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「サクラ大戦 新春歌謡ショウ『跳んでる花組♪』」
最後の新春歌謡ショウは立ち回りも歌もたっぷり

2006年1月4日~1月8日 開催

会場:青山劇場



劇場に置かれているPSP版「サクラ大戦1&2」。カバーが置かれさわることはできないが、映像は流されているため、デモを確認することができる
3月開催予定の「紐育レビュウショウ ~歌う♪大紐育♪~」に先駆け3月1日に発売となるCD「サクラ大戦 レビュウ イン リトルリップ・シアター ~歌う♪大紐育♪~」のジャケット。イラストは山口恭史氏による特別書き下ろしとなる
 年が明け、「サクラ大戦」ファンの多くが楽しみにしているのが、青山劇場で行なわれるこの「サクラ大戦 新春歌謡ショウ」だろう。毎年、年明けと言うこともあり夏に行なわれる「スーパー歌謡ショウ」に比べ気軽に楽しめるスタイルが取られているが、今年は初めて2005年の「スーパー歌謡ショウ 新・青い鳥」をストーリー的に引き継いだ展開となっている。

 第1幕はおなじみの広井王子氏の前説から親方登場でスタート。お二人の掛け合いも板に付いてきたが、この掛け合いで迎える新年も今年で最後になるかと思うと、寂しいものがある。そこから花組による、気合いの入った太鼓の演奏が行なわれる。この太鼓の演奏はかなりのクオリティで、観客の皆さんにはぜひともかけ声で応えていただきたい。

 ここから第1幕の本編へと突入。2005年の夏の舞台で斬ったはずの根来幻夜斎 (嘉島典俊さん) が「生きている」と伝令に伝えられる大神一郎 (陶山章央さん) 。しかしその伝令にとりついていたのは根来幻夜斎自身だった……。

 舞台では根来幻夜斎との決着までが描かれる。ポイントは誰にでも乗り移ってしまう根来幻夜斎が、誰に乗り移っているかという点。さらに根来幻夜斎が単なる悪役ではないこと明らかにされるあたりが「サクラ大戦」の舞台らしいところだろう。

 後半の第2部では花組メンバーによる大喜利でスタート。今回は初挑戦となる神崎すみれ (富沢美智恵さん) の参加が大きいところ。桐島カンナ (田中真弓さん) との掛け合いも楽しみだ。さらに大きなネタとしては、李紅蘭 (渕崎ゆり子さん) とカンナの紹介による「妄想3分間ショッピング」。これまでの舞台の楽曲をメドレー形式で楽しめるだけでなく、カンナの“妄想”というフィルターがかかっているだけに違った意味でも楽しめる。

 そして最後は、花組らしくじっくりと歌を聴かせてくれる構成だ。グッズ販売では、今回大活躍するアイリス (西原久美子さん) とジャンポール関連グッズが注目だろう。

 「サクラ大戦 新春歌謡ショウ『跳んでる花組♪』」の1月7日公演と千秋楽公演は、SEGA linkにおいて映像配信されることが決定している。1月5日17時 (予定) からは稽古風景や広井王子氏・メインキャストのコメントを無料で配信し、16日から22日までは1月7日公演と千秋楽公演が期間限定配信される。配信料は1,000円で1週間視聴することができる。

 さらに、「跳んでる花組♪」のライブアルバムも発売となる。発売日は3月15日で価格は3,150円。発売元は株式会社ウェーブマスターで、発売・販売協力がエイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ株式会社。ピクチャーレーベル仕様となる予定で、全20曲収録される予定となっている。また、ジャケットイラストステッカーが封入される予定。

 「サクラ大戦」の舞台関係では今年が10周年という事もあり、夏の「スーパー歌謡ショウ」で花組の舞台は一区切り付くこととなっている。一方、2005年12月23日に行なわれたディナーショウで明らかになった紐育星組のレビュウショウ「歌う♪大紐育♪」だが、開催直前の3月1日にミニボーカルアルバムがリリースされることが明かされた。全曲、広井王子氏作詞、田中公平氏作曲で6曲収録される。価格は2,100円。

毎度おなじみ広井王子氏の前説で「新春歌謡ショウ」は始まる。そして、続いて親方登場。両者の掛け合いも、味のあるものになって参りました……しかし、その掛け合いで迎える新春も今回が最後 花組による太鼓の演奏で今回のショウはスタート。これだけで十分ひとつのショウとして成り立つくらいのクオリティだ
聴き応え十分の太鼓の演奏がビシッとわったところで、夏の「スーパー歌謡ショウ」の続きとなるストーリーがスタートする いきなり、高らかな笑い声と共に登場した根来幻夜斎 (嘉島典俊さん)。大神一郎 (陶山章央さん) と大立ち回りを演じ、グッとストーリーに引き込まれる
肉体のない根来幻夜斎は人から人へと乗り移り、変幻自在に迫り来る。今回は前回以上に花組メンバー全員に立ち回りの見せ場が用意されている 根来幻夜斎の復活の報を受け、対応を協議する花組。大神一郎が各人に指示を出す。最後に真宮寺さくら (横山智佐さん) に重要な任務を伝える……
根来幻夜斎は誰にとりついているかわからない! しかし、普段の仲間とは違うほんの些細なところから誰が幻夜斎かわかってしまう そして最後の大立ち回り。一度は倒れた大神一郎だったが、アイリス (西原久美子さん) の活躍で見事復活。最後の決戦へ!!
肉体のない根来幻夜斎。一度倒したはずなのに復活した幻夜斎を葬り去るその切り札は、やはりさくら。見せ場たっぷりに第1幕を締めくくる
復活! 李紅蘭 (渕崎ゆり子さん) とさくらによる幕間直前の3分間ショッピング。目指せ完売でございます!! 第2幕はいきなり大喜利でスタート。今回、大喜利初挑戦となる神崎すみれ (富沢美智恵さん) と桐島カンナ (田中真弓さん) の掛け合いにも注目? 第1幕のセルフパロ的なダンディ団の西村ヤン太郎 (西村陽一さん) と優作 (岩本達郎さん) による“ネタ”。かなり笑えます
第2部の見せ場のひとつにして、最強のネタがズラリそろう「妄想3分間ショッピング」。これまでのショウを見続けてきた人にはかなり楽しめる内容。……そうでなくても笑えるのだが
最後は花組らしく、じっくりと歌と踊りを魅せてくれる。久々の「すみれチャチャチャ」の選曲はすみれファンにはたまらないのでは。そして最後はオールキャストで「ゲキテイ (檄! 帝国華撃団)」で締めくくる


(C)SEGA (C)RED

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□レッド・エンタテインメントのホームページ
http://www.red-entertainment.co.jp/
□「サクラ大戦」シリーズのページ
http://www.sakura-taisen.com/
□「サクラ大戦 新春歌謡ショウ『跳んでる花組♪』」のページ
http://www.sakura-taisen.com/06_newyearshow.html
□関連情報
【2005年11月16日】 「サクラ大戦 スーパー歌謡ショウ『新・青い鳥』」DVD-BOXインタビュー
広井王子氏、陶山章央氏、西原久美子さん、伊倉一恵さんが語る!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051116/sakura.htm
【2005年12月5日】「サクラ大戦 新春歌謡ショウ『跳んでる花組♪』」
すみれさんの大喜利も楽しみな、最後の新春歌謡ショウ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051205/sakura.htm

(2006年1月5日)

[Reported by 船津稔]



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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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