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【連載第199回】 あの、おもちゃを徹底レポート




大人も唸らせる豊富なギミックを搭載!
Wow Wee「ロボザウルス-TR441J」

大人も唸らせる豊富なギミックを搭載!
「ロボザウルス-TR441J」
輸入元 日本トイザらス株式会社
価格 9,999円
電源 アルカリ単3電池×6(別売)
アルカリ単4電池×3(別売)
発売日 発売中



 筆者はこの「ロボザウルス-TR441J」の発売日を、心待ちにしていた。かつて当連載で「ロボット・トイの革命児」と絶賛した「RoboSapien」の続編に当たるトイだったからだ(「RoboSapien」は、タカラから「ロボサピアン HUMA」の名称で国内販売された)。

 「RoboSapien」は人間とゴリラの中間のような体型を持ったロボットで、それまでのロボット・トイでは困難だった二足歩行や見事なダンスを軽々と実現して、衝撃を与えてくれた。そんな優れたトイの続編で、しかも今度は恐竜がモチーフだというのだから、いやがおうにも期待はふくらむ。

 北米ではすでに発売されている、という情報を得て、個人輸入をしようかなと画策していたところ、なんとトイザらスが輸入販売することがわかった。しかも価格は、9,999円と比較的安価に設定されている。発売日に店頭に駆けつけると、大きくディスプレイされており、購入したばかりの少年とも遭遇した。

仕事場のあるビルの廊下で撮影。背後のドアと見比べていただくと、箱の巨大さを実感していただけるはず
 冒頭から熱く語ってしまったが、実際の商品を手にするといきなり冷や水をかけられたような心境になった。箱がデカイ。とにかく巨大なのだ。横幅が1メートル弱あり、抱きかかえないと運べない。引きずるようにして仕事場へ運び込んだものの、そこからがまた大変だった。箱から中身を取り出そうとしても、図体が大きすぎて、びくともしないのだ。30分に及ぶ格闘の結果、最終的にはカッターを使い、箱を完全分解して取り出した。


全長が81センチもある巨大なボディ

 箱から取り出した「ロボザウルス-TR441J」を眺めると、そうした苦労も報われる気がした。格好いいのだ。元となった恐竜は、一目瞭然。映画「ジュラシックパーク」で脚光を浴びたヴェラキラプトルだ。本体のデザインは、ヴェラキラプトルのボディに、iPodやiMacのような最近のAppleテイストが融合した、という感じだ。

 顔は鋭く尖り、目はランランとした生物感をたたえて、こちらをグイッとにらみつけている。ゾクッとさせられる迫力がある。

 本体サイズは、鼻先から尻尾の先端まで含めると、約81センチになる。小さなテーブルでは、体の一部がはみ出してしまうほどの大きさだ。

「ロボザウルス-TR441J」本体。先鋭的なボディとは対照的な生命感あふれる目がいい 首を眺めるといくつものパーツがジョイントされていることがわかるはず。これが繊細な動きを実現している 前足。咆哮と同時に上下に動かす
顔や前足、尻尾などと比べると、後ろ足はいささか不恰好。巨大な体を支えるための機能やデザインを優先したためだろう 尻尾は首以上に多くのパーツが組み込まれ、しなやかな動きを演出する 本体を正面から。頭頂部の黒い部分には、赤外線センサーが埋め込まれている


 「ロボザウルス-TR441J」は、付属のコントローラを用いて操作する。コントローラは昨今の家庭用ゲーム機のそれを模しており、手のひらを固定する握りの部分がある。

 左側には十字ボタンを思わせるボタンがあり、これで「ロボザウルス-TR441J」の進行方向を決定する。前進と後退、右方向への旋回と左方向への旋回が可能。さらには歩行をピタリと止める停止ボタンもある。

 右側にある5種類のボタンは、首や尻尾の動きを制御する。首の右回りと左回り、尻尾の右回りと左回り、さらには口を開閉して噛む動作もくり出せる。

 コントローラの先端にはライトが取り付けらている。発光させると緑色の明かりを照射することができる。このライトで何をするのかは、この先でくわしく紹介したい。

コントローラ。ボタンの多さが、「ロボザウルス-TR441J」の多機能さを物語る ゲーム機のコントローラのいわゆるLRボタンに類するものも付いている



首や尻尾の動きで生命感や俊敏性を巧みに表現する

 「ロボザウルス-TR441J」は前後左右方向への移動を基本に、首や尻尾の操作、さらにはプレーヤーが手で触れるとさまざまな反応を示したり、音に敏感に反応したりと、多数の機能が搭載されている。

 基本となる前後左右方向への移動は、う~ん、正直に語れば少々苦しい。前作に当たる「RoboSapien」が見事な二足歩行を披露していたのと比べると、見劣りするといわざるを得ないだろう。生まれたばかりのひよこのように、ドタドタとした動きなのだ。前進ボタンを続けて2回押すと走り出すが、ぎこちなさは消えない。「ジュラシックパーク」に出てくるヴェラキラプトルのように、すばやく突進してくる様子を思い描いていただけに残念に感じた。

 しかし、首や尻尾の動きはその欠点を補ってあまりある素晴らしい出来栄えだ。そうか歩行機能のパワーをここに注いだのか! と思わされるほど。

 コントローラの右側にあるボタンを押すと、首を回転させ始める。首を下げて地面に鼻を向けたかと思うと、いきなり首を持ち上げこちらをにらみつける。この一連の動きには俊敏さがあり、生命感を感じさせる。同じく右側にあるボタンを押すと、尻尾を左右へ振る。尻尾が動くと同時に首が同じ方向へ動き、さらには小さな手を上下させる。その動きは、背中にあたかも脊椎があるように錯覚させる。

プレイイメージ。俊敏で饒舌な動きに、軽く数時間は楽しめる
 「ロボザウルス-TR441J」が面白いのは、こうしたリモートコントロールだけではなく、自律した動きをも披露する点にある。

 たとえば自動歩行モード。「ロボザウルス-TR441J」を3分以上放置していくと、プレーヤーのコントロールから逃れて自由に動き始める。「シャァアー」と恐ろしい雄たけびを挙げながら、首をグルグルと動かし、尻尾を振りながら、ところかまわず歩き始める。

コントローラから光を照射して、「ロボザウルス-TR441J」を誘導することもできる
 さらには本体のあちこちに仕掛けられたセンサーに触れることで、コミュニケーションを行なうことができる。尻尾に埋め込まれたセンサーに触れると、雄たけびと共に尻尾や前足をバタバタと大きく動かす。尻尾を触られることへの不快感を示しているのだろうか。

 かと思えば、あごの底を触ると、こちらの手のひらに頬ずりをしてくることもある。また尖った歯が並ぶ口の中に指を入れると、がぶりと噛み付いてくる。

 基本的には獰猛で、意思が通じる相手ではないから、行動の予測は不可能。そんな恐竜らしさが見事に表現されている。

下あごのセンサーに触れると、おだやかになった 体の数カ箇所にタッチセンサーが埋め込まれている。これは尻尾のセンサー 上あごにもセンサーがある。指を入れて触れると、激しく反応する

 恐竜やロボットに目のない小さな子供にアピールするのはもちろん、筆者のような怪獣映画マニアの琴線にも触れる要素をふんだんに取り入れており、幅広い層に支持されるトイに成長する可能性を秘めている。論より証拠。ぜひムービーを鑑賞して、その動きに驚いてほしい。

【ムービー】
「ロボザウルス-TR441J」の多彩な動作 下あごにふれたときの反応 上あごにふれたときの反応


□トイザらスのホームページ
http://www.toysrus.co.jp/truj/
□トイザらス・オンラインショッピングのホームページ
http://www.toysrus.co.jp/
□「ロボザウルス-TR441J」のページ
http://www.toysrus.co.jp/f/robosaurus/


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(2005年11月10日)

[Reported by 元宮秀介]


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