏
 いよいよステージイベントも終盤。16時15分から約30分行なわれたのが、「♪トーク&コンサート」。「ファイナルファンタジー」シリーズ楽曲の代表的な作曲者、植松 伸夫氏、「FF XI」の楽曲数が圧倒的に多い水田 直志氏、「FF XI」楽曲の中でも人気の高い「Awakening」の作曲者、谷岡 久美氏と、ファンにはたまらない豪華な顔ぶれが登場。それぞれ近況を語りつつ、作曲当時の思い出話などを披露した。

 中でも植松氏のジョークをふんだんに混ぜたトークは大変に面白い。「会場がお客さんでいっぱいでね、俺はこんなに大きな会社にいたんだなぁって思って」と植松氏が語ると、谷岡氏が「でも、植松さんのおかげで大きくなったんですよ」と返す。それを「いやいや、そんなことはありませんよ。……もっと言って、もっと言って(笑)」と答えて笑いを起こす。トークのテンポがよく、掛け合いも絶妙だった。

 トークのあとは、谷岡氏による演奏が聴けた。1曲目は植松氏作曲のRonfaure(ロンフォール)。霧のかかる奥深い森のイメージが一気に広がる、ファンには馴染み深い名曲だ。続いてはライブクエストのアンケートでも1位になった「Awakening」。原曲はピアノを使わない曲のため、この日は非常に貴重なピアノアレンジバージョンで生演奏を披露。力強いメロディーラインとそこからくる高揚感はそのままだが、物悲しい繊細なアレンジなっており、非常に嬉しい演奏となった。

 最後は、残り時間わずかになったところを押しての、「Vana'diel March」。やはりこの曲が始まりであり、5周年というこの日にふさわしい。来場していたファンにとって非常に感慨深い演奏だったはずだ。やはりこちらもマーチ曲をピアノアレンジ。最後の余韻が消えると盛大な拍手が巻き起こった。

 なお、2日目となる13日では、また違う内容のトーク、楽曲の演奏をすると告知していた。この演奏は「FF XI」ユーザーならずとも魅力的だ。

楽器を使ったネタをまじえながらの軽快なトークもさることながら、ミニコンサートも大満足の内容だった


交流あり、笑いあり、感動あり、新情報あり
ファンを一日中釘付けにする充実のファンイベント

こちらは全ステージイベント終了後の1シーン。田中プロデューサー、水田 直志氏、谷岡 久美氏、植松 伸夫氏が握手してくれるという豪華なサプライズ
 ブース全体には当初、大きなスクリーンがあるイベントステージが目立つ以外は、正直ガランとしているなという印象を受けた。だがそれも、来場者がとてつもないスピードで増えていくと、「あぁ、ガランとしていたのはこうなることを予測してのことか」と納得がいった。

 だが、「FF XI」ブースに駆けつけた来場者の量は、そうした予測をこめた準備すらも凌駕していたようで、あっという間に黒山の人だかりが誕生した。TGS 2006のイベント時と比較しても引けを取らないばかりか、それ以上にも見える人気の高さだ。今回はスクウェア・エニックス単独のプライベートショーであることを考えると、この光景の凄みがさらに増す。

 「FF XI」ブースは、ステージイベントによるメーカーとユーザーの交流、そしてユーザー同士の交流がうまくミックスされた場となっていた。豪華賞品がもらえるランダムディールと宝のコインという、会場全体を使った仕組み。そして、「サラヒム・センチネル幕張支店」という、来場者が声をかけあい、パーティを組むという試みが大きい。笑いあり、感動あり、ビッグな新情報ありと、盛りだくさんの内容となった。

 オフラインイベント展開も非常に順調、回を重ねるごとに足を運ぶ来場者数も増えている感がある。それだけに毎回大変な混雑を見せるところが少々残念ではあるがものの、「FF XI」ならではのイベント展開、発展や試みに今後も期待したい限りだ。

本稿中に紹介できなかったが、ブース内には球体の機械が取り付けられていて、下の地面に5th Anniversaryのチョコボマークを投影する。写真左のように手をかざすと、涼しげな音を立てる。写真右はブース外周に展示されているファンアート。こちらも素晴らしい作品ばかりだ


(C)2002-2007 SQUARE ENIX CO.,LTD All Rights Reserved.

□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□「ファイナルファンタジー XI」のホームページ
http://www.playonline.com/ff11/

(2007年5月12日)

[Reported by 山村智美 / Pomm]



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