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【連載第196回】 あの、おもちゃを徹底レポート




最新技術を取り入れたバーチャルペット
バンダイ「リストハムスター&森の動物たち」

「リストハムスター&森の動物たち」
発売 バンダイ
価格 3,150円
電源 コイン電池 (CR2032)×1 (同梱)
発売日 発売中



 ご存知の読者も多いだろうが、小さな子どもたちの間で「たまごっち」が再び盛り上がっている。全国の玩具店で品薄の状態が続き、入荷日には早朝から長い行列ができ上がるほどだ。

 そんなブームの再来を受け、しばらく沈静化していた小型液晶ゲーム機が復活の兆しをみせている。今回紹介する「リストハムスター&森の動物たち」は、そんな“再ブーム”とは無縁ではない一作だ。可愛らしいハムスターを飼育するという内容は、いかにも小さな女の子向けで、筆者が遊ぶには気恥ずかしさもある。しかし、タッチパネルなどの最新技術を意欲的に採り入れており、小型液晶ゲーム機の最新トレンドをチェックするという視点から、取り上げることにした。


クレイドルとタッチパネルの採用で広がる遊び

 「たまごっち」の最新作「祝ケータイかいツー! たまごっち+」が携帯電話と融合することで遊びの幅を広げたように、他の小型液晶ゲーム機でも「どんな新しい遊びが楽しめるか?」が求められている。

 「リストハムスター&森の動物たち」は、その問いに2つの新しいアイデアで答えている。1つ目はクレイドルだ。

 パッケージには、「リストハムスター」本体とお家、そしてリストバンドが2つ収められている。通常は「リストハムスター」本体をリストバンドに装着させ、腕に巻きつける。これによって、どこへ外出しようと、いつでも「リストハムスター」と一緒にいることができる。このアイデアもなかなか楽しいのだが、ポイントとなるのがお家の存在。帰宅時にはリストバンドから「リストハムスター」本体を取り外し、お家にセットする。こうすると、「お外モード」から「お家モード」に切り替わり、出先と自宅では違ったゲームを楽しめるようになるのだ。「リストハムスター」本体をお家にセットするアイデアは、まさにPDAや携帯音楽プレーヤーで採用されているクレイドルを彷彿とさせる。

 新しいアイデアの2つ目は、ニンテンドーDSで脚光を浴びているタッチパネルだ。液晶画面がタッチパネルになっており、指で触って操作することが可能。単にタッチするだけでなく、指を上下や左右に動かす動作も感知する。ハムスターを指で触れたり、なでたりして可愛がることができるようになっているのだ。

パッケージ。リストバンドとお家が見え、内容の豪華さが伝わってくる 同梱物。左からリストバンド2個、「リストハムスター」本体、そしてお家 本体の操作方法は、液晶画面の下にあるボタンとタッチパネルの2通り
小学生の女の子で大流行中のリストバンド。2種類付いているのは、当の女の子としたら嬉しいことだろう 「リストハムスター」本体を収納するお家。樹木の幹の中にある、という設定 このように、お家の後部にリストバンドを2個しまえるようになっている



外と家、環境によって異なるモードに切り替わる

 ゲーム自体は、液晶ゲーム機のセオリー通り、誰にでもわかりやすく、それでいて長く楽しめるように工夫されている。

 「リストハムスター」を腕に着けるとスタートする「お外モード」は、自分のハムスターとたっぷり遊べるモード。何の操作もしなければ、液晶画面にハムスターの日常が映し出され、その様子を観察することができる。ハムスターは気ままに寝転がったり、仲間のウサギと遊んだりして、さまざまな姿を披露する。

 このとき、指でタッチパネルに触れると、ハムスターをなでることができる。ハムスターの世話をして「仲良し度」が上がっていると、ハムスターは満面の笑みを浮かべる。ただし「仲良し度」が低ければ、ハムスターは挑むような目つきでこちらをにらみつける。

 電源を入れたときから気になっていたのだが、ドットで描かれたこのハムスター、実に可愛らしい。自分がまもなく36歳になるおっさんだという事実を忘れ、「カワイイなあ~」と口走ってしまいそうになる。可愛いものに目のない小さな女の子なら、それこそメロメロになるだろう、と思われる。

 ボタンを押して操作をすると、さまざまなゲームを楽しめるようになる。ゲームの1つ「ジャンプ&ラン」は、ハムスターを操作するアクションゲーム。天井からぶら下がるつららをしゃがんで避け、道に転がる岩をジャンプで飛び越える内容だ。「わくわくスロットゲーム」は、ハムスターやウサギなどのキュートなパネルが並ぶスロットマシン。「ダーツうらない」は、ハムスターがダーツを投げて、今日の運勢や勉強運、恋愛運を占ってくれる。

 「ハムスター芸」は、ハムスターがくり出す芸を鑑賞する。芸には豊富な種類があり、ユーザーとの「仲良し度」によって次第に進化していく。友だちのハムスターと比べると、それぞれまったく異なる芸を覚えていることもあり、育成の醍醐味を味わえる。

 「コンテスト」は、ハムスターの愛らしさを競う遊び。ミニゲームで得たポイントを使用して、さまざまなコスチュームを購入し、ハムスターに着せる。観客から高い評価を得られると、隠されたイベントが出現する。内蔵された時計機能によって、毎週土曜日と日曜日だけに発生する時限の仕掛けも施されている。

外出時は本体をリストバンドに装着し、このように腕に巻いて使用する タッチパネルを指で触れると、ハムスターがリアクションを返す 「お外モード」で見られるハムスターの日常。ウサギといっしょに遊んでいる
ミニゲーム「ジャンプ&ラン」。障害物を避けながら進んでいく ミニゲーム「わくわくスロットゲーム」。オーソドックスなスロットマシンゲーム
「ダーツうらない」で見られる占い。大人顔負けの恋愛運もある 「ハムスター芸」。これは初級の逆立ち


 「リストハムスター」をお家に入れると始まる「お家モード」は、ハムスターの世話をするモードだ。「ごはん」は、お腹のすいたハムスターにえさを与えるメニュー。えさはヒマワリのタネやビスケット、フレークなどがあり、ミニゲームで稼いだポイントを使うと、「仲良し度」が大きく上がるえさを与えられる。

 「トイレ」は、ハムスターがしたうんちを掃除するメニュー。「たまごっち」の場合は、ボタンを押して水でうんちを流す仕様だったが、さすがはタッチパネル。画面に表示されたうんちを指でつつくと、掃除される仕組みになっている。いくらドット絵で描かれているとはいえ、指でうんちに触れるのはそれなりに勇気がいる。ハムスターへの愛情が試されている、といえよう。

 「リストハムスター」は、しばらく世話をしていないと、病気になってしまう。そんなときは「ちりょう」メニューでただちに回復させる。

お家にいるハムスター。ほかほかのうんちをしたばかり 「ごはん」メニューで、ヒマワリのタネを食べさせる
ハムスターのコスチュームを確認することも可能。これは「ぜんしんタイツ」 コスチュームの1つ「ひつじさんセット」

 プレイした結果は、新しい技術が巧みに活かされ、「たまごっち」から一歩進んだ遊びが実現されているな、と実感できた。ハムスターをなでる行為は、バーチャルペットをより身近に感じるのに効果的。お家(クレイドル)によって出先と自宅で遊べる内容に変化をつけた点も、想像以上に有効で飽きさせない。小型液晶ゲーム機は、このようなイノベーションを続けていけば、ブームが長く続くのではないだろうか。

(C) BANDAI 2005


□バンダイのホームページ
http://www.bandai.co.jp/
□「リストハムスター&森の動物たち ブルーバージョン」のページ
http://www.bandai.co.jp/item/item/4543112231468000.html
□「リストハムスター&森の動物たち ピンクバージョン」のページ
http://www.bandai.co.jp/item/item/4543112231475000.html


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(2005年9月22日)

[Reported by 元宮秀介]


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