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会場:青山劇場
価格:SS席 9,000円、S席 7,000円、A席 4,000円
12月5日に行なわれた「公開稽古」で広井王子氏は、「顔合わせのときに話したのですが、『失われた10年』と最近言われていますが、その失われた10年の間に『サクラ大戦』はよく頑張ったなと思う。今後は経済も良くなっていくと思うのですが、そういった中でミュージカルを含めてたくさんの舞台が上演されていますが、そういった時に『サクラ大戦』の舞台が終わるのはひとつの役目を果たしたなと思っています。これから『サクラ大戦』は新しい時代に入るのですが、来年の10年目で歌謡ショウというのは閉じようと思っています」と挨拶。 広井氏は続けて「その大事な入り口の『新春歌謡ショウ』になります。今回、顔合わせをして、もう長い人生を過ごしてきたメンバーのように台本を渡すとみんな理解してくれて、『あぁ、盛り上げていこう』という感じで、みんな楽しそうな顔で顔合わせを行ないました。本読みの時にゲラゲラ笑いながら聞いていたのですが、楽しい『新春歌謡ショウ』になると思いますので、よろしくお願いします」と語った。 最後の「新春歌謡ショウ」ではあるが、そこにメンバーの気負いは感じられない。真宮寺さくら役の横山智佐さんは「また集まって、稽古をしていると、9年間の重みを感じたことと、並み居る先輩達の芸の厚さを感じることができました。このメンバーで、最後の新春公演になるのでしょうか、務めることができることを、とても喜びに感じております」と語った。 高乃麗さんは「最後の『新春歌謡ショウ』ということで、私なりにテーマを決めていきたい。今年のテーマは“打つ”。お芝居では根来幻夜斎を打つ、そしてアカペラを歌ってお客様の心を打つ……もうすっかり大喜利モードなんですけど」とコメントし、笑いを誘った。 今回初めて、夏の「スーパー歌謡ショウ」のストーリーを受ける形となる「新春歌謡ショウ」だが、演出の茅野イサム氏は「第1部は通常、ちょっと軽いお芝居だったんですけど、夏の続編と言うことで本格的な……殺陣もいっぱいある、夏のあの雰囲気をそのまま冬に持ってきて、さらに夏に解決しなかったものが大団円になるという、かなりお客さんに楽しんで貰える舞台になるかと思います」とアピールした。 今回の続編については最初から構想があったわけではないという。広井王子氏曰く「夏の舞台の終わりの方に、嘉島典俊さんから『お正月空いてるんだけど、出たい』と話してきて。ほんまかいなと。(嘉島さんの) 事務所に問い合わせたら、空いていると言うことで、是非と言うことで。そこで根来幻夜斎が復活したら面白いかなぁと思って考え始めました」と言うことらしい。 そこから、殺陣が再度たくさん盛り込まれることになった。大神一郎役の陶山章央さんは、この夏の舞台で数多くの殺陣をこなしてきたわけだが、ホッとしたのもつかの間、今回はさらに高度な殺陣に挑むことになりそうだ。陶山さんは「もう全て忘れて頑張るしかない」と意気込みを語ってくれた。公開舞台稽古の記者会見の始まる直前まで舞台袖で練習する姿は、必ずやそれを実現してくれることだろう。広井氏は「名誉のために言っておくと、この公開舞台稽古でお見せする殺陣は昨日の夜に付けたものなのに、すでにこなしている。夏だったら (ものにするのに) 2週間くらいはかかっていたことを、キチンとこなしている」と言うことで、確実にステップアップしているようだ。
このほかにメンバーのコメントで目立っていたのが、神崎すみれ (富沢美智恵) さんの大喜利。富沢さん曰く、「みんなは、私の日常生活が大喜利だって言うんですが、とんでもない。私はギャグのセンスもなければアドリブの才能もないので、本当に今からどうなることかとビクビクしているんですけど、やるからには座布団10枚ゲットして、必ずハワイに行きたいと思います」と答え、会場を笑いの渦に巻き込んでいた。 (C)SEGA (C)RED
□セガのホームページ (2005年12月5日) [Reported by 船津稔]
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