ディズニーの人気キャラと遊べるコミュニケーショントイ トミー「いつもいっしょネ くまのプーさん」
トミー「いつもいっしょネ くまのプーさん」 |
発売 |
トミー |
価格 |
2,604円 |
電源 |
ボタン電池×1(内蔵) |
発売日 |
発売中 |
こういうトイ、ありそうでなかった。
「いつもいっしょネ くまのプーさん」は、ディズニーキャラクタのくまのプーさんとのコミュニケーションを楽しめるトイだ。プーさんの愛らしい顔をデザインした本体を首から下げて、ときどき液晶画面を覗いてハチミツをあげたり、ゲームで遊んだりする。基本的には小さな子供向けの商品だが、大人でも「いつもプーさんと一緒にいる!」という気分を味わえる良品である。
■森に暮らすプーさんの様子を眺められる
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パッケージ。本体のデザインがまるわかりになるブリスター仕様 |
本体は、プーさんの顔をかたどっている。ニンマリと屈託のない笑顔を浮かべており、眺めていると心がなごんでくる。これまで「たまごっち」を始めとするたくさんのコミュニケーショントイで遊んできたが、本体を眺めるだけで楽しい気分になれるのは、さすがディズニーキャラクタ。強力だ。
顔は回転式になっており、手でつかんで180度回転させると、液晶画面とボタンが現れる仕掛けだ。本体にはあらかじめボールチェーンが付いているが、付属のネックストラップに変更することも可能。プーさんと一緒にいる気分を満喫するために、ネックストラップにつけ変え、首から下げることにする。
首からただ下げているだけのときは、プーさんの顔は正位置にある。手に取るとプーさんの顔はさかさまを向いてしまうが、液晶画面を見るために顔を回転させると、再び正位置になる。遊んでいる途中に混乱やストレスを感じさせない設計は見事! と拍手を贈りたい。本体には、ボタン型電池(CR2031)が内蔵されており、絶縁シートを抜くだけで遊び始められるようになっている。
唯一の不満は、ボタン。全部で3種類あり、それぞれA、B、Cと役割付けられているのだが、ボタンの表面や周囲にアルファベットが明記されていないのだ。もちろんマニュアルを見ればわかることなのだが、小さな子供や普段ゲームをしない人が手に取る商品だと考えると、不親切に感じた。
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本体の高さは、5.5センチ。この手のトイでは、大きめといえる |
頭を回転させると、液晶画面とボタンが出現する |
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ストラップを利用して、首から下げて遊ぶ |
頭を動かして液晶画面を出し、ボタンを押して操作する |
ゲームの内容は、「通常モード」と「チェックモード」、そして「各種モード」に分けられる。「通常モード」では、100エーカーの森で暮らすプーさんの姿を見ることができる。森の中を散策するプーさん。かくれんぼに夢中になっているプーさん。夜空を眺めるプーさんなど、様々な場面が映し出される。目を惹かれるのは、プーさん自体の描画。画面はモノクロのドット絵で表示されているのだが、プーさんの顔がよく似ているだけでなく、細かな表情の変化やしぐさまでが丁寧に描き出されているのだ。これなら「プーさんと一緒にいる」という気分を壊すことなく、無心にコミュニケーションを楽しむことができるだろう。
「通常モード」では、ときどきプーさんからの呼び出しを受けることがある。プーさんがお腹をすかしたとき。おしりのズボンが破れたとき。あるいは一緒に遊びたいとき。大きく聞こえるメロディと共に、画面に「!マーク」が表示される。プーさんの希望をかなえて、世話をするとプーさんは次第にご機嫌になっていく。ご機嫌にすることができれば、プーさんの鼻歌を歌う姿などを見ることができる。
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「ねえ、遊ぼうよ」などと音声で話しかけられることもある |
雨が降る森の中を散歩しているプーさん |
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浮き輪を使って水遊びをしているプーさん |
ご機嫌がよくなって、鼻歌を歌っているプーさん |
■ ゲームに占い、写真撮影。遊びも盛りだくさん!
「チェックモード」は、プーさんの現在の状態を確認するモード。「おしょくじ」と「おしり」、「なかよし」度の状態を確認することができる。それぞれの状態は、つぼの中のハチミツの量で示されている。ハチミツが減っていたら、コミュニケーションが必要な証拠だ。
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「チェックモード」のタイトル画面 |
「なかよし」度はいまひとつ。もっと遊ばないと…… |
プーさんとのコミュニケーションは、これから説明する各種モードで行なう。
「おしょくじモード」は、プーさんに大好物のハチミツを与えるモード。お腹が減りすぎるとプーさんは眠りこけてしまうので、たびたびハチミツをプレゼントするといい。ちなみに筆者はハチミツをあまり好んではいないのだが、プーさんの食べる様子が実に旨そうに描かれており、見るたびに食欲をそそられてしまう。
「おしりモード」は、プーさんのズボンのほつれを直すモード。しばらくほおっておくと、ズボンがビリッと破れてしまうので、こちらもチェックを怠ってはいけない。
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大喜びでハチミツを食べているプーさん |
両腕を動かして、おしりのほつれをチェック |
「ゲームモード」では、「たいそうゲーム」と「ひらひらキャッチ」の2種類のゲームを遊ぶことができる。
「たいそうゲーム」は、プーさんが披露する体操を暗記して再現するゲーム。プーさんの左への動作がAボタン、上への動作がBボタン、右への動作がCボタンに割り当てられている。高得点を収めると、プーさんとの「なかよし」度がアップするごほうび付きだ。「ひらひらキャッチ」は、カゴを操作して、上から降ってくる花や葉っぱを集めるゲーム。30枚集めると、クリアとなる。「こちとらゲームの腕前はさんざん鍛えてきた身。小さな子供向けのゲームだから簡単だろう!」とタカをくくって遊んだのだが、花や葉っぱの配列が意外と厳しく、歯ごたえは十分にある。
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「たいそうゲーム」で、お手本を示しているところ |
「ひらひらキャッチ」は、一枚でも取り逃しがあるとアウト |
「うらないモード」は、本を使った占いで遊べるモード。4冊の中から1冊を選ぶと、ページがめくれあがり、占いのメッセージを読めるようになっている。占いの内容は、「あたらしいおともだちが、できそうだよ! じこしょうかいはげんきよく!」、「どくしょをしてみよう! あたらしいはっけんがありそうだよ!」など、小さな子供たちのライフスタイルに即したものになっている。
「ほぞんモード」は、個人的に最も楽しく遊んだモードだ。前述通り、「通常モード」では森にいるプーさんの様子を眺められるのだが、お気に入りの表情や場面が映し出されたときにボタンを押すと、映像として保存することができるのだ。「ほぞんモード」では、その映像を鑑賞したり、削除したりと各種の操作を行なえる。
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「うらないモード」。直感にまかせて、本を1冊選ぶ |
占いの結果には、元気づけられるものが多い |
「ほぞんモード」では、最大8種類の映像を保存可能 |
数日間、首に下げて遊んでみたが、ディズニー関連商品らしくクオリティの高さが印象に残った。これならば小さな子供に限らず、プーさんファンなら年齢を問わず楽しめるだろうし、女性への贈り物としてもイケそうだ。
筆者の願いは、同様のコンセプトで「大人も遊べるミッキーマウスとのコミュニケーショントイ」が発売されること。わがままにも、遠からず発売されることを期待したい。
(C)Disney (C)Disney Based on the ”Winnie the pooh” works, by A.A.Milne and E.H.Shepard
□トミーのページ
http://www.tomy.co.jp/
□商品紹介ページ
http://www.tomy.co.jp/disney/family/08.htm
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(2005年3月17日)
[Reported by 元宮秀介]
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