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【連載第98回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

DS LiteやPSPを個性的に飾る!
デコレーション製品やのびすぎるタッチペンをレポート

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今回レポートするのは、ニンテンドーDS Lite(以下、DS Lite)とPSPのデコレーショングッズ。シグマA・P・Oシステム販売の「Custom Protection Film for Nintendo DS Lite」は、10種類のデザインを用意したDS Lite用の本体フィルム。BOARSの“デコ”シリーズ「DS Liteデコ」はDS Lite用、「PSPデコ」はPSP用の本体フィルムだ。後半では、DS Lite用のシリコンカバー「シリコンカバーDSLite」と、同じくDS Lite用となるブックカバータイプ本体カバー「ブック型カバーDLite」をチェック。「自腹で買ってみました! 」コーナーではDS/DS Lite用の「CYBER・のびすぎタッチペン」を試してみた。

【今週のおしながき】
DS Lite、PSP用のデコレーションフィルター3製品をチェック
汚れやすいL/Rボタンもしっかりとカバー「シリコンカバーDSLite」
DSカードもまとめて収納できるのが嬉しいDS Lite用カバー「ブック型カバーDLite」
自腹で買ってみました「CYBER・のびすぎタッチペン」



● DS Lite、PSPの外観を大胆に変えるフィルム製品をチェック

「Custom Protection Film for Nintendo DS Lite」

    メーカー:シグマA・P・Oシステム販売
    価格:オープン(購入価格:1,480円)
    バリエーション:BasicWhite、BasicBlue、BasicNavy、BasicPink、BasicBlack、Fabric-A、Fabric-B、Fabric-C、Fabric-D、Fabric-E

・「DS Liteデコ」

    メーカー:BOARS
    価格:1,280円
    バリエーション:オレンジライト、カモフラ、スカル、チェック、ナチュラルパターン、ハート、ピンクドット、フラワー、ブリザード、ブルースター、ホルスタイン、花火小紋
    液晶保護フィルター付属


・「PSPデコ」

    メーカー:BOARS
    価格:1,280円
    バリエーション:うねり、オレンジライト、スタータイポグラフィー、ナチュラルパターン、パイソン、ブリザード、ホルスタイン、メカニカル、モリス
    液晶保護フィルター付属


 友人知人と集まってDS LiteやPSPのワイヤレスプレイを楽しむ人も少なくないだろう。そんな時、同じゲーム機がいくつも集まることがある。少し個性が欲しいと感じる瞬間はないだろうか。特に本体カラーが大多数のものだった場合はこの気持ちがより強まるかもしれない。そこでオススメなのが、今回紹介するデコレーションフィルム系の3製品だ。本体を保護するフィルムなのだが、表面に様々な柄がプリントされている。これを貼り付けることで本体のデザインをガラリと変えられるのだ。今回は1製品につき1種類の紹介となるが、製品ごとにデザインが10種類ある。気になったかたは公式サイトや店頭などでチェック頂きたい。

◆ 「Custom Protection Film for Nintendo DS Lite」の使用感

「Custom Protection Film」のパッケージ内容。シートを切り離して1枚ずつ貼っていく
 「Custom Protection Film for Nintendo DS Lite」(以下、Custom Protection Film)は、DS Liteの天面と内部の上下に貼り付ける本体フィルムだ。バリエーションは10種類。その内5種類は、草花や迷彩、ボーダーといった柄が付いたデザインフィルムで、DS Lite本体の印象をガラリと変えられる。他の5種類は、ホワイト、ブルー、ネイビー、ピンク、ブラックといったDS Liteのカラーバリエーションに合わせたカラーで柄がないシンプルなタイプ。

 パッケージにはDS Lite天面用、ディスプレイ周辺用、タッチスクリーン周辺用のフィルム3枚がセットになっている。フィルムの表面はサラサラとした質感。光沢がなくマットな印象だ。DS Liteの外面はフチが曲面になっているが、天板用のフィルムは平面部に加えて曲面部も少しだけカバーするサイズになっている。中央にあるDSのマークも覆う形状だ。厚みは0.15mmで柔らかい。

 ディスプレイ周辺用とタッチスクリーン周辺用のフィルムは、それぞれ画面やスピーカー、各ボタン部分が繰り抜けるようになっている。DS Lite本体内側は、平らではなくくぼんでいる箇所もあるが、曲面部もしっかりとカバーする。

 貼り付け時は大きなフィルムを3枚も貼るので緊張感がある。見栄えを変えるためのグッズなので綺麗に仕上げたいという気持ちもあるのだろう。内側用のフィルム2枚については、画面やスピーカー、ボタン部分のフィルムをあらかじめ剥がしておく。

  天面用フィルムは、左右の貼り付け位置を決めるのに少々戸惑う。曲面部分に少しかかる程度の位置から貼り付けると丁度中央になるのだが、はっきりとした基準がないからだ。貼り付け前にフィルムを天面にあてがい、貼り付け位置をしっかりとイメージしておこう。

 貼り付け位置がズレてしまった場合にも貼り直しができた。フィルムの表面にセロハンテープを貼り付けて1分程度待ち、ゆっくりと持ち上げれば簡単に剥がせる。また、貼り付け後1日経ってから剥がしてみたが、DS Lite本体に粘着素材が残ることも無かった。

スピーカー部分のフィルムは、台紙を少しめくり粘着面側から爪楊枝を挿し込んで剥がした フィルムは、台紙から少しずつ剥がしながら貼り付けていく 曲面部分は柔らかな綿棒を使い、擦りながら定着させるとよい
「Custom Protection Film」を貼り付けたクリスタルホワイトカラーのDS Lite。シンプルなDS Liteが一転して華やかに フィルムは若干伸びるため、曲面部も綺麗に貼り付けられる

 フィルムを貼り付けたDS Lite本体をバッグに入れて30分ほど持ち歩いてみた限りでは、天面のフィルムがめくれ上がることも無かった。ただ、長く使っていくと剥がれるかもという不安が残るのも正直なところ。防止するために透明なシリコンカバーなどのグッズを併用するのもよいだろう。

 本体内側用のフィルムについては、普段は折り畳んでいることもあり、めくれあがる不安は全く感じない。フィルム表面の触り心地も未装着時のときとよく似ていて、操作中の違和感も無い。貼り付けの難易度も低く見た目も綺麗。また、ゲームプレイでのデメリットも無い。DS Liteのデコレーションを気軽に楽しめる製品だ。

◆ 「DS Liteデコ」の使用感

「DS Liteデコ」のパッケージ内容だ
セロハンテープの持ち手を付けておくと便利。貼り付け位置がズレた時でも直ぐに剥がせる
 派手なデコレーションを施したい人に向いているのが「DS Liteデコ」。銀色のシートの上に柄がプリントされていて、光沢が強い派手な質感をしている。柄の種類はピンクのハートマークや星マーク、牛の白黒模様など10種類の柄が用意されている。レポートでは花柄の“フラワー”を試してみた。

 パッケージには、DS Liteの天面用と、ディスプレイ周辺用、タッチスクリーン周辺用のフィルムが貼り付けられたシートが3枚、そして液晶保護フィルターが2枚付属。天面用シートには、天面部分用に加えて、ヒンジ部分用のフィルムが用意されている。ディスプレイ周辺用フィルムは、天面の側面までカバーしているのが特徴。DSマークは繰り抜きではなく上から被せる。

 各フィルムの厚みは約0.1mmで硬め。内部用のフィルムは、それぞれディスプレイ上側部分、タッチスクリーン下側部分が分離している。画面やスピーカー、ボタン部分は個別に繰り抜けるようになっている。前述の「Custom Protection Film」同様、繰り抜き部分が小さく全面がフィルムの柄に彩られるが、START/SELECTボタン部分のみ大きめに繰り抜かれている。

 貼り付け作業時の印象は、基本的に先の「Custom Protection Film」と似通っている。だが、こちらは粘着力が非常に強くフィルムが硬いので、貼り付け後に気泡を取り除くのが大変なのが気になった。ヒンジ部分用フィルムは、天面とヒンジの間にある溝にかかる様に貼り付けたほうが良い。溝を避けて貼ると、反対側のヒンジの切れ目にフィルムの端が被さり、定着せずに浮いてしまうからだ。

 フィルムを貼り付けてから1日経過後に剥がしてみたが、DS Lite本体に粘着素材が残らず、貼り直しもできた。ただ、粘着力が強いためセロハンテープを使っても若干剥がしにくい。また、フィルムを曲げすぎると折れた跡が付いてしまうので、丁寧にゆっくりと剥がす必要がある。「Custom Protection Film」と比べると貼り直しは難しいので、慎重に貼り付け作業を進めよう。

ネイビーカラーのDS Liteに「DS Liteデコ」を貼り付けた。天面の側面やヒンジ部分もカバーするため一体感の高い仕上がりだ。ただ、光沢が強いフィルムなため、ゲームプレイ中に光が反射すると気になってしまうことがあった 写真のように、タッチスクリーン下側の両端には若干の隙間ができる

天面下部両端のフィルムが浮いてしまった状態
第82回でレポートした「CYBER・プロテクトカバー」(クリア)を装着
 使用感のテストでは、「DS Liteデコ」を貼り付けたDS Liteをバッグに入れて30分ほど持ち歩いてみた。すると、天面下部の両端フィルムが1mmほどめくれて浮いてしまった。さらにバッグ内のチリやホコリが付着してしまったのか、めくれたところは粘着力もなくなっていた。DS Liteの角はバッグやケースの中でも擦れ易い箇所。貼り付け後の扱いに気をつけるか、プラスチックカバーやシリコンカバー類を併用するなどの工夫をしたいところだ。天面の側面やヒンジ部分までもフィルムがカバーするため、見た目に一体感があるのは嬉しい。しかし、その分フィルムが浮きやすいのは残念だ。

 パッケージに付属している2枚の液晶保護フィルターは、どちらも同じサイズで縦47.2mm×横63.1mm。ディスプレイの枠を除いた部分やタッチスクリーンとほぼ同じ大きさだ。厚さは0.06mmと薄い。粘着面のみに赤いフィルムが付いた保護フィルムが貼り付けられている。

 ディスプレイ側もタッチスクリーン側も画面の角に合わせて貼ればピッタリ中心に収まることもあり非常に貼り付けやすい。保護フィルターは柔らかく、粘着面は吸着力が高い。画面に置くだけでサーっと綺麗に貼りついていく。気泡も発生しにくい。

 保護フィルター貼り付け後の画面は、透明度も十分で色味も変わらない。ディスプレイ側は画面ギリギリのサイズだが、画面の映像に保護フィルターのフチが被さることはなかった。タッチスクリーン側は純正タッチペンで激しく擦っても傷は付かなかった。ペン先の滑りは未装着時よりも微妙に滑りやすくなる。気になるのは、保護フィルターの表面に保護フィルムが無いため、貼り付ける前から表面に細かな傷が付いていたこと。輸送時にパッケージと擦れて傷が付いてしまったのかもしれない。フィルターとしての品質は良い感じなだけに残念なところだ。

◆ 「PSPデコ」の使用感

「PSPデコ」のパッケージ内容
 「PSPデコ」は、「DS Liteデコ」と同じく銀色をベースとしたフィルムに柄がプリントされている製品。PSPの前面を覆う本体フィルムだ。柄の種類は10種類だが、「DS Liteデコ」とは異なり、モノクロの電子回路をモチーフにした模様や、青、黒、黄色などを多用した男性向けの柄が多いように感じた。今回は、蛇柄の“パイソン”を使用。

 パッケージは、液晶画面を中心に上下左右4つに分かれたフィルムが貼り付けられた1枚のシート、そして液晶保護フィルター1枚がセットになっている。フィルムは方向キーにあたる部分が周辺の溝に合わせて円形に繰り抜かれている。アナログパッド、各ボタンはそれぞれの形に合わせられている。繰り抜き加減がギリギリになっているため、貼り付け後の外観はいいが、若干貼り付け難度が高い。剥がしたときに粘着素材が本体に残ることは無く、貼り直しも簡単にできた。

 貼り付け時に苦労したのは、HOME、START、SELECTボタンにあたる部分。この繰り抜きの大きさは、それぞれ周囲が0.2mmほど小さい。どうしてもフィルムがボタンの上に被さってしまう。貼り付け後の見た目は非常に良好。前面だけを見れば、方向キーや各ボタン、アナログパッド、スピーカー部以外は完全にフィルムで覆われている。液晶画面周辺は少しだけ余裕があるためフィルムが遮ることも無かった。一体感はバッチリだ。

 バックに入れて30分ほど持ち歩いてみたが、HOMEボタン左側、STARTボタン右側のフィルムが少しめくれていた。先述したように、ボタンの上にフィルムが若干被さってしまう。そのため、この部分のフィルムは浮きやすい。

 難点は、POWERランプやワイヤレスLANアクセスランプ、メモリースティックDuoのアクセスランプがほとんど見えなくなること。今回試したフィルムは、黒とシルバーの蛇柄だが、シルバーの部分がランプにかかると全く見えなくなる。黒の部分がかかっている場合はうっすらと見えるが、遠目からではランプが点灯しているのかどうかはわからない。バッテリーの状況や、メモリースティックDuoへのアクセス状況は重要。ここは穴を開けておいて欲しかった。

貼り付ける前に、余分なフィルムを台紙から剥がしておくと作業しやすい 台紙の左右だけを剥がせるようになっているため、位置調整は簡単にできた 「PSPデコ」貼り付け後の写真。仕上がり具合にもよるが、各シール同士の切れ目はほとんど見えない
PSP上側の一部もカバーされる。カバー範囲が非常に広い本体フィルムだ START/SELECTボタンの上に若干フィルムが被さってしまう。操作に支障は無いが、クリック感が弱まる 第25回でレポートした「CRYSTAL FACE P」を装着。フィルムの剥がれを防止できる

赤い矢印の間に見えるのが保護フィルターのフチだ
 付属の液晶保護フィルターも「DS Liteデコ」と同様、粘着面は赤いフィルムが付いた保護フィルムで守られている。「DS Liteデコ」の保護フィルターが柔らかかったのに対し、若干硬く感じた。サイズは縦53.0mm×横94.0mmと、PSPの画面よりも上下左右に0.5mmほど小さい。厚さは0.06mm。吸着力が高いため、気泡もほとんど発生せず綺麗に貼り付けられた。

 貼り付け後の見た目は、画面の明度や色味に変化は無く良好。ただ、サイズが小さいため、保護フィルターのフチにバックライトの光が反射し、フチに沿ったスジが発生してしまうのは気になる。なお、他の液晶保護フィルターを貼り付ける場合は、縦54.2mm×横96.2mm以下のサイズに限られる。これ以上大きいサイズになると、保護フィルターが「PSPデコ」のフィルムに干渉してしまうので気を付けて頂きたい。


● 汚れやすいL/Rボタンもしっかりとカバー、プレイ感も良好「シリコンカバーDSLite」

「シリコンカバーDSLite」

    メーカー:HORI
    価格:1,200円
    重量:30g

◆ 外観をチェック

 DS Lite本体の天面と底面をカバーする「シリコンカバーDSLite」。DS Liteを傷や汚れから守りつつ、装着したままゲームをプレイできるのが嬉しいグッズだ。特に、クリスタルホワイトやピンクといった明るいカラーのDS Liteを使っていると、L/Rボタンに付着する汚れが目立ちやすい。L/Rボタンもカバーされることが本製品の魅力だ。

 製品名の通り、カバーの素材にはシリコンを使用。触り心地はサラサラとしている。ディスプレイ用とタッチスクリーン用のカバーが2本のシリコン素材で繋がっている一体型。カバーの厚みは約1mmで、薄くて柔らかい。今回はブラックカラーを使ってみたが、本体底面のシリアルナンバーがはっきりと読める程度の透明度がある。また、L/Rボタンにあたる部分はさらに0.2mmほど薄くなっている。

 DSカード/GBAカートリッジスロットやACアダプタ端子、タッチペンホルダー、電源スイッチ、ボリューム部分が繰り抜かれている。ストラップフックにあたる部分には2つの突起があり、この突起はカバーの固定に使われる。そのため、ストラップとの併用はできない。

「シリコンカバーDSLite」の外観写真だ。ディスプレイ用とタッチスクリーン用のカバーは細いシリコン素材で連結されている DS Liteのストラップフックに丁度はまる突起がある

◆ 実際に使ってみる

「シリコンカバーDSLite」を装着
 装着は、カバーの4隅にある三角形のガイドをDS Liteの内部に引っ掛け、ストラップフックに突起をはめ込む。装着したままDS Liteを閉じると、カバーを繋いでいるシリコンがカバーを押さえつけるため、本体とカバーの間に隙間が発生しにくい。DS Liteを開いているときも、ストラップホールにはめ込んだ突起のおかげで、カバー外れるようなことも無い。固定力が高いのは嬉しい。

 装着したままゲームをプレイしてみた。気になるのは、L/Rボタンの押し心地にカバーが影響しないかどうか。このカバーは未装着時に比べると若干カバーの反発力を感じるものの、意識して強く押す必要はなかった。クリック感もしっかりと伝わってくる。感触はなかなか良くゲームプレイへの影響はほとんど無い。本体を持った時のグリップ力が向上するのもマル。サラサラとしたシリコン素材のおかげで指先に汗をかいても滑りにくい。また、カバーが薄いので、電源スイッチやボリュームの操作、タッチペンの取り出しは指の腹で問題なくできた。

L/Rボタンをしっかりとカバー。カバーが浮きにくい作りになっているため不意に外れることはまず無い。カバー装着後のサイズは、縦7.6cm×13.4横cm×厚さ2.6cm

カバー装着後、DS Liteを閉じた状態
 気になるのは、DS Liteを閉じた時に、上側用カバーと下側用カバー間に0.5mm程の隙間ができることだろうか。完全には閉じられないので、隙間からチリやホコリが侵入する可能性もある。

 もうひとつ、ストラップフックにストラップを装着できなくなるのが気になる人もいるだろう。屋外でプレイする時にはストラップを手首に通しておきたい人も多いはず。規定外の使い方ではあるが、カバーの連結部分にストラップを装着してしまうのもアリ。ストラップを手首に通し、本体を開いたまま落下させてみたところ、本体からカバーが外れることもなく地面に落ちることは間逃れた。ただ、カバーの連結部分が千切れてしまう可能性がある。あくまでも保険と考えて頂きたい。


● DSカードもまとめて収納できるのが嬉しいDS Lite用カバー「ブック型カバーDLite」

「ブック型カバーDLite」

    メーカー:ゲームテック
    価格:1,280円
    サイズ:縦14.1cm×横9.7cm×厚さ2.6cm
    重量:67g
    カラー:ライトブルー、ライトピンク、アイボリー、ブラウン

◆ 外観をチェック

アイボリーカラーの「ブック型カバーDLite」
 「ブック型カバーDLite」は、DS Lite用の本体カバーだ。本のカバーのようにDS Lite本体に被せて使用する。カバーの素材はナイロン製で、表面は編み目の粗い布地で覆われている。カバーの厚みは約5mmと厚めだ。カバーの内部には硬い素材が挟まれていて簡単には曲がらない。ただし、背の部分だけは柔らかく、スムーズに開閉できる。

 カバーはマグネット式のボタンホックが付いたベルトで閉じる。このベルトはスライド式になっていて、カバーの中に収納できる。ベルトで画面が見にくくなったり、操作の邪魔になったりすることは無いというわけだ。

 カバー内の左側には、DS Liteを固定するためのバンドが縫い付けられている。バンドは伸縮性があって、幅は約1cm、厚みが1.2mm。布地の純正タッチペン用ホルダーがあるが、もうひとつ直径1cm、深さ5cmのタッチペンホルダーも用意されている。ここには、同社が発売している「タッチペングリップDLite」を収納できる。

 カバー右側にはナイロン製の仕切りが縫い付けられていて、それをめくるとDSカードポケットが3つ顔を出す。DSカードポケットはビニールのような透明な素材でできている。

DS Liteの固定方法は、ディスプレイ側に2本のバンドを引っ掛けるタイプ 写真内左はベルトを最大まで引き出した状態、右は最大まで収納した状態だ こちらはDSカードポケット。通常時は仕切りで覆われている

◆ 実際に使ってみる

L/Rボタンとカバーの間に隙間ができるようバンドで固定する
DS Liteにカバーを装着した状態
 DS Liteのディスプレイ側に、2本のバンドを引っ掛けてカバーを固定。厚みのあるバンドはヒンジの隙間にガッチリと挟まるため、固定力が非常に高い。この時に気を付けたいのは、DS Liteをカバーのベルト側へなるべく寄せて固定すること。普通にバンドを掛けると、L/Rボタンとカバーの背の部分にほとんど隙間が残らなくなってしまうからだ。バンドによってスピーカーの穴が3分の2隠れてしまうが、音量の変化はほとんど感じられず気にならなかった。

 DSカードポケットはDSカードをスムーズに出し入れでき、非常に使いやすい。収納したDSカードは1cmほど露出するので指でつまみ出しやすかった。DSカードのタイトルシールがはっきり見えるのも嬉しいところだ。ポケットは仕切りが被さるためDSカードと本体が接触することはない。純正タッチペン用のホルダーはサイズが小さいものの、ガッチリと固定できた。

 カバーを装着したままゲームをプレイ。DS Liteを横向きにしてゲームをプレイする時は、DS Lite本体を手前にスライドさせて持つとよい。L/Rボタンとカバーとの間の隙間が広がり、余裕を持って操作できる。本体を縦向きに持つ場合は、人差し指をDS Lite本体の背に当てて持つ。カバーの背は柔らかいので指を掛けやすく、しっかりとホールドできた。バンドの固定力は十二分なので、本体がカバーからずれてくることも無く操作は快適。

 L/Rボタンを快適に操作するには少し工夫が必要だが、収納式のベルトを採用し、ゲームプレイに集中できるようにした点は好印象。3枚のDSカードを一緒に持ち運べる収納力の高さも嬉しい。DSカードポケットを仕切りでカバーするなど、安全面もしっかりと考えられた製品だ。

GBAカートリッジを挿入したままでも扱える。装着後のサイズは、縦14.1cm×横9.7cm×厚さ4.3cm 透明な素材を使っているので、DSカードは収納したままでも区別がつく L/Rボタンを使うゲームでは、本体を下側にずらすようにして持つ


自腹で買ってみました!
「CYBER・のびすぎタッチペン」

「CYBER・のびすぎタッチペン」

    メーカー:サイバーガジェット
    価格:580円
    長さ:13.5cm~63cm
    軸の太さ:8.5mm
    重量:22g
    カラー:ライトブルー、ライトピンク、アイボリー、ブラウン

 今回は、DS/DS Lite用のタッチペン「CYBER・のびすぎタッチペン」を購入してみた。通常時は、長さ13.5cm、太さ8.5mmのタッチペン。ペン先を引っ張ると、ラジオのロッドアンテナのように最大63cmまで伸び、指示棒として活躍。さらに、ペン先は着脱可能で、取り外すとボールペンのペン先が頭を出す。タッチペン、指示棒、ボールペン機能をひとつにまとめたグッズというわけだ。

ペン先の素材はプラスチック、軸は金属を使用している。 ペン先を外すとボールペンに。市販の替芯と交換することもできる 最大まで伸ばした「CYBER・のびすぎタッチペン」。写真内右は純正タッチペンである

タッチペンとして使う時、長さと太さは丁度良いが、重量バランスに違和感を覚える
写真のように、お料理サポート系タイトルを料理しながら操作する時に便利かもしれないが……
 まずはじめに、タッチペンとしての使用感をお伝えしていこう。ペン先は純正タッチペンよりも若干滑りがよく、画面を擦る操作はスムーズだ。激しく擦ってもタッチスクリーンに傷が付くことは無い。

 実際にゲームプレイで使ってみたところ、重心が後端側に寄っているためペン先が浮きやすい。安定させるためには指先に力を入れて軸をつまむ必要があり、早々に疲労感を覚える。文字を書く操作には向いていない。また、軸がツルツルとした金属製なので、指が汗ばんだときに滑りやすさを感じた。これらは、ボールペンとして使った時にも同じことが言える。

 指示棒としての使い心地はどうだろうか。最大まで伸ばすと、連結部分に若干のガタツキを感じるものの、しなるほどではない。スライドを使って何かの発表をしている真似をした限りではあるが、ビシッと的確にポイントできそうだ。ただ、ペン先は白ではなく目立つ色のほうが良かったと思う。

 指示棒を縮める方法として、先端を手の平に当ててサッと縮める動作が思い浮かぶ。しかし、「CYBER・のびすぎタッチペン」をこのような方法で縮めると、当然ではあるがペン先が手の平に食い込んで痛い。スマートな指示棒さばきをしたかった担当所員にとっては少々残念な点である。

 まさに伸びすぎなタッチペン。この長さをDS/DS Liteの操作に生かしたいところだが、さすがに難い。ボールペンやシャープペンと組み合わせたタッチペンはこれまでにも紹介してきたが、まさか指示棒とタッチペンを組み合わせてくるとは想像すらしていなかった。遊び心も感じるユニークなグッズだ。


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□シグマA・P・Oシステム販売のホームページ
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□HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/

(2007年01月22日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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