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【PS2「ひぐらしのなく頃に祭」】
価格:7,329円(通常版)
CEROレーティング:D(17歳以上対象)
この日のイベントには、PS2用「ひぐらしのなく頃に祭」でキャラクタの声を担当している声優をはじめ、ゲーム中に流れる歌を歌っているアーティスト、原作者、開発スタッフらが登場して、ライブやトークなどを繰り広げた。さらに、ファンも待ちわびていた発売日が2月22日に決定したことが明らかにされた。オープニングとエンディングテーマのマキシシングルも同じく2月22日に発売されることも決定した。
また、チケットを購入できなかった人のために、イベント会場の外でイベント限定グッズセット「祭×祭セット」の販売も行なわれた。
続いて、茶太さんが「ひぐらしのなく頃に」のイメージアルバム「かけらむすび」に収録されている「samsara」を、片霧烈火さんがアニメ「ひぐらしのなく頃に」のエンディングテーマ「Why, or Why not」を歌い上げた。その後のトークで、片霧さんは「もともと原作のファンで、夜中にプレイしたりしていたのですが、アニメのエンディングのお話が来て、もう鼻血ブーなほど興奮しました(笑)」という。茶太さんは「これだけの舞台で歌うのが始めてで、歌い終わった後、緊張のあまり汗をかいて、マイクが滑り落ちそうなほどでした」といい、歌については「悲しくてつらい、救いのない内容なのですが、原作と同じように最後までクリアしたときに喜びというか楽しみのためのスパイスとして味わってください」と語った。 次のコーナーはオリジナルショートドラマで、北条沙都子役のかないみかさん、古手梨花役の田村ゆかりさん、園崎魅音・詩音役の雪野五月さん、竜宮レナ役の中原麻衣さんが登場。声優さんたちにはドラマの前に司会からいくつかの質問が投げかけられた。ゲームの音声収録については、4人とも口をそろえて「長かった」という。「何日間かに分けて収録したのですが、しゃべってもしゃべっても終わらない感じで、内容も内容ですし、すごくエネルギーを使った」という。その内容についても「へこむよね」といい、雪野さんは「だんだん殺されるのに慣れてきて、『ああ、次は撲殺か』みたいになってきました(笑)」と、「ひぐらし」ならではの苦労を感じさせた。 台本については、田村さんが「スタジオで音声さんが収録した声をチェックしている間に、台本があまりにも厚いのでページ数を数えたりしていました。それで他のゲームの収録で『台本厚いんですけど大丈夫ですか?』と聞かれたときも『大丈夫大丈夫。ひぐらしと比べたら全然』と。それくらいすごかったです(笑)」というエピソードを披露。実際にはダンボール箱で4箱という途方もない量だったという。さらに中原さんから「他の人のセリフまで入っていたのはストーリーを知る上で嬉しかったのですが、4箱にはちょっとげんなりしました」といわれ、中川氏も恐縮しきりだった。 演じた上での感想では、「ひどい目に遭いました。磔にされる夢まで見ましたからね」(かないさん)、「現実でも、草むらとか歩いているとそこに罠があるんじゃないかって恐くなりました(笑)」(田村さん)、「だんだん麻痺してしまって、今回はこう殺されるのかと感じてしまったくらいです」(雪野さん)、「いろいろな恐いシーンがあって……残念ながら死んでしまうんです……」(中原さん)とコメントをしていた。 トークに続いて始まったショートドラマは、このイベントのために書き下ろしたシナリオで、タイトルは「ぶちこわし編」。内容は圭一を加えた5人で雛見沢村の観光案内に使うプロモーションビデオを作るという設定。昭和時代のネタをふんだんに盛り込んだギャグストーリーで、文字通り「ひぐらし」のイメージを“ぶちこわす”という感じで、客席からは何度も大爆笑が沸き起こっていた。いろいろときわどい内容なのでここでは触れないが、声優さんたちのショートドラマの感想を紹介する。「いつもこんなほのぼのだといいな」(かないさん)、「これって昭和のネタですか? ゆかり17歳だからわかんない」(田村さん)、「圭一がいたら、もっと楽しいかなと思いました」(雪野さん)、「これがこのままドラマCDになったらいいな」(中原さん) その後、癒月さんの「想い」、結月そらさんの「そらのむこう」、いとうかなこさんの「escape」と、「ひぐらし」関連の3曲が披露され、ゲーム紹介コーナーへ。原作者の竜騎士07氏、PS2版のシナリオを担当した叶希一氏、PS2版の音楽を担当した志倉千代丸氏が登場し、PS2版についてのトークが行なわれた。 志倉氏は「アルケミストさんのタイトルでは、PS2版『ARIA』の主題歌を担当させてもらったのですが、その時はファンのみなさんのイメージを良い意味で裏切るような新しいARIAを目指して作りました。ただ今回の『ひぐらし』の主題歌『嘆きノ森』については、オヤシロ様の祟りが怖いなぁと思って(笑)できる限り作品のイメージと離れないように作ったつもりです。『嘆きノ森』以外の3曲は、もしかしたら多少暴走気味かも……です(笑)」とコメント。叶氏は「1つのタイトルにこんなに長くたずさわったのは初めてでした。3つの新シナリオはifに焦点を当てて作っています。実は私はホラーが大嫌いで、夜中に1人でシナリオを書いていて、恐くて恐くてしょうがなかった」と意外な裏話を披露すると、竜騎士07氏が「憑落し編がすごいダークで、ホラー苦手なんて嘘ですよね(笑)」と突っ込みをいれていた。
そして、中川氏と叶氏がゲーム画面を見せながらゲームを紹介し、声優さんのサイン入りTシャツのプレゼントコーナーが行なわれた。続いて再び歌のコーナーとなり、彩音さんの「コンプレックス・イマージュ」、いとうかなこさんの「Friend」の後、カーテンコールで一旦幕が下り、アンコールではさらに、癒月さんの「YOU」、彩音さんの「嘆きノ森」のフルコーラスバージョンの2曲でイベントは終了した。
(C)竜騎士07・07th Expansion/Frontier Works・Alchemist 発売元:(株)デジタル・ゲイン
□アルケミストのホームページ (2006年1月29日) [Reported by 滝沢修]
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