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価格:未定
「ゼノサーガ エピソード III [ツァラトゥストラはかく語りき]」は、2004年6月に発売された「ゼノサーガ エピソード II [善悪の彼岸]」(以下、「EPII」)の続編となるタイトル。物語は「EPII」のゲーム終了から1年後の宇宙を舞台に、主人公シオンたちをめぐる一連の事件の謎が解き明かされるという「ゼノサーガ」シリーズのストーリーを完結させる作品となっている。 シリーズを通してユーザーを驚かせてきたハイクオリティなグラフィックは、シリアスなシーンを演出しても違和感がなく、しかも、女性キャラクタはあくまでも可愛らしくというバランスを追求し、これまでのシリーズ以上のできとなった新キャラクタモデル。プレーヤーキャラクタは、ほぼ全員のコスチュームを一新し、ストーリーの進展によってコスチュームが変化するキャラクタも存在するという。
前作までの問題のひとつとして「ロード時間」が挙げられていたが、本作ではロード時間を大幅に短縮させ、戦闘シーンの切り替え、フィールドマップの切り替え、といったシーンではストレスを感じさせることなくプレイすることができる。 「ゼノサーガ」シリーズの舞台設定は、超未来の宇宙という設定となっている。このことは本作でも同様で、これにふさわしい未来をイメージする建築物をはじめ、洞窟、森、滝といった自然物など、バリエーションに富んだシチュエーションが用意されている。
バトルシーンは「EPII」に引き続き、キャラクタを操作して戦う「キャラクタバトル」とロボット(E.S.)に搭乗して戦う「バトルロボット」の2つが用意されている。キャラクタバトルでは、「EPI」で採用されていた必殺技が復活。複雑なコマンド入力をなくし、誰でも手軽に戦闘を進められるように作られている。一方のロボットバトルでは、E.S.と呼ばれる巨大兵器に搭乗して戦うということに対して、その機動性、パワーなどが若干伝わりにくかった部分を改善。そして、宇宙空間や巨大洞窟などのバトルマップ内を上下左右、縦横無尽に駆け巡る演出も加わり、爽快感のあるバトルを楽しむことができる。 ■ シオン・ウヅキ
巨大複合企業、ヴェクター・インダストリーに所属し、KOS-MOS開発計画に携わる才媛であったが、グノーシス現象にヴェクターが関わっていることに気づき、半年ほど前に退社。現在は地下組織「スキエンティア」と手を組み、ヴェクターの悪事を明るみにするべく活動を続けている。
一見すると明るく前向きな性格に見えるが、幼いころ紛争に巻き込まれて両親を亡くし、3年程前にはKOS-MOS起動実験中の事故で恋人を亡くすという辛い過去を背負っている。今作では彼女の過去に詳しく触れることにより、14年前、旧ミルチアで起こった真実、延いてはシオンの本当の役割が明らかになっていく。
本来は感情を持たない戦闘兵器のはずであるが、シオンは何度かKOS-MOSに対して「感情の揺らぎ」を感じている。KOS-MOSに「こころ」は存在するのか。今作ではそれが非常に重要な鍵となっていく。
□ナムコのホームページ (2005年9月16日) [Reported by 志賀康紀]
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