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タイトー、Xbox 360「Over G」
ストーリーと最新スクリーンショットを公開

2月23日 発売予定

価格:7,140円

 株式会社タイトーは、2月23日発売予定のXbox 360用戦闘機シミュレーション「Over G」の最新情報を公開した。

 「Over G」は、同社から発売された「エナジーエアフォース」シリーズの流れを汲む戦闘機シミュレーション。タイトルの「Over G」には、“プレーヤーは戦闘機ではなくパイロットだ”をコンセプトに、パイロットが体感する「G (重力)」を、プレーヤーにも感じてもらいたいという意志が込められている。

 今回公開されたのは、世界設定やストーリーの導入部、登場する戦闘機のスクリーンショット。とりわけ、スクリーンショットは本作のグラフィックのクオリティの高さを感じられる内容となっているので、とくとご覧いただきたい。なお、ここに掲載したスクリーンショットは、リプレイ画面やムービー、フォトではなく、実際のゲーム画面となっている。

【STORY】
・プロローグ

 21世紀初頭、新開発の非核大量破壊兵器まで登場した「21世紀の中東戦争」と呼ばれる大規模紛争後、中東諸国は国連の統治下に置かれる。そのあまりの破壊行為に、国際世論は急激に「反戦」の方向へとまとまり、世界中で「地球はひとつの共同体である」との思想が勢力を増し、人類史上初めて「世界連邦国家構想」が具体的な議題として浮上してくる。

 国連の場でEU陣営は「無益な国際対立によって世界と人類を滅亡の危機に追いやることはできない」と強く主張。世界の警察を自認していた米国も、その正論を無視し続けることは不可能になっていく。米国内でも「厭戦・反戦運動」が盛んになり、それに伴って武断派で鳴らした大統領と保守系与党政権が瓦解、国際協調を旗印にした新政党と彼らが擁する新しい大統領による政権が誕生する結果となる。

 「世界再編・統一」の動きは俄かに現実味を帯び、国連内には遂に「世界連邦設立準備委員会」が設立され、常任理事国を中心に、各大陸から選ばれた20カ国の理事による本格的な話し合いが始まる……。

・世界統合への道

 準備委員会設立から半年、究極目標を「単一の世界連邦国家」設立に置き、そのための漸次体制として世界を複数のブロック国家共同体へと再編成する……というのが、その方針である。その結果、世界は8つの国家ブロック共同体に再編成されることになる。

    米英ブロック、EUブロック、東アジア・ブロック、中華ブロック
    印パ・ブロック、イスラム・ブロック、オセアニア・ブロック、アフリカ・ブロック

 そして、これらの国家ブロック群の「上位組織」として、「世界連邦評議会」が設立されようとしていた。この評議会はこれらの政治ブロックすべてが集う汎地球的巨大組織で、選ばれた国家代表によって組織される最高理事会の主導によって、地球規模の政策や方針を決定する最高決定機関となる。


・反発する勢力

 人類である以上反発する国は存在する。独裁国家である某国は、新体制を不服として最初は国連での反対活動を行なっていたが、双方の議論はエスカレートしつつ平行線をたどり、最終的には軍事国家を追い込む結果となる。そこで追い詰められた某国は最後の手段に打って出る。

 軍事国家はその全ての勢力を注ぎ込んだ陸・海・空軍戦力を総動員した電撃作戦によって、近隣諸国への侵攻を開始したのである。某国の軍事力を見くびっていた国連は、完全に不意をつかれた形となる。また別動隊によるニューヨークの国連本部の直接占拠と、さらに世界主要国首都に向けた弾道ミサイル発射準備に入ったのである。

・エナジーエアフォース登場

 世界的危機に際し、「世界連邦体制下」で唯一の恒常的戦力として、国際社会の平和と安定のために活動する“特別遊撃部隊”……エナジーエアフォース(EAF)が初めてその姿を白日の下に晒す。

 世界各国のトップエリートから選び抜かれたメンバーと、技術の粋が集められた最新鋭の装備からなるEAFは、軍事某国の野望を見事に打ち砕き、その実力を天下に知らしめる。EAFは「世界連邦設立準備委員会」が、従来の国連軍を発展させ、完全なる中立・互助の軍隊として誕生させたもので、設立には米・英・欧ら有力国家が全面的に参加している。しかし、この事件は序章に過ぎず、反対に国際世論を恐れ表立った活動は控えていた世界各地の「反・統一勢力」が一気に蜂起を開始する。

 「世界を平和にする戦い」のためEAFが出撃。世界各国でいろいろな勢力や主義勢力の残党が武装蜂起を開始する。彼らの闘争は世界主要都市へのテロとして顕在化。EAFは世界を翔け、これらの事態に対応していく。




■ F-14A

 映画「トップガン」や「ファイナルカウントダウン」などにも登場し、「トムキャット」の愛称で呼ばれ、高い人気を誇る戦闘機。F-4の後継機として開発され、射程距離の最も長いAIM-54フェニックス空対空ミサイルを搭載可能な防空重視の機体。

【スクリーンショット】
可動翼を広げ、アフターバーナーで加速中のF-14A。ノズルから噴出する炎や、ゆらぎの中のブルーの輪も表現されている 海上を2機で飛行。陽光の反射や翼の可動部の汚れなどもリアルに再現 戦闘機本体だけではなく、翼先端部に発生したベイパーも描かれている。雲も角度によって見え方が異なる
極東上空に進入するF-14A。複座式のコックピットのパイロットがよく見える。地表もテクスチャではなく細かく再現されていることがわかるだろう 遠くの地平線が丸くなっている。本作では遠方数百キロをも表現しているという 亜熱帯地域の密林上空を飛行。ここではどんなミッションが待ち構えているのか


■ F-14B

 F-14Aの改良型として開発された機体。エンジンを変更することで、弱点だった推力の低さが改善されている。

【スクリーンショット】
翼を広げて飛行するF-14B 極東の都市上空。機体の垂直尾翼の陰が機体に陰をおとしている 極東の都市上空から見る地平線。かすかにだが丸みを帯びている
霞が掛かった空を飛行中。高度の変化による空気密度も再現されており、グラフィックだけではなく、エンジンの推力にも影響が出る リアルに描かれた地表から、高度を感じることができる コックピットから見下ろす地表。建物も立体に描かれ、影もきちんと表現されている


■ MiG-29

 米国のF-15などに対抗するためにロシアが開発した迎撃機。Su-27より小ぶりなものの、推力の大きなエンジンを搭載し、加速性や機動性に富む。最高速度はマッハ2.3。

【スクリーンショット】
2機で海上を飛行するMiG-29 アフターバーナーを吹かしながら、雲海上空を飛行 凍てつく空気を切り裂くように飛ぶMiG-29。ベイパーが発生している様子も伺える
孤島上空。機体と地表、いずれもリアルに表現されているため、違和感を感じない ロシアの機体だけに寒冷地の飛行がよく似合う エアインテイクからノズルまでストレートに伸びるエンジンが見えるMiG-29の腹


■ F-2A

 米国のF-16をベースに日米共同で開発された支援戦闘機。大出力エンジンと強力なレーダーを搭載している。

【スクリーンショット】
F-16に比べて翼幅が広くなったF-2A 極東上空で右旋回 上昇中の機体。F-16と酷似したエアインテイク
孤島上空。ミサイルを撃ち尽くしたところか ミサイル発射。噴射される炎や翼を包む煙の描写がリアル 渓谷を飛行するF-2A。広大な地形が感じられる風景だ


■ Su-27

 旧ソ連が開発した全天候型の長距離迎撃戦闘機。重戦闘機にもかかわらず、マッハ2.3までたたき出す加速性能と、優れた空力設計による機動性で、F-15よりも制空能力と機動性に優れているといわれている。

【スクリーンショット】
大きな機体ながらも強力なエンジンで推力も高い アフターバーナーで加速中。同じロシアでもMiG-29とは大きく異なるデザイン 全長21mもの大きな機体を持ちながら、軽快に宙返りもこなす
雪原用のペイントを施し、雪原上空を飛行中 フレアを放ち、ミサイルの回避行動に入る ミサイルを発射した瞬間。ミサイルは音速を超え、ターゲットへと飛んでいく


(C)TAITO CORP.2005
※画像は開発中のものです。

□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
□「Over G」のページ
http://www.taito.co.jp/d3/cp/waf/
□関連情報
【2005年12月19日】タイトー、Xbox360「Over G」、主題歌を歌う
Janne Da Arcのyasu氏とkiyo氏にインタビュー
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051219/taito.htm
【2005年11月2日】タイトー、Xbox 360「Over G」
登場キャラクタ、コックピット画像などを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051102/og.htm
【2005年10月28日】タイトー、Xbox 360「ワールドエアフォース(仮称)」の
正式タイトルを「Over G」に決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051028/overg.htm
【2005年10月3日】タイトー、Xbox 360「ワールドエアフォース(仮称)」
登場する機体の一部とコックピット計器を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051003/waf.htm
【2005年9月16日】タイトー、Xbox 360用ソフト「ワールドエアフォース(仮称)」の 最新情報を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050916/waf.htm
【2005年9月9日】タイトー、「東京ゲームショウ2005」出展内容を発表
Xbox 360「ワールドエアフォース(仮称)」試遊台を出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050909/taito.htm
【2005年8月1日】タイトー、世界最高グラフィックでのドッグファイトを実現
Xbox 360「ワールドエアフォース(仮称)」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050801/waf.htm

(2006年1月11日)

[Reported by 滝沢修]



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