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会場:Los Angels Convention Center
WiFiサービスによるインターネット通信プレイに対応する「Mario Kart DS (マリオカートDS)」と「Animal Crossing DS (どうぶつの森DS)」はもちろん、「マリオ」シリーズの新作「NEW SUPER MARIO BROS.」や、ユニークなゴルフゲーム「Touch Golf」など、日本未発表のタイトルも実際にプレイできた。
■ 「マリオカートDS」と「どうぶつの森DS」で遠隔地との接続デモ
会場にはそれぞれ3台のDSが用意され、遠隔地にいる人を加えた4人でリアルタイムにプレイできた。遠隔地から参加していたのは、マリオなどの声でおなじみのCharles Martinet氏。ゲームをしながら、他のプレーヤーにテレビ電話で話しかけていた。
通信に関してはあくまでも技術デモとして行なわれていたものだが、通信品質について不満を漏らしているような人はおらず、Martinet氏とのプレイもすんなりと進行していた。実際の製品ではプレーヤーの通信環境も影響するため、ここまでうまくいくとは限らないものの、適切な環境さえ揃えれば十分に遊べるレベルにあることは実証できたといえそうだ。
■ DSを用いたIP電話「DSpeak」技術デモ
これは会場に用意された2台のDSを使って、音声チャットを楽しめるというもの。技術的にはごくありふれたものだが、このタイミングでデモが行なわれたという点が興味深い。会場では比較的近距離にある2台のDSを繋ぐだけだが、WiFiサービスに対応すれば、インターネットを通して遠隔地の人ともチャットができるだろう。DSに標準搭載された「ピクトチャット」のように、WiFiサービスの基本コンテンツとして提供されれば、面白いことになるかもしれない。
ちなみにソフト的には、自分や相手が喋った声に合わせて、画面のマリオとワリオの口が動くという、ちょっとした演出が加えられている。
以下、ブースに出展されたDSタイトルの中から、日本未発売のものをいくつかピックアップして紹介しよう。
■ 「Mario Kart DS (マリオカートDS)」 WiFiサービスの技術デモのほかに、8人同時対戦が可能な試遊台も設置された。先日行なわれたラウンドテーブルでは、紺野秀樹氏が「8人対戦でも秒間60フレームでキビキビ動く」と言っていたが、実際にプレイしてみても全くそのとおり。タイムラグは感じられず、非常に快適にプレイできた。 上画面にカートが走行するゲーム映像、下画面にコースや順位などのインフォメーションが表示される。タッチパネルは使用せず、従来のシリーズ作品と同様にボタン操作のみでプレイできる。 3Dグラフィックスを採用した映像は非常になめらか。GBA用「マリオカートアドバンス」をはるかに凌ぐクオリティに仕上がっている。
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■ 「New Super Mario Bros. (ニュー スーパーマリオブラザーズ)」
内容は、相手(自分がマリオなら相手はルイージ)の邪魔をしながら、先にゴール(旗)に到着すれば勝ち、というもの。相手を踏みつけたり、ファイアボールを投げつけたりといったことも可能で、「初代『スーパーマリオブラザーズ』で対戦できたら」という願望を、そのまま現実にしたかのようなゲームになっている。もちろん無線通信に対応しており、会場では実際に対戦プレイもできた。
■ 「Mario & Luigi 2 (マリオ&ルイージ2)」 GBA用「マリオ&ルイージRPG」の続編となるタイトル。今回はマリオとルイージが、それぞれの子供を背負って登場する。子供たちは普段は背負われているだけだが、下ろして別行動させることで、ふたりではいけない場所にたどり着けるような仕掛けがあちこちに用意されている。
ジャンプ防御をはじめとした、戦闘中にタイミングよくボタンを押すシステムは今作も健在。ツルを長く伸ばして上空から攻撃を仕掛けるパックンフラワーなど、ふたつのスクリーンを使ったユニークな攻撃も見られた。
■ 「Metroid Prime Hunters (メトロイド プライム ハンターズ)」 「メトロイド」の世界観をモチーフにしたFPS。視点操作をタッチペンで行なえる(ボタン操作も可能)。タッチペンでの操作には若干の慣れが必要だが、直感的な操作が可能になる分、FPS初心者にもわかりやすい内容になっている。映像もかなり滑らかで、十分にFPSを楽しめる。
通信対戦にも対応。会場では4人での対戦モードがプレイできた。
■ 「Touch Golf (タッチゴルフ)」
いかにもDSらしい直感的な操作方法に目をひかれるが、ゲームは3Dグラフィックスを採用した本格派。コースも複数のバリエーションが用意されており、いずれもリアルな作りこみが見られる。
■ その他の出展タイトル
(C)Nintendo
□Electronic Entertainment Expoのホームページ (2005年5月19日) [Reported by 石田賀津男]
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