|
FFXI Creator's voice Ζですてにぃの開発室漫遊記では、イベントの模様がブログ形式で書かれているほか、「ヒロインズコンバット」などの動画も掲載されている。そちらも合わせてご覧頂くとよいだろう。
また、開発陣によるトークセッションが、ビジネスデイを含む3日間の会期内に都合4回行なわれた。それぞれの回で異なる内容が話され、いくつかの新情報も飛び出している。トークセッションについては3日間の内容をまとめて別記事にて紹介するつもりだ。
ユーザーの注目が集っていたのは、ヴァナ・ディール最強(最恐?)の地位を得ているシャントット様。「FF XI」において“なんでもありの無敵の象徴”とも言えるシャントット様だけに、どのような戦いぶりを見せるのか、想像が尽きなかった。 試合のルールは、戦士、モンク、シーフ、白魔道士、黒魔道士、赤魔道士という6つのスタンダードジョブからなる6人PTを編成。サポートジョブ、アイテムはなし。ミッションで使用されるバトルフィールド「天輪の間」に、イベント専用アイテム「舞刀会の招待状」をトレードするとイベントがスタートする。 バトルフィールド内には、ヒロイン4人のうち2人が待機。どちらか1人を倒すと、さらにもう1人が登場するというもので、1戦で4人中の3人と戦える。4人のそれぞれのジョブはクリルラがナイト、アヤメが侍、プリッシュがモンク、そしてシャントット様が黒魔道士だ。体力が少なくなると、クリルラはインビンシブル、プリッシュが百烈拳を繰り出してくるほか、アヤメは定期的に明鏡止水を使用し、両手刀WSを連発してくる。シャントット様は、戦闘開始後すぐに魔力の泉を使ったガIII系の強烈な範囲魔法を浴びせ続けるという、イメージどおりの強烈な戦い方だった。 固有の特殊技でインパクトが強かったのはプリッシュ。見た目にも派手なドロップキックや、羅刹七星拳といった技をセリフと共に繰り出していた。戦闘中にヒロインが喋るセリフも多彩で、一例を挙げると、アヤメ「花は散るからこそ、美しい……、見事な散り際を見せていただくとしましょう!」、クリルラ「歯を食いしばれ!」、プリッシュ「喰わせろ! ウィンダスタコーーーース!!!」、シャントット「先生に注目ですことよ。この魔法、テストに出ますわよ!」といった具合に、個性的なセリフを喋っていた。
一方、ユーザーに期待通りの恐怖を与えてくれたシャントット様だが、何度か倒されるシーンもあった。本作中、唯一無二といってもいい無敵の存在だけに、敗北する姿が本当に見られるのか!? といった不安もあり、そして、個人的には敗北せずに無敵の象徴であり続けて欲しいという願いもあった。参加者の攻撃によってHPが尽きると「卒業……お、め、デトウ、……グフッ! 」というセリフを発して、シャントット様は突っ伏して倒れた……。 だが、その直後に、緑ネームのシャントット様がフィールドの中央に出現! 「良い先生でしたでしょ? シャントット先生人形、今なら5億ギルでお譲りいたしますわよ、オーホッホホホホ! 」というセリフと共に高らかに笑っていた。戦っていたのはシャントット先生人形だったのである。シャントット様は今後も“なんでもありの無敵・無敗の象徴”であり続けるようだ。様々な期待と思いに答える心憎い演出となっていた。
勝利したい、という気持ちももちろんあるが、あのヒロインたちと戦ってみたい! という気持ちのほうが圧倒的に強いであろうイベントだけに、勝利も敗北も関係なく参加者、観衆ともに大変に盛り上がり、満足できる内容となっていた。出展イベントではお決まりのメインイベントとなってきた感のある「ヒーローズ/ヒロインズコンバット」。また次の機会にもぜひ開催してもらいたいところだ。
このアサルトの最も大きな特徴は、HP、MP、そしてTPに強力なリジェネ効果が与えられていること。TPであれば1、2秒あたり30~40ほどが増加していた。このため、普段ではありえないような絶え間ないWSの連発、範囲魔法の連発ができる、爽快感のある内容だった。 アサルトの舞台となるのは「マムージャ練習場」。秘封にイベント専用アイテム「秘密訓練場のカギ」をトレードすると、通常のアサルトと同様のエフェクトが挿入されてフィールド内に入る。中には、Pit Spider、Pit Lindwurm、Pit Bugard、Pit Pukが初日には40体、2日目では50体が待ち受けていた。この数は初期配置状態の数で、モンスターを倒すことで追加数が出現するようだ。 作戦が開始されると、最初は従来のプレイのように、前衛ジョブ、後衛ジョブを意識した立ち回りをしていた参加者だったが、戦ってみると、WSが連発可能でありHPとMPにも強力なリジェネ効果が付属しているため、まったく危険がないことが分かる。ほどなくして6人がバラバラに行動し、目に入るモンスターを片っ端から撃破していった。筆者が追った限りでは、2日目に79匹という撃破数を記録したようだ。筆者が見る限りでもかなりの爽快感がありそうなこのアサルト。ぜひゲーム内にもなんらかの形で登場してほしいと思う。
また、フリップ問題では、6つの古代魔法を習得レベルの低い順番に並べ替えるなど、黒魔道士をメインジョブにプレイしている人でも、なかなか分からないような難問も登場。回答者やオーディエンスは程よい歯ごたえのある問題に各々取り組んで一喜一憂していた。最後の15問目は毎回、何かの絵を描いてもらい、オーディエンスの拍手の数で正解を1人選ぶというユニークな問題が出題。筆者がみた回では、チョコボやボムの絵を描いてください、というものだった。予想外の最終問題にとまどいながらも懸命に姿を思い出して絵を描く回答者。拍手の多かった絵を描いた人には、運営・開発陣が描いた正解の絵入りの色紙がプレゼントされていた。
なお、インゲームアイテム「ノマドモグロッド」が抽選で当たるアンケートは、あまりに多くの人が詰め掛け、大変な混雑模様となってしまったため残念ながら中止された。今回のようなイベント取材を例年行なっている筆者から見ても大変な混雑であり、この対応は適切であったと思える。ノマドモグロッドに関しては配布数を増やし、また別の形で提供するとのことだ。
若干の混乱こそあれど、それもまた本作の人気の高さゆえのもの。ユーザーがワールドの垣根を越えて楽しめるオフラインイベントであり、そろそろ「FF XI」単独のオフラインイベントも検討していいのではないかと思う次第である。 (C)2002-2006 SQUARE ENIX CO.,LTD All Rights Reserved.
□スクウェア・エニックスのホームページ
□「ヴァナ★フェス 2006」のホームページ (2006年9月24日) [Reported by 山村智美 / Pomm]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|