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MMORPG「シールオンライン」や「Dragon Raja」等を運営する株式会社KESPIは、10月21日、同社創業者であり代表取締役社長の澤紫臣氏の退任を発表した。辞任届は10月15日付けで提出済みで、次回の臨時株主総会をもって正式に退任となる見込み。後任については未定。会社そのものやゲームの運営については一切影響はないとしている。 澤紫臣氏は、同社の主要事業であるMMORPG「シールオンライン」の日本展開を、KESPIの前身であるGBMの頃から携わってきた人間で、YNK JAPANへの業務移管後は、運営会社KESPIの代表取締役社長として、同社の舵取りを行なってきた。 退任の理由については、親会社であり、主要株主であるYNKとの運営に関する考え方の違いを挙げている。澤氏は社長就任後も、GM Sionic(通称:塩肉)として、「シールオンライン」の名物イベントである定例会見や、個人で運営しているブログ等を通して、オンラインゲームに対し、運営会社代表やGMとしての枠を超えた個人的な見解を披露してきたことで知られる。 現在、「シールオンライン」は、日本以外の韓国を含む各地域が、軒並みアイテム課金に移行する中、日本運営をどうするかについての検討が続いており、今後の方針について、YNKと澤氏の間で決定的に見解が分かれたものと見られる。
澤氏は、これまで支援してくれたユーザーに対するけじめとして、10月25日の「シールオンライン」定例会見に出席し、ユーザーに対して最後の挨拶を行なう予定。タイトルも「定例会見伝説!」となっており、定例会見イベントそのものもこれが最後になりそう。「シールオンライン」ユーザーは、ぜひ参加しておきたいところだ。 (2005年10月21日) [Reported by 中村聖司]
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