カワイイくまのぬいぐるみが音楽に合わせて踊る! タカラトミー「Soun♪pets(サウンドペット)」
「Soun♪pets(サウンドペット)」 |
発売 |
タカラトミー |
価格 |
5,229円 |
電源 |
単三電池×4(別売) |
発売日 |
発売中 |
iPodに代表される携帯型音楽プレーヤーの人気は止まることを知らず、その熱気はトイ業界にも押し寄せている。当連載でも音楽を使ったトイには注目しており、音楽に合わせたペットロボット「idog」や、子供向けの携帯型音楽プレーヤー「サウンドキャリア」などを積極的に取り上げている。
比較するわけではないが、今回紹介する「Soun♪pets(サウンドペット)」(以下「サウンドペット」)は、“可愛らしさ”という意味では過去最高といえるのではないだろうか。幅広い層に高い人気を誇る人気アーティスト、中野シロウ氏デザインの外見は、見ているだけでギュッと抱きしめたくなるほど可愛らしいが、このぬいぐるみが音楽に合わせて自在に踊るというのだから面白い。一体、どれだけのダンスを披露してくれるのだろうか?
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パッケージは中野シロウ氏のイラストが飾る。対象年齢は8歳以上と明記されているが、大人向けの商品といえる |
パッケージの中には、中野シロウ氏のイラストによるポストカードも入っている。これまたお洒落 |
■ iPodやMDプレーヤーを簡単に接続できる
パッケージから取り出した「サウンドペット」は、ごく普通のぬいぐるみそのもの。パッと見は、内部にダンス機構を組み込んだハイテクトイには見えない。上目遣いの表情がこちらの目を覗きこむようで、可愛らしさを引き立てている。体表はぬいぐるみそのもので、若干逆毛立ったような素材は、手で触れるととても心地よい。時間があればあるだけ、ずっとなでていたいと感じるほどだ。
最大の特徴といえるのが、耳に差し込まれたヘッドフォンと胸に飾られた携帯型音楽プレーヤー型をしたランプだ。このふたつが「サウンドペット」と普通のぬいぐるみを一線で画している。ひと目で音楽で遊ぶトイだとわかるようになっているのだ。
iPodやMD、CDプレーヤーを接続して遊ぶ、という触れ込みを聞くと、多少なりとも難しい印象を受けるかもしれないが、接続方法や操作方法は非常に簡単だ。「サウンドペット」が耳に差し込んでいるヘッドフォンから伸びるケーブルを、iPodやMDプレーヤーのヘッドフォン端子に接続すればいいだけ。後はiPodやMDプレーヤーを操作して、楽曲を再生すればオーケーだ。
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「サウンドペット」本体。カラーバリエーションはブラウン、ピンク、グリーンの3種類がある |
「サウンドペット」の顔。少しうつむきかげんになっており、上目遣いでこちらを見つめる |
「サウンドペット」を横から見たところ。短い手足が可愛らしい |
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耳には、アクセサリーとしてインナーイヤータイプのヘッドフォンが埋め込まれている |
携帯音楽プレーヤー型のランプ。点灯具合によって、3種類のモードを識別する |
ヘッドフォン端子のある機器ならiPodに限らず、MDプレーヤーやCDラジカセなど何でも接続できる |
■ 遊び方は3通り。曲調に合わせてダンスも変化する
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モードの切り替えやリズムの入力には、足の裏に内蔵されたボタンを使用する |
「サウンドペット」は「スピーカーモード」、「オートダンスモード」、「オリジナルダンスモード」の3種類のモードで遊ぶことができる。
「スピーカーモード」はその名の通り、「サウンドペット」をスピーカーとして利用するモード。接続した音楽プレーヤーを操作して音楽を再生すれば、「サウンドペット」に内蔵されたスピーカーから音楽が響き渡る仕組みになっている。
筆者はまずここで好印象を得た。音質がいいのだ。個人的には限りなくFM放送に近いといえる音質に聞こえ、この手のトイとしては高く評価すべきクオリティだと感じた。いたずらにハイファイでない分、耳を傷めることがなく、のんびりと音楽を聴きたいときの気分にマッチしている。「サウンドペット」をリビングのソファに置いて音楽を再生しながら、読書をしたり、友人と歓談したりする。そんな利用シーンが浮かんでくる。
「オートダンスモード」は、音楽プレーヤーから再生される音楽に合わせて、「サウンドペット」がダンスを踊るモードだ。上半身を左右に大きく揺らし、両腕を自在に左右上下に動かす。特に両腕を動かす動作はバリエーションが多く、「サウンドペット」が音楽に酔いしれながらダンスを踊っているかのような雰囲気を演出する。
これらの動きは、音楽プレーヤーから再生される音楽のリズムと同調しており、ゆったりとした音楽の場合はダンスはゆっくりと、激しい音楽の場合はダンスはオーバーアクションになり、キレも増す。
筆者はのんびりした音楽にボサノヴァの神様として知られるジョアン・ジルベルトの「イパネマの娘」を、激しい音楽にはジャズファンクの帝王として知られるマイルス・デイビスの「ON THE CORNER」を使用したのだが、「サウンドペット」は見事に異なるダンスを披露した。「イパネマの娘」の場合は、心地よいリズムに身をまかせるように体や腕を休めながらゆったりと動かした。「ON THE CORNER」の場合は、跳ねるファンクのリズムに呼応するように上半身と両腕を激しく動かし続けた。
「オリジナルダンスモード」は、プレーヤー自身が入力したリズムに合わせて、「サウンドペット」が踊るモードだ。腕の動きが横と縦の動きに分けられ、それぞれ10音ずつ入力できる。リズムの入力には、「サウンドペット」の右の足の裏を使う。足の裏に内蔵されたボタンを「トンットンットトトトトン」という感じで、リズミカルに押すだけだ。
筆者にリズム感覚や作曲能力は皆無なので、応援団の「三三七拍子」のようなリズムを入力してみた。
再生してみると、これがなかなか面白い。リズムのテンポがおかしなところまできちんと再現され、それに合わせて「サウンドペット」が踊ってくれるのだ。自分の失敗に合わせてくれるところが、愛着の沸くポイントだ。見事なダンスを披露する「オートダンスモード」とは、また異なる味わいで楽しませてくれる。この「オリジナルダンスモード」があることで、より自分の“ペット”らしさを引き立たせることに成功している。
通常のぬいぐるみとしてだけでも可愛らしいのに、これだけいろいろな遊びを楽しめて、5,229円という価格設定。お買い得感を感じさせる良品だ。ちなみに7月には、ドナルドなどディズニーのキャラクタを使用した「サウンドペットディズニー」の発売も予定されている。
(C)play set products
□タカラトミーのページ
http://www.takaratomy.co.jp/
□「Soun♪pets」のページ
http://www.takaratomy.co.jp/products/soundpets/
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(2006年7月13日)
[Reported by 元宮秀介]
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