癒しの音を奏でる不思議な棒! セガトイズ「いやし房」
「いやし房」 |
発売 |
セガトイズ |
価格 |
2,625円 |
電源 |
単3電池×2(別売) |
発売日 |
発売中 |
今回はとびきりユニークなアイテムを紹介したい。パッと見は、ただの棒切れか、木炭にしか見えない。しかし、この中には疲れた現代人を癒す特別な機能が組み込まれているのだ。
タイトルはズバリ「いやし房」。“癒す棒”とかけているわけだ。では、この棒がどのように我々の疲れを癒してくれるのか、くわしくレポートしていきたい。
■様々な癒しのサウンドが高音質で鳴り響く
癒しの効果の秘密は、「いやし房」の中に内蔵された「Digital Sound Feeling System」にある。何基ものスピーカーを必要とせずに、立体音響を生み出す特殊なシステムだという。パッケージによると、セガトイズはこのシステムの開発に3年の歳月を費やした、とのこと。この話が本当であれば、良好なサウンドが鳴り響くわけで、電源スイッチを押すのが楽しみになってきた。
操作は簡単。「いやし房」の中央にあるスイッチを押すだけだ。スイッチを一回押すと、サウンドは最大で出力される。もう一度押すと、サウンドは中になる。さらにもう一度押すと、サウンドは最小になる。
スピーカーは「いやし房」の左右の先端に内蔵されている。この真っ黒な棒から、このスピーカーから、一体どんな音が聞こえてくるのだろう。わくわくしながらスイッチを押す。
驚いた。想像以上の高音質だ。左右の音は共に反響し合い、立体的に鳴り響く。思わず「いやし房」の価格を再確認してしまったが、2,625円とは思えない音の良さで深く感心してしまった。
と同時に、笑みもこみ上げてきた。およそリラックスを誘うと思われるサウンドが畳み掛けるように聞こえてきたからだ。「コォォォォココン」というししおどしの音から始まり、川のせせらぎの音が流れる中、カッコーやウグイスなどの鳥のさえずりが聞こえ、さらには風鈴の音が鳴る。リラクゼーションサウンド総動員だ。
しかしながら、聴けば聴くほど音質の良さが伝わってくる。互いに干渉しあい、濁ってもおかしくないくらいに多彩な音が重なりあっているのに、せせらぎはあくまで水流の美しさをたたえ、鳥の鳴き声はぬくもりを感じさせ、風鈴は透き通った高音を響かせる。しかも不思議なことに、これらの音は「いやし房」のスピーカーからではなく、部屋のそこかしこから聴こえてくるような錯覚にも陥る。これが立体音響の効果か!
セガトイズが一見単なる棒切れにしか見えない (失礼!) このアイテムを商品化して、販売に踏み切った自信はここにあるのだろう。
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パッケージはお洒落なダンボール地。大人向けの商品であることが伝わってくる |
「いやし房」本体。全長は34センチある。アルカリ電池使用で、約20時間の再生が可能だ |
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スピーカー。やたらと目について興ざめにならぬように配慮されている |
スイッチを押すと、音量が3段階に切り替わる。大のボリュームは、かなり大きく室内に反響する |
■生活の中の多彩なシチュエーションで活用できる
「いやし房」は、その人にあったシチュエーションで利用するのが望ましい。もっとも多く活用されると思われるのが、リビングや仕事部屋に置いて、リラックスを図る方法だろう。次にありうるのが、音量を最小にして枕元に置く方法。寝つきが悪い人にとっては、眠りに誘ってくれる効果があるかもしれない。
あるいは目を閉じて、瞑想するときのヒーリングミュージックとして使う方法もあるだろう。トイレやお風呂場に置くのも効果がありそうだ。
パッケージでは「『疲労回復』、『緊張緩和』、『精神安定』の効果がある」と謳っている。
筆者が個人的に「これはいい」と感激したのは、休日の昼下がりにリビングの窓を開放して、ビールを呑んだとき。その日は気温が高く蒸していたのだが、「いやし房」のおかけで、部屋を通り抜ける風がいくぶん涼しく感じられた。そして何より耳に心地よい音の効果で、いつも以上にビールをおいしく呑むことができた。クセになりそうだ。「いやし房」があれば、ビールがおいしくなるのだから、今は真夏日よ早く来い!という気分だ。
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利用法その1。リビングに置いて、日常の中でリラクゼーションを得る |
利用法その2。仕事机やパソコンの近くに置いて、精神の安定を図る |
利用法その3.枕元に置き、睡眠への導入アイテムとして使う |
(C) SEGA TOYS
□セガトイズのページ
http://www.segatoys.co.jp/
□「いやし房」のページ
http://www.segatoys.co.jp/iyashi/
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(2006年7月6日)
[Reported by 元宮秀介]
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