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株式会社ゲームオンは、2月5日、セガが2月28日をもってサービスを終了するMMORPG「RF Online」の日本での独占配信権を獲得したと発表した。サービス開始時期、ビジネスモデルについては未定としている。 「RF Online」は、韓国CCRが開発し、アジア圏を中心に展開しているSFMMORPG。日本ではセガが2005年10月より月額課金制での正式サービスを開始しており、既報のように「諸般の事情」により2007年2月28日を持って終了する。 しかし、韓国では、2006年9月にアイテム課金化へビジネスモデルを転換してから、ユーザー増が続いており、サーバーの増設や「RF Online2」の製作着手など、好調が伝えられていた。このため、日本ではセガの運営終了に合わせて、水面下で多くのパブリッシャーが獲得に乗り出しており、今回、日本での新しいパブリッシャーが韓国と結びつきの深いメーカーであるゲームオンに決定した。 今回のゲームオンの発表は、セガのサービス終了に伴い、ライセンスが切れる同作を再び日本で展開する動きとなる。現時点では、あくまでCCRとゲームオンの契約であり、セガは一切絡んでいない。ユーザーとしては、セガの顧客基盤や運営ノウハウをゲームオンが引き継いでくれるかどうかが一番気になるところだが、「一切ノーコメント」としている。 クライアントについては、ゼロからローカライズしていては時間が掛かりすぎるため、セガが提供してきた日本語クライアントが使用される見込みで、すでに両社の間である程度のリレーションシップが生まれていることが推測され、その意味ではデータの移管が実施される可能性はゼロではなさそうである。続報に期待したいところだ。 なお、同日、専務取締役の李 相燁が代表取締役社長に昇格し、代表取締役社長の大野俊朗氏を取締役に降格する人事異動が発表された。人事異動の理由については、「より一層の事業拡大を図るため、日韓のオンラインゲーム事業に精通した人物をあてた」としている。
□ゲームオンのホームページ (2007年2月5日) [Reported by 中村聖司]
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