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SCEJ、「自動車業界、頂上決戦! GT4真剣勝負(マジバトル)」を開催
優勝はトヨタ自動車!!

参加メンバーにはPSPがプレゼントされた
3月2日 開催



トーナメント表
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、昨年12月に発売されたプレイステーション 2用ドライビングシミュレータ「グランツーリスモ4(GT4)」を使った対決イベント「自動車業界、頂上決戦! GT4真剣勝負(マジバトル)」を3月2日、開催した。自動車メーカーの社員から選出されたドライバーによって「GT4」での真剣レースを行なうというもの。

 参加したのは、スズキ株式会社、ダイハツ工業株式会社、ダイムラー・クライスラー日本株式会社(メルセデス・ベンツ)、トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、フォード・ジャパン・リミテッド、フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社、富士重工業株式会社、マツダ株式会社の計9社。実際に車を作っているメーカーを代表した戦いだけに、意地の見せ所、といったところだろう。

 予選は3メーカーずつ3ブロックに分けて行なわれた。Aブロックはスズキ(コンセプト-S2 '03)、ダイムラー・クライスラー(SL500(R230) '02)、マツダ(マツダスピード アテンザ'05)、Bブロックはダイハツ(コペン デタッチャブルトップ '02)、日産(キューブ EX(FF/CVT)、フォルクスワーゲン(ニュービートル2.0 '00)、Cブロックはトヨタ(スープラRZ '97)、フォード(マスタングSVTコブラR '00)、富士重工(インプレッサ セダン WRX STi スペックC (GD Type-II) '04)という組み合わせ。

 各予選レースの出場マシンは、公平を期すために主催者側にて同レベル(ラップタイム等)のクルマにそろえてあり、それでも差がある車種に関してはタイヤ選択で調整。トランスミッションはATとMTを自由に選択でき、ドライビングアシストはTCS・ASMともにあり。タイヤ選択は基本的に標準というレギュレーション。コントローラは「GT FORCE Pro」を使用。予選レースは、「筑波サーキット」を2周し、各ブロックの1位が決勝レースに参加できる。

 ふたを開けてみれば、Aブロックはマツダ、Bブロックは日産、Cブロックからはトヨタが勝ち上がった。いずれも非常に丁寧にライン取りを行なっており、実力は伯仲といったレース模様だったが、ちょっとしたミスで順位が激しく変動するタフなレースが多かった。特に、つくばの勝負ポイントとして挙げられる最終コーナー、また、ヘアピンでのコントロールが勝敗を分けた結果となった。

左からA、B、Cブロック予選の様子。派手にランオフしてみたりとアクシデントもあり、見ごたえは十分あった

優勝賞品の「GT4」コクピット
 エキシビジョンレースをはさんで行なわれた決勝レースは、「富士スピードウェイ2005GT」を3周するというもの。まだ正式オープン前のコースだけに、「GT4」でのトレーニングがものをいう戦いが予想された。

 決勝レースの出場マシンは、決勝レース進出の3社が決定後、主催者側にて同レベルになるよう、決勝前に調整が行なわれた結果、なんとCカー対決となった。日産がR89C レースカー、マツダが787B レースカー、トヨタがミノルタ トヨタ 88C-Vというモンスターマシン同士の戦いだ。

 1コーナー、そして新しくなった後半セクションでランオフエリアに突っ込むマシンが続出し、激しくトップが入れ替わるめまぐるしい攻防を制したのは、最終ラップでトップに立ったトヨタ。「練習に付き合ってくれた仲間たちのためにもがんばります」とつくばサーキットを300ラップ以上こなしたというトヨタの牟田隆宏選手は、その努力が見事に報われ、「GT4」の特別製コクピット(PS2、ソフト、モニタからGT FORCEまですべてのセット)を手にした。

 惜しくも2位だった日産の田村宏志選手から「このイベントは“第1回”ですよね?」と話を振られた株式会社ポリフォニー・デジタル プレジデントの山内一典氏は、「『GT4』を、車を作ってくださっているメーカーの方々に楽しんでいただけていることが幸せ。このようなイベントをこれからも続けていきたい」と語り、大会を締めくくった。

 なお、この大会の模様は後日、大会サイトで動画が配信される予定となっている。

決勝にコマを進めた3名。左からマツダの小河氏、日産の田村氏、トヨタの牟田氏 混戦を制したのはトヨタ! プレッシャーに負けない力走が光った 山内氏から牟田氏に盾が贈られた


(C)Sony Computer Entertainment Inc.
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□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ
http://www.playstation.jp/
□「グランツーリスモ」のページ
http://www.gran-turismo.com/
□「グランツーリスモ4 真剣勝負」のページ
http://www.gran-turismo.com/gt4/maji/
□関連情報
【2月9日】SCEJ、自動車メーカーの代表が「グランツーリスモ4」で競う
「自動車業界、頂上決戦! GT4真剣勝負」を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050209/gt4.htm
【2月2日】プレイステーション・ドットコム、NIKEと「GT4」の
コラボレーションウェア2種類を発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050202/gt4.htm
【1月31日】エプソン、「グランツーリスモ4」フォトコンテストを開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050131/gt4.htm
【1月5日】SCEJ、PS2「グランツーリスモ4」が2日間で100万本達成
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050105/gt4.htm
【2004年11月18日】SCEJ、PS2「GRAN TURISMO 4」12月28日に発売延期
「PS2レーシングパック」などの関連商品も同日に延期
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041118/gt4.htm
【2004年11月9日】SCEJ、PS2「GT4」完成披露会開催
NIKEとのコラボ、富士SW新コース、新BMW3シリーズなど新要素公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041109/gt4.htm
【2004年11月9日】プレイステーション・ドットコム、オリジナル企画商品
PS2「グランツーリスモ4 スペシャルDVDセット」を発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041019/gt4.htm
【2004年9月24日】「GT4」の発売日は12月3日! チーム監督モード「Bスペック」導入
オンライン対応は別バージョンに
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040924/gt4.htm
【2004年5月14日】「グランツーリスモ4」の新要素「フォトモード」を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040514/gt4.htm
【2004年5月14日】GT4プロデューサー、山内一典氏インタビュー
~ GT4でクルマ好きの集うコミュニティ作りを……
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040514/gt4_2.htm

(2005年3月2日)

[Reported by 佐伯憲司]


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