月額料金：未定

　エヌ・シー・ジャパン株式会社は、現在正式サービスを展開しているMMORPG「リネージュ」の新シリーズ「リネージュ クロスランカー」を正式発表し、エピソード1「光と影」を今秋導入すると発表した。また同時に今後3年間のアップデート計画も明らかにした。対応OSや月額料金は未定となっている。

「リネージュ クロスランカー」のポスターイメージ。中心にいるのは君主ではなく新クラスのダークエルフ

ダークエルフ王国の内部。中心にいるのは女ダークエルフのようだ

　「リネージュ クロスランカー」は、エピソード12「アデン」でストーリーが一区切りした「リネージュ」の新エピソードシリーズ。バックグラウンドはすべて持ち越しで、ストーリーもこれまでのエピソードと繋がっており、実質的には「エピソード13」といえる。

　それをわざわざタイトル一新したのは、新クラス「ダークエルフ」の追加に始まる新ストーリーの開幕をわかりやすく示すためだ。システムもダイナミックに変わるようで、「リネージュ II」リリース後も、「リネージュ」の運営は引き続き行なっていくという同社の強い意志の現われといえる。

　念のために触れておくと、「リネージュ」は今秋を境に「リネージュ クロスランカー」に切り替わることになる。これまで育てたキャラクタも引き続き利用できる。もちろん、「リネージュ クロスランカー」導入時は、新エピソード導入時のようにパッチによるアップデート作業は必要になるが、ライセンスを購入したり、まったく新しいクライアントをインストールしたりといった手間は必要ない。

　「リネージュ クロスランカー」は、今秋のリリースより3年間かけて6つのエピソードを公開していく予定になっている。エピソード1「光と影」は、新クラス「ダークエルフ」と、天空に浮かぶ新エリア「夢幻の島」の2つがメインとなる。新クラスの導入に伴い、キャラクタスロット数も3から4になり、すでにスロットが埋まっているユーザーでもダークエルフでゲームを始めることができる。

「リネージュ クロスランカー」のログイン画面。新クラス「ダークエルフ」は、全クラス中もっともDEXが高く、CONが低いというわかりやすい特徴を持つ。長所を伸ばすか、短所をカバーするか。いずれにしてもユニークなキャラクタになりそうだ

ダークエルフが生活するエリアの様子。そもそもダークエルフは、血盟に入れるのか。初心者でもプレイできるのか。多くの謎を残した新クラスだ

　今回発表された新エピソードの内容は以下のとおり。すでに2006年春まで予定されているところがある意味衝撃的だ。

・エピソード1「光と影」　2003年秋登場予定
新クラス「ダークエルフ」追加、天空に浮かぶ島「夢幻の島」登場、未実装システムやクエスト等の追加修正

・エピソード2「天と地」　2004年春登場予定
一部のマップをリニューアル、地底ダークエルフの侵攻を表現、地下世界ダークエルフ王国へ通じるダンジョン追加、プレーヤーキャラクタのリニューアル、一部バランス改善、グラフィック改善

・エピソード3「生と死」　2004年秋登場予定
クラス別の上位クラス転職システム、上位クラス別のスキルシステムの導入、ダークエルフ王国への関門であるデーアドと周辺地域の追加、従来の攻城戦とは違った形の新しい攻城戦システムの導入

・エピソード4「太陽と月」　2005年春登場予定
地下世界完全アップデート、ダークエルフ王国の首都ラスタバド上の追加、反王・ダークエルフ王国連合との決戦

・エピソード5「王と反王」　2005年秋登場予定
暗黒神グランカインの巨大神殿の追加、暗黒竜の出現と反王の最後(反王ストーリーの終結)

・エピソード6「神々と人間」　2006年春登場予定
暗黒神グランカインの出現、クロスランカー最終エピソード

　2004年以降については、エピソードというより、ストーリーの概要説明といったレベルに近いが、シリーズ初の上級職の追加および上級職のスキルシステムの導入は「リネージュ」ユーザーならずとも気になる要素だ。

エピソード1「光と影」で実装が予定されている天空に浮かぶ島「夢幻の島」のスクリーンショット。こっそり全景写真を見せてもらったが、相当広いエリアだ。遺跡のそばに映っている一角獣はモンスターだ

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□エヌ・シー・ジャパンのホームページ
http://www.ncjapan.co.jp/
□「リネージュ」の公式ページ
http://www1.lineageonline.jp/

(2003年7月18日)

[Reported by 中村聖司]

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