【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

バンダイナムコゲームス、PS2「ゼノサーガ エピソードIII [ツァラトゥストラはかく語りき]」
ロボットバトルやキャラクタの情報を公開

7月6日 発売予定

価格:7,329円

【ロボットバトル基本画面】
 株式会社バンダイナムコゲームスは「ゼノサーガ」シリーズ(開発:株式会社モノリスソフト)の最新作となる、プレイステーション 2用RPG「ゼノサーガ エピソード III [ツァラトゥストラはかく語りき]」の最新情報を公開した。

 今回はプレーヤーキャラが搭乗するE.S.でのロボットバトルと、ジンやマーグリスなどの主要キャラが主な情報だ。ロボットバトルのシステムは前回の記事のキャラクタバトルと同様に、戦闘シーンでの核となる部分。ロボットバトルのシステムの説明から順を追って各種情報を紹介していこう。

 ロボットバトルの行動順番はキャラクタバトルと同様に、AGIの高い順から行動できるようになっている。行動順番の情報は画面左上にアイコンで表示され、行動が可能になれば画面右下のステータス欄が明るくなり、画面左上のアイコンの下に<ACT>の文字がつく。このあたりはキャラクタバトルと同様だ。

 キャラクタバトルと大きく違う点は、画面左側にあるエネルギーゲージ。これは「攻撃」のコマンドで装備している武器を使用する場合、武器によってこのエネルギーゲージが減少する。エネルギーゲージの残量に余裕がある限り、1ターンで何度も攻撃ができる仕組み。ただし、武器によってエネルギーの消費量が違うので、使用する武器のエネルギー消費量を考えながら攻撃を行なうことになる。上手く行なえば、複数の攻撃を一気に叩き込めるので、攻め手としては有利な状況を作り出せるわけだ。

 なお、攻撃が連続でヒットすると「チェーン」が発生し、2発目以降からダメージと命中率にボーナスが加算されるようになっている。命中率が低い武器を使うなら、チェーンの最後や、マシンガンのように一度の攻撃で複数回攻撃してチェーンが発生する武器の後に使うなどのテクニックも要求される。エネルギーの残量とのかねあいもあるので、攻撃時にはエネルギー残量をみながら、いかにチェーンを狙っていくかの戦略性が発生する。ただ、強い武器で攻撃するだけのような、力押しですむものではないことがわかるだろう。ちなみに消費したエネルギーの回復は、次のターンには全回復する。

 画面左下にはコマンドメニューがあり、行動順となったキャラが「攻撃」、「アニマ覚醒」、「アイテム」、「チャージ」、「離脱」の5つから選ぶことになる。

 そして、画面右下、E.S.のHPゲージ脇にあるのが「アニマゲージ」。このゲージは敵に攻撃をヒットさせることで上昇していき、ゲージが溜まりきると「アニマ覚醒」のコマンドが使用可能になる。ゲージには複数段階あり、ゲージが溜まりきるたびにレベルが上がり、脇の数字がカウントされていく。レベルは1~3まであって、レベルが高いほど高い効果を得られるようだ。

時には順番待ちの味方がともに攻撃をしてくれることもある。敵にも同様の行動があるのだろうか?
 なお、E.S.のHPが0になると行動不能になるが、一度行動不能になるとバトルが終了するまで、復活できないという点もキャラクタバトルと大きく違う点だ。

エネルギー量が250の場合、消費量230のスティングレイだと1回しか攻撃ができない。エネルギー量が高ければスティングレイを2連射できる マシンガンは1回の攻撃で複数ヒットするが、単発のダメージは低い。チェーンを狙う武器に適しているといえよう



【コマンドメニューの説明】

■ 攻撃

 攻撃コマンドは、E.S.の装備している武器で攻撃。前述したように、武器によって消費するエネルギー量が決まっており、量が低いほど同じ武器で複数回の攻撃がしやすいと言うことになる。ちなみに、使用する武器には炎などの属性がついたものも存在する。敵の弱点に合わせて武器の交換をする状況も出てきそうだ。なお、本作でショップが復活していると言うことなので、E.S.の装備も販売されている。新しい場所に来たら、ショップのE.S.装備にも目を通しておきたい。

■ アニマ覚醒

敵もこちらと同様に、アニマ覚醒を行なう。ボス戦などでは特に注意したい
 アニマゲージが溜まった状態のときに使用でき、E.S.に搭載されたアニマの器を覚醒させるコマンド。覚醒レベルは1~3まであり、ストーリーの進行によってレベルアップするらしい。また、覚醒レベルはアニマゲージレベルと同等か、それ以下のレベルを選択できるようになっている。

 覚醒中は攻撃コマンドで使用する武器のエネルギー消費が低下し、状態異常が無効になるメリットも。なお、覚醒状態の継続はターン制で、レベル1は1ターン、レベル2は2ターン、レベル3は3ターンとなっている。

 また、アニマ覚醒中には「必殺技」が使用可能。必殺技は覚醒レベルに応じたものが使える。

アニマ覚醒時にアニマゲージのレベルに応じて、覚醒レベルを決められる 通常の攻撃より遙かに強力な攻撃を繰り出す。これでとどめを刺せば、戦闘終了後にもらえる経験値、SP、お金の所得量が1.5倍になるFINISH STRIKEが発生


■ アイテム

 所持しているアイテムを使用するコマンドだが、回復アイテムなどはE.S.用のものしか使用できない。キャラクタバトルかロボットバトルのどちらで使用できるかを事前に把握しておく必要がありそうだ。アイテムの中にはどちらでも使用できるものもあるのだろうか?

使用できるアイテムは、キャラクタ専用、ロボット専用、どちらも共用の3タイプがある


■ チャージ

 1ターンの間、防御に徹するコマンドだが、コマンド発動時にHPが若干回復するという特性を持つ。ダメージも軽減されるため、集中攻撃を受ける状況でなければ回復行動として活用できるだろう。また、敵の必殺技の中にはチャージをしないと大ダメージを受けるものもあるようなので、使いどころを見極める必要がありそうだ。

アイテムなどで回復する量に比べると微々たるものだが、上手く複数回使えればそれなりの回復量になる 大ダメージの必殺技をやり過ごす場合に役立つ。使用頻度は高くはないだろうが、使うタイミングで戦局が大きく変わる可能性も……


【ロボットバトル】
E.S.ルベンは両腕に刀武器を装備できる。搭乗者がジンのみだからこそ可能のようだ 両手武器の大太刀も装備可能で、装備した場合、左手武器は装備不可能。ちなみに、使用している武器は炎属性の「月輪」
アニマ覚醒レベルIの必殺技「斬鉄刃」はその名の示す通り、鋼鉄すらも簡単に切断する
アニマ覚醒レベルIIの必殺技「飛天迦楼羅」。転送した鉄弓で複数の矢を放ち、敵全体に雷属性のダメージを与える



■ トラップを利用して戦闘を有利に進められる

 キャラクタを操作してダンジョンを探索する「キャラクターパート」と「ロボットパート」のどちらでもトラップの設置が可能となっている。ロボットパートではダンジョンをうろついている敵をトラップにはめてから接触して戦闘に突入することで、アニマゲージにランダムで1~3ボーナスが追加される「アニマボーナス」が発動する。敵との戦闘を避けられない状況なら、トラップを使ってできる限り有利な状態で戦闘に突入するなどの戦略も出てきそうだ。

トラップの設置はR2+□で行なう アニマボーナスだけではなく、先制攻撃などのメリットも得られる場合もある



■ E.S.のカスタマイズが復活

E.S.には2人のパイロットが設定される。これは「エピソードII」で採用されたもの。これにE.S.のカスタマイズができるという「エピソードI」の要素が加わったわけだ
 本作では「エピソードI」にあったE.S.(エピソードIではA.G.W.S.)のカスタマイズが復活。カスタマイズは武器装備、ARMOR FRAME、GENERATOR、CPU、DISKの5つ。

 武器装備はR-WEAPON(右手武器)とL-WEAPON(左手武器)の2タイプがあり、R-WEAPONは接近武器が多く、L-WEAPONは遠距離武器が多くなっている。武器の中には片手用と両手用が存在し、戦闘スタイルや敵に応じて変えていくこともできる。

 ARMOR FRAMEはE.S.の最大HPに影響する部分。より高価なものを装備させればHPが増し、戦闘不能になるリスクが低くなる。

 武器の使用に関わってくるエネルギーゲージには、GENERATORのパーツが重要になる。E.S.のエネルギーの上限を決めるところとなるので、攻撃回数を稼ぐなら見逃せないところ。

 CPUは後述するDISKを、E.S.にセットできるスロット数やコストの上限を決めるもの。高価なCPUになればセットできるDISKも多くなるので、E.S.の性能向上に一役買ってくれるだろう。

 最後のDISKは、E.S.にセットすることで、チャージ時のHP回復量をアップさせるものや、 獲得経験値をアップさせるものなど、戦闘を有利に運ぶための要素を付加してくれる。しかし、DISKにはスロットの消費コストが設定されており、高スペックのDISKほど消費コストが高い傾向にある。CPU性能が低いとDISKをセットできずに宝の持ち腐れとなるので、CPUの性能も同時に見る必要がある。

両手武器を装備すると、当然のことながら両手を使うため、他の腕に武器を装備することはできない 片手武器であれば片方の腕のみを使うので、空いた片腕にもうひとつの片手武器を装備させられる
両手に違う武器を装備させることで、敵に応じて使い分けるといったことも可能。ダメージ的には両手武器に劣ると思われるが、臨機応変に戦える強みがある DISKのセットにはCPUの性能を考慮する必要がある。高価なDISKを使いたいなら、それに見合う高価なCPUを手に入れなければならないわけだ
簡易的ではあるが敵のステータスを表示するDISKもある。情報面でのサポートなどはDISKが担っていると言っていいだろう



■ ジン・ウヅキ(Jin Uzuki)

 36歳。男性。CV:田中 秀幸

 元星団連邦特殊作戦軍情報部の大尉で、シオンの兄。

 軍籍にあったころはマーグリスの直属の部下であり、同じ師の下でともに剣術を学んだ仲であったが、ミルチア紛争の折にマーグリスらの反逆に気づき、秘密裏の諜報活動という相反する立場をとることとなる。

当時、ミルチア紛争の現場にいたことから、幼いシオンが受けたトラウマの原因に気づいてはいるが、そうであるが故にシオンへの距離を測りかねては度々衝突している。しかし誰よりも心配しているのは事実であり、口うるさい忠告もシオンを思ってのことである。けれども、シオンがジンの気持ちを理解するときは来るのだろうか……。


■ マーグリス(連邦軍所属時代)(Margulis)

 人間。45歳(※右の画像は30歳のときのもの)。男性。
 CV:中田 譲治

 結社オルムスの異端審問官長。かつて星団連邦特殊作戦軍大佐であったが、連邦軍に入る以前よりすでに、オルムスとのつながりを持っていたようである。冷酷無比な剣の達人で、その実力はジン以上である。

 CGは15年前、大佐であった頃の軍服姿。今作ではミルチア紛争時においてのマーグリスの立ち回りが明らかになるようである。




■ ペレグリー(連邦軍所属時代)(Pellegri)

 人間。36歳(※右の画像は21歳のときのもの)。女性。
 CV:原 えりこ

 結社オルムスの異端審問官。マーグリスの片腕としてU-TIC機関およびオルムスの実働部隊の指揮を執っている。マーグリスに対して人道を説くなど一見すると優しげな人間に思えるが、組織の目的のためには非情に徹する姿勢を見せる。

 CGは15年前、星団連邦軍人であった頃の姿。当時ジンとは何らかの関係を持っていたようであり、それを察することのできるエピソードも垣間見られるかもしれない。


■ E.S.ルベン(E.S. Reuben)

全高:16.0m
乾燥重量:22.4t
パイロット:ジン

 ジン用に調整されたヴェクター・インダストリー製のE.S.。近接戦闘に特化された機体で、二振りの実剣を装備している。

素早い機動を目的とした結果、装甲は薄く、盾なども装備していない。けれどもジン自身の操縦能力―、実剣による攻防一体の戦闘スタイルが防御力の弱さを補っている。


■ E.S.レビ(E.S. Levi)

全高:15.20m
乾燥重量:25.5t
パイロット:マーグリス

 マーグリス用に調整されたE.S.だが、E.S.ルベンとの装甲の違いを見ると、おそらくはハイアムズ重工製と思われる。

 本来は遠近両方の戦闘をこなす万能機として開発されたが、搭乗者のマーグリスの意向によって一振りの長剣と、威嚇用のクナイ型の投擲武器、小型の投擲榴弾のみを残し、それ以外の遠距離攻撃装備品を全て取り外されている。


■ E.S.イサカル(E.S. Issachar)

全高:15.20m
乾燥重量:24.9t
パイロット:ペレグリー

 ペレグリー用に調整されたE.S.。近接防御用としてスピアの使用も可能だが、前方位攻撃可能のエアッドを装備しているなど、複数の敵を遠距離から同時に攻撃することを目的として制作された機体。空中戦闘能力はオルムスで所有しているE.S.中、随一の能力を誇る。


【キャラバトル(ジン)】
アーツの全般が物理攻撃であるジン。オーソドックスな攻撃タイプで、破壊力も高い 「残心」は、精神を集中することで物理攻撃力とエーテル攻撃力を上昇させる 振り返りざまに敵2体に斬りつけ、物理ダメージを与える「双龍斬II」
雷属性の大ダメージを与える必殺技「連舞旋龍太刀」。水平の太刀筋で敵に一撃を加え、さらに2度、3度と斬りつけていく
「連舞旋龍太刀」と似たような技に見えるが、こちらは二刀流のようだ。左右に武器を持つことで、さらに攻撃力のUPを計ることができるのだろうか?


【イベントシーン】
マーグリスの操縦するE.S.が、浮遊大陸を調査へと乗り出すJr.に襲いかかる E.S.レビに対抗できるのは、ジンの操るE.S.ルベンだけのようだ E.S.ルベンの搭乗者を、太刀筋だけでジンと察知するマーグリス。互いに同門で剣を学んだ故だろうか
「大佐」というジンの言葉から、2人は連邦軍に所属していたときは上司と部下の関係であったことがわかる マーグリスの口から“聖女”の言葉が……。オルムスにとって重要な人物であることが伺える ついつい小言ばかりを言ってしまうジン。当然、これは彼女に対する愛情の現われなのだが……
目眩を覚えるシオン。それを見つめるジンは、彼女の不調について思い当たることがあるようだ アレンに口を開くジン。15年前、シオンの身にどんな出来事が起こったのか、ジンは薄々気づいているのか? 連邦政府の軍服を身にまとうペレグリー。過去の回想……というわけではなさそうだ
ペレグリー自身の出自に関係するらしい かつてジンとの思想の違いから苦悩した様子が、ペレグリーのこの台詞から伺える 思想の相違は解消できないと知り、ペレグリーはジンと戦うことを決意
マーグリスに尋問されるシオン ジンとの戦いにマーグリスは喜びを感じているように見受けられる 連邦政府を裏切り、オルムスへと下ったマーグリスの信念とは?
誓いを立てるかのように剣を振り立てるマーグリス。E.S.同士の剣戟がついに始まる 2本の刀を構えるE.S.ルベン。太刀を操るジンのために造られたようなE.S. ジンの生き様を「強いがゆえに孤独」と評するマーグリス
迫りくる赤い外套者からシオンを守るように立ちふさがるジン 一転して、シオンに向かって刃を向けるジン。一体何が起こったのだろうか?


【惑星ミクタム】
崩れた建築物と、埃っぽい砂にまみれた惑星ミクタム。人間は一人としていないこの星に、なにが起こったのだろうか


(C) NBGI
※画面は開発中のものです。

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□モノリスソフトのホームページ
http://www.monolithsoft.co.jp/
□バンダイナムコゲームスの家庭用製品公式サイト
http://www.bngi-channel.jp/
□「ゼノサーガ エピソード III [ツァラトゥストラはかく語りき]」のページ
http://namco-ch.net/xenosaga3/
□関連情報
【4月21日】バンダイナムコゲームス、PS2「ゼノサーガ エピソードIII [ツァラトゥストラはかく語りき]」
キャラクタバトルの詳細などを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060421/ep3.htm
【3月24日】ナムコ、「ゼノサーガ エピソードIII [ツァラトゥストラはかく語りき]」
物語の鍵となる3人の登場キャラクタを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060324/ep3.htm
【3月10日】ナムコ、「ゼノサーガ エピソードIII [ツァラトゥストラはかく語りき]」
プレミアムDVDがもらえる予約キャンペーン開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060310/ep3.htm
【2月24日】ナムコ、PS2「ゼノサーガ エピソード III [ツァラトゥストラはかく語りき]」
クエストパートの詳細や登場キャラクタを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060224/ep3.htm
【1月27日】ナムコ、PS2「ゼノサーガ エピソード III [ツァラトゥストラはかく語りき]」
登場キャラクタやイベント、戦闘シーンなどを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060127/ep3.htm
【2005年12月16日】PS2「ゼノサーガ エピソード III [ツァラトゥストラはかく語りき]」、
新たな敵!? T-elos(テロス)登場
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051216/ep3.htm
【2005年9月16日】ナムコ、「ゼノサーガ」シリーズファイナルエピソード
PS2「ゼノサーガ エピソード III [ツァラトゥストラはかく語りき]」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050916/x_ep3.htm

(2006年5月19日)

[Reported by 渡辺洋二]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.