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会場:幕張メッセ
入場料:中学生以上1,000円(前売700円)
そんななかでも、やはり今回の目玉は「リンドバーグ」と映像出展を含めた対応タイトル、さらには絶好調の「ムシキング」、「おしゃれ魔女ラブ&ベリー」に続くキッズ向けカードバトルゲーム最新作「古代王者 恐竜キング」になるだろうか。まずは期待の新基板「リンドバーグ」からご紹介しよう。
■ 次世代業務用汎用CG基板「リンドバーグ」
入出力端子は、D-sub15pin(アナログ)、DVI-I(アナログ、デジタル兼用)、5.1ch(フロント2chのみRCA)、SP-DIF、Gigabit Ethernet、シリアル端子×2(うちひとつは232Cと442の切替可能)、USB 2.0×4を用意。筐体背面を見ると、電源周辺以外はほぼPCそのものといった印象で、AGPスロットのほかPCIスロット4本が確認できる。AGPスロットの横にあるスリットは、恐らくGPUの廃熱用だろう。
アプリケーションの供給はDVDで、複製防止に業務用オリジナルセキュリティ機能を搭載。ALL.Net接続対応の通信機能を標準サポートする。会場で発表された対応タイトルは、「バーチャファイター5」、「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド4」、「サイファイ」、「パワースマッシュ3」、「アフターバーナー(仮称)」の5タイトル。リリース第一弾は今冬稼動予定の「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド4」だが、同社ブースにプレイアブル出展されているのは2006年春に稼動予定の「サイファイ」のみとなっている。
■ サイファイ
ゲームスタート直後、プレーヤーは能力や使える必殺技が異なる複数のキャラクタからひとりを選択。タッチパネルの画面四隅には矢印のようなマークがあり、これをタッチしてキャラクタを移動させる。イメージとしては、フリームーブではなく別のポジションにピョンと移動するといった印象。フィールド全体は透明の壁で囲われているため、一定の方向にばかり動いていると壁にぶつかり追い詰められてしまうといった事態に陥ってしまう。 敵を攻撃する場合は、弾を撃ちたいポイントを直接タッチする。このとき、画面を1秒ほどタッチし続けるとタメ撃ちに変化。射撃は必ず敵がいる場所を狙う必要はなく、動く方向を先読みして弾を置いておく、といったことも可能。画面を連続で叩けば連射も可能だったが、いわゆる一般的なシューティングのように強烈な連射はできない。弾は単発で撃つだけでなく、指をスライドさせて描いたラインのとおりに弾幕を張ることも可能。タテ、ヨコ、ナナメなど任意のラインが描けるため、かなり戦術的な使い方ができそうだ。 キャラクタのグラフィックをタッチするとパワーゲージが増加し、ゲージが最大になると必殺技が発動可能。必殺技を使う場合は、タッチパネルに表示される特定の図形を指でなぞる必要がある。必殺技は、相手に多大なダメージを与えるものや、相手の攻撃を跳ね返すものなど、一筋縄ではいかないものが取り揃えられている。逃げ回っていては相手を倒せないが、さりとて攻撃一辺倒でも安定しない作りからは、本作が「プレーヤー間の駆け引き」を重視して作られていることが伺える。
出展バージョンは未実装だったが、専用のICカードを購入すれば戦績などの個人データが記録可能。戦績に応じてキャラクタのバリエーションが増えるなど、定番のサービスが用意されるようだ。2006年春稼動予定。
(C)SEGA Corporation
■ 古代王者 恐竜キング
カードには前述の「わざカード」のほかに「恐竜カード」が存在する。ティラノサウルス、トリケラトプスなどの恐竜が多数登場。恐竜には「ほのお」、「かみなり」、「くさ」、「みず」、「つち」、「かぜ」といった6種類の属性があり、どんな恐竜でも使える「わざカード」がある一方で、属性が一致しないと使えない「超わざカード」なども存在する。属性のチェックはカードの上端を照らし合わせれば一目瞭然になっているため、小さい子でもすぐにわかる直感的なデザインになっている。 キッズ向けカードバトルゲームで成功を収めてきたセガが満を持して放つ新作だけに「恐竜キング」には「ムシキング」になかった新たなアプローチが確認できる。それは、ゲームにストーリーが盛り込まれていること。昆虫同士の戦いだけに焦点を絞った「ムシキング」と異なり、「恐竜キング」には熱血漢の「リュウタ」、クールな「レックス」といったふたりの主人公が登場し、ふたりを暖かく見守る父親が戦い方を指導してくれる。親子の前に立ちはだかるのは、恐竜の力を悪用しようとする悪者一味。それぞれ得意な属性やフェイバリッド恐竜が設定されているあたり、勧善懲悪の王道もきちんと押さえている。
ターゲットとなる年齢層は「ムシキング」より少し上に設定されているという。このあたり「ムシキング」から「恐竜キング」にシームレスにユーザーが移行してくれることも折込済みというわけだ。昆虫同様、恐竜も男の子の琴線に触れてやまない永遠不滅の存在であり、子供だけでなく大人にも根強いファンがいる。海外展開も視野に入れているといい、「ムシキング」同様「恐竜キング」からもしばらく目が離せなくなりそうだ。今秋稼動予定。
(C)SEGA,2005
■ SEGA GOLFCLUB Version 2006 NEXT TOURS
新コース「フェニックス カントリークラブ」、「バリハイ ゴルフクラブ」のほか、カスタマイズ用のアイテムを大量に追加。計600種類以上のアイテムでバリエーション豊かなプレイが楽しめるようになった。これまでの女性キャディに加えて男性キャディが選択可能になったのは、女性プレーヤーにとって嬉しい配慮ではないだろうか。
公式大会は、毎月1~2回の開催頻度はそのままに、新ルールの追加でさらにヒートアップ。カップ位置も大会開催時に変更されるようになったため、上を目指すプレーヤーにはさらにやりがいのある内容にクオリティアップしたといえよう。今冬稼動予定。
(C)SEGA,2004,2005 Sega is the official licensee of the Taiheiyo Club for the SEGA GOLFCLUB products. Sega is the official licensee of the St Andrews Links for the SEGA GOLFCLUB products. All purchases of the products bearing the official St Andrews logo make a contribution to the preservation and maintenance of the historic Links at St Andrews. Sega is the official licensee of Phoenix Country Club for the SEGA GOLFCLUB products. Sega is the official licensee of Bali Hai Golf Club for the SEGA GOLFCLUB products. 3Dコースデータ制作協力:(C)2003.2005 DIGITALGOLF INC.
■ QUEST OF D Ver.2.0 護符の継承者
新職業の「盗賊」は、敵のアイテムを盗んだり、トラップを回避するなど他の職業にない特殊行動がウリ。「ジャンプ」は障害物を越えるだけでなくそのまな攻撃して敵に大ダメージが与えられる。小型爆弾を転がしてぶつける「ボム」、特定のアイテムを装備することで一撃必殺が狙える「即死攻撃」など、そのトリッキーなスキルの数々は上級プレーヤーを必ずや魅了するはず。また、現在の職業以外のサポートジョブが獲得できるようになったのも見逃せない。
新種族では、ファンタジーでおなじみの「エルフ(力と体力はないが移動、攻撃に優れる)」、「ドワーフ(鈍重だがパワフルかつ強靱)」が登場。アイテムを組み合わせることで、通常のプレイではなかなか入手できないアイテムを作り出す新システム「練成」など、これまで以上にやりこみがいのある奥深いゲームになったといえよう。2005年内稼動予定。
(C)SEGA,2004,2005
■ 北斗の拳
登場キャラクタは、ケンシロウ、ラオウ、トキ、ジャギ、サウザー、レイ、シン、ユダ、ハート様、マミヤの全10人。個性的なキャラクタが多数登場するシリーズだけに、人選はいろいろあるだろうが、原作の絶大な人気の前には「不平不満をゼロにするなら全員出すしかない」となるわけで、そこは次回作を含め期待したいところだ。 操作系は、8方向レバー、弱強のパンチとキック、特殊の5ボタン制。画面には、体力ゲージのほかにブーストゲージ、オーラゲージ、世紀末体力ゲージ、北斗七星ゲージが存在。ブーストゲージとオーラゲージは、それぞれ攻撃を当てるかダメージを受けるとゲージが蓄積されていく。ブーストは発動すると通常技の隙がキャンセル可能になり、オーラは防御力が高い「オーラガード」、よろけ状態から即復帰できる「よろけキャンセル」、絶大な威力を発揮する「究極奥義」にそれぞれ使える。世紀末体力ゲージは、地上にいると時間に応じて体力が戻るという一風変わったシステムだ。 北斗七星ゲージは、原作でおなじみの「死兆星」を再現するシステム。特定の技をヒットさせると星がひとつずつ消えていき、すべてを奪われると相手の頭上に「死兆星」が出現。このとき「一撃必殺奥義」コマンドを入力すれば、たとえ相手にどれだけ体力ゲージが残っていようと必ず殺されてしまう。
このほか、吹き飛ばした相手を追撃できる「バニシングストライク」など、同社がこれまで培ってきた2D対戦格闘のシステムが随所に盛り込まれている。会場でプレイした限りでは全体に手堅い作りといえるが、モチーフとなった「北斗の拳」よりも同社の作風のほうが色濃く打ち出された印象。2005年冬稼動予定。
(C)SEGA Corporation,2005 (C)Buronson-Tetsuo Hara/Coamix
■ メタルスラッグ6
新たに追加された「ウエポンストックシステム」は、敵弾に当たるなどのミスあるいは残弾をゼロにしない限り武器がストックされ続けるというもの。ストックされている武器はリアルタイムで切り替えられるため、敵にあわせて武器を選択するなど戦略的な使い方が可能になっている。
このほか、一定時間以内に敵を集中攻撃することでスコアの倍率が上がっていく「ラッシュブラスターシステム」など、ハイスコアを狙う楽しみも用意されており、アクションゲーマーには見逃せない1作といえる。今冬稼動予定。
(C)SNK PLAYMORE ※「メタルスラッグ」は株式会社SNKプレイモアの登録商標です。
■ アンダーディフィート
操作系は8方向レバー、ショット、ボムと極めてシンプル。ショットボタンを押し続けることで火線を固定できるが、ショットを撃たないでいると「オプションゲージ」が増加。ゲージが最大になった状態でショットボタンを押すと、オプションが出現して補助攻撃を行なってくれる。補助攻撃の内容は、特定の敵を破壊すると出現するアイテムで変化。オプションはゲージがなくなるとアッサリ消えてしまうため、普通にプレイするぶんには「敵の攻撃が止んだらなんとなく溜める」くらいでOKだろう。
背景はもちろん、次々と出現する戦車、航空機、バトルシップなどのち密なグラフィックは、ミリタリーファンにはたまらないものがあるはず。近年数がめっきり減ったタイプのシューティングにつき、気になる人は忘れずにチェックしておくべし。稼動時期は未定。
■ Dragon Treasure III
ダンジョンのバリエーションは、初心者向けのイージーなものからハイリスク・ハイリターンの上級者用まで多彩なバリエーションを用意。ダンジョン攻略、アイテム探しなどRPGの王道的な楽しさが存分に味わえる。
今作から、モンスターとの戦いに勝利すると出現する「バトルボーナス」でルーレットが回転。 メダル、アイテムはもちろん、さらなるビッグボーナスにつながる「エンジェルチャレンジ」に発展する可能性が出てきたのだ。しかも、モンスターの種類が「バトルボーナス」の期待値に影響するのだから、もうたまらない。
ド派手な演出でおなじみの「DTチャンス」は、直後に高確率状態の「ドラゴンゾーン」がスタート。戦闘に5回勝利すれば再度「DTチャンス」に突入するなど、前作をはるかに上回る刺激的なフィーチャーがあちこちに盛り込まれている。メダルゲームならではの醍醐味を損なうことなく、RPGとしてさらに完成度を高めた作品。2005年稼動予定。
(C)SEGA,2005
□セガのホームページ (2005年9月2日) [Reported by 豊臣和孝]
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