|
会場:大田区産業プラザPio
「ECOケット」は、同社運営しているMMORPG「エミル・クロニクル・オンライン(ECO)」に関する同人誌即売会イベント。主催は「SDF&同人アークティック」。ファン主催のイベントに、ガンホーが協賛して公式オフラインイベントを開催するという形式で、「ラグフェス」と同様のこころみだ。 会場が大田区産業プラザPioの大展示場とはいえ、実際にはほかに2つの同人誌即売会が併催されていたため、「ECOケット」自体の規模は、20スペース(18サークル)とオンリーイベントとしてもかなり小さい部類。そこにガンホーが物販スペースを出展し、ステージイベントも行ない、多くの一般参加者でにぎわった。
ステージイベントは開会のあいさつに続いて、毎月第2、第4月曜日に放送中の「ECO放送局」の特別版「ECO放送局ECOフェスティバル特別版」からスタート。パーソナリティーの原田ひとみさんをはじめ、ECO運営チームの岩田容賢氏、小島幸博氏、山本征幸氏、淺間達雄氏らが登場し、好きなマンガやビデオゲームについてなどのトークを展開した。
■ 2006年は「癒す」から「暮す」へ
続いて、宣伝担当のタイニー山本氏が「ECO」の2006年のコンセプトを発表。2005年のコンセプト「ハートルフオンラインRPG」、「遊ぶことが癒されることにつながる」、「かんたん、やさしい、たのしい」、「みんなで作ろう」に加えて、今年からは「『癒す』から『暮す』へ」を目指すという。「暮す」とは、「ECOでオシャレを楽しむ!」、「ECOで食事を楽しむ!」、「ECOで住まう!」と、日常の生活と同じく「衣・食・住」の3つからなる。「衣」ではファッションメーカーやブランドとのタイアップや、すでに実施されている「でじこ」などのようなアニメキャラのコスチュームの実装などを考えており、「食」では、ピザの出前のようなキャンペーンの第2弾を進めているところという。最後の「住」については後述する新要素が大きく関わっている。 プロモーション展開としては、アキバ系ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Filn(フィルン)」とのタイアップを発表。「Filn」を運営している株式会社ハイビジョンの代表取締役社長の宮脇元康氏が登場して説明が行なわれた。内容としては、ECO運営チームのスタッフによる「ECO運営チーム交換日記」や、「“あしあと”キリ番でアイテムプレゼント」、「ECOのイベントお知らせメッセージ」を「Filn」上で展開。そしてゲーム内では、NPCとして「Filn」の公式キャラクタ「フィルたん」が実装されるほか、「Filn」のコスチュームの装備アイテムやペット「ぽん太」が入手できる連動イベントなども予定されている。
さらに4月12日創刊予定の雑誌「月刊少年ブラッド」(MOVIDA ENTERTAINMENT株式会社刊)にて、「ECO」の外伝コミックの連載が決定。作家については現在は未定なものの、ゲームよりも少しだけ過去のストーリーが展開する。コミックに登場したキャラクタやモンスター、衣装や武器がゲームにも登場するほか、ゲーム内イベントの結果がコミックのストーリーに反映するといった連動クエスト・イベントも考えているという。
■ 新要素「騎乗ペット」と「飛空庭(ひくうてい)」を発表 ここからは制作担当の岩田氏により、実装予定の2つの新システムが発表された。 「騎乗ペット」とはプレーヤーが乗ることができる新しいタイプのペット。騎乗している間は、戦闘をペット自身が行なうことになる。第1弾として実装されるのは、NPCのギルド商人が連れていた「クローラーキャリア」。その後も、動きが少し速くなる移動に特化したものや、戦闘を得意とするものなど、さまざまなタイプのペットの実装が予定されている。
「飛空庭」は最初から一括で用意されているのではなく、プレーヤー自らの手でパーツを揃えて作るようになっている。岩田氏によると「最初は最終目標的なものにしたかったが、『飛空庭』を所有した後にもコレクションなどの要素があるので、多くの人が持てるように、それほど入手困難にはしていません。だいたい実装から2カ月くらいで最初の人が持てるくらいを想定しているが、早い人は1カ月くらいで完成しているかもしれません(笑)」と難易度について語った。 これらの新要素の実装は、3月24日から数回に分けて実施されるアップデート「SAGA3」中に行なわれる。
また、今後のアップデート予定として、従来とは異なる新しいタイプの特殊なダンジョンや、コンプリートを目指すコレクションシステム、装備品の性能を他の装備品に移す「武具融合」システムを開発していることが明らかにされた。
■ フィナーレには嘉陽愛子さんも登場しミニコンサートを開催
イベントの最後には、嘉陽愛子さんが登場し、「ECO」のイメージソング「Hold on to love」を含む3曲を披露。さらにレアグッズ争奪じゃんけん大会なども行なわれ、ステージと参加者たちが一緒になって盛り上がり、「ECOケット」を締めくくった。
(C)2006 BROCCOLI/GungHo Online Entertainment,Inc./HEADLOCK Inc.
□ガンホー・オンライン・エンターテイメントのホームページ (2006年3月20日) [Reported by 滝沢修]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|