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202×年に東京はある災厄により壊滅、生き残った人々はシェルターに隠れ、再興の時を待っていた。やがて人々は「7人の賢者」に導かれ、巨大な塔を建築する。その塔はいつしか「新宿バベル」と呼ばれるようになった……。東京は壊滅寸前、謎の原因により悪魔の闊歩する「異界」と化していた。そして、壊滅後の東京もまた、悪魔の跳梁する地であることに変わりはない。 プレーヤーは悪魔と対峙する「デビルバスター」として、壊滅後の東京をさまようこととなる。「I」での事件の後、世界はどうなっているのか? どんな事件が「II」の世界へつながる原因になるのか、ファンならばストーリー展開にも大いに期待してしまうだろう。 プレーヤーキャラクタ、そして登場する悪魔は金子一馬氏のベースデザインを採用している。数種類のフェイスタイプ、ヘアスタイルに加え、様々な衣服・アクセサリによって飾り立て、個性を演出できる。用意される装備は、200種類を越える。学校の制服から近未来的なスーツ、カジュアル系のファッションなどもあるようだ。 武器は剣と銃の2系統が装備可能で、神話に出てきそうな槍や剣、ホラー映画に出てきそうな大きな斧、ショットガンなど70種類以上登場するという。古代に使われていた武器、祭具にしか見えない神秘的な武器、現在警察や軍隊が使用している武器から、未来的な武器……カオスともいえる幅広さを持つ「真・女神転生」の世界を、本作はきちんと継承している。 戦闘システムはリアルタイム制を採用している。プレーヤーや悪魔の使うスキルはいくつかの「行動タイプ」に分類され、タイプによって優劣がある。敵の使うスキルを見極め、勝つスキルを選択することで、戦闘を有利に進めることができる。敵はどんな特性を持つか、理解し戦う必要がある。 もちろん本作でも、悪魔と交渉することで“仲魔”にすることができる。この交渉もリアルタイムだ。悪魔の性格や機嫌を読み取り、最適な交渉スキルを駆使することで、敵である悪魔がプレーヤーの見方である“仲魔”になってくれる。交渉では、悪魔からマッカ(ゲームでの通貨)やアイテム、情報を手に入れることも可能だ。交渉は、ピンチの時に戦闘を回避することにも役立つだろう。 「悪魔合体」では、「女神転生 IMAGINE」オリジナルのシステムが追加される。悪魔合体とは、“ハイピクシー”と“ケットシー”を合体させると、“アークエンジェル”になるというように、自分の仲魔を合体させることで、より強力な仲魔を作り出すシステムだ。組み合わせには様々な法則があり、これを分析し、より強力な仲魔を作り出すことは、「女神転生」シリーズならではの楽しさだ。 「女神転生 IMAGINE」では、さらに悪魔の持つスキルを継承させることが可能となる。ベースとなった仲魔のスキルは、合体直後の仲魔は使うことができない。しかし、仲魔としてプレーヤーと共に戦い、時を過ごすうちに「覚醒」し、より多彩なスキルを使いこなすことができるのだ。 継承・覚醒システムは、今までのシリーズ以上に仲魔と長くつきあい、育てていく、というアイデアを具現化したシステムとなっている。継承スキルを覚醒した仲魔は合体を繰り返すうちにオリジナルの悪魔とも、他プレーヤーの仲魔とも全く違った存在となるだろう。より個性的な、自分だけの仲魔を追求できるシステムだ。 プレーヤー達が探索する世界も少しだけ明らかになった。壊滅後の人々によって建造されつつある巨大タワー「新宿バベル」。古代エジプトのシンボルタワー“オベリスク”が立つ、樹海となっている「ナカノ」。壊滅から逃れた人々が住むスタート地点となる地下シェルター「第3ホーム」。第3ホームから他エリアへの通り道となる、破壊の跡も生々しい「スギナミ」……。変わり果てた東京に、何が待ち受けているのだろうか。 「真・女神転生」の世界を、オンラインで楽しめる。多くのファンが望み、現在も待っているだろう。「女神転生 IMAGINE」は、制作が発表されてから、様々な経緯で開発が遅れてしまっているのが現状だ。
今回の情報も、ゲームの外枠は伝わってくるが、実際はどういったゲームになるかは、まだわからない。ゲームの舞台が「I」と「II」の中間の時代ということに、期待を大きくふくらませたユーザーも多いだろう。できるだけ早く、より具体的な情報が提示されると共に、プレイできる形でユーザーの前に登場して欲しい。
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□ケイブ・オンライン・エンターテイメントのホームページ (2006年7月24日) [Reported by 勝田哲也]
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