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NCジャパン、「リネージュ クロスランカー」のアップデート予定を公開
攻城戦に特化した新エリア「ディアド要塞」等を導入

3月22日 アップデート実施予定

リネージュ:エピソード3のサブタイトルは「生と死」。熱い戦闘を予感させるサブタイトルだ
 株式会社エヌ・シー・ジャパンは、同社が運営するMMORPG「リネージュ クロスランカー」の大型アップデート「エピソード3: 生と死」を、3月22日に行なうと発表した。アップデートプログラムの提供方法は、ゲームサーバーに接続しての無料ダウンロード形式となる。

 「リネージュ クロスランカー」は、世代的には現行MMORPGの中では最古参にあたるタイトル。既に続編となる「リネージュ II」も発売されているが、こちらは2Dグラフィックスで必要マシンスペックが低いというメリットを活かし、大人数での対人戦・攻城戦に特化する方向で独自の方向性を見いだしている。今回の大型アップデートは、その長所を更に伸ばしながらも、様々な拡張要素が盛り込まれている。

これがディアド要塞。四大冥王が支配するだけあって、なんとも禍々しい雰囲気
 具体的な目玉要素としては、攻城戦のテクニックの集大成となる新エリア、「ディアド要塞」の導入が挙げられる。ディアド要塞とは、多数のNPCモンスターによって守られている大規模な砦だ。これを攻略するには少数の冒険者では到底不可能である。血盟(ギルド)単位による高度なチームワークが、ディアド要塞の攻略には必須となっているのだ。

【スクリーンショット】
ディアド要塞は、巨大な門の奥に魔法陣を初めとした幾つかの要所を配置した構成。いったいどのような展開が待ち受けているのだろうか


 そしてディアド要塞には、暗黒の四大冥王“The 4th Dark Lord”の内、2名が待ちかまえている。その中の「ビーストマスター バランカ」は、ディアド要塞の守長にして魔獣軍団長。勇猛果敢で、地上侵攻の先鋒を自ら買って出た武闘派でもある。その直情径行さは、他の仲間とも折り合いが悪い程だが、例外として真反対性格の「ライア」とは妙に気が合うらしい。

 もう一方の「ダークエレメンタルマスター ライア」は、バランカの魔獣軍団をサポートする、四大冥王の中では紅一点の法霊軍団長だ。彼女は強力なマジックユーザーで、至って冷静沈着な性格。本来はバランカの独断専行を抑えるための監視役として行動を共にしているが、性格の異なる2人はお互いを補ういいコンビといえるだろう。ディアド要塞の攻略の際には、この強力な2人のボスを倒さねばならないというわけである。

【スクリーンショット】
バランカは両腕に鈎爪の付いた巨大な武器を装着している。四大冥王の名に相応しい不気味なたたずまいだ こちらはバランカの戦闘シーン。「魔獣軍団長」というだけあって、使役する猛獣と共に攻撃を仕掛けてくるようだ
ダークエレメンタルマスターのライア。バランカとはまったくタイプが異なる、キャスタータイプのボスである ライアの戦闘シーン。血盟単位でどのような戦術を必要とするのか、今から対策を練っておくのもよいだろう


 もう一つ見逃してはならない点としては、ディアド要塞を血盟が攻略することによって、以後は実際の砦として利用できるようになること。ディアド要塞は本来の防衛能力のみならず、見た目の面においても従来の砦とは大きく異なるため、今から期待が寄せられる。砦としてのディアド要塞の詳細仕様はまだ未知数だが、血盟に関係するプレーヤーは今から腕が鳴ることだろう。

【スクリーンショット】
大規模な攻城戦は本作がもっともアピールするプレイスタイル。エピソード3の導入によって、その魅力は更に広がることだろう


 エピソード3のその他の導入要素をピックアップしていこう。まずは、PCキャラクタのグラフィックス及びソーシャルアクションのリニューアルである。本作は2Dグラフィックスを採用しているため、最新の3Dグラフィックスを採用したタイトルと比べ、見た目のインパクトが少々弱い点は否めない。この変更によって、プレーヤーは同じキャラクタでも新鮮さを得られることだろう。

 その他には、新たなクエストやダンジョンも追加。それに伴い、新しいモンスターやアイテムも同様に追加される。同社は「リネージュ クロスランカー」に関して、約6カ月単位での大型アップデートを公約しており、ユーザーが新鮮なプレイ感覚を維持できるのは歓迎したいところだ。

【スクリーンショット】
エピソード3では、キャラクタが使用可能な新たな魔法も幾つか導入予定。キャラクタの成長面にも期待できそうだ
「オームの洞窟の村」や「鉱物ダンジョン」といった新エリアも追加。エピソード3には攻城戦以外の要素も含まれている
リネージュの公式サイトでは、イメージ動画の配信やバックグラウンドストーリーの説明がされている。興味を持った人は確認してみよう


Lineage and Lineage the Cross Rancor are trademarks of NCsoft Corporation. 2004 (c) Copyright NCsoft Corporation. NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute, and transmit Lineage the Cross Rancor in Japan. All Rights Reserved.

□エヌ・シー・ジャパンのホームページ
http://www.ncjapan.co.jp/
□「リネージュ クロスランカー」のページ
http://www1.lineageonline.jp/
□「リネージュ クロスランカー」のページ
http://www1.lineageonline.jp/
□関連情報
【2月2日】NCジャパン、MMORPG「リネージュ クロスランカー」
毎年恒例「バレンタインイベント 2005」を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050202/line.htm
【2004年8月24日】NCジャパン、MMORPG「リネージュ クロスランカー」
大規模アップデート「エピソード2 -天と地-」を実装
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040824/line.htm
【2003年10月23日】NCジャパン、MMORPG「リネージュ」
新シリーズ「クロスランカー」の運営を開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031023/nc.htm
【2003年9月27日】「リネージュII」、「リネージュ クロスランカー」
開発者インタビュー
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030927/nci.htm
【2003年7月18日】NCジャパン、「リネージュ」の新シリーズ
「リネージュ クロスランカー」を正式発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030718/linexr.htm

(2005年2月25日)

[Reported by 川崎政一郎]


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