ショップで見かけた気になる2アイテム! タカラ「ウォーキービッツ」 トミー「ディズニープチカ」
「ウォーキービッツ」 |
「ディズニープチカ」 |
発売 |
タカラ |
発売 |
トミー |
価格 |
各1,344円 |
価格 |
1,680円 |
電源 |
ボタン電池(CR2032)×1(内蔵) |
電源 |
ボタン電池(LR-44型電池)×4(内蔵) |
発売日 |
発売中 |
発売日 |
発売中 |
トイショップの店頭で見かけて以来、ずっと気になっていた小さなトイを2個取り上げてみたい。e-Toyウォッチャーとしては、話題の大作や人気の高いキャラクタものについ目がいってしまいがちだが、こうしたさりげないアイテムにこそ「逸品」が隠されているもの。
両者には「低価格」と「5センチ足らずの小さなボディ」といういまどきのトイらしい共通点があり、さらに「この価格でこんなにも遊べるとは!」というサプライズがあった。
■収納ケースにまでアイデアが散りばめられた「ウォーキービッツ」
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女の子でも手に取りやすい「ウォーキービッツ」のパッケージ |
最初に紹介するのは、タカラの「ウォーキービッツ」。手のひらに収まるほどの小さなトイなのだが、そのサイズからは想像できないほどに多彩な遊び方が可能で、すっかり楽しんでしまった。筆者いちおしのアイテムでもある。
パッケージに収められているのは、「ウォーキービッツ」本体と、缶ケース。「ウォーキービッズ」は、亀のキャラクタ。外見から察するに陸亀かと思われる。全体的に丸みを帯びたデザインで、大きな瞳が印象的。カラーリングは、キャンディにちなんだメロン、オレンジ、ピーチ、ミント、パイン、ソーダの6種類が用意されている。
「ウォーキービッツ」自体も多くの人に親しまれそうなデザインなのだが、付属の缶ケースと組み合わせると、その可愛らしさがさらに引き立つ。缶ケースは「ウォーキービッツ」をしまえるようになっており、出かけるときは缶ケースに入れて持ち歩く仕組みになっているのだ。「ウォーキービッツ」の小ささと缶ケースの小ささが相まって、非常にいとおしく感じられる。
缶ケースのデザインにも工夫が凝らされている。「ウォーキービッツ」のカラーリングに合わせて、缶ケースのデザインが変わっているのだ。例えば筆者が手に入れたミントカラーのもののデザインは、「ウォーキービッツ」が湖を眺めている様子が描かれている。かたやオレンジカラーのものは、キャンディボックスのようなポップなデザインが施されている。デザインは統一されたものでもよいのに、6種類ものバリーエーションを用意するこの心意気。では、メロンカラーの缶ケースはどのようなデザインなのだろう? パインカラーは? ピーチカラーは? とコレクター心を刺激されてしまう。
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「ウォーキービッツ」本体。光沢感のあるボディも可愛らしさのポイント |
全長は5センチ足らず。手のひらと比べるとその小ささがよくわかる |
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付属の缶ケースの中にスッポリと収めることができる |
「ウォーキービッツ」本体のカラーに応じて、缶ケースのデザインも変わる |
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甲羅がスイッチ。押した回数によって、遊ぶモードを切り替えられる |
「ウォーキービッツ」の遊び方は、大きくわけて4種類ある。
1つ目は「歩行モード」。その名の通り、「ウォーキービッツ」の歩行を眺めるモードだ。「ウォーキービッツ」は背中の甲羅がスイッチになっており、これを押す回数で、いろいろな遊びを実行できるようになっている。
「歩行モード」を楽しむには、甲羅を1回押す。押したあと、しばらくすると「ウォーキービッツ」が歩き始める。こうしたトイの場合、えてして歩き方の味付けは乏しいもの。早く歩くか、遅く歩くか、などだ。しかし、「ウォーキービッツ」は違う。体を左右に揺らしながら1歩ずつ直進したり、あるいは2歩進んでは少し休んだり、と妙に生き物らしい味付けがなされているのだ。歩行のバリーエーションは8パターンあり、それらがランダムで繰り出される。そのため、ちょっとした動作でも「おおっ歩いた!」、「おおっ止まった!」と驚きが感じられるので、長く眺められる。
2つ目は「リズムモード」。甲羅を複数回クリックすると、そのリズムを記憶して、再現するというもの、最大で15クリックの記憶が可能だ。甲羅を押してリズムを鳴らすと、数秒間沈黙の時が流れる。このときに「ウォーキービッツ」がリズムを記憶しているのだ。記憶が完了すると、「ウォーキービッツ」はリズムを鳴らしながら、ノシノシと前進を続ける。
筆者は、ユニークなリズムをおぼえさえようと、いろいろとチャレンジしてみた。長いものでは、三・三・七拍子に成功したので、ぜひムービーをご覧いただきたい。どうやら半拍の音の記憶は苦手なようだが、それでも工夫次第ではいろいろなリズムを奏でることができるだろう。
3つ目は「レースモード」。2台以上の「ウォーキービッツ」を用意して、ゴールまでどれが早く到達するかを競う遊びを楽しめる。「歩行モード」を使えばそのままレースができるのだが、競争がより白熱するように専用のプログラムが組み込まれている。甲羅を2回押すと、レースモードに突入し、「ウォーキービッツ」がエンジン音を彷彿とさせる「グィングィン」というサウンドを鳴らし始める。この音が鳴っている5秒間のあいだに、複数の「ウォーキービッツ」を並列に並べればオーケーだ。
亀がエンジン音を響かせる演出だけでも十分に楽しめるが、レースの内容も見逃せないものになっている。レースモード実行中の「ウォーキービッツ」は、早足と遅足がランダムに繰り出され、ゴールするまではだれが勝つかわからない展開になるのだ。
4つ目は「シングモード」。甲羅を3回押すと「おもちゃの交響曲」を奏でる、というものだ。「ウォーキービッツ」が動かずに音楽を奏でるだけなので、これまでのモードと比べると地味な印象もあるが、たっぷり遊んだあとの休憩としてはこれくらいがちょうどいい。
【ムービー】 |
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歩行モード (MPEG-1、2.1MB) |
リズムモード (MPEG-1、1.9MB) |
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レースモード (MPEG-1、1.8MB) |
シングモード (MPEG-1、1.8MB) |
告白すれば、「価格が1,344円のトイなのだから、たいして遊べるものではないだろう」と邪推していた。しかし、ここまでしっかりと作りこまれ、遊べるものだったとは、正直ビックリしている。自分のために買い求め、リラックスのひとときを楽しんでもいいし、ちょっとした贈り物としても、人を選ばず喜ばれるだろう。気になる方は、ぜひ購入していただきたい。筆者と同じように「1,344円でここまで遊べるんだ!」と感激するはずだ。
■携帯電話と連動させると遊びが拡張する「プチカ」
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「プチカ」のパッケージ |
もうひとつのアイテムは、トミーの「プチカ」だ。ディズニーのキャラクタの中でも古株の「ペドロ」や「スージー」、「ケイシージュニア」をモチーフにした超小型ラジコンだ。筆者は、飛行機の「ペドロ」のパッケージを手に入れた。
パッケージの中には、「ペドロ」本体とカギ型コントローラー、そしてストラップが付いている。ストラップは、「ペドロ」本体とカギ型コントローラーのどちらにも付けられるようになっており、自分なりのカスタマイズができるのが嬉しい。
「ペドロ」自体の造詣も「見事!」のひと言。オリジナルキャラクタの姿形が再現されているのはもちろん、立体物としてもボリュームがあり、アクセサリーとしても楽しめる出来栄え。さすがは、ディズニークオリティ。
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「プチカ」本体の全長も、5センチ程度 |
「プチカ」専用のカギ型コントローラー |
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付属のストラップを付けてアクセサリーとしても楽しむことができる |
コントローラーの操作に応じて、機敏に動く |
カギ型コントローラーを使う操作は、「前進」と「回転」の2種類のみ。左右へのカーブはともかく、ラジコンとして「後退」は欲しいとも思ったが、走らせて見るとそんな不満もどこかへ消し飛んだ。「ペドロ」の走行が実にスピーディで、迫力を感じさせるものだったからだ。「回転」ボタンを押すと、猛烈な勢いで回転を始める。タイミングよくボタンを離しさえすれば、「後退」は不可能でも、180度ターンはできる。腕前が上がれば、「後退」のない欠点を補える操作をすることも可能だろう。
「ペドロ」を操作する方法は、カギ型コントーローラーに加え、もうひとつ用意されている。iモード対応の携帯電話を利用するのだ。操作には専用のiアプリが必要となるが、トミーのサイトから無料でダウンロードすることができる。
iアプリは、ラジコンのコントローラー機能はもちろん、「ペドロ」をダンスさせる機能やユーザーの運勢を占える「おみくじ」機能が搭載されている。「ペドロ」のダンス、とはいっても、「前進」と「回転」がランダムで繰り出されるだけのもの。しかし、こうした拡張性は、ユーザーとしては大きなポイントだ。
これまでいくつもの超小型ラジコンが登場し、当連載でも取り上げてきたが、この「プチカ」のサービス精神は、なかなかのもの。価格以上の遊びを提供しよう、という作り手の意思が伝わってくる。
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「プチカ」専用iアプリのタイトル画面 |
ラジコン操作とダンス、おみくじの3種類の遊ぶを楽しめる |
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おみくじで、その日の運試しをしてみよう |
気分に応じて、コントローラーと携帯電話を使い分けよう |
【ムービー】 |
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ペドロのダンス (MPEG-1、653KB) |
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□タカラのホームページ
http://www.takaratoys.co.jp/
□「ウォーキービッツ」のページ
http://www.takaratoys.co.jp/walkiebits/
□トミーのホームページ
http://www.tomy.co.jp/
□「プチカ」のページ
http://www.tomy.co.jp/putica/
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(2005年7月14日)
[Reported by 元宮秀介]
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