|
重さわずか3.5gという軽さの室内用赤外線コントロール飛行機モデル「TOMITECH エアロソアラ」。先日の発表会では試作用コントローラしか見ることはできなかったが、トミーの商談会会場では、ほぼ商品化されるタイプのコントローラが出展されていた。コントローラには左にスピード調節、右側に左右に旋回させるコントロールレバー(というかパッド)が備え付けられている。スピードを弱めれば機体は下降し、スピードアップさせると上昇する。バンドは2バンドなので、同時に2機までは操作することが可能となる。 トミーは、超小型ラジコン「ビットチャーG」を発売していたが、小型ボディを実現するために携帯電話用で使用されている振動用小型モーターを開発した経緯があるが、「TOMITECH エアロソアラ」ではそれでも間に合わず、さらに小型のモーターを新規に開発したという。
まだ最終形が完成していないことから仕様変更になる可能性もあるが、充電が完了するとお知らせのブザーが鳴り尾翼が動くような仕掛けも搭載するべく現在開発が進められているという。極限まで軽量化された室内用赤外線コントロールエアプレインだけに期待したいところだ。 「ポケットモンスター」関連商品は今回も数多く出展された。注目商品のひとつとして力が入っていたのが「ポケモンレンジャー」の発売に合わせて4月に3,990円で発売される予定の「ポケモンレンジャー キャプチャ・スタイラー」。レンジャー本部から指令メールが届き、ポケモンをキャプチャしてミッションをクリアしていく“メールモード"と、レンジャーになるために、クイズやパズルをプレイする“トレーニングモード”を楽しむことができる。 トミーはこれまでに「ポケモン図鑑」や「モンスターボール」といった、ゲーム中に出てくるアイテムをうまく商品化してきた。今回発売されるのは「つりざお」をゲーム化した「ポケモンマスターズ すごいつりざお」。“ボロのつりざお”や“いいつりざお”ではなく、“すごいつりざお”なので、かなり凄いポケットモンスターをつり上げることができるのだろう。発売は3月を予定しており、価格は3,675円。 釣ったポケモンはゲットモードで見ることができるのだが、前述の「ポケモン図鑑」を持っていればデータを転送することもできる。「DXモンスターボール」から「ポケモン図鑑」にデータ転送することもできるので、陸のポケモンだけでなく水の中に住むポケモンもこれで「ポケモン図鑑」に揃えることができることになる。 最後は「ポケモンバトルカードスタジアム」。人気のポケモン6種類のフィギュアとカードを1パッケージに収めた。カードを中央のカードリーダーに読み込ませ技を選択。読み取り機の周りにあるLEDの光りがくるくる回り始めるので、その光りがうまく敵の正面に来たときにボタンを押せば攻撃は成功。LEDの光りが回転する仕組みはランダムで、早く回るときもあればゆっくりと回ることもある。音声もキチンとポケモンの鳴き声が収録されており、戦いを盛り上げる。発売は4月を予定しており、価格は4,179円。
ちなみに前回の商談会で出展されていた音声認識を行なう「ピカチュウ」のぬいぐるみ「ともだちピカチュウ」だが、発売が若干先に延び、5月ごろの発売となるようだ。 昨年中頃から流行している音楽系のアイテムだが、トミーからは完全に女性ユーザーにターゲットを絞った「サウンドペット」が出展されていた。4月に5,040円で発売される予定。 「サウンドペット」はヘッドフォンをしたクマのぬいぐるみだが、ヘッドフォンのジャックをプレーヤーに接続すると、腕を振りながら踊り始める。振り付けはいくつか用意されており、振り付けの組み合わせはユーザーがセットすることができる。また、内部で音楽の波形を分析しており、振り付けは一緒でも、テンポなどを自動的に判別して踊るようなし組みとなっている。
振り付けのセットは「サウンドペット」の足を押すことによってセットするが、赤外線通信機能付きの携帯電話でもコントロールすることができる。リズムの入力やMUTE機能、目覚ましのセットなども行なえる。目覚ましのセットは、たとえば7時間後といった具合にセットすることができ、内蔵された音楽が自動的になり始める仕掛けとなっている。
2005年10月に行なわれた同社の商談会でもご紹介した「EQトレーナー」。予定通り3月中旬に5,250円で発売される。IQが頭脳の能力の一端を示す数値であるのに対して“EQ”は心の知能指数とも言えるもの。本来ならばカウンセリングを受けたり細かいチェックシートに書き込み診断してもらうものだが、「EQトレーナー」ではその課程を大幅に簡略化し、気軽に試すことが可能となっている。 ソフトウェア部分に関しては株式会社EQ Japanと共同で開発されており、内容は折り紙付きだ。さらに大人が使ってもかっこ悪くないように、厚さは2cm未満、91gにまで押さえられている。「ポケットに入れて持ち歩く……」ところまでコンパクトに仕上げるというこだわりがあったようだ。また、インターフェイスはタッチペンでだれでも直感的に操作ができるよう工夫されており、表示についてもターゲットが大人となるだけに漢字表示を実現している。 すでに同社サイトには「EQトレーナー」のホームページもオープンしており、体感することができる。気になる人は一度チェックすると良いだろう。
大人をターゲットにした「デキる大人の『センスアップシリーズ』」シリーズとして、商品企画を行なったいるという。表示に漢字を使用することができることから6月には「日本語鍛えよう」が発売される予定となっている。さらに、その後の商品についてもタッチペンをうまく使った商品を企画していく意向だという。
□トミーのホームページ http://www.tomy.co.jp/ □関連情報 【1月25日】玩具大手4社共同で新春商談会「TOYフォーラム2006」開催 液晶小型ゲームと音楽ゲームがメイン http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060123/toyf.htm 【2005年10月27日】トミー、「2006 トミーグループ新春商談会」開催 感情を認識する「ともだちピカチュウ」など http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051027/tomy.htm (2006年1月25日) [Reported by 船津稔]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|