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【連載第59回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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DSとPSPの体験版で注目タイトルを楽しもう! 体験版入手スポット&持ち運び用グッズレポート
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当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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“発売前のゲームタイトルをいち早く体験できる”、“購入する際の判断材料になる”、というメリットが嬉しい体験版の配布。現在、ニンテンドーDS(以下、DS)用タイトル体験版は、全国のゲーム販売店などに設置されている「DSステーション」へ、PSP用タイトルの体験版は、ゲーム販売店に加えて、駅やインターネットカフェに設置されている「PlayStation Spot」へ出向き、本体へダウンロードすることで簡単に入手可能となっている。また、ソニー・コンピュータエンタテインメントのPSP用タイトル「LocoRoco」の体験版は、PC経由でのダウンロードにも対応した。
そこで今回のゲームグッズ研究所は、この体験版を入手するときにお役立ちかもしれないグッズをご紹介していきたい。ニンテンドーDS Lite(以下、DS Lite)用のグッズでは、本体を安心して持ち運ぶためのDS Lite専用本体ケース4製品と本体保護フィルムを、PSP用のグッズは、本体ケースに加えて、PSPとPCを繋ぐUSBケーブルというラインナップだ。
● 「DSステーション」、「PlayStation Spot」に見られる新しいゲーム体験
有明のニンテンドーゲームフロントにある「DSステーション」で体験版を入手するべく足を運んだところ、連休中だったこともあり、家族連れや子供達で店内はごった返していた。盛り上がっていることと想定はしていたものの、予想以上の盛り上がりだ。子供達は次から次へと配信されているDS用体験版タイトルをダウンロードし、友達と一緒にキャイキャイとはしゃいでプレイしている。ゲームの楽しさの原風景とも言える光景にしばし心が和む研究所員。
続いて、池袋駅構内にある「PlayStation Spot」。こちらでは無線通信でPSP用タイトル「LocoRoco」の体験版を入手できる。こちらは駅構内にいくつもある壁面の看板のようになっており、一見、体験版を配信しているスポットとは気付きにくい。ファン層の違いや設置場所の差異もあり、ニンテンドーゲームフロントのような光景は見られなかったものの、成人層が体験版をダウンロードした後に駅奥へと歩いていく姿を見かけることができた。きっと電車内で体験版を楽しむのだろう。
さて、その光景を見て当研究所として気になったのは、DS、PSP本体の取り扱いだ。お出かけの際に持ち運ぶためのケースを使用することをやはりオススメしていきたい。友達同士で本体を持ち寄るときにも、一歩差がつくこと受け合いだ。
● 体験版配信スポットまでDS Liteを安全に持ち運ぶ! DS Lite専用ケース4製品をチェック
DS用タイトルの体験版を入手するには、本体を「DSステーション」まで持ち運ぶことになる。そこで用意しておきたいのは、やはり本体ケースだろう。ここでは、DS Liteの発売から約2カ月が経過して充実してきたDS Lite専用本体ケース、HORIの「コンパクトポーチDSLite」、サイバーガジェットの「CYBER・セミハードケース(DS Lite専用)」、UGAMEの「DS Carry Case for Lite」、そしてsuonoの「ニンテンドーDS Lite用ケース タテ型ケース」をチョイスした。当連載第55回と合わせてチェックして頂きたい。
・「コンパクトポーチDSLite」
メーカー:HORI
価格:780円
大きさ:縦9.5cm×横16.5cm×厚さ4cm
重量:約87g
カラー:ブラック、ブルー、ホワイトグレー、ライトブルー、ライトピンク
任天堂ライセンス商品
「コンパクトポーチDSLite」は、DS Lite本体の他に、DSカード2枚とGBAカートリッジ1本収納可能な本体ケースだ。ケース内部は継ぎ目も含めて100%柔らかな素材で覆われていることに加えて、ファスナーがDS Lite本体へ接触しない工夫も施されており、本体収納後の安心感を高めている。また、ブラック、ブルー、ホワイトグレー、ライトブルー、ライトピンクと5種類ものカラーバリエーションが用意されており、DS Liteの本体カラーや好みに合わせて選べるのが嬉しいところだ。
ケース表面はナイロン素材を使用しており、若干光沢のある質感。内部には厚さ約1mmの下敷きのような板が入っているため、外部から加わる圧力を分散してくれそうだ。ケースの背面にあるベルトルーフは、ワンタッチで開くことができ、例えばズボンのベルトを抜かずに、素早く装着できるようになっている。
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ブラックカラーの「コンパクトポーチDSLite」。ケースの表面には立体的なDS Liteのロゴが縫い付けられている。サイズは縦9.5cm×横16.5cm×高さ4cmだ |
背面にあるのがワンタッチで着脱できるプラスチックバックルが付いたベルトルーフ |
ケースは2つのスライダーを備えたファスナーで開閉する。ケース内部は柔らかな布地で完全に覆われているだけではなく、本体収納スペース外周部の布地は1cm程度盛り上がっており、DS Liteにファスナーの金属部分が触れないようになっている。ケースへ収納したDS Liteに擦り傷をつけないための徹底した工夫だ。また、落下防止用のバンドも備えており、DS Lite本体をケース内にガッチリと固定。本体収納スペースには若干の余裕があるため、DS Lite本体にGBAカートリッジを収めたままでも収納できる。
ケース内部の上側に2つ設けられているDSカード用収納ポケットにも柔らかな布地が使用されており、DSカードを1枚ずつ収められる。このポケットの布地は非常に薄く、DSカードのタイトルシールが若干透けて見える。文字を認識できるほどではないが、色合いから収納しているタイトルを知ることも可能だ。DSカード用収納ポケットの右側にあるマルチポケットは、GBAカートリッジが1本収まるサイズ。DS Liteに付属しているGBAコネクタカバーを収納しておくのも良いだろう。
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DS Liteを「コンパクトポーチDSLite」へ収納。このままではL/Rボタンは操作できないが、側面が柔らかいためタッチペンの取り出しは可能 |
ファスナーよりも高くなっている内部の布地により、ファスナーがDS Lite本体に触れることは無い。高い安心感を得られる設計 |
DSカード収納用ポケット収めたDSカードは、この程度透けて見える。ちなみに、1つのポケットに2枚まで収納できた |
・「CYBER・セミハードケース(DS Lite専用)」
メーカー:サイバーガジェット
価格:オープン(直販価格:780円)
大きさ:縦15.3cm×横9.6cm×厚さ3.2cm
重量:約94g
カラー:ホワイト、ライトブルー、ネイビー
「CYBER・セミハードケース」は、ケース表面の素材にポリウレタンを使用し、内部にはEVA素材が挟みこまれている。この素材は、指でノックするとコンコンと音がなるほど硬く、指先をグッと押しつけると若干へこむという弾力性も備えている。外部の強い衝撃を吸収してくれるため、DS Lite本体を守る効果は非常に高い。それでいて約94gと軽量なのが特徴だ。カラーバリエーションは、DS Liteの本体カラーを意識した、ホワイト、ライトブルー、ネイビーの3種類。
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ケースの表面はサラサラとした紙のような触感。汚れが付着しやすいのが少々残念なところ |
ケース厚さは3.2cmとスリムな形状。大きさも縦15.3cm、横9.6cmとコンパクト |
背面にはゴム製のベルトループとカラビナが設けられている。カラビナは取り外し可能 |
ケースの開閉は2つのスライダーを備えたファスナーで行なう。本体収納スペースは柔らかな布素材で覆われており、DS Liteに擦り傷がつかないようになっている。本体収納スペースの両端には落下防止用のバンドが設けられているのだが、バンドと本体収納スペース底面には約7mmの隙間があり、この隙間へDS Lite本体を滑り込ませるようにして素早く固定できるのがポイントだ。ただし、DS Liteがピッタリとはまるサイズということに加えて、ケースの外装が硬くなっているため、GBAカートリッジを装着したままの収納できない。
スリムなケースながら、内部には仕切りタイプのメッシュポケットがあり、DSカードを3枚収められる。また、仕切りはケース内部の上側にマジックテープで固定でき、収納物がケース内でバラけることは無い。GBAカートリッジも収められるが、DS Liteを収納した状態でファスナーを閉めるとケースが大きく膨らんでしまうため、収納できるアイテムはDSカード1枚分の厚さのものまでと考えたほうが良さそうだ。
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「CYBER・セミハードケース」へDS Lite本体を収納。この状態でL/Rボタンの操作、タッチペンの取り出しはできない |
写真のように、DS Lite本体はバンドと本体収納スペースの隙間に滑り込ませるだけで固定できる |
写真はメッシュ状のポケットを備えた仕切りだ。アイテムを収納した後は、写真内の上部にあるマジックテープに固定する |
・「DS Carry Case for Lite」
メーカー:UGAME
価格:オープン
大きさ:縦17cm×横10.5cm×厚さ4cm
重量:約102g
カラー:ブラック、ブルー、グレー
「DS Carry Case for Lite」は、収納力の高さが魅力の本体ケースだ。本製品は、本体収納部と、多くのDSカードが収まる収納スペースを備えたフタで構成されている。さらに、本体収納部とフタの間には、大きなメッシュポケットも用意。ケースの大部分は水を通さないナイロン素材で覆われており、パッケージには防水仕様では無いと記述されているものの、防滴効果は期待できそうだ。また、本体収納部の外装には厚さ3mm程度のウレタンのようなクッションが入っているため、外部からの衝撃も和らげてくれる。
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ケースの灰色の部分が水を通さないナイロン素材だ。フタはプラスチックバックルで開閉する |
ケースの厚さは約4cmとなっており、「コンパクトポーチDSLite」とほぼ同様 |
背面にはベルトループと取り外し可能なカラビナを用意 |
ケースのフタにはファスナー付きの収納スペースが設けられている。この収納スペースは幅7.3cm、深さ10cmというサイズで、DSカードであれば8枚以上、GBAカートリッジであれば4本、そして純正タッチペンの収納も可能だ。開口部が広いため、奥に収められたDSカードも簡単に取り出せる。フタを開けると、メッシュタイプのポケットが露出する。イヤフォンやクリーニングクロスを収納するのに便利なポケットだ。ケース全体が大きく膨らんでしまうが、ACアダプタも収納可能できる。
本体収納スペースの開閉は、2つのスライダーを使ったファスナー式。開口部は約45度以上開かないようになっているため、例えばカラビナでベルトにぶら下げた状態でファスナーを開けても、DS Lite本体が不意に落下することは無い。内部は、ケースのつなぎ目を除いた約95%が柔らかな素材で覆われている。さらに、ファスナー周辺は「コンパクトポーチDSLite」と同じく柔らかな素材が1cmほど盛り上がっており、ファスナーとDS Lite本体との接触を防止。また、本体収納スペースは、DS Lite本体にGBAカートリッジを装着した状態でも収納できる余裕がある。DSカードやDSカートリッジに加えて、DS Lite用の標準アクセサリをまとめて持ち運べるほどの収納力だけではなく、安全性も兼ね備えたケースと言えよう。
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ケースのフタに設けられたポケットは、DS Liteの純正タッチペンが収まるほどの深さがある |
メッシュポケットにイヤフォンとクリーニングクロスを収納した。開口部は伸縮性のある布素材で締め付けられる |
本体収納スペースの開口部を最大まで開いた写真だ。柔らかな布素材がファスナーよりも高い位置にある点にも注目したい |
・「ニンテンドーDS Lite用ケース タテ型ケース」
メーカー:suono
価格:3,800円
大きさ:縦16cm×横9cm×厚さ3cm
重量:約32g
カラー:ブラック・グラデーション、ネイビー・ストライプ、ホワイト・マリン
suonoが販売する「ニンテンドーDS Lite用ケース タテ型ケース」は、綿素材を使用したハンドメイドのケースだ。本製品の特徴は個性的なデザインだろう。今回チョイスしたネイビー・ストライプカラーは、正面から見ると紺を基調としたシンプルな印象を受ける。しかし、背面と本体収納スペースを覗いてみると、太さが異なる青、緑、茶、白色の派手なストライプが登場。目立たない部分に柄のある布地を使った、意外性のあるデザインだ。その他にも、シックなブラックグラデーションカラー、賑やかなホワイト・マリンカラーも用意されており、綿の柔らかな感触と、個性のあるデザインに魅力を感じるところ。また、“ヨコ型”のDS Lite用ケースも販売されている。
ケース表面と内部には綿100%の布地が使われており、ケース表面は目が粗い丈夫な布地、ケース内部は薄いワイシャツのような目の細かい布地となっている。2つの布地の間にキルティングを挟むことでクッション性も備えているということだが、先ほどレポートした3製品に比べると薄くて柔らかく、強い衝撃からDS Lite本体を守る効果は低めだ。
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写真はネイビー・ストライプカラーの「ニンテンドーDS Lite用ケース タテ型ケース」。正面のデザインは非常にシンプル |
ケース全体は非常に柔らかく、本体を収納していない時は丸めたり折り畳んだりしてコンパクトにしまえる |
背面には、ストライプ柄の収納ポケットが設けられている |
ケースのフタはマジックテープで開閉するタイプ。ケース内部の本体収納スペースは、DS Lite本体が隙間無く収まるサイズで、フタを開いたまま逆さにしてもDS Lite本体が落下しないほどだ。取り出しにくいのでは? と感じるかもしれないが、ケースの下部を指で軽く押すと、開口部からDS Lite本体が2cmほど頭を出すので、スムーズに取り出せる。だたし、GBAカートリッジを装着したままの収納には対応していない。
ケースの背面に設けられているポケットは、開口部が伸縮性のあるバイアステープで軽く締め付けられているが、DS Lite本体を取り出すと開口部が大きくたるむため、DSカードやGBAカートリッジはスルリと落ちてしまう。イヤフォンの収納場所として活用すると良いだろう。
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DS Lite本体は、はみ出ることなくキッチリと収まる。内部はストライプ柄の布地で覆われている |
写真のように、ケース下部を指でつまんで本体を露出させると取り出しやすい |
背面ポケットの表面は折り返しが2つ入っているため、イヤフォンのようなかさ張るアイテムも収納可能 |
● 透明なフィルムでDS Liteをカバー! 「CYBER・本体保護フィルムセット(DS Lite専用)」
・「CYBER・本体保護フィルムセット(DS Lite専用)」
メーカー:サイバーガジェット
価格:オープン(直販価格:980円)
本体ケースの他に、もうひとつ紹介しておきたいDS Lite用グッズが「CYBER・本体保護フィルムセット」。本製品は、DS Lite本体の上面、底面、側面に加えて、内側の液晶画面以外を傷や汚れから守る無色透明なフィルムだ。上面用のフィルムは、厚さが約0.16mmで、本体上面の曲面とDSマークを除いた部分をカバーする。厚さ0.07mmの底面用フィルムは、底面に加えて側面の一部もカバー。タッチペンホルダー、ヘッドホン/マイク接続端子、ボリューム、電源スイッチ付近は繰り抜かれている。4枚に分かれた内側用フィルムは、左右のスピーカー、方向キー、基本4ボタン周辺を守ってくれる。フィルムの厚さは底面用フィルムと同じく0.07mmだ。
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写真左上が上面用フィルム、写真下が底面用フィルム、そして写真右上が内側用フィルムとなっている |
写真左は、貼り付け作業中にフィルムと本体の間に溜まった空気を逃がすためのスクイージーカード。写真右はクリーニングクロス |
それでは上面用フィルムから貼り付けていこう。まず、粘着面に貼り付けられている保護フィルムを剥がす前に、DS Lite本体上面にあてがい、貼り付け位置の“あたり”をつける。ヒンジ部分の真下から0.5mm程度の隙間を開け、DSマーク周辺部に1mm程度の余裕を持たせた位置が最適だ。
フィルムはDS Lite本体に吸い付くように張り付き、付属のスクイージーカードを使わずともほとんど気泡は発生しない。位置調整さえバッチリ決まれば、その後の作業はスムーズに進められるだろう。貼り付け後の見た目をチェックしてみると、フィルム部分は、DS Lite本体の白色が暗めに見える。とはいうものの、思いのほか目立たず、DS Lite本体に馴染んでいた。
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上面用フィルムの粘着面を守っているフィルムには、透明なタブシールが付いているため剥がしやすい。DSマークがあたる部分のフィルムはくり抜かれている |
写真は上面フィルムを貼り付けた状態。DS Liteの白色が若干沈んで見える部分にフィルムが貼られている |
底面用フィルムを貼り付けるには、DS Lite本体底面のネジ穴や側面のボリューム、電源スイッチなどを避けるよう、正確に位置を定める必要がある。しかし、底面用フィルムは不透明な台紙に貼り付けられているため、フィルムを剥がす前に貼り付け位置の“あたり”をつけるのが難しい。さらに、フィルムのサイズが大きく形状が複雑なので、台紙から剥がすのも困難だ。少なくともフィルムにセロハンテープを貼り、作業中の持ち手として使用することをオススメしたい。
まずは、ヒンジ部分の真下から台紙を少しずつ剥がしながら貼り付けていく。このとき、0.5mm程度隙間を空けておくのがポイントだ。また、フィルムとネジ穴周辺には1mm弱の余裕がある。この余裕を考慮して位置調整をしよう。底面用フィルムは薄くて柔らかいため気泡が発生しやすい。スクイージーカードを使わずに貼り付けた箇所にはいくつもの細かい気泡ができてしまったが、貼り付けてから1日程度経過すると、これらの気泡はすっかり消えていた。
貼り付け後、バッテリーボックスやシリアルナンバー周辺の溝の周辺に空気が溜まってしまうのだが、この溝に汚れや水分が侵入しなくなることを考えれば許容できる点だと思える。その他の部分はピタリと貼りついており、フィルムの薄さも手伝って本体と非常に良く馴染んでいる。フィルム表面の触感は未装着時とほとんど変わらず、フィルムとDS Lite本体との段差も全く気にならない。本体をホールドする指先に違和感を覚えることは無いだろう。
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2枚のセロハンテープで持ち手を作り、台紙からフィルターを少しずつ剥がしながら貼り付ける |
写真では、本体底面に対してフィルムが上方向と左方向に0.5mm程度ズレてしまった。しかし、ネジ穴に加えて、タッチペンホルダーや電源スイッチなどの周辺には1mm弱の余裕があるため、それらにフィルムが干渉することは無かった |
最後は、DS Lite本体内側用のフィルム。内側用フィルムは、底面用フィルムと同様の柔軟度で、台紙から少しずつ剥がしながら貼り付けたほうが作業しやすい。しかし、左スピーカー周辺用、右スピーカー周辺用、十字ボタン周辺用、基本4ボタン周辺用のフィルムが1枚の台紙に貼り付けられている。そこで、台紙をハサミで4枚に分割してから作業を進めることにした。また、持ち手としてセロハンテープも貼り付けておく。これで1枚ずつ集中して作業を進められ、難易度は格段に下がるはずだ。
DS Lite本体内部は、上面や底面と異なり表面がザラついているため、フィルムはピタリと貼りつかず、空気による細かな斑模様が発生する。また、ディスプレイ画面側の外周部とタッチスクリーン周辺は曲面になっていることから、フィルムが定着しにくく若干浮き上がったままだ。ただし、十字ボタンやボタンの操作中に剥がれることはなかった。本体に直接汚れが付かなくなるのは嬉しいところだが、気になるのはフィルムの表面に付着した皮脂汚れが、未装着時よりも目立ちやすくなること。それに加えて、先述したようにフィルムが均一に定着しないため、上面用と底面用に比べてフィルムの存在を強く感じるだろう。
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内側用フィルムの台紙を4分割した。台紙からフィルムを剥がす前に、スピーカーの穴に当たるフィルムは取り除いておくと良い |
スピーカー周辺用のフィルムを貼り付け中。セロハンテープと台紙を持ち、スピーカーの穴部分から位置を合わせながら貼り付けていく |
写真は、4枚の内側用フィルムを貼り付けた状態だ。十字ボタンやボタンの周りには1mm程度の余裕がある |
● 屋内外で体験版を入手できるPSP! 本体ケースとUSBケーブル2製品を紹介
お次は、PSPを屋外に持ち出す際に役立つグッズだ。こちらもDSの体験版同様、配布場所となる「PlayStation Spot」まで本体を持ち運ぶことになる。当研究所では、これまでにポーチタイプ、ハードケースタイプ、カバータイプといったPSP用の本体ケースをレポートしているので、まずはバックナンバーを参照していただきたい。そして今回は、抜群の収納力を備えたサイバーガジェットの「CYBER・キャリングポーチ (PSP用)」をレポートしよう。
・「CYBER・キャリングポーチ (PSP用)」
メーカー:サイバーガジェット
価格:オープン(直販価格:1,200円)
大きさ:縦18.5cm×横11cm×厚さ8cm
重量:約190g
カラー:ブラック
「CYBER・キャリングポーチ (PSP用)」は収納力の高さを追求したPSP用本体ケースだ。ケースはPSP本体収納スペース、UMD収納スペース、多目的スペースに区切られた3層構造になっており、PSP本体に加えて8枚ものUMDを収納可能。他にも、イヤフォンやリモコン、USBケーブルといったPSP用のアイテムを無理なく収められる。また、各層の間には2mm以上の厚さがあるクッションやプラスチックの板が入っており、外部の衝撃から収納アイテムを守る配慮もバッチリという感じだ。
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ケース全体に伸びる銀色のラインは硬い素材でできており、外部からの圧力によるケースの変形を緩和してくれる |
ケースの厚さは約8cm。外観を見ただけで収納力の高さを想像できるだろう |
背面には、縦でも横でも使えるベルトループと小さな持ち手、そして小さなファスナー式のポケットが設けられている |
まず、背面から1層目にあるのが本体収納スペース。内部は柔らかな素材で覆われており、PSP本体の液晶画面へ傷が付かないよう配慮されている。2層目はUMD収納スペースだ。内部には4つのメッシュポケットに加えて、裏表に2つずつメッシュポケットを備えた仕切りも設けられている。つまり、合計で8枚ものUMDを収納できるわけだ。また、1枚ずつ個別にメッシュポケットへ収められるので、整理がしやすく取り出しやすい。
3層目には、本体収納スペースに比べて3/4程度のサイズとなる収納スペースがある。残念ながら純正ACアダプタの収納は難しいが、イヤフォンやリモコン、後述するUSBケーブルなどを収納可能。このように、数多くの収納スペースを用意している「CYBER・キャリングポーチ (PSP用)」は、持ち運びはもちろんのこと、屋内でPSP用のアイテムをまとめて整理しておくケースとしても活躍しそうだ。
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写真左が1層目となる本体収納スペース、写真中央が2層目のUMD収納スペースだ。写真右の3層目には、純正イヤフォンとリモコン、クリーニングクロスを収納してみたが、スペースにはまだまだ余裕がある |
● お得なUSBケーブルも2つご紹介
さて、冒頭で述べたように、現在、PSPでは「LocoRoco」の体験版をPC経由でダウンロードできる。体験版をプレイする手順は「LocoRoco」体験版の配布ページ(http://www.jp.playstation.com/scej/title/locoroco/dl/trial_dl_agree.html)に詳しく書かれているが、簡単に説明すると、PCへ体験版のファイルをダウンロードし、そのファイルをPSPのメモリースティックDuoへ転送後、PSPから起動するという手順となる。このとき、メモリースティックDuoリーダーか、PCとPSPを接続可能なUSBケーブルが必要になるわけだ。そこで今回は、ちょっと嬉しい付加価値のあるUSBケーブルを2製品チョイスしてみた。
・「CYBER・USB2.0巻き取りケーブル(PSP用)」
メーカー:サイバーガジェット
価格:オープン(直販価格:880円)
重量:約18g
ケーブル長:約80cm(引き出し時)
・「5 in 1 USB Charging & Data Cable」
メーカー:ミヤビックス
価格:1,505円
重量:約48g
ケーブル長:約120cm
充電対応機種:PSP、DS、GBM、GBA、GBASP
サイバーガジェットから発売されている「CYBER・USB2.0巻き取りケーブル(PSP用)」は、コンパクトな巻き取り式のUSBケーブルだ。ケーブルを両端から引っ張れば最大約80cmまで伸び、長さは5段階で調整できる。ケーブルを巻き取りたい時は、ケーブルの両端を軽く引っ張るだけ。ゼンマイの力で自動的に素早く巻き取られる。コンパクトに収納できるのが嬉しい「CYBER・USB2.0巻き取りケーブル(PSP用)」だが、デスクトップPCのUSBポートに常時接続しておき、利用する時だけケーブルを引き出すという使い方もオススメ。PC周りをケーブルで混雑させることなく、PSPとPCを素早く接続できるというわけだ。
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写真左はケーブルを巻き取った状態、写真右は最大まで伸ばした状態の「CYBER・USB2.0巻き取りケーブル(PSP用)」だ。ケーブルは平型なので、巻き取り中に捻じれたり絡まることは無い |
次に、ミヤビックスがオンライン販売サイト「ビザビ」にて販売している「5 in 1 USB Charging & Data Cable」を見ていこう。本製品は、PSPとPCを連携させると同時に充電もできることに加えて、DS、GBM、GBA、GBASPの充電も可能な海外メーカー製の多機能ケーブル。1本のケーブルを途中から4本に分岐させ、PSP用のUSB端子と各対応ゲーム機のACアダプタ端子を取り付けたという単純な構造だ。試しに、バッテリー残量がゼロのPSPとDS、GBMを接続して充電してみたところ、DSとGBMは約4時間30分でフル充電状態になったのだが、PSPは全く充電されていない状態。おそらく、供給電力が3台のゲーム機に分散し、PSPについてはバッテリーを充電できるほどの電力を得られなかったと思われる。よって、充電ケーブルとして使用するときは、1台ずつ接続して充電するほうがよさそうだ。
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こちらは「5 in 1 USB Charging & Data Cable」の写真。ケーブルは約125cmと十分な長さだ |
写真左から、GBA/GBASP用、GBM用、PSP用の充電端子、USB端子となる |
DSとPSPの体験版をダウンロードするというテーマで、様々なゲームグッズをレポートしてみたが、いかがだっただろうか。DS Lite専用の本体ケースを4製品については、DS Lite本体を美しく保ちたい人にはHORIの「コンパクトポーチDSLite」、コンパクトで強い衝撃に耐えられるケースを求めている人には、サイバーガジェットの「CYBER・セミハードケース(DS Lite専用)」がオススメ。収納力の高さを求めるのであれば、UGAMEの「DS Carry Case for Lite」をチョイスすると良いだろう。suonoの「ニンテンドーDS Lite用ケース タテ型ケース」は、ハンドメイドと言うこともあり少々値が張るが、丁寧な作りとコンパクトさ、そして、特徴とも言えるデザイン性に魅力を感じたのであれば、チェックしておきたい製品だ。
サイバーガジェットの「CYBER・本体保護フィルムセット(DS Lite専用)」は、外出する寸前に本体ケースが見あたらない! と言う時に、衣服やバッグのポケットに入れて持ち運んでもいいかな? と思わせてくれる製品であった。ただし、各端子やスロット部分はオープンな状態になるので、ポケット内の細かなチリを極力取り除いておこう。また、DS Lite上面の曲面部分や側面の角、ヒンジ部分はカバーされないので過度の期待は禁物、持ち運び時のサポートグッズとして活用したいところだ。
今回のレポートを書くに当たって、様々な場所の「DSステーション」や「PlayStation Spot」を巡ってみたのだが、友達同士でワイワイと話しながら次々と体験版をダウンロードし、楽しそうにプレイしている姿を各地で見かけた。今後「DSステーション」や「PlayStation Spot」はゲーム好きが集まるちょっとした社交場のようになっていくのではないかと感じるほどだ。是非一度足を運んでみて欲しいと思った次第である。
当研究所では、みなさんに取り上げてほしいネタなどを随時募集する。ドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部) → game-watch@impress.co.jp ←
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□ミヤビックスのホームページ
http://www.miyavix.co.jp/
(2006年5月22日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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