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バンプレスト「PALETTE（パレット）」シリーズ
e-Toyの分野で静かな盛り上がりをみせているのが、“ライトテラピー”関連のグッズだ。ライトテラピーという言葉には、なじみのない方も多いだろうが、要は心地よい香りをかぐアロマテラピーにならって、美しい光を眺めて心身を休ませる、新しいリラクゼーションのことだ。 今週と次週の2回に渡って、このライトテラピー関連のグッズを色々とレポートしていきたい。
ライトテラピー関連のグッズはさまざまなメーカーが手がけているが、中でも数多くのアイテムを発売しているのがバンプレスト。今回は、同社が発売しているアイテム群から、代表的なものを4種類紹介する。 ■壁や天井に波紋を投影する「ROOM PALETTE」
台座を支えるカプセル状のパーツが、ルームライトだ。中央にはブルーのカバーが取り付けられており、ここから青く光る波紋を投影する。ルームライトは通常は台座に対して横向きになっているが、手でつかんで動かすと、斜めや垂直に固定できる。角度を変更することにより、波紋を投影する場所を変えられる。天井に投影したい場合は横向き。壁の高い位置なら斜め。壁の中央なら垂直、といった具合だ。
波紋を映し出す時間は、タイマー機能によって設定可能。30分、60分、90分、120分の4段階から選ぶことができる。時間になれば、自動的に電源がオフになる。波紋を眺めてウトウトとした場合でも、タイマーさえ設定しておけば、安心して眠りにつける。
深夜になり、周囲が暗くなるのを待ってから使用してみた。本体は天井から1.5～2メートル離れた場所に置くと、波紋がきれいに映る設定。ベストポジションと思えるテーブルの上にセッティングする。部屋の電気も落として、完全に真っ暗になったあとに、電源をオンにする。映った! 壁に青い光が照射されている。青い光はしばらくすると、波のようにゆらゆらと動き始めた。感心させられたのが、光の動き。機械のように単調ではなく、実際の波のように複雑で自然なのだ。本体のルームライトを眺めると、その秘密がわかった。ルームライトの内部に、小さなクリアカバーがある。この小さなカバーが、船をこいでいるかのように複雑に動き、波紋のような自然な光のゆらぎを演出しているのだ。 最初は、想像していたよりも光量が乏しいかな……と感じたのだが、天井に映し出された波紋を眺めていたら、これはこれでよいのでは、と思えてきた。強い光で周囲が明るく照らされると、心地よくリラックスに誘われる、というわけにはいかないだろう。心を落ち着けるには、ややボンヤリとした光量がちょうどいい。
勉強や仕事で疲れた心をやわらげたいときはもちろん、寝つきが悪いときに利用するものよさそうだ。羊を数える代わりに、頭をカラッポにして波紋を眺めていれば、自然と眠りにつけそうだ。
■部屋の中に虹を映し出す「STONEPALETTE」 「STONE PALETTE (ストーンパレット)」は、虹を作り出し、壁や天井に照射するアイテムだ。 本体は真っ白で、表面は川原に転がっている石のような曲面になっている。虹を作る仕組みは、本体のふたを開けるとわかる。ふたの裏側にあるライトが光を放ち、本体の反射板が光を反射。これによって壁や天井に、虹が映し出されるのだ。
反射板はダイヤル式になっており、手動で回転させられる。これによって、虹の曲がり方や照射される位置を調整することができる。また、前述の「ROOM PALETTE」のように、自動的に電源がオフになるタイマー機能を内蔵している。
虹を生み出すには、周囲を暗くすることが必要。「ROOM PALETTE」に続いて、テストしてみると、上下に一直線に伸びる光が照射された。んん? これは虹ではないのでは……と思いながら反射板を回転させてみると、あら不思議、光は見事なカーブを描き、七色に輝く虹へと変わった。色は7色、いや、それ以上に繊細に分かれており、目を奪われる。 しばらく眺めていると、虹の色が変化をし始めた。7色が次第に、単色のブルーになった。と思いきや、再び7色へと変わる。単色から次第に7色に変化していくさまが美しく、このアイテムのハイライトだと感じさせられた。
個人的にはリラックスを誘われる、というよりも、色の変化を楽しんだ。カップルで楽しんで、ロマンチックなムードを演出するのにも良さそうだ。
■バスタブを光で満たす「BATHPALETTE」 「BATH PALETTE（バスパレット）」は、浴槽の底に設置して、その中を照らすアイテムだ。今回試した4種類のアイテムの中で、個人的にはこれが一番のお気に入りとなった。 タマゴのような形をした本体は、防水加工済み。水を張った浴槽に落としても、問題なく動作する。ただし、43度以上のお湯の中に入れると、本体が変形する恐れがあるので、使用の際はこの点のみ注意したい。
ユニークなのが、電源のオンオフの方法。スイッチを動かしてオンオフを切り替えるのではなく、本体をさかさまにするだけでいいのだ。本体をさかさまにして、元に戻す。これで電源がオンになる。この状態から再び本体をさかさまにして元に戻すと、電源はオフになる。水のある空間で利用するので、スイッチを扱うのは感電しそうで怖い……と感じる人向けの配慮なのだろう。
浴槽の照明を消して、お湯の中に「BATH PALETTE」を落としてみる。浴槽の底へ沈んだ「BATH PALETTE」が、発光を始める。光の色は青、赤、緑……とテンポよく切り替わり、飽きさせない。どの色合いも鮮やかで、色から色へと変わる途中のグラデーションも美しい。浴槽内をより明るく照らしたい場合は、本体上部のふたを外すといい。何も考えずにゆっくりお湯に浸かって、疲れを癒したいときに有効だろう。
■空きびんをインテリアに変える「BOTTLE PALETTE」 「BOTTLE PALETTE（ボトルパレット）」は、ユーザーそれぞれのカスタマイズを楽しめるアイテム。本体はスポイトのように細長く伸びており、最先端にライトがある。この特徴を活かした、2種類の鑑賞方法が用意されている。
ひとつ目は、ガラスのびんに本体を挿す方法だ。あらかじめびんの中に水を入れ、そこへさかさまにした本体を入れる。こうすると、光が美しく灯るインテリアとして楽しめる。びんの形状にこだわれば雰囲気を大きく変えられるし、透明の花瓶に挿しても面白いだろう。
ふたつ目は、シェードでライトを包む方法だ。シェードで包めば、小さなライトスタンドとして利用できる。シェードは2種類付属しており、交換すると光の変化を楽しめる。トレーシングペーパーを加工すれば自在に作成できるので、いろいろな形状のシェードとその光を楽しんでみるのもいいだろう。 発光パターンは、2種類が存在している。連続して発光させることもできれば、時間の経過によって光量が切り替わるようにすることもできる。
これまでに紹介したアイテムとは異なり、最も手軽に利用できるので、「ライトテラピーってどんなものかな?」と試しに購入してみるにはうってつけだ。
新感覚のアイテムだっただけに、筆者も「はたして、どれほどの効果があるのだろう」と半信半疑ながら利用してみたのだが、実に面白かった。どのアイテムも個性的で、生活に小さな潤いを与えてくれることが実感できた。どれもお求めやすい価格なので、気になるアイテムから試してみてはいかがだろうか。 (C)BANPRESTO
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毎週、電子系のおもちゃを中心にオススメのおもちゃをご紹介しています。「このおもちゃ、気になるけど面白いかなぁ」といったものを徹底的に遊び倒し、その面白さをお伝えしていきます。取り上げて欲しいおもちゃなどがありましたらドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部) (2005年9月1日) [Reported by 元宮秀介] また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company.All rights reserved. |
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